「退職金の預け先・運用先ランキングが知りたい」
「おすすめの退職金運用プランや高金利定期預金を比較したい」
老後資金の不足が心配される中、利回りとリスクのバランスを重視した退職金の預け先・運用先が求められています。
例えば、元本保証のある銀行の定期預金は根強い人気がありますが、現在の金利では1000万円預けても年に数万円~十数万円の利息にとどまり、十分な運用益は期待できません。
そこで本記事では、利回りとリスクのバランスの取れた退職金の預け先・運用先ランキングとして、プライベートデットやヘッジファンドといった注目の運用先から、安全性の高い銀行商品まで幅広く紹介します。
- 退職金の預け先・運用先のおすすめランキング【2025年版】
- ランキングの各金融商品の特徴と利回り
- 退職金の預け先を選ぶ上でのポイントや注意点
退職金のおすすめ預け先・運用先ランキング【2025年8月版】
それでは早速、退職金の運用におすすめの預け先・運用先ランキング【2025年最新版】をご紹介します。
おすすめ運用先 | 利回りの目安 (年利) | 2000万円投資した際の 想定年間利益 (税引前) | |
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1位 | プライベートデット ※おすすめの1社も紹介 | 10%程度~ | 200万円~ |
2位 | ヘッジファンド ※おすすめの2社も紹介 | 10%程度〜 | 200万円〜 |
3位 | 投資信託 | 0.5~8%程度 | 10万円〜160万円 |
4位 | ロボアドバイザー | 3~10%程度 | 60万円〜200万円 |
5位 | 債券 | 国内債券:0.7~3%程度 外国債券:1.5~5%程度 | 国内債券:14万~60万 外国債券:30万~100万 |
6位 | 株式投資 | 3~7%程度 | 60万円〜140万円 |
7位 | 不動産投資 | 4%~5%程度 | 80万円〜100万円 |
8位 | ファンドラップ | 1%〜5%程度 | 20万円〜100万円 |
9位 | 退職金専用定期預金 ※金利上位も紹介 | ~3.0%程度 | ~15万円程度 ※3か月満期時の利息 |
10位 | 定期預金 ※金利上位も紹介 | ~1.35%程度 | ~27万円 |
ランキング1位. プライベートデット

預け先・運用先 | プライベートデット |
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最低投資額 | 500万円~ |
期待年利 | 10%程度~ |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 200万円~ |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第1位はプライベートデットです。
プライベートデットとは、銀行以外の主体が投資家から集めた資金を中小企業や成長企業に事業融資する仕組みです。
プライベートデットへ投資すると、投資家は、貸付先からの利息を原資としたインカムゲイン(配当収入)を定期的に受け取れます。
株式や投資信託のように市場価格の変動に左右されにくく、信頼できる運用主体と審査済みの貸付先であれば、比較的リスクの低い「安全資産型」としても注目されています。
日本ではまだ浸透途上ですが、「ハイクア・インターナショナル」などのプライベートデットファンドも登場しています。

運用会社 | ハイクアインターナショナル 合同会社 |
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代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
設立 | 2023年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
実際の利益 | ・3ヶ月に1度15万円の配当 ・年間で60万円の配当 | 500万円投資した場合
利益の受取方法 | ・3ヶ月に1回配当金として受け取る ・配当金を再投資して元本を増やす |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 ※設立:2011年 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
合同会社ハイクア・インターナショナル(以下、ハイクア社)は、2023年設立の日本発プライベートデットです。
ハイクア社の会長・梁秀徹(ヤン・ヒデテツ)氏が会長を兼任するベトナム企業「SAKUKO Vietnam Co., Ltd」(以下、サクコ社)に事業融資を行い、年12%(固定)の配当を得る投資手法を採用しています。
プライベートデットの仕組みに当てはめると、ハイクア社が「銀行以外の主体」、サクコ社が「事業融資先企業」に該当します。

- 投資家がハイクア社に出資する
- ハイクア社がサクコ社に融資する
- サクコ社が利益をハイクア社に還元する
- ハイクア社が投資家に配当を支払う
では、なぜ退職金の運用先としてハイクア社を挙げたのか。
ハイクア社が融資するサクコ社は、会長・梁秀徹(ヤン・ヒデテツ)氏が2011年にベトナムで設立した企業で、日本人向けビジネスホテル「SAKURA Hotel」、日本製商品を扱う「SAKUKO Store」、人気デザート店「Beard Papa」などを展開しています。
現地住民はもちろん、在留日本人からの支持も厚く、信頼性の高い企業といえます(「サクコベトナム」や各事業名で検索すると、その実績がよくわかります。実際に店舗視察も可能です)。
また、農林水産省のレポートでも、日本の食品輸出における「ビジネスパートナー候補」としてサクコ社の名が挙げられており、政府もその存在を認識しています。

