「ファンドラップの評判やおすすめが気になる」
という方も多いのではないでしょうか。
ファンドラップとは、投資家が証券会社に運用を一任し、資産配分や銘柄の選定、リバランスまで自動で行う「おまかせ資産運用」のこと。
専門家のノウハウを活用できる点が魅力ですが、「手数料が高すぎる」「思ったほど増えない」といった評判も多く、利便性の裏には、コスト面や成績のバラつきという課題があります。
そこで本記事では、主要17社のファンドラップについて、運用実績ランキングとあわせて、各社の特徴・手数料・評判・最低投資金額などを比較し、わかりやすく紹介します。
なお「プロの手で資産を大きく増やしたい」「より安定した運用を求めたい」という方には、高度な分散戦略で市場平均を上回る成果を狙う「ヘッジファンド」という選択肢もあります。
ファンドラップや投資信託、ヘッジファンドなど、プロに運用を任せる他の方法と比較しながら、どの手法がより高いリターンと安定性を両立できるのかを見極めていきましょう。
ファンドラップ17社の評判・運用実績・手数料を徹底比較【最新ランキング】
ファンドラップは、投資家の資産状況やリスク許容度に応じて、証券会社や運用の専門家が最適な投資信託(またはETF)を組み合わせて運用を行う「一任型サービス」です。
本章では、ファンドラップ主要17社の運用実績・手数料・評判などを比較し、各社の特徴と強みを徹底的に解説します。
ファンドラップの運用実績比較ランキング
以下は、金融庁が公表した2022年時点(現時点で最新)のデータをもとに、主要ファンドラップの手数料控除後リターンを比較・ランキング化した表です。
| 商品名 | 過去5年 リターン | 過去3年 リターン | 年間コスト | 最低投資額 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | WealthNavi (コース番号:3) ウェルスナビ ※ロボアドバイザー | 6.70% | 8.50% | 1.1% | 1万円 |
| 2位 | ON COMPASS (Eコース) マネックス証券 ※ロボアドバイザー | 4.50% | 6.00% | 0.9775% | 1000円 |
| 3位 | THEO (コース番号:115) おかねのデザイン ※ロボアドバイザー | 3.70% | 4.80% | 1.1% | 10万円 |
| 4位 | 東海東京ファンドラップ 東海東京証券 | 2.80% | 3.90% | 1.65% | 300万円 |
| 5位 | 楽ラップ(やや積極型) 楽天証券 ※ロボアドバイザー | 2.80% | 2.80% | 0.715% | 1万円 |
| 6位 | ダイワファンドラップ 大和証券 | 1.80% | 2.40% | 1.54% | 300万円 |
| 7位 | 三井住友信託ファンドラップ 三井住友信託銀行 | 1.60% | 2.10% | 1.1~1.54% | 500万円 |
| 8位 | いちよしファンドラップ ドリーム・コレクション いちよし証券 | 1.50% | 2.10% | 1.408% | 300万円 |
| 9位 | 水戸ファンドラップ 水戸証券 | 1.20% | 2.50% | 2.2% | 300万円 |
| 10位 | 日興ファンドラップ エドモンドロスチャイルド SMBC日興証券 × エドモンド・ロスチャイルド・アセットマネジメント | 1.10% | 2.30% | 1.32% | 300万円 |
| 11位 | アイザワファンドラップ アイザワ証券 | 1.10% | 1.40% | 1.65% | 300万円 |
| 12位 | SMBCファンドラップ 三井住友銀行 | 1.00% | 1.70% | 1.485% | 300万円 |
| 13位 | 野村ファンドラップ 野村証券 | 0.90% | 1.10% | 1.1605% | 500~1000万円 |
| 14位 | Mizuho Fund Wrap みずほ証券 | 0.90% | 0.60% | 1.33% | 1000万円 |
| 15位 | ウエルス・スクエア ファンドラップ ウエルス・スクエア | 0.50% | 0.40% | 0.66~1.32% | 300~1000万円 |
| 16位 | りそなファンドラップ りそな銀行 | ▲0.9% | ▲2.2% | 1.1385% | 300~500万円 |
| 17位 | MUFGファンドラップ 三菱UFJ信託銀行 | ▲2.3% | ▲3.3% | 1.309% | 100万円 |
| 番外編 | ゆうちょファンドラップ ゆうちょ銀行 | – | – | 1.54% | 300万円 |
(エクセルファイル)※データは2022年末時点
- 手数料控除後の過去5年リターンが高い順
- 過去5年リターンが同率の場合、過去3年リターンで順位を決定
- 同系列のファンドラップは主要サービスのみ掲載
- ロボアドバイザーを含む(中間のリスクコースを代表として掲載)
真のプロ運用を求めるならヘッジファンド!
プロに運用を任せながらより高いリターンを狙いたい方は、ヘッジファンドやプライベートファンドといった選択肢にも注目が集まっています。
| 運用先・商品 | 期待年利 | 特徴 |
|---|---|---|
| プライベートデットファンド | 10%以上 | 安定収益と高リターンを両立 |
| ヘッジファンド | 10%以上 | 市場変動に強く安定したリターンを追求 |
今注目のプライベートデットファンド!
「ハイクアインターナショナル」とは?
【特徴①】年12%の固定配当 (ファンドラップを大きく上回る実績)
【特徴②】年4回配当で、安定収入を確保
【特徴③】ベトナム日系企業への事業融資型
【特徴④】最低投資額500万円から参加可能
【特徴⑤】運用手数料無料・解約時期自由※
\ フォーム入力1分で無料個別相談を予約 /
※運用5年未満での解約は解約手数料あり
それでは、先ほどのランキングに登場した17社の特徴を順に見ていきましょう。
1位:ウェルスナビ|WealthNavi(ロボアドバイザー)

