「たわらノーロード全世界株式の評判はいい?」「オルカンと比べて、どちらを選べばいい?」
たわらノーロード全世界株式は、1本で日本を含む全世界の株式に分散投資でき、新NISAにも対応するインデックスファンドです。
一方、同じMSCI ACWIへの連動を目指すeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)より信託報酬が高く、どちらを選ぶべきか迷う人も少なくありません。
結論、NISAなどで両方を選べる場合は、信託報酬の低いeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)が優先候補です。一方、企業型DCやiDeCoでたわらノーロード全世界株式しか選べない場合は、有力な選択肢となります。
この記事では、掲示板の評判・口コミと公式データをもとに、利回りや運用実績、デメリット、今後の見通しを検証します。積立シミュレーションや先進国株式との比較も行い、たわらノーロード全世界株式がどんな人に向いているかを整理します。
- 評判・口コミ
掲示板で見られる良い評価と悪い評価を整理し、内容が妥当か検証 - 利回り・チャート
過去のリターンと基準価額の推移から、実際の運用成績を確認 - 積立シミュレーション
積立額・運用期間・想定利回り別に、将来の資産額を試算 - 今後の見通し
世界経済・米国株・AI関連株・為替から、今後の上昇・下落要因を解説 - オルカン・先進国株式との違い
投資対象やコストを比較し、どれが自分に合うかを整理
【株式市場の値動きに左右されにくい運用先も比較したい方へ】
たわらノーロード全世界株式は世界株式市場に連動するため、下落相場では資産も値下がりします。
株式市場の影響を受けにくく、値動きを抑えながら高いリターンを目指す運用先も比較したい方は、以下の解説をご覧ください。
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たわらノーロード全世界株式の評判・口コミ|掲示板の投稿を検証
たわらノーロード全世界株式の評判を調べると、長期積立や企業型DC・iDeCoでの利用を評価する口コミがある一方、オルカンとのコスト差や相場下落を不安視する意見も見られます。
ここでは、Yahoo!ファイナンス掲示板の投稿から、肯定的な意見・否定的な意見と全体的な評価を整理します。
※掲示板の投稿は個人の感想であり、運用成果を保証するものではありません。
掲示板で多い肯定的な意見
肯定的な口コミでは、長期積立を続けている人や、企業型DC・iDeCoの対象商品として選んでいる人の投稿が目立ちます。
| 投稿日 | 投稿内容の要旨 |
|---|---|
| 2026年7月31日 | 2021年から積立を続け、一部を利益確定した後も積立は継続している |
| 2026年7月3日 | 企業型DCで形成した資産をiDeCoへ移し、長期保有する商品として選んだ |
| 2026年5月12日 | 積立分と成長投資枠分を合わせて約1割の利益が出ており、今後の運用にも期待 |
| 2026年4月29日 | 堅実で期待できると評価し、下落局面でも売却せず購入を継続する方針 |
| 2025年9月28日 | 値動きが安定しており、ストレスを感じにくい点を評価 |
掲示板では、実際の運用益や値動きの安定感を評価する声のほか、積立を継続している投稿や、確定拠出年金で選べることを肯定的に捉える投稿が見られます。
一方、「オルカンが買えないので、ここにした」という投稿もあります。利用する金融機関や企業型DC・iDeCoの商品ラインアップが、投資先の選択理由になっているケースもあります。
掲示板で多い否定的な意見
明確に「評判が悪い」とする投稿は多くありませんが、信託報酬や価格変動に関する不満・懸念が見られます。
| 投稿日 | 投稿内容の要旨 |
|---|---|
| 2026年4月18日 | ネット証券で両方を購入できるなら、信託報酬の低いeMAXIS Slim全世界株式の方がよい |
| 2026年3月8日 | 相場の先行きが不透明なため一度売却し、再購入の時期を検討している |
| 2026年2月1日 | 世界情勢への不安から、一括投資ではなく少額積立へ切り替えた |
| 2025年10月27日 | 含み益は相場次第で減少するため、利益確定の判断が難しい |
否定的な意見は、主に「同じ全世界株式ファンドと比べて信託報酬が高い」という商品固有の指摘と、「相場が下がれば損失が出る」という全世界株式ファンド共通のリスクに分けられます。
コスト差は後述する「オルカンとの違い」、価格変動や元本割れについては「デメリット・注意点」で詳しく解説します。