今後サクコ社は、スーパーマーケットやレストラン、ドラッグストアなど新規事業をさらに展開予定です。しかし現地銀行からの融資では十分な資金調達が難しいと判断した会長・梁氏が、日本でプライベートデット「ハイクア・インターナショナル」を設立し、出資を募るに至りました。
本解説の冒頭でも述べた通り、信頼できる「銀行以外の主体」と「事業融資先企業」による運用であれば、プライベートデットはリスクの低い“安全資産に近い”選択肢となり得ます。
これまで見てきたように、事業融資先であるサクコ社はベトナムで高い実績があり、日本政府のレポートにも登場する信頼性の高い企業。そして、ハイクア社とサクコ社の代表は同一人物であり、運用の透明性・信頼性の面でも優れています。
こうした背景が、ハイクア社を退職金の預け先 (運用先) として最もおすすめする理由です。
なお、ハイクア社は年利12%(固定)で、配当は年4回(3月・6月・9月・12月)3%ずつ分配。複利での再投資も可能です。
- 3カ月ごと3%、年利12%の配当を受け取れる
- 最低投資額は500万円~
- 成長性の高い地域・企業への融資であり、一定の安定性が期待できる
- 資料請求のみも可能で、問い合わせハードルが低い
- 年に4回の分配金を得たい人
- 目標達成までの期間を見据えて運用したい人
- 確実性の高い資産運用をしたい人
- ポートフォリオに新興国を取り入れたい人
- ファンドの透明性を重視する人
- 500万円以上の余裕資金がある人
最低投資額は500万円からと、退職金などまとまった資金の運用先を検討している方にとっては、現実的な金額設定といえるでしょう。
資料請求のみの問い合わせも可能なため、まずは情報収集から始めたい方にとっても一歩を踏み出しやすい運用先と言えるでしょう。
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ランキング2位. ヘッジファンド

預け先・運用先 | ヘッジファンド |
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最低投資額 | 500万円~ |
期待年利 | 10%程度〜 |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 200万円〜 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第2位はヘッジファンドです。
ヘッジファンドは、柔軟な投資戦略と高い収益性を兼ね備えた運用先で、以下の点が主な魅力です。
- 柔軟な投資戦略:
市場環境に応じて多様な手法を使い分け、リスク管理を徹底 - 安定かつ高いリターンの可能性:
リスクを抑えつつも10%程度〜の高い利回りが期待できる - 市場環境に左右されにくい:
ショートポジションやデリバティブの活用により、下落相場でも利益を狙える - プロによる運用:
経験豊富なファンドマネージャーの裁量で資産を運用 - 分散投資によるリスク低減:
複数の資産クラスに分散投資することで、個別リスクを回避できる
ヘッジファンドは、年利10%以上の利回りを狙える投資先として注目を集めています。最低投資額は500万〜1000万円と高額ですが、2000万円規模の退職金があれば検討に値する選択肢です。
ヘッジファンドは、伝統的な資産と異なり、株式の空売り(ショート)やデリバティブの活用など、独自の戦略によって下落相場であっても安定収益を狙います。
その一方で、株式や債券などと同様に市場変動の影響を受けやすいため、一定のリスクを理解した上での判断が必要です。
プライベートデットと比較するとリスクは相対的に高まる傾向がありますが、リスク許容度が高く、生活資金とは別に余裕資金を確保できる方にとっては魅力的な選択肢です。
以下はおすすめのヘッジファンドです。

運用会社 | アクション合同会社 |
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代表者 | 古橋弘光 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
設立 | 2023年 |
利回り | 25.07% ※2024年4月〜2025年3月 |
最低投資額 | 500万円 |
運用手法・対象 | ・事業への直接投資 ・バリュー株投資 |
相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | アクション |
アクション合同会社は、2023年に設立された新興ヘッジファンドです。
代表は、トレイダーズインベストメント株式会社の元代表取締役・古橋 弘光氏が務めています。
- 年利25.07% (2024年実績)
- 株式や債券に留まらないポートフォリオ戦略
- 最低投資額は500万円~
2024年度の年間運用実績は年利25.07%と非常に高い成果を示しており、今後のパフォーマンスにも注目が集まります。
同社は株式・債券に加え、Web3関連事業、事業投資、ファクタリング、ESGファンドなど多様な分野に分散投資することでリターンを高めてきました。

