スキャルピングとは、短時間の間に注文決済を繰り返すことで小さな利益を積み上げていくトレード手法です。
海外FXでは、ハイレバレッジや低スプレッドなどスキャルピング向けのスペックを備えた業者が数多く存在します。
ただし、成功するためには適切な口座選びや戦略が不可欠です。
本記事では、スキャルピングにおすすめの海外FX口座ランキングに加え、口座の選び方、勝てないときの原因や対策まで幅広く解説します。
海外FX業者探しに迷っている方は以下の記事もご覧ください。
スキャルピング向きの海外FX口座の特徴・選び方7選
まずは、スキャルピング向けの海外FX口座を選ぶための7つのポイントを解説していきます。
- スキャルピングが禁止されていない・禁止事項が少ない
- スプレッドや取引手数料が安い
- ハイレバレッジで資金効率が高い
- 約定力が高い・安定している
- 約定速度の速いECN口座がおすすめ
- cTraderを採用している
- ストップレベルが狭い
①取引の禁止事項が少ない
スキャルピングを行う上で重要なポイントは、海外FX業者がスキャルピングを禁止していないことです。
例えば、iFOREXという海外FX業者ではスキャルピングが全面的に禁止されている他、大口ロットでのスキャルピングやEAスキャルピングなど一部の取引手法を禁止している海外FX業者もあります。
禁止事項が少ない海外FX口座では、自由度が高く、トレーダーはスキャルピングを自由に行うことができるのです。
また、取引回数が多いため手数料やスプレッドが重要ですが、スキャルピング向きの口座ではこれらが低い場合が多く、取引コストを抑えながらの効率的な取引ができます。
②スプレッドや取引手数料が安い
スキャルピングでは短時間で小さな利益を積み重ねるため、取引コストが少ないほど利益率が向上します。
したがって、スキャルピング向きの海外FX口座を選ぶ際には、スプレッドや取引手数料が安いことが求められます。
スプレッドが狭く取引手数料が安い海外FX口座であれば、トレードコストの削減・利益の最大化ができるでしょう。
③ハイレバレッジで資金効率が高い
スキャルピングでは短時間で小さな利益を積み重ねるため、レバレッジの高さが重要です。
海外FX特有のハイレバを活用すると、少額の証拠金で大きなポジションを持つことができ、資金効率を高まります。
- 最大レバレッジの高さ
- ロスカット水準の低さ
- 口座残高や指標発表時のレバレッジ制限の有無
ただし、ハイレバトレードはリスクも高まるため、自身のリスク許容度に合った口座選びや資金管理を行っていきましょう。
④約定力が高い・安定している
スキャルピングでは素早い取引が求められるため、約定力が高く安定している海外FX業者がおすすめです。
- 注文の執行速度が高速
- スリッページ(注文価格と約定価格の差)が少ない
- システムエラーや遅延が少ない
スキャルピング向きの海外FX口座を選ぶ際には、取引プラットフォームの性能やサーバーの安定性などを確認しておくとよいでしょう。
⑤約定速度の速いECN口座がおすすめ
多くの海外FX業者がSTP方式とECN方式の口座タイプをそれぞれ用意していますが、スキャルピングをするならECN口座がおすすめです。
STP口座 | 注文はFX業者を介してインターバンクへ通される |
---|---|
ECN口座 | 注文は直接インターバンクに通される |
注文を直接インターバンクに通すECN口座では、以下のような特徴があります。
- 直接注文のため約定が高速
- 取引透明性が高い
- 取引手数料がかかるが、スプレッドを含めたトータルコストはSTP口座より安い
- スリッページが起きづらい(リクオートは起きる)
- 最大レバレッジはSTP口座よりも控えめなことが多い
スキャルピング向きの海外FX口座を選ぶなら、注文精度と取引コストが優秀なECN口座のメリットは非常に大きいでしょう。
⑥cTraderを採用している
スキャルピング向きの海外FX口座を選ぶ際には、取引プラットフォームの種類もチェックしておきましょう。
ECN方式専用のcTraderという取引プラットフォームでは、高速・高約定を生かしてスキャルピングで大きな成果を上げられる可能性があります。
cTraderは一部の海外FX業者でしか採用されていないため選択肢は限られますが、取引透明性の高さやスプレッドの狭さは折り紙つきのツールです。
- AXIORY ナノ口座
- TradeView ILC口座
- FXPro cTrader口座
⑦ストップレベルが狭い
ストップレベルとは、注文の際に現在の価格から最低限離さなければならない価格差のことです。
スキャルピングにおいては、ストップレベルが狭いほど狭い値幅での約定を狙えるため、利確チャンスが増えます。
最近はストップレベルを0に設定する海外FX業者も増えてきていますので、スキャルピング向けの海外FX口座を選ぶ際は、この点も注意して見ておくとよいでしょう。
スキャルピングにおすすめの海外FX口座10選
では、いよいよスキャルピングにおすすめの海外FX口座10選をご紹介していきます。
海外FX業者ごとに特色が異なるので、ご自身のトレードスタイルに合わせてお気に入りの海外FX口座を選んでみてください。
海外FX口座 | 取引方式 | スプレッド | 1ロット往復 取引手数料 | レバレッジ | ストップレベル | 最低入金額 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
XMTrading KIWAMI極口座 | STP | 0.8pips~ | 無料 | 1000倍 | なし | 500円 | 開設する |
XMTrading ゼロ口座 | ECN | 0.1pips~ | 10ドル | 500倍 | なし | 500円 | 開設する |