口コミから分かる総合評価
掲示板の口コミを整理すると、たわらノーロード全世界株式の評価は以下のようにまとめられます。
| 評価項目 | 口コミの傾向 |
|---|---|
| 長期積立 | 利益確定後や下落局面でも、積立・購入を継続する意見がある |
| 企業型DC・iDeCo | 企業型DC・iDeCoの運用先として選び、長期保有する意見がある |
| 運用コスト | eMAXIS Slim全世界株式より高い点を指摘する声がある |
| 価格変動 | 相場下落時の含み損や売却時期を不安視する意見がある |
総合すると、たわらノーロード全世界株式は、長期積立や企業型DC・iDeCoの運用先としては肯定的な評判が多いファンドです。
ただし、NISAなどでeMAXIS Slim全世界株式も選べる場合は、コストの安いオルカンを選ぶ意見も見られます。
たわらノーロード全世界株式とは?特徴・信託報酬・NISA対応
たわらノーロード全世界株式は、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンドです。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、日本を含む全世界の株式へ分散投資できます。新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠にも対応しています。
たわらノーロード全世界株式の基本情報と運用方針
たわらノーロード全世界株式の基本情報は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | アセットマネジメントOne |
| 連動対象 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
| 投資対象 | 日本を含む先進国・新興国の株式 |
| 設定日 | 2019年7月22日 |
| 純資産総額 | 約3,494億円 (2026年8月3日時点) |
| 決算日 | 毎年10月12日 |
| 手数料 | 購入時手数料:なし 信託報酬:年0.10989% (税込) 信託財産留保額:なし |
| 分配金 | 設定来0円 |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠の対象 |
| 確定拠出年金 | DC兼用 |
| 為替ヘッジ | 原則なし |
出典:アセットマネジメントOne たわらノーロード 全世界株式
本ファンドは、外国株式・新興国株式・日本株式の3つのマザーファンドを通じて、国内外の株式へ投資します。
2026年6月末時点の組入銘柄数は2,481銘柄です。国・地域別では米国が61.8%と最も多く、日本4.9%、台湾3.2%と続きます。
業種別では、半導体・半導体製造装置16.6%、テクノロジー・ハードウェアおよび機器9.0%、ソフトウェア・サービス6.0%です。これら3業種だけで31.6%を占めています。
「全世界株式」という名称でも、実際の値動きは比率の高い米国株やハイテク関連株、円安・円高など為替相場の影響を強く受けます。
年1回決算ですが、設定来の分配金は0円です。分配金受取コースと再投資コースがあり、取扱いは販売会社によって異なります。
基準価額とチャート|設定来の値動き
2026年8月3日時点の基準価額は34,245円、純資産総額は3,494.62億円です。

設定時の基準価額10,000円に対し、2026年6月22日には設定来高値35,626円を記録しました。一方、2020年3月24日には7,574円まで下落しており、設定来では約24%の下落局面も経験しています。
長期では右肩上がりに推移していますが、株式市場が急落すると基準価額も大きく下落します。
また、本ファンドは為替ヘッジを行わないため、設定来の上昇には世界株式の値上がりだけでなく円安も大きく影響しています。
実際、過去5年では米ドル/円が約102円から155円前後まで上昇(円安)しており、為替相場の変動も基準価額を左右する重要な要因です。
たわらノーロード全世界株式の利回り・運用実績
たわらノーロード全世界株式の過去の運用実績は、以下のとおりです。
| 期間 | 累積騰落率 | 年率リターン |
|---|---|---|
| 1年 | +38.1% | +38.1% |
| 3年 | +92.7% | 約+24.4% |
| 5年 | +145.0% | 約+19.6% |
| 設定来 | +253.6% | 約+20.0% |
参考:たわらノーロード全世界株式 月次レポート