詳しい投資事例や今後の方針については無料の面談で聞くことができますので、興味がある方は公式サイトから問い合わせてしてみてください。


運用会社 | GF Management合同会社 |
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代表者 | 田尻 光太朗 |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5-20 |
設立 | 2023年 |
平均利回り | 年平均29% ※ファンドマネージャーの運用成績 |
最低投資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
運用手法 | 大型日本株でポートフォリオを形成 |
主な投資先 | 大型日本株 |
相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | GFマネジメント |
GFマネジメントは2023年設立のヘッジファンドで、社名のGFは「Greed(貪欲)」と「Fear(恐怖)」に由来し、ウォーレン・バフェットの投資哲学をベースとしています。
ファンドマネージャーはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得後、UBS証券およびモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門で経験を積んだ人物。モルガン・スタンレー時代にはテクノロジーやヘルスケア領域のM&A案件を担当し、そこで培った知見を生かした独自の戦略を展開しています。
運用戦略である「J-Prime戦略」では、日本の大型株や指数ETFを20~30銘柄程度に分散投資。市場の成長性、持続的な収益力、競争優位性を重視して銘柄を選定し、1銘柄あたりの投資比率を10%未満に抑えるなど、リスク管理にも配慮されています。
ただし、短期的に値下がりする可能性もあるため、3~5年程度の中長期視点での運用が推奨されます。
最低投資額は1000万円からで、月次レポートなどの情報開示も充実。日本株を軸に中長期で堅実なリターンを目指す投資家に適した選択肢です。


ランキング3位. 投資信託

預け先・運用先 | 投資信託 |
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最低投資額 | 100円 |
期待年利 | 0.5%~8%程度 |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 10万円〜160万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第3位は投資信託です。
投資信託は、投資家から集めた資金をまとめて、運用のプロが代わりに株式や債券などに分散投資する仕組みの金融商品です。個別株投資と異なり、少額から始められ、初心者にも取り組みやすい点が特徴です。
- 少額から投資可能:
1万円前後から購入でき、投資初心者でもスタートしやすい - プロによる運用:
個人では難しい情報収集・投資判断・資産配分まで運用会社が代行 - 分散投資によるリスク分散:
1つのファンドで複数の銘柄に分散投資できる - 手軽な運用:
一度購入すれば運用はすべてファンドに任せられる - 多様な選択肢:
アクティブ型・インデックス型・債券型など、投資スタイルやリスク許容度に応じて選べる
投資信託は、特定の銘柄に投資するのではなく、「日経平均株価」「グローバルテクノロジー株」などテーマや指数に連動するファンドを通じて、広範囲に分散投資が可能です。このため、個別株よりもリスク分散効果が高く、長期投資にも適しています。
年間利回りの目安はおおよそ0.5%~8%程度で、債券型は比較的安定した低めの利回りとなります。一方、株式型は債券型よりリターンが高い傾向があり、なかでも海外株式型は値動きが大きい分、高い利回りを狙えるケースが多く見られます。
ただし、景気後退や金利上昇といった局面では、株価や債券価格が下落しやすく、それに連動する投資信託の基準価額も下がるため、元本割れのリスクが高まります。
特に多くの公募型投資信託は法的な制約が多く、市場環境の変化に柔軟に対応しにくい面もあるため、短期的な値動きに一喜一憂せず、中長期での運用に適した方に向いている商品です。

ランキング4位. ロボアドバイザー

預け先・運用先 | ロボアドバイザー |
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最低投資額 | 1万円 |
期待年利 | 3%〜10% |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 60万円〜200万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第4位はロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーは、AIやアルゴリズムを活用して資産運用を自動化するサービスです。投資家がリスク許容度や運用目標を入力するだけで、ポートフォリオが自動的に設計され、運用まで一任できます。
- 自動運用:
AIアルゴリズムが投資方針に基づき自動で資産配分・調整を行うため、投資の知識がなくても手間なく運用可能 - 低コスト:
一般的に手数料が低く、少額からでも長期的に資産形成を進めやすい - 分散投資の徹底:
株式・債券など複数の資産に自動で分散投資でき、リスクを抑えた運用が可能 - リバランス機能:
市場変動に応じてポートフォリオを定期的に調整し、目標に沿った運用を維持 - 初心者にやさしい:
いくつかの質問に答えるだけで、目的に応じた投資プランを提案してくれる
ロボアドの最大のメリットは、資産配分・リスク管理・リバランスをすべて自動で行える点です。これにより、運用の手間を省きながら、分散投資によるリスク軽減と効率的な資産形成が可能になります。
また、手数料も比較的低水準に設定されており、長期的にコストを抑えた運用を実現できます。
一方で、アルゴリズムに基づく運用は、市場の急変や想定外の経済環境に柔軟に対応しづらいという特性もあります。
たとえば突発的な金融危機や地政学的リスクへの即時対応は難しく、人による裁量が活きるヘッジファンド等と比べて対応力に限界がある点には注意が必要です。
ランキング5位. 債券