WealthNavi(ウェルスナビ)は、スマホやPCで質問に答えるだけでリスク許容度を診断し、世界約50カ国・約12000銘柄に分散されたETF(上場投資信託)を自動で組み合わせて運用する、日本最大級のロボアドバイザーです。
資産配分の設計から、積立・買付・リバランス・分配金の再投資までを自動で行い、初心者でも手間なく国際分散投資を実践できます。
最低投資額は1万円から。手数料は年率1.1%(税込)で、長期保有に応じて割引される「長期割」も用意されています。
また、「おまかせNISA」にも対応しており、非課税枠(つみたて投資枠/成長投資枠)での自動運用が可能です。
| 過去5年リターン | 6.70% (コース番号:3) *リスク:年率11.5% *シャープレシオ:0.59 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 8.50% (コース番号:3) *リスク:年率12.4% *シャープレシオ:0.68 |
| 最低投資金額 | 1万円 |
| 年間費用 | 年率1.1% |
| 公式サイト | WealthNavi公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「初心者でも始めやすい」「満足度が高い」「手数料の長期割りなど長期投資に有利」など高い評判を得ている一方、一部では「手数料が他のロボアドよりも高い」「短期で大きな利益は出にくい」などの意見もあります。
2位:マネックス証券|ON COMPASS(ロボアドバイザー)

ON COMPASSは、マネックス証券が提供するロボアドバイザー型のファンドラップです。
質問に答えるだけでリスク許容度を診断し、世界80カ国・38000銘柄に分散されたETFを自動で組み合わせて運用します。
A~Hの8種類のコース(リスクレベル)から選択でき、商品選定・買付・リバランスなど全てを自動で行います。
また、ON COMPASSはNISA対象の投資信託を自動で運用できる仕組みを採用しており、NISAを活用しながら自分に合ったリスクで運用可能です。※ただし「成長投資枠」のみ対応、「つみたて投資枠」は対象外。
| 過去5年リターン | 4.50% (Eコース) *リスク:年率9.6% *シャープレシオ:0.47 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 6.00% (Eコース) *リスク:年率10.5% *シャープレシオ:0.57 |
| 最低投資金額 | 1000円 |
| 年間費用 | 年率0.9775% |
| 公式サイト | ON COMPASS公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
評判は「運用実績が良い」「手数料が低い」「オンライン完結で手軽」と高評価。ロボアドバイザー型のファンドラップのため、年間コストも1%を下回るなど低水準です。
ただし、手数料がさらに低いインデックス型の投資信託でも同程度のリターンを得られる場合もあり、一部では「リターン面で物足りない」との声もあります。
3位:おかねのデザイン|THEO(ロボアドバイザー)

THEO(テオ) は、独立系フィンテック企業「おかねのデザイン株式会社」が提供するロボアドバイザー型ファンドラップサービスです。
年齢や資産状況など5つの質問に答えるだけで、世界約70か国・2万銘柄に分散投資する約30種類のETFから、最適なポートフォリオを自動提案してくれます。(年齢の変化に応じて資産配分を自動でリバランスする仕組みも採用)
最低投資額は10万円からで、手数料は年率1.1%(税込)。運用から1年以上経過するとの預かり資産に応じて最大0.70%まで手数料が引き下げられる手数料割引プログラムも用意されています。
また、NISA(つみたて / 成長投資枠)だけでなく、iDeCoにも対応しており、税制優遇を活かした運用が可能です。
| 過去5年リターン | 3.70% (コース番号:115) *リスク:年率10.3% *シャープレシオ:0.36 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 4.80% (コース番号:115) *リスク:年率11.7% *シャープレシオ:0.41 |
| 最低投資金額 | 10万円 |
| 年間費用 | 年率1.1% |
| 公式サイト | THEO公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
評判は「リスク許容度を細かく設定できる」「iDeCoやNISAに対応していて便利」「運用資産額に応じてdポイントが貯まる」など、利便性と機能性を評価する声が多く見られます。
一方で、「サポート対応が悪い」「ウェルスナビと比べると運用リターンが控えめ」といった意見もあります。
4位:東海東京証券|東海東京ファンドラップ