1年・3年・5年・設定来の騰落率はいずれもプラスで、設定来では+253.6%と資産は約3.5倍まで成長しています。5年の年率リターンも約19.6%と、全世界株式インデックスファンドとして高水準の実績です。
好成績の背景には、米国株の比率が約6割と高く、AIブームで好調だった半導体・テクノロジー関連へ多く投資していることがあります。また、為替ヘッジを行わないため、近年の円安も基準価額の上昇を後押ししました。
ただし、2026年7月にはAI・半導体株が調整し、本ファンドの基準価額も7月16日の35,832円から8月3日の34,245円へ約4.4%下落しました。
米国株やAI関連株の比率が高いため、市場環境によっては短期間で大きく値動きする可能性があります。過去の高い利回りだけでなく、今後の市場動向も確認しながら投資判断を行う必要があります。
【値動きを抑えながら高いリターンを目指したい方へ】
たわらノーロード全世界株式は設定来で高いリターンを上げていますが、運用成果は株価や為替相場に左右されます。株式市場とは異なる収益源を持つ運用先について知りたい方は、以下の解説をご覧ください。
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たわらノーロード全世界株式の積立シミュレーション
積立による資産額は、積立額・運用期間・利回りによって変わります。
過去5年の年率リターンは約19.6%でしたが、近年はAIブームによる米国ハイテク株・半導体株の上昇や円安など、好条件が重なった時期であり、この実績をそのまま将来の想定利回りにはできません。
本記事では、保守的な年5%、標準的な年7%、好調な運用が続いた場合の年10%を想定し、毎月1万円の期間別シミュレーションと、積立額別の20年後の資産額を試算します。
毎月1万円積み立てた場合のシミュレーション

毎月1万円を20年間積み立てた場合、年7%では約521万円、年10%では約759万円となります。積立期間が長いほど複利効果が働き、資産が増えやすくなります。
積立額ごとのシミュレーション (年7%・20年間)

毎月の積立額を増やすほど、運用益も大きくなります。例えば毎月5万円を20年間積み立てた場合、元本1,200万円に対して約2,605万円となり、運用益は約1,405万円です。
※実際の基準価額は一定の利回りで推移するわけではありません。株価や為替の影響で資産額は大きく変動するため、シミュレーションは将来の運用成果を保証するものではなく、あくまで目安として活用してください。
【資産の値動きを抑えたい方へ】
前述のとおり、たわらノーロード全世界株式の運用成果は株価や為替の影響を受けます。値動きを抑えた安定した運用を重視する方は、固定利回りを目標とする運用先も有効です。
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商品特性から見るたわらノーロード全世界株式のメリット
たわらノーロード全世界株式は、100円から積立できる手軽さや、1本で全世界の株式へ分散投資できることが魅力です。
新NISAにも対応しており、長期の資産形成を始めたい初心者にも利用しやすいファンドです。
100円から自動積立でき、初心者でも続けやすい
たわらノーロード全世界株式は、販売会社によっては100円から積立できます。例えば楽天証券では、スポット購入・積立ともに100円以上1円単位で設定可能です。
まとまった資金がなくても投資を始められるため、毎月の家計に合わせて無理なく積立額を調整できます。投資初心者でも少額から運用を始めやすいことがメリットです。
※購入金額や積立条件は販売会社により異なります。
1本で日本を含む全世界株式に分散できる
たわらノーロード全世界株式は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指し、日本・先進国・新興国の株式へ投資します。
2026年6月末時点では約2,481銘柄を組み入れており、1本購入するだけで国内外の2,000を超える企業へ幅広く分散投資できます。自分で国や企業を選び続ける必要がなく、長期運用でも管理しやすい点がメリットです。
一方で、均等に投資しているわけではなく、米国株の比率が約61.8%と高いため、実際の値動きは米国市場やハイテク株、為替の影響を受けやすく、全世界へ分散していても値動きが大きくなる場合があります。
新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠で購入できる