AXIORY ナノ口座 | ECN | 0.5pips~ | 6ドル | 1000倍 | なし | 1,100円 | 開設する |
Exness ロースプレッド口座 | ECN | 0pips~ | 7ドル | 無制限 | なし | 1,000ドル | 開設する |
TitanFX ブレード口座 | ECN | 0.2pips~ | 7ドル | 500倍 | なし | なし | 開設する |
ThreeTrader Rawゼロ口座 | ECN | 0pips~ | 4ドル | 500倍 | なし | 100,000円 | 開設する |
HFM(HotForex) ゼロ口座 | ECN | 0pips~ | 6ドル | 2000倍 | あり | なし | 開設する |
FXGT ECN口座 | ECN | 0.2pips~ | 6ドル | 1000倍 | なし | 1,000円 | 開設する |
Tradeview ILC口座 | ECN | 0.6pips~ | 5ドル | 200倍 | なし | 1,000ドル | 開設する |
BigBoss プロスプレッド口座 | STP/ECN | 0.2pips~ | 9ドル | 1111倍 | あり | 5ドル | 開設する |
XMTrading:KIWAMI極口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.8pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 無料 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 500円 |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座1つ目は、XMTradingのKIWAMI極口座です。
XMTradingのKIWAMI極口座は、最大1000倍のハイレバレッジに加えドル円を最小0.9pipsの低スプレッド&手数料無料で取引できるハイスペックな口座タイプ。
高い約定力にも定評があり、公式サイトでは「全取引の99.35%が1秒以下で執行」「リクオートは一切なし」「執行率100%、注文拒否なし」などの注文方針が公表されています。
XMTradingは品質の高い日本語サポートと、速く安定した出金対応で日本人トレーダーからの人気が非常に高い海外FXの定番業者。
スキャルピングに適したハイスペックと安全性・信頼性の高い取引環境を兼ね備えていますので、海外FXでスキャルピングしたい方にはぜひともXMTradingのKIWAMI極口座をおすすめします!
また、KIWAMI極口座は低スプレッド口座としては珍しく口座開設ボーナスを受け取れるので、まずは13,000円の口座開設ボーナスだけで使い心地を試してみるのもいいでしょう。
XMTradingのスキャルピングについては以下の記事で詳しくまとめています。
XMTrading:ゼロ口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.1pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 10ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 500円 |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座2つ目は、XMTradingのゼロ口座です。
XMTradingのゼロ口座はECN方式を採用しているため、STP方式のKIWAMI極口座よりも透明性と約定力が高い環境での取引が可能です。
ただし、KIWAMI極口座の最大レバレッジ1000倍に対して、ゼロ口座は最大レバレッジが500倍と低く制限されてしまいます。
また、ゼロ口座はスプレッド自体は狭いのですが、取引手数料が往復で10ドルもかかってしまうため、トータルコストはKIWAMI極口座よりもゼロ口座のほうが高くなってしまいます。
スキャルピング用口座としての総合力はゼロ口座よりもKIWAMI極口座のほうが優れているため、取引の透明性と約定力の高さに強くこだわりたいという方のみゼロ口座の開設をおすすめします。
AXIORY:ナノ口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.5pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 6ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 1,100円 |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座3つ目は、AXIORYのナノ口座です。
AXIORYは、狭いスプレッドと高い約定力を兼ね備えた中上級者トレーダーからの人気が非常に高い海外FXのスキャルピング定番業者。
特に約定には力を入れており、公式サイトで公表されている約定率はなんと99.99%。加えて、約定スピードやスリッページ率の詳細なデータまで毎月公開されています。
また、スプレッドが狭い業者は最大レバレッジが低めに設定されることが多いですが、AXIORYのナノ口座は最大1000倍のハイレバレッジを利用できるため、高い資金効率でのスキャルピングが行えます。
さらに、短期売買に特化した取引プラットフォーム「cTrader」にも対応しており、他の海外FX業者よりも本格的なスキャルピングトレードに挑戦できる環境が整っています。
よりハイスペックな環境で本格的なスキャルピングトレードに取り組んでいきたい方には、ぜひともAXIORYのナノ口座をおすすめします!