預け先・運用先 | 国内債券:日本国債・国内社債等 外国債券:外国国債・外国社債等 |
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最低投資額 | 国内債券:国債は1万円、社債は10万円~100万円程度 外国債券:国債は1万円~10万円程度、社債は10万円~100万円程度 |
期待年利 | 国内債券:0.7%~3%程度 外国債券:1.5%~5%程度 |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 国内債券:14万~60万円程度 外国債券:30万円~100万円程度 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第5位は債券です。
債券は、国や自治体、企業などが資金調達のために発行する「借用証書」のようなもので、一定期間後に元本が返済され、保有期間中には定期的に利息(クーポン)が支払われる金融商品です。
- 元本返済の確実性 (信用リスクの低さ):
満期まで保有すれば原則として元本が返済され、株式に比べて価格の変動が小さく、安定した資産運用が可能
(ただし、発行体が破綻した場合は元本毀損のリスクはあり) - 定期的な利息収入:
保有期間中にあらかじめ定められた利率で利息を受け取れる - 固定金利型が中心:
発行時に設定された金利が満期まで適用されるため、将来の収益が見通しやすい - リスクと利回りのバランスがとれた商品:
国債 (日本国債や米国債等) は信用リスクが極めて低く利回りも控えめ。
社債は信用リスクがやや高い分、利回りが上乗せされる傾向。海外債券では為替変動リスクも加わる。
債券は比較的安定した投資商品とされていますが、いくつかのリスクも存在します。
まず「信用リスク」として、発行体(企業や自治体など)が破綻すれば元本や利息が支払われない可能性があります。こうしたリスクを見極めるためには、格付け会社による信用格付や発行体の財務状況の確認が欠かせません。
また、満期前に売却する場合には「途中売却リスク」にも注意が必要です。債券の価格は市場金利の影響を受けて変動するため、売却タイミングによっては購入時よりも価格が下がり、損失が生じることがあります。
さらに、外貨建て債券を保有する際には「為替リスク」と「インフレリスク」も考慮する必要があります。為替変動によって円換算の収益が減少したり、インフレにより実質的な利回りが目減りする可能性があるためです。
債券は、元本の安定性や利息収入を重視する方にとって、退職金の運用先として検討する価値のある選択肢です。特に、リスクを抑えながら着実に資産を運用したい方には適しています。
ただし、発行体の信用力や金利・為替の動向などを十分に理解した上で、ポートフォリオ全体のバランスを考慮しながら取り入れることが大切です。



ランキング6位. 株式投資

預け先・運用先 | 株式(個別株) |
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最低投資額 | 10万円 |
期待年利 | 3%〜7% |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 60万円〜140万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第6位は株式投資です。
株式投資は、企業が発行する株式を購入し、その企業の業績や成長に応じて株価上昇や配当などのリターンを得る投資方法です。
- 高いリターン:
銘柄によっては急成長の見込みがあるため、大きなリターンを得られるチャンスがある - 配当収入:
保有中に企業から配当金を受け取れる場合があり、安定的なインカムゲインが期待できる - 資産の流動性:
市場でいつでも売買可能で、資金化しやすい - 株主優待:
企業によっては株主に対して商品やサービスの優待を提供している
株式投資は、企業の成長に伴って資産価値が高まる可能性がある一方、市場環境や業績悪化によって価格が下落するリスクもあります。
また、配当が減少したり停止されることもあり、株価下落とあわせてインカム・キャピタル両面で損失を被るリスクがある点にも注意が必要です。将来的な利益成長を見極めるには、一定の企業分析力や市場の基礎知識が求められます。
さらに、個別株はある程度の資金を集中投資することになりやすく、分散が効きにくい分、リスクが偏りやすいという側面もあります。
退職金のように大切な資金を運用する場合には、こうしたリスク要因も踏まえたうえで、債券や預金などと組み合わせたバランス運用を行うことが重要です。

ランキング7位. 不動産投資

預け先・運用先 | 不動産投資 |
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最低投資額 | 数百万円~ (物件価格の2〜3割) |
期待年利 | 4%〜5% |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 80万円〜100万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第7位は不動産投資です。
- 安定した収益:
賃貸物件を保有することで、家賃収入を得られる - 資産価値の上昇:
不動産の価値が上がれば、売却時にキャピタルゲインを得られる可能性がある - インフレに強い:
不動産は物価上昇に連動しやすいため、インフレ時に資産価値が上昇する傾向がある - 節税効果:
減価償却やローン金利の控除など、節税につながる
不動産投資は物件を購入し、賃貸による家賃収入や売却によるキャピタルゲインを狙う投資手法です。安定したインカム収入と資産価値の上昇による利益の両方を期待できる点が特徴です。
減価償却や諸経費を活用することで、所得税や住民税の負担を軽減できる場合もあります。
一方、空室が続けば収入が途絶える空室リスクがあり、管理費・修繕費・固定資産税などの保有コストも継続的に発生します。また、物件価格が下落すれば、売却時に損失が出るリスクも避けられません。
加えて、不動産は1件ごとの金額が大きく分散投資がしづらいため、資産が偏りやすくリスク集中につながる点にも配慮が必要です。
実物不動産投資が難しい場合は、少額から始められるREIT(不動産投資信託)の活用も検討の価値があります。プロによる運用・複数物件への分散投資が可能で、管理の手間もかかりません。