ロボアドバイザーを除くファンドラップで、過去5年の年率リターンが最も高かったのが、東海東京証券の「東海東京ファンドラップ」です。
東海東京ファンドラップは、既出のロボアドとは異なる「有人サポート型」の資産運用サービスで、契約者のリスク許容度や運用目的をヒアリングした上で、運用会社がモデルポートフォリオを設定し、投資信託を通じたグローバル運用を行います。
| 過去5年リターン | 2.80% *リスク:年率9.1% *シャープレシオ:0.31 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 3.90% *リスク:年率10.5% *シャープレシオ:0.37 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.65% |
| 公式サイト | 東海東京ファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「安定した運用実績が魅力的」「地域密着型のサービスが良い」「担当者の説明が丁寧」といった好意的な声が多く、相談型で運用を進めたい人から支持されています。
一方で「手数料がやや高い」「少額向けにはハードルがある」との指摘も見られます。
5位:楽天証券|楽ラップ(ロボアドバイザー)

楽ラップは、楽天証券が提供するロボアドバイザー型のファンドラップサービスです。
16問の質問に答えるだけで、自分に合う運用コースを診断・提案してくれ、資産配分・銘柄選定・リバランスまで自動で対応します。最低1万円から始められ、低コストで「おまかせ資産運用」が可能です。(NISA利用不可)
また、独自の「下落ショック軽減機能 (DRC機能)」を搭載し、市場変動時の損失リスクを軽減できる点が魅力です。
手数料は固定報酬型(最大年率0.715%)と成功報酬型%(最大0.65%+成功報酬5.5%)から選択でき、希望に合わせた柔軟な設定が可能です。
| 過去5年リターン | 2.8%(やや積極型) *リスク:年率9.3% *シャープレシオ:0.30 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.8%(やや積極型) *リスク:年率10.3% *シャープレシオ:0.27 |
| 最低投資金額 | 1万円 |
| 年間費用 | 年率0.715% |
| 公式サイト | 楽ラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「少額から始められて安心」「下落時のリスクが抑えられている」などの声が多く、初心者や安定志向の投資家に好評です。一方で、「運用リターンが控えめ」「他社に比べてカスタマイズ性が低い」という意見もあります。
6位:大和証券|ダイワファンドラップ

大和証券が提供する「ダイワファンドラップ」は、国内で最も歴史あるファンドラップの一つで、運用残高・顧客満足度ともに高い評判を得ているサービスです。
以下の4種類があり、それぞれ投資金額・サポート体制・運用方針が異なります。
- ダイワファンドラップ(300万円以上)
- ダイワファンドラップ プレミアム(3000万円以上 ※65歳以上のみ)
- あんしんつながるラップ(3000万円以上)
- ダイワファンドラップ オンライン(1万円以上)
今回ファンドラップ運用実績ランキング(過去5年リターン)で6位に入ったのは、一つ目の「ダイワファンドラップ」です。
専任担当者と相談しながら資産運用を進める対面取引型のサービスで、約10本の投資信託を組み合わせ、「安定」から「積極」まで5段階のリスク許容度に応じた最適な資産配分を提案します。(NISAは利用不可)
| 過去5年リターン | 1.80% *リスク:年率8.2% *シャープレシオ:0.22 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.40% *リスク:年率9.0% *シャープレシオ:0.26 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.54% |
| 公式サイト | ダイワファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者が丁寧で安心感がある」「運用方針を自分で選べて納得できる」といった声が多く、特にシニア層や長期投資志向の利用者から高評価を得ています。
一方で、「手数料が高め」「最低投資金額がややハードル」との意見もあります。

7位:三井住友信託銀行|三井住友信託銀行ファンドラップ

三井住友信託銀行ファンドラップは、三井住友信託銀行が提供する対面型の投資一任運用サービスです。
お客様の資産状況・投資目的・リスク許容度に基づいて、国内外の株式・債券・REIT・コモディティ・ヘッジファンドなどの資産を組み合わせた最適な資産配分をプロが提案・運用します。
| 過去5年リターン | 1.60%(資産分散型) *リスク:年率9.1% *シャープレシオ:0.31 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.10%(資産分散型) *リスク:年率10.5% *シャープレシオ:0.37 |
| 最低投資金額 | 500万円 |
| 年間費用 | 年率1.54% |
| 公式サイト | 三井住友信託銀行ファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者が丁寧で相続相談も一緒にできる」「信託銀行ならではの堅実な運用」など、サポート・信託機能は高評価。
一方、「手数料が高すぎる」「リターンが市場平均に負ける」とパフォーマンス・コスト面での不満も見られます。

