- XMTradingの税金はいくらからかかるの?
- XMTradingの確定申告のやり方や必要書類は?
- 海外FXの確定申告ってスマホでもできる?
上記のように、XMTrading(エックスエムトレーディング)で利益が出て、確定申告や税金が気になっている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、以下に該当する方は確定申告が必要です。
- 会社員:給与所得以外で年間収入20万円以上
- 自営業:年間所得が48万円以上の方
今回は、XMTradingの確定申告について、重要ポイントや必要書類・スマホを使ったやり方・注意点などを徹底解説します。
e-taxでの確定申告の操作方法や書き方も画像付きで説明しているので、XMTradingで取引している方はぜひご活用ください。
XMTradingの評判が気になる方は以下の記事で詳しく解説しています。
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XMTradingの確定申告は利益いくらから必要?
まず、XMTradingの利益は、いくらから確定申告が必要なのかについて解説します。
確定申告が必要な金額は、会社員の方と自営業の方で異なります。
給与所得以外の年間収入が20万円以上の会社員
会社員(サラリーマン)の場合、給与所得以外の年間収入が20万円以上なら確定申告が必要です。
「給与所得以外の年間収入」は、XMTradingだけに限らず、他の副業などの収入を合算した金額となります。
XMTrading以外にも以下のような副収入のある方は、すべてを合算して利益が20万円以上になるか確認しましょう。
- 仮想通貨FX
- アフィリエイト
- メルカリ・せどり
- Webライター
- ポイントサイト(換金済み)など
なお、確定申告の対象となる「所得20万円以上」は、経費を引いた実質利益を指します。
XMTradingや副業で、利益を得るためにかかった経費を引いて、20万円以上の所得になるかが確定申告の目安です。
XMTradingでの経費については、後述の「XMTradingの確定申告のポイント」をご参照ください。
年間所得48万円以上の自営業
自営業の場合、年間所得が48万円以上になると確定申告が必要となります。
「年間所得48万円以上」は、XMTradingだけでなく、本職の自営業やその他副業の所得を合算した金額です。
会社員と同様に、経費を引いた実質所得が48万円以上になるかが、確定申告の基準となります。
自営業者だと、事務所費や光熱費など、会社員より多くの経費を計上できるでしょう。
海外FXの税金についてさらに詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
XMTradingの確定申告のポイント
続いて、XMTradingで確定申告を行う際のポイントについて解説します。
海外FXの利益は総合課税(雑所得)に分類される
XMTradingなどの海外FXの取引で得た利益は、「総合課税」に分類されます。
総合課税とは、XMTradingやその他副業・投資など、すべての利益を合算した金額が確定申告の対象になるルールのことです。
確定申告において、総合課税の対象となる所得は、以下の8種類あります。
事業所得 | 事業から得られる所得 (おもに自営業) |
---|---|
不動産所得 | 土地・建物などを貸して 得られる所得 |
給与所得 | 勤務先から受ける給料 ・賃金・ボーナス(おもに会社員) |
利子所得 | 預貯金や債券などの利子 |
配当所得 | 株式の配当金・利息など |
譲渡所得 | 土地・建物などの資産を 譲渡することで得られる所得 |
一時所得 | 懸賞・競馬 ・生命保険の一時金など |
雑所得 | 上記以外の所得 (FX・仮想通貨・副業など) |
XMTradingや海外FXの利益は、「雑所得」です。
XMTradingで利益が出たら、確定申告書で雑所得欄に入力すると覚えておきましょう。
職業別に見ると、以下のような組み合わせが多いかと思います。
- 会社員:給与所得+雑所得(XMTradingの利益・副業)
- 自営業:事業所得+雑所得(XMTradingの利益・副業)
課税所得は利益から経費・所得控除を引いた金額
XMTrading・海外FXにおいて、確定申告の対象となるのは「課税所得」です。
課税所得とは、総利益から経費・所得控除を引いた金額を言います。
会社員 | 自営業 | |
---|---|---|
確定申告はいくらから? | 「副収入-経費」が20万円以上 | 「年間所得-経費」が48万円以上 |
確定申告での課税所得 | 「副収入-経費-所得控除」の金額 | 「年間所得-経費-所得控除」の金額 |
確定申告の有無は、「収入-経費」で計算された金額(会社員:20万円・自営業48万円)が基準となります。
一方、実際の確定申告では、「収入-経費」からさらに社会保険料などの所得控除を引いた金額をもとに、税金計算がされるということです。