ランキング8位. ファンドラップ

預け先・運用先 | ファンドラップ |
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最低投資額 | 300万円 |
期待年利 | 1%〜5% |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | 20万円〜100万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第8位はファンドラップです。
- プロによる資産運用:
専門の投資アドバイザーが投資家のリスク許容度や目的に応じて資産配分を設計・運用 - 分散投資の実現:
複数の投資信託を組み合わせて運用することで、リスクを分散 - 定期的なリバランス:
市場環境や資産配分の変化に応じて、定期的にリバランスを行い、ポートフォリオを調整してくれる - 資産運用の透明性:
運用状況が定期的に報告されるため、運用状況を理解しやすい
ファンドラップは、投資家の目標やリスク許容度に応じて、複数のファンド (投資信託) を組み合わせたポートフォリオを専門家が設計・運用するサービスです。
資産配分やリバランスは定期的に実施され、リスクを抑えながら効率的な運用が可能です。また、運用状況も定期的に報告されるため、資産の状況を把握しやすいのも魅力です。
注意点としては、他の運用手法と比べて手数料が高くなりやすい点が挙げられます。実際には年間で1〜3%程度の報酬がかかるケースが多く、コストに見合う運用成果が出ていないなど、一部不満の声も聞かれます。
なお、ファンドラップは資産運用だけでなく、資産全体の管理や相談対応といった付随サービスを提供するケースも多くあります。
リターンの最大化よりも、資産全体の管理や将来に向けたサポートを重視したい方には、検討の価値がある運用先と言えるでしょう。

ランキング9位. 退職金専用定期預金(高金利な預け先も紹介)
預け先・運用先 | 退職金専用定期預金 |
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最低投資額 | 100万円~1000万円程度 |
期待年利 | ~3.0%程度 |
2000万円投資した際の想定利益(税引前) | ~15万円程度 ※3か月満期時の利息 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第9位は退職金専用定期預金です。
退職金専用定期預金は、退職金を受け取ったら多くの人がまず最初に思いつく預け先ではないでしょうか。
特に地方銀行では退職金専用定期預金のキャンペーンを積極的に展開しており、退職シーズンに合わせて通常金利の数倍となる高金利を提供するケースが多く見られます。
以下は、退職金専用定期預金(3か月もの)の金利が高い金融機関ランキングです。※本ランキングは、投資信託やファンドラップとのセット契約が必要な商品を除き、純粋な定期預金のみを対象としています。
順位 | 銀行名 (所在地) | 金利 ※預入期間3ヶ月 | 預金プラン |
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1位 | 西京銀行 (山口県) | 3.0% | 退職金定期預金 |
2位 | 三菱UFJ信託銀行 (東京都) | 1.8% | 退職者特別プラン (円定期預金コース) |
3位 | 三井住友信託銀行 (東京都) | 1.7% | 退職金特別プラン 定期預金コース |
4位 | みなと銀行 (兵庫県) | 1.5% | セレクトG (ワンクッションコース) |
同率4位 | 三菱UFJ銀行 (東京都) | 1.5% | 退職金円定期金利優遇プラン |
同率4位 | 京都銀行 (京都府) | 0.5%~1.5% | 退職金特別定期預金 ファーストステップ ファーストステップⅡ |
同率4位 | 島根中央信用金庫 (島根県) | 1.21%~1.50% | 退職金定期預金浪漫スペシャル |
8位 | 山梨県民信用組合 (山梨県) | 1.325% | けんみん信組 退職金定期預金 |
9位 | トマト銀行 (岡山県) | 0.705%~1.305% | 退職金運用向け金利優遇サービス セカンドプラスα (アルファ) |
10位 | 第四北越銀行 (新潟県) | 1.3% | ワンダフルライフ応援定期預金 |
11位 | 山梨中央銀行 (山梨県) | 1.25% | 退職金専用プラン 定期預金コース |
12位 | 中国銀行 (岡山県) | 0.73%~1.23% | ちゅうぎん退職金定期預金 |
退職金専用定期預金は、退職金受取後一定期間内に限り申し込める特別金利キャンペーンとして提供されており、通常の定期預金よりも高金利が適用されるのが通例です。
しかし、高金利が適用される期間は3か月などの短期間に限られているため、「使い道が決まるまでの一時避難先」として利用されるケースも多く見られます。
銀行によっては金利や預入れ条件が異なるため、事前に対象条件や必要書類、預け入れ期限などを確認し、有利な条件での利用を検討しましょう。
ランキング10位. 定期預金(高金利な預け先も紹介)