AXIORYのスキャルピングについては以下の記事で詳しく解説しています。
Exness:ロースプレッド口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 7ドル |
最大レバレッジ | 無制限(21億倍) |
ロスカット水準 | 0% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 1,000ドル |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座4つ目は、Exnessのロースプレッド口座です。
Exnessのロースプレッド口座は「最大レバレッジ無制限」と「低スプレッド」を兼ね備えた海外FX屈指のハイスペック口座。
スプレッドが狭い海外FX口座は最大レバレッジが低めなことが多いですが、ロースプレッド口座であれば最大21億倍の実質無制限レバレッジに加えて最小0pips~の超低スプレッドでスキャルピングできます。
また、ロスカット水準0%なので、証拠金残高がゼロになるギリギリまで高いレバレッジでスキャルピングを続けることも可能。
さらに全ての銘柄のストップレベルがゼロなので、ハイレバレッジを活用したスキャルピングと相性抜群なスペックになっています。
とにかく高いレバレッジのスキャルピングで爆益を狙いたい方には、ぜひともExnessロースプレッド口座の開設をおすすめします!
Exnessのスキャルピングについては以下の記事で詳しく解説しています。
TitanFX:ブレード口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.2pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 7ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | なし |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座5つ目は、TitanFXのブレード口座です。
TitanFXは低スプレッドと高い約定力で中上級者から人気の高いハイスペック海外FX業者。
証拠金残高によるレバレッジ制限がないため、大口でも500倍のハイレバレッジでスキャルピングを続けられるのが他の海外FX業者にはない強みです。
また、ハイスペックかつEAに利用制限がないため、スキャルピングEA稼働用の口座としてもよく利用されています。
大口でハイレバスキャルピングしたい方や、スキャルピングEAを動かしたい方にはTitanFXのブレード口座がおすすめです。
ThreeTrader:Rawゼロ口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 4ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 100,000円 |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座6つ目は、ThreeTraderのRawゼロ口座です。
ThreeTraderは国内FX業者に匹敵するレベルの超低スプレッドが特徴で、ドル円・ユーロドルをなんと0.07pipsで取引できます。
また、Raw口座は取引手数料も往復でわずか4ドルと非常に安く、ドル円・ユーロドルの手数料を含めたトータルコストは0.47pipsと海外FX最安水準となっています。
また、証拠金残高によるレバレッジ制限もなく、すべての銘柄がストップレベルゼロと、狭いスプレッド以外にもスキャルピング向きのスペックがしっかり揃っています。
スキャルピング用の口座選びにおいて、特にスプレッドの狭さにこだわりたい方には、ThreeTraderのRawゼロ口座をおすすめします!
HFM(HotForex):ゼロ口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 6ドル |
最大レバレッジ | 2000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | あり |
最低入金額 | なし |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座7つ目は、HFM(HotForex)のゼロ口座です。
HFMのプロ口座は最大2000倍のハイレバレッジに加え最低入金額の設定がないため、少額からでも低スプレッド×ハイレバレッジの環境でスキャルピング取引を始められます。
ただし、ストップレベルがゼロではないため他の海外FX業者よりもスキャルピングの自由度が低くなってしまう点には注意が必要です。
ストップレベル以外のスペックは優れているので、ある程度広い値幅を狙ってスキャルピングする方であれば利用を検討してみてもよいでしょう。
FXGT:ECN口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.2pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 6ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 40% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 1,000円 |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座8つ目は、FXGTのECN口座です。