XMTradingや海外FXの確定申告では、妥当性のある経費や所得控除をどれだけ計上できるかがポイントになるでしょう。
XMTradingの確定申告で「経費・所得控除」はとても重要なので、以下で詳しく解説します。
①経費
XMTrading(海外FX)の取引でかかる経費は、確定申告で経費計上が可能です。
具体例を見ておきましょう。
- XMTradingでFX取引するために購入したPC本体代
- XMTradingのFX取引で必要な通信費
- XMTradingのFX取引で使ったEAやVPS費用
- XMTradingでの入金・出金でかかった銀行手数料
- FX取引を学ぶための書籍代・セミナー代
- FXの勉強会でかかった食事代・宿泊費など
XMTradingで稼ぐためには、意外と多くの経費がかかっているものです。
妥当性のある経費を洗い出してみてください。
XMTradingの確定申告は総合課税なので、XMTrading以外の副収入で発生した経費も計上できます。
- 仮想通貨FXでかかった各種手数料
- アフィリエイトで必要な取引ツールの購入費
- メルカリ・せどりでの発送費用
- Webライターになるための研究費
上記に加えて、自営業で自宅が事務所兼用の場合は、家賃(50%以上)も経費として申告可能。
XMTradingの確定申告では、経費の根拠となる領収書や証明書類が必須です。
しっかり領収書などを保管しておき、普段から確定申告の準備をしておきましょう。
なお、XMTrading関連の領収書は、5年間(青色申告者は7年間)保管する必要があります。
②所得控除
XMTradingや海外FXの確定申告では、経費だけでなく「所得控除」も課税所得から引くことが可能です。
下表にて、XMTrading・海外FXの確定申告で申請できる所得控除の一覧を見ておきましょう。
種類 | 内容・条件 |
---|---|
雑損控除 | 災害・盗難などの損害を受けた場合 |
医療費控除 | 年間医療費が10万円以上 |
社会保険料控除 | 国民年金・厚生年金保険・国民健康保険・介護保険など |
小規模企業共済等掛金控除 | 小規模企業共済の 掛金を支払った場合 |
生命保険料控除 | 生命保険や介護医療保険 |
地震保険料控除 | 地震保険料 |
寄付金控除 | ふるさと納税などの寄付金 |
障害者控除 | 納税者や扶養親族が障害者の場合 |
寡婦控除 | 「ひとり親」に該当しない寡婦の場合 |
ひとり親控除 | 納税者がひとり親の場合 |
勤労学生控除 | 通学しながら働いている場合(年間所得75万円以下) |
配偶者控除 | 配偶者の年間所得が48万円以下 |
配偶者特別控除 | 配偶者の年間所得が48万円超~133万円以下 |
扶養控除 | 16歳以上の子ども・両親を扶養している場合 |
基礎控除 | 納税者全員(年間所得2,400万円以下) |
XMTradingの確定申告では、15種類もの所得控除を申請できます。
以下のような所得控除は、多くの方が該当するのではないでしょうか。
- 社会保険料控除
- 生命保険料控除
- 配偶者控除
- 扶養控除
また、ふるさと納税をしている方は、「寄付金控除」の申請も可能です。
XMTradingの確定申告で節税するためには、所得控除も重要ポイント。
申告できる所得控除がないか見直してみましょう。
累進課税の税率が適用される
XMTrading・海外FXの確定申告では、所得税に対して累進課税が適用されます。
累進課税とは、所得が多くなるほど税率も高くなる仕組みのことです。
XMTrading・海外FXの税金は累進課税
では、XMTrading・海外FXにおける所得税の税率をご覧ください。
課税所得 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1000円 ~1,949,000円 | 5% | 0円 |
1,950,000円 ~3,299,000円 | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 ~6,949,000円 | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 ~8,999,000円 | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 ~17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 ~39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 |
課税所得が増えるごとに、税率が高くなっているのをご実感頂けたことでしょう。
上記のほか、XMTrading・海外FXの利益には、住民税と復興特別所得税がかかります。
XMTrading・海外FXの税金をまとめると、以下の通りです。
- 所得税:5%~45%
- 住民税:約10%(地域により異なる)