預け先・運用先 | 定期預金 |
---|---|
最低投資額 | 1万円~10万円程度から |
期待年利 | ~1.35% |
2000万円投資した際の想定年間利益(税引前) | ~27万円 |
退職金の預け先・運用先おすすめランキング第10位は定期預金です。
定期預金は、あらかじめ決めた期間(例:3か月、1年など)お金を預ける代わりに、普通預金より高い金利が適用される商品です。
定期預金の金利はおおよそ年0.225%〜1.2%程度が目安で、他の資産運用手段と比べて利回りは控えめです。
「元本保証」という安心感が最大のメリットではありますが、金利が低いためインフレにより実質価値が目減りする可能性も高く、その点を考慮して第10位としています。
以下は、2025年8月時点における定期預金金利ランキング(100万円預入時)です。
順位 | 金融機関名 | 金利 (100万円預入時) | 預金プラン |
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1位 | UI銀行 (東京きらぼしFG) | 1.35% | Anniversary定期預金キャンペーン |
2位 | 豊川信用金庫 インターネット支店 | 1.25% | デビュー定期預金 |
3位 | オリックス銀行 | 1.20% | 新規口座開設者限定 eダイレクト定期預金金利優遇プログラム |
同率3位 | SBJ銀行 | 1.20% | はじめての定期預金<はじめくん> |
5位 | auじぶん銀行 | 1.00% | デビュー応援定期預金 |
同率5位 | 香川銀行 セルフうどん支店 | 1.00% | 超金利トッピング定期 |
同率5位 | 徳島大正銀行 とくぎんネット支店 | 1.00% | ネット支店スーパーとくとく定期預金 |
8位 | 大和ネクスト銀行 | 0.90% | 円定期預金金利 |
9位 | SBI新生銀行 | 0.85% | パワーダイレクト円定期預金30 スタートアップ円定期預金 |
同率9位 | 愛媛銀行 四国八十八カ所支店 | 0.85% | だんだん定期ワイド特別金利プラン 新規口座開設限定定期預金 |
※キャンペーン金利(オレンジ色)を含みます。適用金利は更新される可能性がありますので、詳細は各金融機関の公式情報をご確認ください。
また、メガバンク等大手銀行における定期預金の金利は下記の通りです。ゆうちょ銀行をはじめ、大手行の金利は軒並み低水準にとどまっていることが分かります。
金融機関名 | 金利 | |
(10万円) | 1年定期(100万円) | 1年定期 |
三井住友銀行 | 0.275% | 0.275% |
三菱UFJ銀行 | 0.275% | 0.275% |
みずほ銀行 | 0.275% | 0.275% |
りそな銀行 | 0.275% | 0.275% |
ゆうちょ銀行 | 0.275% | 0.275% |
なお、1000万円以上の預け先をお探しの方は、以下の関連記事もご活用ください。


以上、退職金の運用におすすめの預け先・運用先ランキング【2025年最新版】をご紹介しました。
退職金はどこに預けるべき?預け先・運用先の選び方
退職金の預け先・運用先を選定するにあたっては、「収益性」「安全性」「流動性」のバランスを取ることが求められます。以下に選定時の基本的な視点を整理しました。
利回りとリスクの適切なバランスを考慮して選ぶ
退職金の預け先・運用先を選ぶ際には、元本保証ばかりを優先したり、利回りの高さだけに目を向けたりするのではなく、リスクとリターンのバランスを冷静に見極めることが大切です。
高いリターンを狙う投資対象は、相応の元本割れリスクも伴います。特に退職後は安定的な収入源が限られるため、運用の失敗が生活に直結する可能性があります。
金融商品のリスクとリターンはおおむね比例関係にあり、高い収益を期待できる商品ほど元本割れなどのリスクも大きくなるのが一般的です(※市場環境や商品の設計によっては当てはまらない場合もあります)。

もちろん、すべてを安全資産に振り分ける必要はありません。一部の資産でリターンを狙う運用も選択肢として有効です。ただし、退職金全体としては「守り」と「攻め」のバランスを慎重に設計することが肝要です。
流動性の確保を視野に入れて選定する
どれほど利回りが高くても、必要なときに資金を引き出せない運用先 (預け先) は、退職金には不向きです。
老後には医療費や住宅修繕費、家族支援など突発的な支出が発生しやすく、一定の「流動性」を確保しておくことが欠かせません。
流動性を判断する際は、以下の観点を確認しましょう。
- 中途解約の可否とペナルティの有無(例:保険商品や長期定期預金)
- 現金化までにかかる期間(例:不動産は数カ月かかることも)
理想は、「いつでも取り崩せる安全資産」と「中長期運用資産」の併用です。たとえば、生活費3年分程度を流動性の高い預金・国債で確保し、それ以外を分散投資するなど、使う時期を見越した資金設計がカギとなります。
投資先の分散によるリスク管理を意識して選ぶ
退職金の預け先・運用先を検討するうえでは、分散投資によるリスク管理も極めて重要な視点です。
資産運用には以下のようにさまざまなリスクが存在します。
- 価格変動リスク
- 信用リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
- カントリーリスク
退職金の運用では、一つの資産に集中すると、市場や金利、為替などの変動によって資産全体が大きく目減りするリスクがあります。
このようなリスクに備える手段として有効なのが、資産の種類や投資対象を複数に分けてリスクを分散する「分散投資」です。