たわらノーロード全世界株式は、新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応しています。
通常口座では運用益に20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら売却益や分配金は非課税です。本ファンドは設定来の分配金が0円のため、値上がり益を非課税で狙う長期投資と相性の良い商品です。
また、一部の企業型DCやiDeCoでも採用されています。iDeCoでは掛金が所得控除の対象となり、運用益も非課税で運用できるため、老後資金づくりにも活用できます。
ただし、企業型DCやiDeCoで購入できる商品は運営管理機関によって異なるため、勤務先や利用中の金融機関で取扱状況を確認しましょう。

購入時手数料がなく、保有コストも抑えやすい
たわらノーロード全世界株式は、購入時手数料・換金時手数料・信託財産留保額がかかりません。保有中に負担する信託報酬は年0.10989%(税込)です。
例えば100万円を1年間保有した場合の信託報酬は概算で約1,099円となり、長期で積立を続けてもコスト負担を抑えやすいことがメリットです。
ただし、全世界株式ファンドのなかで最安ではなく、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)より信託報酬は高く設定されています。両商品の違いは、後述する「オルカンとの違い」で詳しく比較します。
商品特性から見るたわらノーロード全世界株式のデメリット・注意点
たわらノーロード全世界株式は全世界へ分散投資できる一方で、元本保証ではなく、世界的な株安では基準価額も下落します。
また、為替ヘッジを行わないことや、オルカンより信託報酬が高い点にも注意が必要です。
全世界分散でも元本割れや大幅下落はある
たわらノーロード全世界株式は約2,481銘柄へ分散投資していますが、投資対象は基本的に株式です。個別企業の倒産リスクは抑えられる一方で、株式市場全体が下落すると基準価額も大きく下落します。
2020年3月のコロナショック時のように、全世界へ分散していても、市場全体が下落する局面では20%を超える元本割れが起こる可能性があります。
NISAやiDeCoは税制上の優遇制度であり、価格変動による損失を補填する制度ではありません。短期間で使う予定の資金ではなく、10年以上の長期運用を前提に投資することが大切です。
為替ヘッジがなく、円高になると基準価額が下がりやすい
たわらノーロード全世界株式は、外貨資産に対する為替ヘッジを原則行いません。そのため、海外株式が上昇しても、円高になると円換算の基準価額は下落する場合があります。
例えば、海外資産の価格が変わらないままドル円が150円から135円へ10%円高になると、円換算の資産額も約10%減少します。反対に、円安は基準価額の上昇要因となります。
積立投資では購入時期を分散できますが、保有資産に対する為替変動リスクはなくなりません。長期では円高・円安を繰り返すことも踏まえ、値動きを理解したうえで運用することが重要です。
【株価や為替による資産の値動きを抑えたい方へ】
たわらノーロード全世界株式は、長期では成長が期待できる一方、株価や為替による値動きは避けられません。値動きを抑えた安定した運用を重視する方は、固定利回りを目標とする運用先も有効です。
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eMAXIS Slim全世界株式より信託報酬が高い
たわらノーロード全世界株式の信託報酬は年0.10989%(税込)で、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の年0.05775%(税込)より0.05214ポイント高く設定されています。
100万円を1年間保有した場合の差は約521円ですが、1,000万円では約5,214円となり、保有額や運用期間が長くなるほどコスト差は広がります。
信託報酬は運用成績にかかわらず毎日基準価額から差し引かれます。一見低水準のファンドでも、投資金額が大きくなるほど手数料の絶対額も増える点には注意が必要です。
たわらノーロード全世界株式の今後の見通し
たわらノーロード全世界株式は、世界経済の成長を取り込めるファンドであり、中長期では緩やかな上昇が期待できます。
一方で、組入比率の高い米国株や半導体・テクノロジー関連株、為替相場の影響を受けやすく、短期的には値動きの大きい局面も想定されます。
2026年6月末時点の組入比率と、IMFによる世界経済の見通しは以下の通りです。
| 今後を左右 する要因 | 現在の状況 | ファンドへの影響 |