- 復興特別所得税:所得税の2.1%
国内FXの税金は一律
一方、国内FXの税金は、累進課税ではなく一律となっています。
- 所得税:15%
- 住民税:5%
- 復興特別所得税:0.315%
国内FXの税率は、課税所得に対して合計20.315%です。
XMTradingと国内FXの税金を比較シミュレーション
XMTrading(海外FX)と国内FXの税金を比較した場合、「いくらから海外FXの税金が高くなるか」は、経費や所得控除に個人差があるので一概には言えません。
おおよそですが、FX取引の利益が300万円~400万円程度なら、XMTrading・海外FXのほうが税金は安くなるでしょう。
例えば、FX利益400万円・経費&所得控除100万円の場合で、XMTrading(海外FX)と国内FXの税金を比較してみます。
計算のやり方は、後ほど「XMTradingの税金の計算方法」で解説するので、ひとまず税金額のイメージだけつかんでください。
- 課税所得:XMTrading利益400万円-経費&所得控除100万円=300万円
- 所得税:300万円×税率10%-控除97,500円=202,500円
- 住民税:300万円×10%=30万円
- 復興特別所得税:202,500円×2.1%=4,252円
上記の計算より、XMTrading(海外FX)の税金総額は、506,752円となります。
一方、国内FXの税金は、以下のような感じに。
- 課税所得:国内FX利益400万円-経費&所得控除100万円=300万円
- 所得税:300万円×税率15%=45万円
- 住民税:300万円×5%=15万円
- 復興特別所得税:300万円×0.315%=9,450円
国内FXの税金総額は、609,450円です。
単純比較すると、XMTrading・海外FXのほうが、国内FXより税金は安いという結果に。
ただし、XMTradingや海外FXの場合、課税所得が330万円を超えると所得税が20%以上に跳ね上がります。
経費や所得控除が100万円あるとしても、XMTrading・海外FXでの利益が430万円以上になれば、税金の負担は重たくなってくるでしょう。
確定申告での経費・所得控除には個人差があるので、参考程度に見てください。
マイナス年度の損失は繰越できない
XMTrading・海外FXの確定申告では、マイナス年度の損失繰越ができません。
例えば、XMTardingでの直近3年間の損益が、下表のような結果だったとしましょう。
海外FX | 損益 | 確定申告 |
---|---|---|
1年目 | 300万円の損失 | 不要 |
2年目 | 200万円の損失 | 不要 |
3年目 | 100万円の利益 | 必要 |
XMTrading・海外FXでは損失繰越ができないため、3年目の利益100万円に関しては確定申告が必要です。
「1年目~3年目を通算して損失400万円だから、確定申告は不要?」と思いがちですが、3年目は単独で見なければならないので、確定申告しなければなりません。
一方、国内FXの確定申告では、最大3年間の損失繰越が可能です。
国内FX | 損益 | 確定申告 |
---|---|---|
1年目 | 300万円の損失 | 不要 |
2年目 | 200万円の損失 | 不要 |
3年目 | 100万円の利益 | 不要(3年間で 損失400万円のため) |
「損失繰越」という点においては、海外FXより国内FXのほうが確定申告で有利と言えるでしょう。
確定申告はスマホ・PCからできる
XMTradingや海外FXの確定申告は、スマホ・PCを使った「e-Tax」で簡単にできます。
確定申告と聞くと、「税務署に行って申請?」というイメージをお持ちの方もいるでしょう。
しかし今は、IT・DX化の時代なので、確定申告であっても、e-taxを使えばスマホ・PCから可能です。
国税庁も、e-Taxでの確定申告をおすすめしています。
- スマホ・PCで簡単に確定申告できる
- 税務署での待ち時間なく自宅で確定申告できる
- データの途中保存も可能
- 前年の確定申告データもすぐ確認できる
- 税務署で確定申告するより還付金の振込が早い
あえてe-Taxのデメリットを挙げるとすれば、自力で確定申告しなければならない点でしょうか。
税務署ならその場で質問して解決できますが、自宅でe-taxを使った確定申告ではそうはいきません。
とは言え、e-Taxの確定申告は、1度経験すれば翌年からはとても便利になるので、ぜひお試しください。
XMTradingの税金の計算方法
XMTradingの確定申告における税金(所得税)は、以下のような手順で試算が可能です。
- 課税所得額を計算する
- 課税所得額に応じた税率を掛ける
- 課税所得額に応じた控除額を引く
実際の確定申告では、ご自身で計算する必要はなく自動計算されます。
とは言え、事前にいくらぐらい税金がかかるか把握したい方も多いはず。
以下で、XMTradingの利益にかかる所得税の計算方法をご紹介しておきましょう!