FXGTは仮想通貨取引に力を入れている海外FX業者で、FX通貨ペアに加えてビットコインやイーサリアムといった仮想通貨銘柄も最大レバレッジ1000倍で取引できます。
また、ビットコイン関連銘柄のスプレッドは業界トップクラスに狭いので、ビットコインをはじめとした仮想通貨銘柄でスキャルピングしたい方にはFXGTのECN口座がおすすめです。
ただし、ECN口座はロスカット水準が40%と少し高めなのと、口座開設ボーナスや入金ボーナスが利用できない点には注意が必要です。
BigBoss:プロスプレッド口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0.2pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 9ドル |
最大レバレッジ | 1111倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ストップレベル | あり |
最低入金額 | 5ドル |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座9つ目は、BigBossのプロスプレッド口座です。
BigBossのプロスプレッド口座は最大1111倍のハイレバレッジでスキャルピングできます。
スプレッドも狭いのですが、取引手数料が往復で9ドルと他の海外FX業者よりもかなり高めなので、業者選びにおいてコストの安さに強くこだわりたい方にはあまりおすすめできません。
その代わり、プロスプレッド口座では最大13,700ドル(約205万円)の入金ボーナスが受け取れるので、ボーナスを使いながらスキャルピングしたい方におすすめです。
Tradeview:ILC口座
スキャルピング | 制限なし |
---|---|
スプレッド | 0pips~ |
1ロット往復取引手数料 | 5ドル |
最大レバレッジ | 200倍 |
ロスカット水準 | 100% |
ストップレベル | なし |
最低入金額 | 1,000ドル |
スキャルピングにおすすめの海外FX口座10個目は、TradeviewのILC口座です。
TradeviewのILC口座は最小0pipsの狭く安定したスプレッドに加え、往復の取引手数料もわずか5ドルと非常に安いコストで取引できます。
また、約定力も高くcTraderも利用可能なので本格的なスキャルピング取引に適したハイスペックな取引環境が整っています。
しかし、ILC口座の最大レバレッジは200倍と低めで、ロスカット水準も100%なので他の海外FX業者よりも非常にハイレベルな資金管理が求められます。
さらに初回最低入金額も1,000ドル(約15万円)と高額なので、資金に余裕があり、快適なスキャルピング環境を重視したい中上級者トレーダーにおすすめです。
海外FXのスキャルピング手法で勝てない原因
海外FXのスキャルピングは、初心者でも比較的利益を出しやすい手法の一つです。
しかし、次の原因に当てはあると、勝てないことが続いてしまうケースもあります。
- スプレッドが広がる時間帯や通貨ペアで取引している
- 損切り・利確のルール設定があいまい
- 通信速度や操作速度が遅い
- 経験が浅いのにハイレバで取引している
スプレッドが広がる時間帯や通貨ペアで取引している
海外FXのスキャルピングで勝てない場合は、スプレッドが広がりやすい時間帯・通貨ペアは避ける方が無難です。
スキャルピングは短期間に頻回の注文決済を繰り返すため、その度にかかる取引コストはできるだけ抑えることが重要となります。
海外FXでスプレッドが広がりやすいのは、以下のタイミング・時間帯です。
- 重要な経済指標の発表時
- 市場のオープン・クローズ時
- ロールオーバー(ポジション持ち越し)時
また、エキゾチック通貨やマイナー通貨は主要通貨に比べてスプレッドが広く流動性も低いため、スキャルピングのような短期トレードではあまり好まれません。
損切り・利確のルール設定があいまい
海外FXのスキャルピングで勝つためには、明確な損切り・利確のルールが必要です。
損切りや利確の基準が不明瞭だと、感情に左右された取引や損失を最小限に抑えられないリスクが高まります。
トレーダーは明確な基準を設定し、感情に左右されることなく取引を行うことが重要です。
通信速度や操作速度が遅い
海外FXのスキャルピングで勝てない場合、通信速度や操作速度が遅い可能性があります。
スキャルピングではリアルタイムの価格変動に迅速に対応することが不可欠であり、遅延があるとエントリーや決済のタイミングを逃してしまうかもしれません。
利益を最大化して損失を最小限に抑えるためには、インターネットの接続環境や取引ツールをあらためて見直してみてください。
経験が浅いのにハイレバで取引している
海外FXのスキャルピングでは、ハイレバレッジにより取引の資金効率を高めることができます。
しかし一方で、ハイレバレトレードには小さな値動きでも大きな損失を被るリスクもあるため、経験が浅いトレーダーがハイレバで取引することは危険です。