8位:いちよし証券|いちよしファンドラップ ドリーム・コレクション

「ドリーム・コレクション」は、いちよし証券が提供する対面型ファンドラップで、中長期の国際分散投資を前提に、国内外株式・債券・REIT・オルタナティブ(ヘッジファンド・金など)を含む12資産クラスに分散するモデルポートフォリオを採用しています。
運用モデルは「保守的」から「積極的」まで5段階に区分され、顧客の資産状況・目的・リスク許容度に応じて専任アドバイザーと相談しながら設定できます。
また、NISAを活用した長期運用や、つみたて設定・資産承継サポートなど、将来を見据えた付随サービスを利用できます。
| 過去5年リターン | 1.5% *リスク:年率9.1% *シャープレシオ:0.31 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.1% *リスク:年率10.5% *シャープレシオ:0.37 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.408% |
| 公式サイト | いちよしファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者のフォローが丁寧」「国内中小型株も組み込まれていて幅がある」といった声があり、特に「資産の承継や長期保有」などを意識する顧客からの支持が高いです。
一方で、「手数料がやや高め」「最低投資額がハードルになる」という指摘もあります。
富裕層に選ばれる次の一手はこちら!
| 運用先・商品 | 期待年利 | 特徴 |
|---|---|---|
| プライベートデットファンド | 10%以上 | 安定収益と高リターンを両立 |
| ヘッジファンド | 10%以上 | 市場変動に強く安定したリターンを追求 |
今注目のプライベートデットファンド!
「ハイクアインターナショナル」とは?
【特徴①】年12%の固定配当 (ファンドラップを大きく上回る実績)
【特徴②】年4回配当で、安定収入を確保
【特徴③】ベトナム日系企業への事業融資型
【特徴④】最低投資額500万円から参加可能
【特徴⑤】運用手数料無料・解約時期自由※
\ フォーム入力1分で無料個別相談を予約 /
※運用5年未満での解約は解約手数料あり

9位:水戸証券|水戸ファンドラップ

水戸ファンドラップは、中堅・地域証券として長年培ってきた運用ノウハウを生かした一任運用型サービスです。
対面でのきめ細やかなコンサルティングを重視し、8種類の投資信託とMRFを組み合わせて、国内外の株式・債券・REITなどに分散投資することで、長期的かつ安定した運用を行っています。
また、相続時受取人指定サービスや定時定額払戻サービスなど、ライフプランに合わせた付帯サービスも利用可能です。
| 過去5年リターン | 1.2% *リスク:年率7.3% *シャープレシオ:0.17 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.5% *リスク:年率8.5% *シャープレシオ:0.30 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率2.2% |
| 公式サイト | 水戸ファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者の対応が丁寧」「地方でも安心して相談できる」「顧客一人一人に合わせた提案がある」といった地域密着型のサポート力に対する評価が多く見られます。
一方で、手数料がやや高めである点や「大手と比べると情報提供が少ない」といった指摘も見られます。

10位:SMBC日興証券|日興ファンドラップエドモンドロスチャイルド

「日興ファンドラップ エドモンド・ロスチャイルド」は、SMBC日興証券とスイスの名門資産運用会社「エドモンド・ド・ロスチャイルド」グループが共同開発したファンドラップです。
欧州の富裕層向け運用ノウハウを活かし、世界分散型の資産運用をプロが一任運用します。
5つのリスク許容度(安定・やや安定・中立・やや積極・積極)に応じたコースが用意されており、各ポートフォリオはエドモンド・ロスチャイルド社が運用助言を担当。長期安定運用と世界的な分散投資の両立を目指します。
| 過去5年リターン | 1.1% *リスク:年率8.6% *シャープレシオ:0.13 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 2.3% *リスク:年率9.4% *シャープレシオ:0.24 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.32% |
| 公式サイト | SMBC日興証券公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「世界水準の運用戦略を日本で受けられる」「ポートフォリオが堅実で安心感がある」といった声が多く、欧州運用会社との連携による信頼性が評価されています。
一方で、「運用リターンがやや控えめ」「説明がやや専門的」との意見もあります。

11位:アイザワ証券|アイザワファンドラップ

アイザワファンドラップは、創業100年以上の歴史を持つ独立系証券会社・アイザワ証券が提供する一任運用サービスです。
顧客の運用目的やリスク許容度に応じて、複数のファンドを組み合わせた長期安定型のポートフォリオを提案します。
投資家のライフステージに合わせ、資産の運用・引出・継承まで一貫したサポートを提供しており、「定時定額払戻サービス」や「相続時受取人指定サービス」など、将来を見据えた資産管理機能も充実しています。
| 過去5年リターン | 1.1% *リスク:年率8.2% *シャープレシオ:0.14 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 1.4% *リスク:年率9.3% *シャープレシオ:0.15 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.65% |
| 公式サイト | アイザワファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者の説明が丁寧で信頼できる」「地方でも相談しやすい」「顧客に寄り添ったサービスが良い」といった声が多く、中長期で安定した運用を目指す投資家からの支持が目立ちます。
一方で、「大手と比べると情報量が少ない」「手数料がやや高い」との意見もあります。
※現在は新規受付を停止しています。
12位:三井住友銀行|SMBCファンドラップ