①サラリーマンの税金計算方法
- 納税者:サラリーマン(会社員)
- 給与所得:400万円
- XMTradingの利益:300万円
- XMTradingの経費:30万円
- 所得控除:150万円
*給与所得とは、給与総額(年収)から一定額を控除した後の金額のこと(源泉徴収票に記載)
まず、確定申告の対象となる「課税所得」を計算します。
- 「課税所得=(給与所得+給与以外の収入)-経費-所得控除」
- 課税所得=(400万円+300万円)-30万円-150万円=520万円
上記の計算より、「会社の給料+XMTrading利益」に対する課税所得は、520万円です。
次に、課税所得に応じた税率を掛けます。
課税所得 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1000円 ~1,949,000円 | 5% | 0円 |
1,950,000円 ~3,299,000円 | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 ~6,949,000円 | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 ~8,999,000円 | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 ~17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 ~39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 |
課税所得が520万円だと税率20%なので、「520万円×20%=104万円」ですね。
最後に、控除額427,500円を引いてください。「104万円-427,500円=612,500円」となり、所得税は612,500円ということに。
ただしサラリーマンの場合は、給料やボーナスから源泉徴収(天引き)されているので、実際の税金額はもっと少なくなります。
上記の計算例で言えば、612,500円から、給料・ボーナスから天引きされている所得税を引けば、XMTradingだけの税金額をだいたい把握できるでしょう。
確定申告では、給与所得の源泉徴収額も記入するので、税金の二重払いにはなりません。
②個人事業主の税金計算方法
- 納税者:自営業
- 自営業の収入:400万円
- 自営業の経費:200万円
- XMTradingの利益:300万円
- XMTradingの経費:30万円
- 所得控除:150万円
確定申告の税金計算の流れは、個人事業主もサラリーマンもほぼ同じです。
ただ、自営業の場合は、本業部分の経費を控除できます。
確定申告の対象となる「課税所得」は、以下の通り。
- 「課税所得=(自営業の収入+その他収入)-経費総額-所得控除」
- 課税所得=(400万円+300万円)-230万円-150万円=320万円
上記の計算より、「自営業の収入+XMTrading利益」に対する課税所得は、320万円です。
先ほどの税率表を見ると、課税所得320万円なら税率は10%なので、「320万円×10%=32万円」。
控除額97,500円を引いた「32万円-97,500円=222,500円」が所得税です。
これはXMTradingだけでなく、自営業部分も含んだ所得税の総額となります。
XMTradingの確定申告の必要書類
①年間取引報告書
まず、XMTradingの確定申告で必要な書類は、「年間取引報告書」です。
年間取引報告書とは、その名の通り、1年間におけるXMTradingでの取引履歴が記載された書類のこと。
ただし、「年間取引報告書」という操作ボタンはないので、ご自身で出力する必要があります。
確定申告で最も重要な「収入」に関する書類なので、必ずやり方を把握しておきましょう。
XMTradingの年間取引報告書は、以下2つの方法で出力可能です。
- XMTradingの会員ページよりダウンロードする
- XMTradingのMT4/MT5よりダウンロードする
方法①XMTrading会員ページよりダウンロードする
XMTrading会員ページにログインして、「口座」より「取引履歴」をクリック。
- 「任意の期間」を選択
- 確定申告年度の1月1日~12月31日を選択
- 「ダウンロード」をクリック
口座履歴画面で期間を設定し、ダウンロードをクリックしましょう。
すると、年間取引報告書が表示されます。正式な名称が付いているわけではないですが、この書類が年間取引報告書とお考えください。
XMTradingの確定申告では、「Closed Trade P/L」欄の金額だけが必要です。
決済済みの損益のことで、これがXMTradingでの年間利益になります(損失の場合は確定申告不要)。
年間取引報告書は、印刷したりデータで保存することも可能です。
方法②XMTradingのMT4/MT5よりダウンロードする
XMTradingの年間取引報告書は、MT4/MT5からもダウンロードできます。
XMTradingのMT4/MT5にログインし、「口座履歴」タブを選択。
取引履歴上でマウス右クリック→「期間のカスタム設定」より、確定申告年度の1月1日~12月31日で設定して「OK」をクリック。
もう1度、取引履歴上でマウス右クリックし、「詳細レポートの保存」を選択しましょう。