|---|---|---|
| 世界経済 の成長率 | IMFは2026年+3.0%、2027年+3.4%を予測 | 世界景気の拡大は 追い風 |
| 米国株 | 組入比率61.8% | 米国株の上昇・下落の影響が大きい |
| 半導体・ テクノロジー | 関連3業種の 合計比率31.6% | AI需要は追い風、期待後退や利益確定売りは下落要因に |
| 為替 | 原則として 為替ヘッジなし | 円安は追い風、 円高は逆風 |
今後の上昇が期待される要因
IMFは、世界経済の成長率を2026年3.0%、2027年3.4%と予測しています。地域ごとの差はあるものの、世界全体では景気拡大が続く見通しです。
たわらノーロード全世界株式は、米国株の比率が約61.8%を占めており、半導体・半導体製造装置16.6%、テクノロジー・ハードウェア9.0%、ソフトウェア・サービス6.0%など、成長分野への投資比率も高くなっています。
2026年はAI関連株の値動きが大きくなっていますが、企業によるAI投資やデータセンター需要は中長期で続くとの見方が多く、世界経済が堅調に推移すれば本ファンドにとって追い風となる可能性があります。
また、本ファンドは為替ヘッジを行わないため、円安が進めば海外資産の円換算額が増え、基準価額を押し上げる要因となります。
今後下落する可能性と注意すべきリスク
現時点では、中長期では世界経済の成長を背景に上昇が期待される一方、短期では米国株・AI関連株・為替の影響を受けやすい状況です。
本ファンドは米国株やAI・半導体関連株の組入比率が高いため、米国市場の調整やAI関連株への期待後退、利益確定売りが広がった場合には、基準価額も大きく下落しやすくなります。
また、為替ヘッジを行わないため、海外株式が堅調でも円高が進めば円換算後の基準価額は下落します。株価下落と円高が同時に進んだ場合は、下落幅がより大きくなる可能性もあります。
積立投資を続ける場合は、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期目線で運用することが重要です。
たわらノーロード全世界株式をオルカン・先進国株式と比較
たわらノーロード全世界株式は、オルカン (eMAXIS Slim全世界株式) や、たわらノーロード先進国株式と比較されることが多いファンドです。
オルカンは同じ全世界株式指数に連動するため、主な違いは信託報酬や純資産総額です。一方、先進国株式は日本と新興国を含まないため、投資対象そのものが異なります。
たわらノーロード全世界株式とオルカンの違い
たわらノーロード全世界株式とオルカンは、どちらもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指しており、日本を含む先進国・新興国へ分散投資する点に大きな違いはありません。
| 比較項目 | たわらノーロード全世界株式 | eMAXIS Slim全世界株式(オルカン) |
|---|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI | MSCI ACWI |
| 信託報酬 | 年0.10989% | 年0.05775% |
| 純資産総額 | 3,435.58億円 | 12兆7,439.6億円 |
| 1年騰落率 | +38.1% | +38.2% |
| 3年騰落率 | +92.7% | +93.2% |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠 | つみたて投資枠・成長投資枠 |
| iDeCo・ 企業型DC | 採用プランのみ購入可能 | 採用プランのみ購入可能 |
騰落率は税引前分配金再投資。
出典:「たわらノーロード全世界株式 月次運用レポート」、「eMAXIS Slim全世界株式 月次レポート」
同じ指数に連動するため、1年・3年の運用実績に大きな差はありません。基準価額の違いも設定日が異なるためであり、基準価額が高い方が優れているわけではありません。
純資産総額はオルカンの方が大きいものの、たわらノーロード全世界株式も3,000億円を超えています。純資産の差より、長期保有中に継続して差し引かれる信託報酬の差を重視すべきでしょう。
NISAなどで自由に商品を選べる場合は、同じ投資対象で信託報酬の低いオルカンが優先候補です。
一方、企業型DCやiDeCoでは、採用商品が限られるためオルカンを購入できない場合があります。その場合でも、たわらノーロード全世界株式なら1本で世界株式へ分散投資できます。
たわらノーロード先進国株式と全世界株式はどっち?