単一の資産や地域、タイミングに偏ることなく、バランスの取れた投資を心がけることで、より安全で効率的な資産運用が可能になります。
分散投資はリスクを抑えつつ資産の安定性と成長性を両立させるための基本戦略であり、退職金の預け先・運用先を選ぶうえで意識すべき重要なポイントといえるでしょう。
退職金の預け先・運用先で後悔しないための注意点とリスク
基本の考え方に加えて、退職金運用で後悔しないために確認しておきたい注意点やリスクも確認しておきましょう。
退職金を預貯金に預ける場合のリスクと注意点
銀行の預貯金は元本保証があり、退職金を安全に保管する手段として人気があります。ただし、金利が低いため、物価上昇時には実質的な資産価値が目減りしやすく、インフレには弱い資産といえます。

消費者物価指数の推移からもわかるように、物価は年々上昇しています。日本銀行も年2%の物価上昇を目指しているため、今後もインフレが続く可能性は高いでしょう。そのため、インフレリスクを考慮した運用先選びも重要です。
また、流動性に関する注意点として、定期預金は満期前でも解約は可能ですが、中途解約時には利息がつかない、または大幅に減額される場合があるため、満期までの預け入れが基本とされています。
そのため、資金の流動性という点では一定の制約がある点に留意が必要です。
もう一点、銀行では一定期間、優遇金利が適用されるキャンペーン型の定期預金商品が展開されることもあります。
こうした商品の金利や適用条件を事前に確認しておかないと、見逃すことで損をする可能性もあるため、内容を十分に比較・検討することが大切です。
銀行の窓口で勧められる金融商品の注意点とリスク
退職金を受け取ると、銀行の窓口で「退職金専用プラン」や投資信託などを提案されることがあります。
これらは一見安心感があり、利回りも魅力的に見えるかもしれませんが、いくつかの注意点があります。
例えば「退職金専用定期預金」は、普通の定期預金よりも金利が高く設定されていますが、優遇金利の適用期間が3ヶ月〜1年程度と短く、期間終了後は通常の低金利に戻ります。
また、定期預金と資産運用をセットにした「退職金運用プラン」は、高金利を入り口に、ファンドラップや投資信託との「抱き合わせ」契約を促す設計となっている場合が多く、その結果、手数料負担の面で実質的に不利になるケースも少なくありません。
「退職金専用」という表現に惑わされず、必ずその場では契約せず持ち帰って検討し、他の金融機関でも比較することが重要です。
高利回り商品への投資は十分な商品理解と情報収集を
高利回りが期待できる商品は魅力的ですが、前述の通り、リターンにはそれに見合うリスクが伴うのが基本です。