すると、XMTradingの年間取引報告書が出力されます。
確定申告で必要なのは「Closed Trade S/L(決済済みの損益)」だけです。
確定申告のために、金額を控えておきましょう。0
なお、XMTradingの年間取引報告書は、確定申告で提出する必要はありません。
②経費に関する領収書
XMTradingの確定申告では、経費に関する領収書も必要です。
領収書には、以下の内容が記載されているか確認してください。
- 日付
- 宛名
- 金額
- 内容
- 支払先
XMTradingの確定申告で節税するためには、経費が極めて重要です。
XMTradingのFX取引で経費が発生したときには、必ず領収書を確保しておきましょう。
経費に関する領収書も、確定申告では提出不要です。
ただし、5年間(青色申告なら7年間)の保存義務があるので、データか紙で保管しておいてください。
③控除証明書類
XMTradingの確定申告で所得控除を申告したい方は、控除証明書類が必要です。
以下で具体例を見ておきましょう。
- 医療費控除:病院の領収書
- 社会保険料控除:国民年金や社会保険の領収書
- 生命保険料控除:生命保険や介護医療保険の証明書類
- 寄付金控除:ふるさと納税の証明書類
なお、配偶者控除など証明書類自体が発行されていないものは、確定申告時に家族構成や扶養状況の入力をすれば問題ありません。
XMTradingの確定申告では、経費とともに所得控除も重要です。
該当する所得控除がないか、確定申告前に書類を揃えつつ確認しておきましょう。
④源泉徴収票
サラリーマンの方や、給与所得のある自営業は、確定申告のための書類として源泉徴収票も必須です。
特にサラリーマンの方は、源泉徴収票は毎年会社からもらう書類なので、馴染みがあるのではないでしょうか。
XMTradingの確定申告では、以下のような源泉徴収票の情報を元に入力します。
- 支払金額:確定申告書の「給与所得」の金額
- 源泉徴収税額:確定申告書の「源泉徴収税額」の金額
- その他控除関連:確定申告書の所得控除欄へ入力
サラリーマンの場合、確定申告で源泉徴収票の情報を入力することで、XMTradingだけの税金額を計算することが可能です。
⑤マイナンバーカード
XMTradingの確定申告では、マイナンバーカードも必要書類の1つ。
確定申告の内容はマイナンバーと紐づけされており、申告時の本人確認で使用します。
マイナンバーカードをお持ちでない方は、確定申告を機に作成しておくのもよいでしょう。
XMTradingの確定申告のやり方【スマホ・PC】
確定申告に必要な書類を準備する
XMTradingで確定申告を行うにあたって、まずは必要な書類を準備してください。
年間取引報告書 | XMTrading会員ページもしくはMT4/MT5より出力 |
---|---|
経費に関する領収書 | 経費が発生するときにもらっておく |
控除証明書類 | 支払領収書や証明書類(役所に申請) |
源泉徴収票 | 勤務先から年末年始に配布される |
マイナンバーカード | 申請から発行まで1ヶ月ほどかかる |
確定申告は、毎年2月中旬~3月中旬に実施されるので、年末~1月に書類準備をしておけば問題ないかと思います。
ただし、「控除証明書類」を役所に申請する場合は、手元に届くまで少し時間がかかるので年始早々に申請するのがよいでしょう。
国税庁サイトのe-Taxより確定申告を作成する
XMTradingの確定申告のやり方は、おもに以下の3種類です。
- 国税庁HPで書類作成してe-Taxで提出する
- 税務署に行ってその場で書類作成・提出する
- 海外FXが得意な税理士に確定申告を依頼する
ここでは、スマホ・PCを使った上記①のやり方を、実際の画像付きで解説します。
e-Taxを使った確定申告書の作成手順・やるべきことは、以下の通りです。
- 国税庁サイトにアクセスする
- 作成する申告書を選択する
- 確定申告書の提出方法・内容を選択する
- マイナポータルをインストールする
- マイナンバーカードを読み取って本人確認を行う
- 確定申告書の作成画面へ移る
- XMTradingの利益などを「雑所得」に入力する
- 給与所得などその他の所得も入力する
- 所得控除を入力する
- 住民税の支払い方法を選択する
- マイナンバーを入力する
e-Taxでの確定申告は、1年目だけ手間がかかりますが、2年目以降はスムーズにできるかと思います。
以下の解説では、導入部分(~手順⑤)まではスマホ画面、入力部分(手順⑥~)はPC画面を使わせて頂きます。
スマホとPCでは、確定申告書のレイアウトは違いますが、基本的なe-taxの操作方法・内容は同じです。
手順①国税庁サイトにアクセスする
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」をタップしましょう。
手順②作成する申告書を選択する
次に、申告書の種類を選択します。
事業所得・不動産所得のある方以外は、「所得税」をタップ(おもにサラリーマンの方)。
事業所得・不動産所得がある方は、先に「決算書・収支報告書(+所得税)」を作成してから、所得税の申告書に移って下さい(おもに自営業の方)。
続いて、申告書の作成年度も選択しましょう。
手順③確定申告書の提出方法・内容を選択する
税務署への提出方法は「e-Tax(マイナンバーカード方式)」をタップ。
「マイナポータルと連携しますか」は、任意で選べます。