たわらノーロード先進国株式は、日本と新興国を除く先進国株式に投資します。全世界株式との主な違いは、投資対象国と米国株の比率です。
| 比較項目 | 全世界株式 | 先進国株式 |
|---|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI | MSCIコクサイ |
| 投資対象 | 日本・先進国・新興国 | 日本を除く先進国 |
| 組入銘柄数 | 2,481銘柄 | 1,118銘柄 |
| 米国株比率 | 61.8% | 73.3% |
| 信託報酬 | 年0.10989% | 年0.09889% |
| 1年騰落率 | +38.1% | +35.2% |
| 3年騰落率 | +92.7% | +91.3% |
| 5年騰落率 | +145.0% | +153.0% |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠 | つみたて投資枠・成長投資枠 |
騰落率は税引前分配金再投資。
出典:たわらノーロード全世界株式 月次運用レポート、たわらノーロード先進国株式 月次運用レポート
5年では先進国株式が上回っていますが、1年・3年では全世界株式が上回っています。比較する期間によって結果が変わるため、過去のリターンだけで優劣は決められません。
先進国株式は新興国特有の政治・流動性リスクを避けられる一方、米国株の比率が73.3%まで高まります。新興国を除外したからといって、必ずしも全世界株式より値動きが小さくなるわけではありません。
たわらノーロード先進国株式との比較では、コスト差よりも、日本・新興国を含めるかどうかが判断の中心です。
投資先の地域を自分で予測せず、1本で広く分散したい場合は全世界株式が向いています。日本株を別に保有している場合や、新興国を除いて米国を中心とした先進国へ投資したい場合は、先進国株式が候補になります。

株式市場に連動しにくい運用先も比較
たわらノーロード全世界株式は、世界株式へ分散投資できる一方で、株価や為替相場の影響は避けられません。
株価や為替の影響を受けにくい運用先も組み合わせたい場合は、企業融資や事業投資などを行う運用先も比較対象になります。
ここでは、安定収益を重視するハイクアインターナショナルと、より高いリターンを追求するAction合同会社を紹介します。
- ハイクア・インターナショナル
企業融資型の運用で安定配当を目指す
固定年利12%・年4回配当 - Action(アクション)
事業への直接投資・Web3・ファイナンスなどの分野へ分散
市場環境に左右されにくい運用を目指す
2024年度実績 年利17.35%を達成
※いずれも元本保証商品ではありません。
ハイクアインターナショナル|固定年利12%を目指す安定収益型

| 運用会社 | ハイクアインターナショナル |
|---|---|
| 代表社員 | 梁秀徹 |
| 本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
| 設立 | 2023年 |
| 利回り | 年間12%(固定) |
| 最低投資額 | 500万円 |
| 実際の利益 | 500万円投資した場合 ・3ヶ月に1度15万円の配当 ・年間で60万円の配当 |
| 利益の受取方法 | ・3ヶ月に1回配当金として受け取る ・配当金を再投資して元本を増やす |
| 資料請求・相談 | 無料 |
| 面談の形式 | オンラインまたは対面 |
| 運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 ※設立:2011年 |
| 問い合わせ | 公式サイト |
ハイクアインターナショナルは、ベトナムで実業を展開するSAKUKO Vietnamへの事業融資を通じて、固定年利12%の配当を目指す運用会社です。
配当は1月・4月・7月・10月の年4回に分けて受け取る仕組みです。設定来分配金を出していないたわらノーロード全世界株式と異なり、定期的なキャッシュフローを得られる点が特徴です。
ハイクアの仕組みと特徴
投資家はハイクアの社員権を取得し、出資金はグループ企業のSAKUKO Vietnamへ事業資金として融資されます。同社が支払う貸付金利息が、投資家への配当原資となる仕組みです。

SAKUKO Vietnamの年間売上高は約25億円、現地で15年間事業を継続しており、2026年にはUPCoM市場への上場を予定しています。
- 日本製品専門店「SAKUKO Store」35店舗
- シュークリーム専門店「ビアードパパ」11店舗
- 日本人向けビジネスホテル 2店舗
- 食肉加工・飲食事業
運用実績と配当シミュレーション
ハイクアは2023年の設立以来、年利12%の配当を継続しており、配当遅延や運用上のマイナスは発生していません。
| 公式サイト掲載実績 | 内容 |
|---|---|
| 累計出資者数 | 120名超 |
| 平均出資額 | 750万円 |
| 年間配当実績 | 年利12% |
| 解約者数 | 1名 |
| 配当遅延 | なし |
固定年利12%で運用した場合の配当額は以下の通りです。
| 出資額 | 3カ月ごとの配当 | 年間配当 |
|---|---|---|
| 500万円 | 15万円 | 60万円 |
| 1,000万円 | 30万円 | 120万円 |