SMBCファンドラップは、三井住友銀行グループの証券会社・SMBC日興証券が提供する、対面型の一任運用サービスです。
投資信託を組み合わせて資産運用を行い、顧客はリスク許容度や運用目的に応じたプランを選ぶだけで、プロのアドバイザーに資産管理を任せられるのが特徴です。
なお、前述の「日興ファンドラップ エドモンド・ロスチャイルド」とは別サービスであり、本商品はより一般的な国内外分散投資型のファンドラップです。
| 過去5年リターン | 1.0% *リスク:年率7.5% *シャープレシオ:0.14 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 1.7 % *リスク:年率8.2% *シャープレシオ:0.21 |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.485% |
| 公式サイト | SMBCファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「銀行グループの安心感がある」「長期的な資産形成を相談できる」といった声が多く、サポート体制の手厚さや店舗での対面相談を評価する意見が目立ちます。
一方で、「手数料がやや高い」「リターンが控えめ」という指摘もあります。
13位:野村証券|野村ファンドラップ
野村ファンドラップは、国内最大手・野村証券が提供する対面型の一任運用サービスです。顧客の資産状況や目的に応じて、7段階のリスク許容度から最適な運用プランを提案します。
野村ファンドラップでは、手数料体系や運用方針が異なる以下2種類を展開。
- バリュープログラム(インデックス運用中心 / 最低500万円〜)
- プレミアムプログラム(アクティブ運用中心 / 最低1000万円〜)
いずれも、株式・債券・REITなどをバランスよく組み合わせた多様なポートフォリオを専門家が運用・管理し、定期的なモニタリングとリバランスによって長期的な資産形成をサポートします。
| 過去5年リターン | 0.90% *リスク:年率7.6% *シャープレシオ:0.12 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 1.10% *リスク:年率8.6% *シャープレシオ:0.12 |
| 最低投資金額 | 500~1000万円 |
| 年間費用 | 年率1.1605% |
| 公式サイト | 野村ファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者の提案が丁寧で信頼できる」「大手ならではの安心感がある」といった声が多く、手厚い対面サポートを求める投資家に評価されています。
一方で、「最低投資額が高くハードルが高い」「運用成績が悪い」との指摘もあります。

14位:みずほ証券|Mizuho Fund Wrap

みずほ証券のファンドラップは 「Mizuho Fund Wrap」 と 「ファーストステップ」 の2種類。
- Mizuho Fund Wrap(アクティブファンドへ投資 / 最低1000万円〜 / 5年年率リターン:0.90%)
- ファーストステップ(インデックスファンドへ投資 / 最低500万円〜 / 5年年率リターン:0.60%)
いずれもみずほ証券のアドバイザーが、資産状況やリスク許容度を丁寧にヒアリングし、目標に合わせて最適な投資信託を組み合わせて運用します。
5段階のリスクコースから選択でき、国内外の株式・債券・REIT・コモディティになどに分散投資を行います。
今回ランキング13位に入ったのは「Mizuho Fund Wrap」ですが、2022年末時点のデータでは、「ファーストステップ」と比較しても過去5年の年率リターンに大きな差は見られません。
| 過去5年リターン | 0.90% *リスク:年率7.6% *シャープレシオ:0.12 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 0.60% *リスク:年率8.6% *シャープレシオ:0.07 |
| 最低投資金額 | 1000万円 |
| 年間費用 | 年率1.33% |
| 公式サイト | みずほファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「大手金融グループの安心感がある」「銀行との連携サービスが充実している」「対面でのサポートが手厚い」といった声がある一方、「最低投資額が高い」「コスパが悪い」などの指摘もあります。

15位:ウエルス・スクエア|ウエルス・スクエア ファンドラップ

ウエルス・スクエア ファンドラップは、野村総合研究所のノウハウと経験を集結したファンドラップ専門の資産運用会社ウエルス・スクエアが提供するサービスです。
投資家の投資目的やリスク許容度に応じて複数の運用コースから選択し、国内外の株式・債券・REIT・コモディティなどに分散投資を行います。
ウエルス・スクエア ファンドラップは、一般のファンドラップと異なり、複数の金融機関(銀行・証券会社)で提供されており、各機関で最低投資額や手数料が異なります。
| 過去5年リターン | 0.5%(※年間費用0.99%の場合) *リスク:年率5.7% *シャープレシオ:0.09 |
|---|---|
| 過去3年リターン | 0.4%(※年間費用0.99%の場合) *リスク:年率6.7% *シャープレシオ:0.06 |
| 最低投資金額 | 300~1000万円(取り扱い金融機関による) |
| 年間費用 | 年率0.66~1.32%(取り扱い金融機関による) |
| 公式サイト | ウエルス・スクエア ファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「複数の金融機関で取り扱いがあり、アクセスしやすい」「運用プランのバリエーションが豊富」といった声がある一方、「取り扱い金融機関によって最低投資金額や手数料体系が異なる」「金融機関によってサポート体制に差がある可能性がある」「リターンが低い」などの指摘もあります。
16位:りそな銀行|りそなファンドラップ

りそなファンドラップは、りそな銀行が提供する対面型の投資一任運用サービスです。
お客様の資産状況・投資目的・リスク許容度に基づいて、国内外の株式・債券・リートなどを組み合わせた最適な資産配分をプロが提案・運用します。
コースは以下の2種類です。
- スタンダードコース(インデックスファンドへ投資 / 最低300万円~)
- プレミアムコース(アクティブファンドへ投資 / 最低500万円~)
また「定時定額払戻サービス」や「相続時受取人指定サービス」など、ライフプランに合わせた資産管理機能も備えています。
| 過去5年リターン | ▲0.9% *リスク:年率5.0% *シャープレシオ:▲0.18 |
|---|---|
| 過去3年リターン | ▲2.2% *リスク:年率5.8% *シャープレシオ:▲0.37 |
| 最低投資金額 | 300~500万円 |
| 年間費用 | 年率1.1385% |
| 公式サイト | りそなファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者が丁寧に説明してくれる」「銀行窓口で相談できる安心感がある」など、サポート面は高く評価されています。
一方で、「リターンが物足りない」「手数料に見合った成果が出にくい」といったパフォーマンス面での不満も少なくありません。