今回は「連携しない」で進めますが、e-Taxに慣れてくれば連携しておくのもよいでしょう。
マイナポータル連携とは、以下のような確定申告の必要データを取得して、確定申告書の該当項目へ自動入力する機能のことです。
収入関連 | 給与所得の源泉徴収票 |
---|---|
公的年金等の源泉徴収票 | |
株式の特定口座 | |
所得控除関連 | 医療費・ふるさと納税 |
生命保険・地震保険 | |
社会保険 | |
IDeCo・小規模企業共済掛金 | |
住宅ローン控除関係 |
確定申告の一部項目ではありますが、マイナポータルと連携しておけば、入力や調査の手間を省けるメリットがあります。
続いて、申告内容の選択画面へ。
XMTrading・海外FXの利益は「雑所得」を選び、該当する収入欄にもチェックを入れましょう。
- サラリーマン:「給与所得」
- 自営業:「上記以外の収入」
「確定」をタップ。
「住宅に関する控除」を選択して、「次へ」。
手順④マイナポータルをインストールする
続いて、マイナポータルをインストールしましょう。
スマホ・マイナンバーカードを使って確定申告する場合は、マイナポータルアプリをインストールする必要があります。
インストールが完了したら、「同意して次へ」をタップしてください。
なお、マイナポータルのインストール作業は、最初に行っておいてもOKです。
手順⑤マイナンバーカードを読み取って本人確認を行う
次に、確定申告の本人確認をするため、マイナンバーカードの読み取りを行います。
「マイナンバーカードの読み取り」をタップ。
4桁の暗証番号を入力して「次へ」。
マイナンバーカード上に数秒ほどスマホを密着させると、本人確認が完了します。
本人確認が終わると、住所など個人情報が表示されるので「次へ」。
「xmlデータの読込」も「次へ」をタップしましょう。
すると、収入の入力画面が出てきます。
以上で、スマホでの確定申告の下準備は完了です!
手順⑥確定申告書の作成画面へ移る
ここからは、確定申告書の作成に入ります。
確定申告の全体像をつかんで頂くためにPC画面をメインに解説しますが、スマホも入力内容は同じとお考えください。
まず、収入金額から申告していきます。
XMTrading・海外FXの利益は、「雑所得(業務・その他)」をクリック。
XMTrading以外の収入がある方は、サラリーマンなら「給与所得」、自営業なら「事業所得」など、該当項目に収入金額も選択・入力してください。
ちなみにスマホでの確定申告では、何度もスクロールしながら該当する所得を入力します。
スマホは画面が小さいため、確定申告の流れをつかみにくい点・入力しにくい点がデメリットでしょうか。
不慣れな方は、最初だけはPCで確定申告したほうがいいかもしれませんね。
手順⑦XMTradingの利益などを「雑所得」に入力する
では、XMTradingの利益を雑所得に入力するやり方を見ていきましょう。
「雑(その他)所得の入力」は、「入力する」→「次へ進む」をクリック。
XMTrading利益(雑所得)の書き方は、以下の通りです。
- 種目:「その他」を選択して「証拠金取引」と入力
- 業務:「いいえ」を選択
- 収入金額:XMTradingの利益を入力
- 必要経費:XMTrading関連の経費金額を入力
- 源泉徴収税額:空白
- 所得の生ずる場所または法人番号:「Eden Island, Seychelles」と入力
- 報酬などの支払者の氏名・名称「Tradexfin Limited」と入力
上記⑥のXMTradingの住所は、28文字以内の文字数制限があるため、省略した住所で問題ありません。
上記⑦は、「Tradexfin Limited(XMTradingの会社名)」と入力しましょう。
「XMTrading」はサービス名なので、間違わないようご注意ください。
入力を終えたら「入力内容の確認」をクリック。
収入・経費や住所を確認し、間違いがなければ「次へ進む」をクリックしましょう。
以上で、XMTradingの利益(雑所得)の入力は完了です!
手順⑧給与所得などその他の所得も入力する
雑所得を入力したのと同じ手順で、給与所得などその他の所得も入力していきます。
給与所得は、源泉徴収票を見ながら、収入や住所などを記入しましょう。
特に「源泉徴収税額」は、入力を忘れないようご注意ください。
ここを未入力にすると、税金の二重払いになってしまう恐れがありますので。
すべての所得の入力を終えたら「入力終了(次へ)」をクリックしましょう。
手順⑨所得控除を入力する
続いて、所得控除の入力画面へ移ります。
準備した控除証明書類を見ながら、該当項目をご入力ください。
上画像は、「社会保険料控除」の記入例です。
該当する社会保険をすべて入力しましょう。
所得控除の入力が完了したら、「入力終了(次へ)」をクリック。
納税もしくは還付の金額が表示されます。
想定していた税金額と近い金額になっているか、ご確認ください。
一番下へスクロールして「次へ」をクリック。
手順⑩住民税の支払い方法を選択する
続いて、住民税の支払い方法を選択します。
「住民税・事業税に関する事項」をクリックしてください。
「住民税の徴収方法」は、以下の2種類から選べます。
- 特別徴収:勤務先の給料から天引きする方法
- 自分で納付:コンビニなどで自分で納付する方法
XMTradingや海外FXのことを会社にバレたくない方は、「自分で納付」を選択しましょう!