ただし、固定年利は元本保証を意味するものではなく、SAKUKO Vietnamの事業状況や契約の継続が前提になります。
ハイクア・インターナショナル
投資シミュレーター
金額をタップするとシミュレーション結果を表示します
| 期間 | 増加分 | 資産総額 |
|---|
※ 年利12%想定・税引前の概算です
向いている人と注意点
ハイクアは、次のような方に向いています。
- 500万円以上の余裕資金の運用先を探している
- 株価や為替による下落リスクを抑えたい
- 資産の値上がりより、年4回の配当を重視する
- 投資先の事業内容を確認して中長期で運用できる
一方、最低投資額は500万円で、元本保証はありません。解約時期に制限はありませんが、運用期間が5年未満の場合は出資額の5%の解約手数料がかかります。
株式投資とは異なる仕組みの商品だからこそ、出資前に配当の仕組みやリスク、解約条件を確認し、自分に合った運用先か判断することが大切です。
- 最低投資額:500万円〜
(1口100万円×原則5口以上) - 配当:年利12%固定・年4回
※設立以来、配当遅延ゼロ - 運用手数料:無料
- 解約条件:5年未満の解約は手数料5%・
5年超は解約手数料無料 - 収益源:関連企業SAKUKO VIETNAMへの事業融資の貸付金利息
- 特徴:業績のある企業への貸付金利子を収入源としていて安定性が高い
※元本保証はなし
\リスクと仕組みを資料で確認する/

Action合同会社|4領域に分散する高リターン型

| 運用会社 | アクション合同会社 |
|---|---|
| 代表者 | 古橋弘光 |
| 本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
| 設立 | 2023年 |
| 利回り | 17.35%(前年度実績) |
| 最低投資額 | 500万円 |
| 運用手法・対象 | ・事業への直接投資 ・Web3 ・ファイナンス |
| 相談 | 無料 |
| 面談の形式 | オンラインまたは対面 |
| 問い合わせ | アクション |
Action合同会社は、株式指数への連動ではなく、事業投資やプロジェクトから得られる利益を追求する運用会社です。
4つの運用領域と特徴
Actionは、性質の異なる4つの領域に分散投資を行うことで、市場環境に左右されにくい運用を目指しています。
| 運用領域 | 主な内容 | 期待される役割 |
|---|---|---|
| 事業投資 | 独自技術を持つ成長企業へ直接投資 | 企業価値の 向上を狙う |
| 暗号資産 マイニング | BTC・ETHなどの 採掘収益 | Web3分野の成長 を取り込む |
| 再生可能 エネルギー | 発電事業などの 事業収益 | 長期的な収益源 |
| プロジェクト ファイナンス | 個別案件への融資 | 安定した キャッシュフロー |
運用比率は固定ではなく、市場環境や投資機会に応じて見直されます。2025年度第2四半期時点では、事業投資76.1%、余剰資金・ファイナンス17.6%、Web3事業6.3%で運用されています。
株式市場の値動きだけに依存せず、複数分野・収益源・投資回収時期を分散することで、安定性と高いリターンの両立を目指す運用方針です。
運用実績と運用体制
Actionは、2024年7月から2025年6月までの2024年度に、税引前で+17.35%の運用実績を残しています。
同期間のたわらノーロード全世界株式の基準価額は約4.0%の上昇だったため、実績ベースでは大きく上回る結果となりました。
- 2024年度(2024年7月〜2025年6月)
通期実績:+17.35%(税引前) - 2025年度(2025年7月〜2026年6月)
想定リターン:+12〜17%
代表兼運用責任者の古橋弘光氏は、金融業界で30年以上の経験を持ち、トレイダーズインベストメント代表取締役やトレイダーズホールディングス取締役などを歴任してきました。
運用では「下振れリスクをどこまで抑えられるか」を重視し、単一テーマへ集中せず、複数の投資先へ分散する方針を採用しています。
運用者の詳しい情報はこちら
向いている人と注意点
Actionは、次のような方に向いています。
- 500万円以上の余裕資金で高いリターンを追求したい
- 世界株式とは異なる4つの収益源へ分散したい
- 3カ月ごとの運用報告書で投資内容を確認したい
- 1年間は使用予定のない資金を運用できる
運用状況は3か月ごとの運用報告書で、運用比率や各案件の概要が開示されます。一方、契約期間は原則1年間で、中途解約は原則できません。
投資前には、投資領域・契約条件・運用の仕組み・リスクを確認し、自分に合った運用先か判断することが大切です。
- 最低投資額:500万円〜
- 運用実績:2024年度 +17.35%(2025年度想定12〜17%)
- 契約期間:原則1年(中途解約原則不可)
- 配当方法:年1回事業利益が出た場合に支払い。単利・複利を選択可能(個別面談で相談)
- 運用領域:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・プロジェクトファイナンス
- 特徴:複数分野へ投資し、市場環境に左右されにくい運用を目指す
\リスクと仕組みを資料で確認する/

投資前によくある質問
最後に、たわらノーロード全世界株式について、購入前によくある質問に回答します。
たわらノーロード全世界株式はどんな人におすすめ?おすすめしない人は?