17位:三菱UFJ信託銀行|MUFGファンドラップ

MUFGファンドラップは、三菱UFJ信託銀行が提供する投資一任契約型のファンドラップサービスです。
資産状況・投資目的・リスク許容度に基づいて、国内外の株式・債券・REIT・コモディティ・ヘッジファンドなどを組み合わせた最適な資産配分をプロが提案・運用します。
コースは以下の2種類です。
- リスク分散コース(幅広い資産クラスへ分散投資 / 最低100万円~)
- 下方リスク抑制コース(損失抑制を重視 / 最低100万円~ / 2024年7月より新規受付停止)
また「定時定額払戻」「プロフィットロック・ロスカット」「資産承継特約」など、ライフプランに合わせた資産管理機能も備えています。
| 過去5年リターン | ▲2.3% *リスク:年率4.0% *シャープレシオ:▲0.57 |
|---|---|
| 過去3年リターン | ▲3.3% *リスク:年率4.9% *シャープレシオ:▲0.68 |
| 最低投資金額 | 100万円 |
| 年間費用 | 年率1.309% |
| 公式サイト | MUFGファンドラップ公式サイト |
※2022年末時点
【評判・口コミ】
「担当者が丁寧で安心」「対面相談できるのが良い」「定時定額払戻が便利」など、サポート面は高評価。
一方、「手数料が高すぎる」「リターンが物足りない」「市場平均に勝てない年が多い」とパフォーマンス・コスト面での不満も多数聞かれます。

番外編:ゆうちょ銀行|ゆうちょファンドラップ

ゆうちょファンドラップは、ゆうちょ銀行が大和証券に委託して提供する対面型の投資一任運用サービスです(2022年5月開始)。
投資家の資産状況・投資目的・リスク許容度に基づいて、国内外の株式・債券・REITなどを組み合わせた最適な資産配分をプロが提案・運用します。
運用スタイルは保守的から積極的まで複数用意されており、市場環境に応じたリバランスが自動的に行われます。
| 過去5年リターン | データなし(開始後間もないため) |
|---|---|
| 過去3年リターン | データなし(開始後間もないため) |
| 最低投資金額 | 300万円 |
| 年間費用 | 年率1.54% |
| 公式サイト | ゆうちょファンドラップ公式サイト |
【評判・口コミ】
「ゆうちょ銀行の信頼感がある」「全国の郵便局で相談できる」など、アクセス・サポート面は高評価。
一方「手数料が高め」「リターンが市場平均以下」「まだ新しいので不安」とコスト・実績面で不満の声も聞かれます。
以上、ファンドラップ17社の過去5年の運用実績(リターン)ランキングと、サービス概要の比較を紹介しました。
一見どのファンドラップも似て見えますが、実際には手数料の違いや運用方針によって成果に大きな差が出ることがあります。
また「プロに任せれば安心」と思っていても、思ったほどリターンが伸びないケースも少なくありません。
次章では、利用者の口コミをもとに、ファンドラップのメリットとデメリットをわかりやすく整理していきます。
実際に好評な点は?ファンドラップのメリット(よい評判)
各サービスの評判をもとに見えてきたファンドラップの主なメリットは以下の3点です。
専門家に運用を任せられる (初心者でも安心)
ファンドラップは、金融機関や運用会社の専門家、またはロボアドバイザーに資産運用を一任できる仕組みです。