中には、商品の仕組みが複雑なものもあるため、どのようなリスクが存在し、それがどの程度の損失につながる可能性があるのかなど、運用の内容やリスク構造をよく理解したうえで投資決定を行いましょう。
また一部には、「元本保証付き」「必ず儲かる」など、極端な確実性を強調する商品も見られます。こうした表現を用いるものの中には、詐欺的な投資勧誘やリスクの高い商品が含まれるケースもあるため、十分な注意が必要です。
必要資金は手元(元本保証などで確保)に残しておく
退職金のすべてを投資に回してしまうのは避けるべきです。医療費や介護費、住宅修繕費など、老後には思いがけない支出が発生することもあります。
まずは生活費として2〜3年分を流動性の高い元本保証型の商品(普通預金・定期預金・個人向け国債など)で手元に残すことが基本です。
そのうえで、余裕資金の範囲内でリスク性商品への投資を検討することで、生活資金を守りながら運用益を目指すバランスのとれた資産管理が可能になります。
中長期運用では価格変動を想定し冷静に判断する
株式や投資信託などのリスク資産は、短期的には大きく値動きする可能性があります。しかし、中長期的な視点で運用すれば、こうした価格変動もある程度は想定内の範囲として受け止めることができます。
特に退職金のように、今後数十年にわたって使用する資金を育てていく運用では、一時的な下落に動揺して売却してしまうことは避けるべきです。
価格変動に一喜一憂するのではなく、長期的な目標と運用方針に基づいて冷静に判断することが、資産形成を成功させる鍵となります。
実際、フィデリティ証券のデータによると、「最もパフォーマンスが良かった顧客は、口座を持っていることを忘れていた人」だったという調査結果もあります。
参考:忘れっぽい投資家が最も良い成績を収めた – Business Insider
このように、相場の上下に過度に反応せず、長期的に保有する姿勢が成果につながる可能性は高いと言えるでしょう。
退職金の預け先・運用先に関するよくある質問
退職金の預け先・運用先に関するよくある質問と回答を紹介します。
退職金の預け先・運用先はどこがいい?
おすすめの退職金の預け先・運用先は以下の通りです。
おすすめ運用先 | 利回りの目安 (年利) | 2000万円投資した際の 想定年間利益 (税引前) | |
---|---|---|---|
1位 | プライベートデット ※おすすめの1社も紹介 | 10%程度~ | 200万円~ |
2位 | ヘッジファンド ※おすすめの2社も紹介 | 10%程度〜 | 200万円〜 |
3位 | 投資信託 | 0.5~8%程度 | 10万円〜160万円 |
4位 | ロボアドバイザー | 3~10%程度 | 60万円〜200万円 |
5位 | 債券 | 国内債券:0.7~3%程度 外国債券:1.5~5%程度 | 国内債券:14万~60万 外国債券:30万~100万 |
6位 | 株式投資 | 3~7%程度 | 60万円〜140万円 |
7位 | 不動産投資 | 4%~5%程度 | 80万円〜100万円 |
8位 | ファンドラップ | 1%〜5%程度 | 20万円〜100万円 |
9位 | 退職金専用定期預金 ※金利上位も紹介 | ~3.0%程度 | ~15万円程度 ※3か月満期時の利息 |
10位 | 定期預金 ※金利上位も紹介 | ~1.35%程度 | ~27万円 |
なかでも、1位のプライベートデット「ハイクアインターナショナル」と2位のヘッジファンド「アクション」は、安定性や実績の面で注目されている商品です。選択肢の一つとして検討されてもよいでしょう。
ハイクアInt’l | アクション | |
---|---|---|
ファンドの 種類 | プライベートデットファンド | ヘッジファンド |
年利 | 12%(固定) | – |
最低投資額 | 500万 | 500万 |
資料請求 | 可能 | 不可 |
投資手法 対象 | 海外日系企業への事業融資 | バリュー株 事業投資 |
おすすめの人 | 投資初心者の方におすすめ 高配当投資をしたい人 ファンドの信頼性を重視する人 元本割れのリスクを避けたい人 | 信頼性の高いヘッジファンドに投資したい人 分散投資によるリスクヘッジをしたい人 金融商品の運用をプロに任せたい人 |
※アクションは運営年数が少ないため、記載なし(2024年実績:25.07%)
定期預金の金利は預入期間によって変動しますか?
はい、預入期間によって異なります。金融機関ごとに設定が異なり、各社のWebサイトで期間別の金利を確認できます。
銀行に退職金を預ける場合、預け先を分散した方が安心?
はい、複数の銀行口座に分けて預けるのがおすすめです。
銀行が万が一破綻した場合でも、「ペイオフ制度」により金融機関ごとに預金者1人あたり元本1000万円とその利息までが保護されます。
そのため、1000万円を超える退職金を預ける場合は、複数の金融機関や口座に分散するのが安全です。
退職金の預け先 (運用先) はネット銀行でも大丈夫ですか?
はい、ネット銀行でも問題ありません。
ネット銀行でも退職金向けの定期預金プランや高金利の商品を提供しています。オンラインでの操作に抵抗がなければ、選択肢のひとつとして検討できます。
退職金の預け先として、三菱UFJや三井住友、ゆうちょなどの大手銀行はどうですか?
信頼性や店舗網、対応力の面では、大手銀行は預け先として安心感があります。
ただし、金利はネット銀行などと比べて低めに設定されていることが多く、利回りを重視する方にとっては必ずしも有利とは限りません。
サービスの充実度や安全性を重視するなら大手銀行は有力な選択肢ですが、金利や条件を比較したうえで、他の金融機関も併せて検討することをおすすめします。
退職金のおすすめ預け先・運用先解説まとめ
退職金の預け先・運用先として検討すべき選択肢には、リターン重視型から安定性重視型までさまざまな資産運用方法があります。
本記事では、「収益性」「安全性」「流動性」などの観点から比較し、総合的なおすすめランキングを紹介しました。
おすすめ運用先 | 利回りの目安 (年利) | 2000万円投資した際の 想定年間利益 (税引前) | |
---|---|---|---|
1位 | プライベートデット ※おすすめの1社も紹介 | 10%程度~ | 200万円~ |
2位 | ヘッジファンド ※おすすめの2社も紹介 | 10%程度〜 | 200万円〜 |
3位 | 投資信託 | 0.5~8%程度 | 10万円〜160万円 |
4位 | ロボアドバイザー | 3~10%程度 | 60万円〜200万円 |
5位 | 債券 | 国内債券:0.7~3%程度 外国債券:1.5~5%程度 | 国内債券:14万~60万 外国債券:30万~100万 |
6位 | 株式投資 | 3~7%程度 | 60万円〜140万円 |
7位 | 不動産投資 | 4%~5%程度 | 80万円〜100万円 |
8位 | ファンドラップ | 1%〜5%程度 | 20万円〜100万円 |
9位 | 退職金専用定期預金 ※金利上位も紹介 | ~3.0%程度 | ~15万円程度 ※3か月満期時の利息 |
10位 | 定期預金 ※金利上位も紹介 | ~1.35%程度 | ~27万円 |
それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、自身のリスク許容度や資産形成の目的に応じて適切に組み合わせることが、退職金運用で後悔しないためのポイントです。
なお、上位で紹介した「ハイクアインターナショナル」や「アクション」については、関連記事で詳細に解説していますので、あわせてご覧ください。

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