手順⑪マイナンバーを入力する
住民税関連の入力が完了すると、住所などの個人情報が表示されます。
必要事項を確認・記入して、「次へ進む」をクリックしてください。
マイナンバー12桁を入力して、「次へ進む」をクリックしましょう。
扶養控除や配偶者控除を申告している方は、ご自身以外のマイナンバーも入力が必要です。
確定申告書を送信する
あとは、確定申告書を確認して送信するだけです。
「帳票表示・印刷」より、確定申告の内容を確認できます。
XMTradingの利益・経費などが合っているか、最終チェックしましょう。
「申告書に添付するデータの送信」は、すべて「いいえ」になる方が多いかと思います。
「マイナンバー認証方法の変更」は、「QRコード」を選択して「次へ進む」をクリック。
最後に、「送信する」をクリックすれば、e-Taxの送信&確定申告は完了です!
上記の「送信する」をクリックしない限りは、税務署に確定申告されていない状態なので修正もできます。
XMTradingの確定申告における注意点
確定申告の義務を怠ると脱税になる
XMTrading・海外FXで一定金額以上の利益を出すと、確定申告が必要です。
義務があるのに確定申告をしなければ、脱税になります。
以下に該当する方は、必ず確定申告を行いましょう。
- サラリーマン(会社員):給与所得以外の年間収入が20万円以上
- 自営業(個人事業主):年間所得が48万円以上
「XMTradingは海外の会社だし、確定申告しなくてもバレないだろう」と考えてはいけません。
XMTrading・海外FXの利益は、金融機関の取引履歴を追跡すれば税務署にバレる仕組みです。
確定申告の抜け道はないとお考えください。
そもそも、確定申告はバレる・バレないの問題ではなく、申告義務があれば必ず行うものです。
確定申告して、スッキリした気持ちでXMTrading・海外FXでの取引を楽しみましょう!
XMTrading以外の雑所得と損益通算できる
XMTradingで確定申告する際には、同じ年度内に限り、XMTrading以外の雑所得と損益通算ができます。
例えば、XMTradingで取引しながら、同じく雑所得に分類される仮想通貨FXでも取引していたとしましょう。
同一年度であれば、下表のような損益通算が可能です。
FX損益 | 仮想通貨FXの損益 | 損益通算 | 確定申告 |
---|---|---|---|
+100万円 | -100万円 | 0円 | 不要 |
-100万円 | +100万円 | 0円 | 不要 |
+100万円 | -20万円 | +80万円 | 必要 |
同じ年度であれば、雑所得同士で利益・損失を相殺できます(海外FXどうしでの相殺も可能)。
XMTradingで利益100万円でも、仮想通貨FXで損失20万円なら課税所得は80万円になるので、節税できるというわけです。
XMTradingの確定申告をする前に、他の雑所得の損失がいくらかも確認しておきましょう。
国内FXと違い損失繰越ができない
XMTrading・海外FXでは、前年以前の損失繰越ができません。
- 前年:100万円の損失
- 今年:100万円の利益
- 確定申告:今年の利益100万円が対象(前年の損失は無関係)
一方、国内FXの場合は3年間まで損失繰越が可能です。
損失を通算できない点は、XMTrading・海外FXのデメリットと言えるでしょう。
上記を鑑みると、12月末時点で含み損が出ているときは、あえて決済してしまう(損失を増やす)という方法も、節税対策の1つかもしれませんね。
XMTradingのボーナスは確定申告の対象外
XMTradingで確定申告する必要があるのは、FX取引で得た利益部分です。
以下のようなXMTradingのボーナス(MT4/MT5での「クレジット」)は、確定申告の対象とはなりません。
- 口座開設ボーナス
- 100%入金ボーナス
- 20%入金ボーナス
- XMポイントのボーナスへの交換
ただし、以下のようなボーナスについては、確定申告が必要です。
- XMTradingのボーナスで取引して得た利益
- XMポイントを現金に換金した場合
- 友人紹介ボーナス
- IB・アフィリエイト報酬
「XMTradingの取引だけで使えるボーナス」か「出金可能な現金」なのかを基準に、確定申告の判断をするとよいでしょう。
利益が多くなれば税理士に相談するのも一手
XMTradingや海外FXでの利益が多くなれば、確定申告を税理士に依頼するのも1つの方法です。
「FX 税理士 確定申告」「海外FX 税理士事務所」などで検索すれば、結構多くの事務所が出てきます。
XMTradingの確定申告を税理士に代行依頼すれば、以下のようなメリットを期待できるでしょう。
- 書類を揃えるだけなので、確定申告の手間がかからない
- 税金計算から解放されて、FX取引だけに集中できる
- 税理士は専門家なので、節税のアドバイスをもらえることも
確定申告だけでなく、海外FXで法人口座を検討する際も、FX事情に詳しい税理士へ相談するのがおすすめです。
海外FXでの利益・経費などを計算して、個人・法人のいずれでFX取引するのが有利かアドバイスしてもらえるでしょう。
残念ながらXMTradingでは法人口座を取り扱っていないですが、以下のような海外FX業者では法人口座の開設が可能です。
- Exness
- FXGT
- AXIORY
- TitanFX
- BigBoss
XMTradingの確定申告でよくある質問
最後に、XMTradingの確定申告に関するよくある質問にお答えします。
「所得の生ずる場所(住所)または法人番号」の書き方は?