世界中の株式へ1本で分散し、長期積立を続けたい人に向いています。特に、企業型DCやiDeCoで選べる全世界株式ファンドが限られている場合は有力な候補です。
一方、短期間で利益を得たい人、株価下落や為替変動を避けたい人、定期的な分配金が欲しい人には向いていません。NISAなどでオルカンも購入でき、コストを重視する場合は両商品の信託報酬を比較する必要があります。
たわらノーロード全世界株式はなぜ人気?
1本で日本を含む先進国・新興国の約2,500銘柄へ分散でき、少額から積み立てられるためです。
新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠に対応し、企業型DCやiDeCoでも採用されています。投資先を自分で選ぶ手間なく、1本で世界全体へ長期投資できる点が支持されています。
たわらノーロード全世界株式の年利は何%?
たわらノーロード全世界株式の年利は固定ではなく、運用実績によって変動します。
2026年6月末時点の年率リターンは、過去1年が+38.1%、過去3年が年率約+24.4%、過去5年が年率約+19.6%でした。
ただし、近年はAI関連株の上昇や円安など好条件が重なったため、同じ利回りが今後も続くとは考えない方がよいでしょう。
新NISA (つみたて投資枠) でおすすめのたわらノーロードは?
地域を限定せず世界中へ分散したい場合は、たわらノーロード全世界株式が候補です。
投資方針によって、次のように選択肢が変わります。
- 世界中の株式へ分散したい:全世界株式
- 日本と新興国を除く先進国へ投資したい:先進国株式
- 米国の主要企業へ集中したい:S&P500
いずれも新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠に対応していますが、取扱商品は販売会社によって異なります。

たわらノーロード全世界株式の評判・口コミまとめ
たわらノーロード全世界株式は、長期積立や企業型DC・iDeCoでの利用を評価する口コミがある一方、オルカンとのコスト差や相場下落を不安視する意見も見られます。
- 長期積立や企業型DC・iDeCoで利用しやすく、評判は全体的に良好
- 1本で日本・先進国・新興国を含む約2,500銘柄へ分散投資できる
- 過去5年の年率リターンは約19.6%と高水準だが、米国株高や円安の追い風も大きい
- 株価や為替の影響を受けるため、元本保証はなく短期では大きく下落する可能性がある
- 信託報酬はオルカンより高く、長期保有ではコスト差が生じる
結論、NISAなどで両方を購入できる場合は、信託報酬の低いeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が優先候補です。一方、企業型DCやiDeCoでたわらノーロード全世界株式しか選べない場合は、有力な選択肢となります。
いずれの場合も、過去の高い利回りだけで判断せず、投資期間やリスク許容度に合っているかを確認することが大切です。
また、株式市場や為替の影響で資産が大きく変動するリスクを抑えたい方は、資産の一部を株式市場と異なる収益源を持つ運用先へ分散するのも一つの方法です。
本記事で紹介した事業融資や事業投資も比較し、自分に合った資産配分を検討してみてください。
- ハイクア・インターナショナル
企業融資型の運用で安定配当を目指す
固定年利12%・年4回配当
公式サイト - Action(アクション)
事業への直接投資・Web3・ファイナンスなどの分野へ分散
市場環境に左右されにくい運用を目指す
2024年度実績年利17.35%を達成
公式サイト
※いずれも元本保証商品ではありません。