対面やオンラインで投資家の投資目的やリスク許容度、運用期間などについてヒアリングが行われ、その結果に基づいて専門家やロボアドが最適なポートフォリオを設計し、継続的に運用・管理してくれます。
投資家は、銘柄の調査や分析、売買タイミングの決定、日々の値動き、リバランス等を全て任せられるため、投資初心者や投資に時間を割けない人にメリットがあります。
また、対面でのアドバイス(ロボアドを除く)や定期的な運用報告を通じて、状況を確認しながら安心して資産形成を続けられる点も、ファンドラップが選ばれる理由のひとつです。
- 金融機関での面談・ヒアリング
- 投資目標とリスク許容度の決定
- 最適な資産配分の提案
- 契約締結
- 運用開始
- 定期的な運用報告と見直し
定期的に資産配分が見直される
ファンドラップでは、市場環境の変化や資産の偏りに応じて、定期的に資産配分(ポートフォリオ)が自動的に見直されます。
この自動リバランスによって、リスクを取りすぎたり特定の資産に偏ったりするのを防ぎ、安定した運用を維持できる点が大きなメリットです。
また、運用会社によっては四半期ごとや半年ごとなど、定期的なモニタリングと報告を行い、長期的な資産形成をサポートしています。
分散投資によりリスクを軽減できる
ファンドラップでは、国内外の株式・債券・REIT(不動産投資信託)・コモディティなど、複数の資産クラスに投資する投資信託(またはETF)を組み合わせて運用します。
異なる値動きをする資産を組み合わせることで、特定の市場や銘柄の下落リスクを抑え、ポートフォリオ全体の安定性を高める効果が期待できます。
このようにリスク分散が自動的に行われるため、投資初心者でも安心して安定的な資産形成を続けられるのがファンドラップの魅力です。
買ってはいけない!ファンドラップのデメリット(悪い評判)
プロによるおまかせ運用の安心感がある一方で、ファンドラップには、「思ったほど増えない」「手数料が高い」といった悪い評判や注意点も少なくありません。
手数料が高くリターンが伸びにくい
ファンドラップの最大のデメリットとして挙げられるのが手数料の高さです。
ファンドラップでは、投資先である投資信託やETFの信託報酬に加え、投資一任手数料がかかります。
トータルの手数料負担は年率1〜2%台になるケースが一般的で、市場平均に近い運用をしても手数料分だけリターンが目減りしてしまいます。
| ファンドラップ | 投資信託 | |
|---|---|---|
| 主な手数料 | (ロボアド) 年0.7~1.1%程度 (対面型) 年0.7〜2.2%程度 | (インデックス型) 年0.05~0.5%程度 (アクティブ型) 年0.8% ~ 2.0% |
| 投資管理 | 一任運用 | 自己管理 |
特に対面型のファンドラップは手数料が高くなる傾向があります。
実際、ファンドラップ運用実績ランキングでは、ロボアド型(WealthNavi、ON COMPASSなど)が相対的に高いリターンを示す一方で、対面型ではマイナス運用や年率リターンが2%未満のファンドラップが多数を占めています。
投資の手間が省ける点は魅力ですが、「プロに任せて2%未満のリターン」という結果には物足りなく感じる投資家も多いでしょう。
最低投資額が高く始めにくい
ファンドラップの2つ目のデメリットは、最低投資金額が高いことです。
多くのファンドラップでは、300万円以上のまとまった資金が必要で、野村証券やみずほ証券など、プランによっては1000万円以上を条件とするものもあります。
ロボアドバイザー型のファンドラップ(例:WealthNavi、楽ラップなど)は、1万円程度から手軽に始められますが、運用は自動化された仕組みによって行われるため、証券会社の対面相談のようなきめ細かなサポートは受けにくい傾向があります。
主要な金融機関のファンドラップの最低投資額は以下の通りです。
| ファンドラップ名 | 最低投資額 |
|---|---|
| 大和証券 ダイワファンドラップ | 300万円 |
| 三井住友信託銀行 三井住友信託ファンドラップ | 500万円 |
| 野村證券 野村ファンドラップ | 500~1000万円 |
| みずほ証券 Mizuho Fund Wrap | 1000万円 |
| SMBC日興証券 | 300万円 |
| ゆうちょ銀行 | 300万円 |
※データは2022年末時点(エクセルファイル)
本格的なファンドラップサービスを受けるには、一定以上の資産が必要となるため、少額から気軽に始めたい投資初心者にはややハードルが高く、「資産をまとめて預け、長期的に安定運用したい人」向けの仕組みといえます。
運用内容や成果が見えづらい
ファンドラップの悪い評判としてよく挙げられるのが、情報公開の少なさです。
どの投資信託にどれだけ投資しているのか、運用実績や売買の内訳、損益の説明などが詳しく開示されないケースが多く、投資家が成果を判断しにくいのが実情です。
最近では、投資先の投資信託やポートフォリオ、運用実績を公開するファンドラップも増えていますが、全体としては依然として情報量が限られており、透明性は十分とはいえません。
こうしたブラックボックス感が「ファンドラップ=不透明でよくわからない」という評判につながっています。
こうした状況を受け、金融庁も透明性向上を目的にKPI(重要業績評価指標)の開示を求めるガイドラインを策定。
2025年11月時点では、2022年末の運用実績データが最新として金融庁公式サイトで公開されています。
急な相場変動への対応が遅れることがある
ファンドラップは、プロが運用を行うため安心感がある一方で、急な市場変動に即座に対応できない場合があります。
その理由は、運用方針や契約内容によって柔軟な対応が制限されることに加え、ファンドラップが投資信託を通じて運用されているため、そもそもレバレッジやショート(空売り)などの積極的なポジション調整ができない点にもあります。
そのため、市場が急変しても短期的な防御対応やリバランスを短期的に行うのは難しく、市場が暴落する局面では「大きな損失を被った」という声も見られます。
複雑化する市場環境では、変化に即応できる運用力や、市場変動に左右されにくい戦略が高いリターンを生み出します。
市場が不安定な時期に損失を避けたい、あるいは積極的にリターンを狙いたい投資家にとっては、機動的な運用で相場の変動に対応できるヘッジファンドや、安定収益を重視するプライベートデットファンドが有力な選択肢となるでしょう。
富裕層に選ばれる次の一手はこちら!
| 運用先・商品 | 期待年利 | 特徴 |
|---|---|---|
| プライベートデットファンド | 10%以上 | 安定収益と高リターンを両立 |
| ヘッジファンド | 10%以上 | 市場変動に強く安定したリターンを追求 |
今注目のプライベートデットファンド!
「ハイクアインターナショナル」とは?
【特徴①】年12%の固定配当 (ファンドラップを大きく上回る実績)
【特徴②】年4回配当で、安定収入を確保
【特徴③】ベトナム日系企業への事業融資型
【特徴④】最低投資額500万円から参加可能
【特徴⑤】運用手数料無料・解約時期自由※
\ フォーム入力1分で無料個別相談を予約 /
※運用5年未満での解約は解約手数料あり