レバレッジを上げる前に、まずは市場動向に関する知識や適切な資金管理の方法を身に付けていきましょう。
また、証拠金を十分に用意して不用意なロスカットを防ぐことも有効です。
海外FXのスキャルピング手法で勝てないときの対策
続いては、海外FXのスキャルピングで勝てないときにできる具体的な対策についても見ていきましょう。
- 取引量が多い通貨ペア・時間帯を選ぶ
- 損切り・利確ルールを徹底する
- 自動売買・EAを活用する
- ボーナスを使ってトレード経験を積む
海外FXのスキャルピングのコツ①取引量が多い通貨ペア・時間帯を選ぶ
海外FXのスキャルピングでは、取引量が多い通貨ペア・時間帯を狙うことで、効率よく取引を行うことができます。
通貨ペアとしては、取引量が多くスプレッドも安定している以下の通貨が一般にスキャルピングに向いていると言われます。
通貨ペア | 詳細 |
---|---|
EURUSD | ・世界で最も取引量が多い通貨ペア ・流動性が非常に高くスプレッドも狭い |
USDJPY | ・日本で最も取引量が多い通貨ペア ・アメリカ、日本の経済情報は入手しやすく、指標トレードにも最適 |
GBPUSD | ・値動きが激しい ・チャンスが多い一方、適切なリスク管理が必須 |
取引時間帯としては、各市場のオープン時間に取引が活発になりやすい傾向があります。
- 東京市場:8:30~10:00頃
- ニューヨーク市場:22:00~24:00頃
- ロンドン市場:17:00~19:00頃
海外FXのスキャルピングのコツ②損切り・利確ルールを徹底する
海外FXのスキャルピングで利益を出すなら、曖昧な基準での注文決済は厳禁です。
損切り・利確ルールを設定してそれを守ることで、ずるずるとポジションを維持して損失が膨らんでしまったり、利益獲得のタイミングを逃してしまうことを避けられるでしょう。
- キリ番での設定:
100円、105円などキリのいい価格を利確・損切りラインに設定 - 金額での設定:
許容できる損失額をあらかじめ決めて損切りラインを設定 - テクニカル指標での設定:
買いポジションはサポートラインの少し下、売りポジションはレジスタンスラインの少し上で損切り
海外FXのスキャルピングのコツ③自動売買・EAを活用する
海外FXのスキャルピングでは、自動売買やEAを活用するのもひとつの手段です。
自動売買・EAは事前にプログラムされたアルゴリズムに基づいて自動的に取引を行うため、感情の影響を受けずに冷静な取引が可能です。
一部の海外FX業者ではEAスキャルピングが禁止されていることがあるので、事前に各社の取引規約をご確認ください。
海外FXのスキャルピングのコツ④ボーナスを使ってトレード経験を積む
海外FX業者の中には、高額のボーナスキャンペーンを提供するブローカーも存在します。
海外FXの口座開設ボーナスや入金ボーナスを使えば、自己資金を抑えながらFXのトレード経験を積むことができるでしょう。
- XMTrading:新規口座開設13,000円
- FXGT:新規口座開設15,000円
ただし、ECN口座を利用する場合がボーナスの適用とならないことがあるので、ご注意ください。
海外FXのスキャルピングに関するよくある質問
最後に、海外FXのスキャルピングに関するよくある質問にお答えしていきます。
海外FXでスキャルピングに向いているのはどんな人?
スキャルピングは迅速な反応と冷静な判断が求められる手法であるため、以下のようなトレーダーに向いています。
- 感情に支配されず冷静な取引ができる
- リスクを適切に管理できる
- インターネット接続や取引ツールなど高速で注文決済ができる環境が整っている
レバレッジが高くスキャルピングOKの海外FX業者は?
最大レバレッジが高くスキャルピングがOKな海外FX業者は、以下の通りです。
- XMTrading:最大レバレッジ1000倍
- FXGT:最大レバレッジ1000倍(仮想通貨取引含む)
- HFM:最大レバレッジ2000倍
スキャルピング禁止の海外FX業者は?
海外FX業者のうち、iFOREXではスキャルピングが全面的に禁止されています。
また、指標発表時のスキャルピングやEAスキャルピングなど、一部の手法を禁止している海外FX業者もあります。
ゴールドのスキャルピングにおすすめの海外FX業者は?
ゴールド(XAUUSD)は短期的な値動きが激しく、スキャルピングでの利益獲得のチャンスが多い銘柄のひとつです。
以下の海外FX口座は、スプレッドが狭く最大レバレッジも高いため、スキャルピング取引を有利に進められる可能性があります。
- XMTrading:KIWAMI極口座
- Exness:ロースプレッド口座
- ThreeTrader:Rawゼロ口座
ゴールドのスキャルピングについては以下の記事で詳しく解説しています。
海外FXのスキャルピングおすすめ口座まとめ
今回は、海外FXのスキャルピングに関する知識やおすすめの口座をご紹介しました。
海外FXではハイレバレッジと低スプレッドをそろえた口座が多くあり、スキャルピングのような短期トレードでは取引を有利に進められる可能性があります。
一方で、市場のトレンドや損切り・利確タイミングを冷静に判断していくスキルは必須となりますので、海外FXのボーナスを使って経験を積んだり、EAによってある程度機械的に注文決済を行う、といった方法が有効となるでしょう。