XMTradingの確定申告をする際には、「所得の生ずる場所(=住所)または法人番号」の入力が必要になります。
「所得の生じる場所または法人番号」には、「Eden Island,Seychelles」とご入力ください。
XMTradingの正式な住所・所在地は「F20,1st Floor,Eden Plaza,Eden Island,Seychelles」です。
確定申告では28文字までの字数制限があるので、省略した住所で問題ありません。
「報酬などの支払者の氏名・名称」の書き方は?
XMTradingの確定申告では、「報酬などの支払者の氏名・名称」に「Tradexfin Limited」とご記入ください。
「Tradefin Limited」は、XMTradingの正式な会社名です。
「XMTrading(エックスエムトレーディング)」はサービス名であり、会社名ではないので注意しましょう。
XMTradingの取引履歴の見方は?
XMTradingの取引履歴(年間取引報告書)は、会員ページもしくはMT4/MT5から閲覧・出力が可能です。
「Closed Trade P/L」が決済された注文の損益金額を表しており、確定申告ではこの金額を年間利益として記載します。
XMTradingの確定申告で使うのは「Closed Trade P/L」の金額のみです。
なお、XMTradingでの取引履歴・年間取引報告書のダウンロード方法は、「①年間取引報告書」をご参照ください。
XMTradingのボーナスは確定申告が必要ですか?
いえ、XMTradingのボーナスは、確定申告が不要です。
- 口座開設ボーナス
- 100%入金ボーナス
- 20%入金ボーナス
- XMポイント(ボーナスへ換金した場合)
ただし、以下のような利益には、確定申告が必要となるのでご注意ください。
- 友達紹介ボーナス
- XMポイント(現金へ換金した場合)
- IB・アフィリエイト報酬
- XMTradingのボーナスで取引して得た利益
XMTradingでの前年のマイナス分を合算できますか?
いえ、XMTradingの確定申告では、前年のマイナス分を合算することはできません。
XMTradingを含めた海外FXでは損失繰越はできず、当年度の損益だけが確定申告の対象となるので注意しましょう。
XMTradingで複数口座を使っている場合の確定申告は?
XMTradingで複数口座を使ってFX取引している方は、すべての口座を合算した損益が確定申告の対象となります。
ただし、確定申告が必要なのは決済済みの注文のみです。
以下のようなケースでは、A口座のみ確定申告の対象になります。
- A口座:利益200万円(未決済ポジションなし)
- B口座:含み損100万円(未決済の損失)
12月末時点で含み損の口座があれば、決済してしまったほうが確定申告で節税できるでしょう。
XMTradingでの節税方法を教えてください
XMTradingの確定申告では、以下のような節税方法があります。
- XMTrading関連の経費を洗い出す
- 所得控除をフル活用する
- 海外FX以外の雑所得と損益通算する
- 取引手数料(経費)のかかるゼロ口座を使う
- 年末に含み益を利益確定せず含み損だけ決済する
- 年末に両建てして一時的に確定利益を減らす
XMTradingの確定申告 まとめ
XMTradingで一定の利益が出たら、確定申告をする必要があります。
- サラリーマン:給与所得以外で年間収入20万円以上の方
- 自営業:年間所得が48万円以上の方
確定申告の対象となる「課税所得」は、総所得から経費・所得控除を引いた金額です。
XMTradingでかかった経費や各種所得控除を申告すれば、節税効果を期待できるでしょう。
XMTradingの確定申告をする際には、ぜひ本記事を参考にしてください。
まずは、XMTradingのボーナスを活用して、確定申告できるほどの利益を出せるよう頑張りましょう!