インデックスファンドより成績が劣るケースもある
ファンドラップはプロが運用するとはいえ、実際には複数の投資信託を組み合わせて運用しているだけのため、独自の運用戦略による超過リターンを狙う仕組みではありません。
そのうえ、ファンドラップは手数料負担が大きく、市場平均(インデックスファンド)と同等の運用をしてもコスト差で実質利回りが下がるケースが多く見られます。
金融庁データでも、国内主要ファンドラップの平均年利回り(2022年末時点)は、手数料控除後で年2〜3%前後にとどまり、市場平均を上回る水準とはいえません。
こうした背景から、ファンドラップは市場平均を上回る成績を求める投資家には不向きであり、より高いパフォーマンスを目指す場合は、投資信託よりも高度な戦略を駆使して機動的に運用するヘッジファンドなどが現実的な選択肢となります。
ファンドラップの評判から分かる向いている人・向いていない人
ここまでの内容から、ファンドラップに向いている人・向いていない人は以下の通りです。
【向いている人】
・資産運用・資産管理を全部プロに任せたい
・投資一任に掛かるコスト負担を許容できる人
・プロと相談しながら資産運用を進めたい
【向いていない人】
・自分で投資信託を選び、柔軟に運用したい人
・コストを抑えて効率的に運用したい人
・市場平均またはそれ以上のリターンが欲しい人
ファンドラップは「安心して任せられる運用」を重視する一方で、コストや運用効率の面では必ずしも優位ではありません。
そのため、投資に関する基礎知識を持ち、自分で商品を選べる人であれば、ファンドラップを使わずに自分で投資信託を運用した方が合理的といえます。
また、ファンドラップを利用したいけれど、担当者による対面サポートや、資産管理に関する付帯サービスは不要という方は、より低コストで同様の運用を自動化できるロボアドバイザーの方が合理的な選択肢となるでしょう。
ファンドラップで大損しないための注意点
ファンドラップ(特に対面型)は、コスト負担が重く、運用実績も平均的な水準にとどまるなど、決して万人向けのサービスではありません。
それでも、投資の知識や時間が限られている人、または高額な資産を「運用」だけでなく包括的に管理したい人にとっては、有用な選択肢となる場合があります。
ここでは、ファンドラップで「大損しないためのポイント」を整理し、賢く活用するための注意点を解説します。
- コストとリターンのバランスを確認する
リターンが費用(手数料)に見合っているか定期的に確認。成果が伸びない場合は、他サービスへの切り替えも検討しましょう。 - 短期変動に動じず、長期的な視点を持つ
ファンドラップは長期的な安定運用を目的としたサービスです。短期的な相場下落で焦って解約すると、タイミング損によってむしろ損失が拡大するケースもあります。 - 提案や運用内容を自分でも理解して定期的に見直す
担当者の提案内容が、自分の資産状況や目的に合っているかを必ず確認しましょう。
運用状況も定期的に確認し、3年以上リターンが低迷している、または明確な改善が見られない場合は、解約や方針変更も検討しましょう。
ファンドラップは「任せて安心」な一方で、確認と見直しを怠ると手数料負けや損失を招くリスクもあります。
「理解・確認・長期視点」を意識して運用を続けることで、安定した成果につなげましょう。
ワンランク上のおまかせ運用ならヘッジファンドを検討しよう
ファンドラップは、手間をかけずに資産運用を任せられる点が魅力ですが、近年はさらに高いリターンや柔軟な戦略を求めて、ヘッジファンドを検討する投資家も増えています。
同じ「おまかせ運用」でも、運用手法や目標リターンには大きな違いがあります。
| 運用先・商品 | 期待年利 | 特徴 |
|---|---|---|
| ファンドラップ | 年率-1〜6%前後※ | 投資信託やETFを組み合わせて運用。 安定志向の分散投資でプロに任せられるが、コストが高くリターンはやや控えめ。 |
| プライベートデットファンド | 年率10%以上 | 安定収益と高リターンを両立。市場の値動きに左右されにくい戦略。 |
| ヘッジファンド | 年率10%以上 | 市場環境に応じて柔軟に戦略を変更。上昇・下落局面どちらでもリターンを狙う高度な運用。 |
費用控除前パフォーマンスより
まずは、近年注目を集めているプライベートデットファンドから見ていきましょう。
プライベートデット
プライベートデットは、非上場企業などへの事業融資を通じて利息収入を得る仕組みで、株式やREITのように市場価格の変動を受けにくい安定運用が特徴です。

インフレや景気変動の影響を抑えながら、比較的高いリターンを狙える点から人気が拡大しています。
ここでは、年利12%の固定配当を実現し、手数料なしで始められる注目のプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」を紹介します。
ハイクア・インターナショナルは、日本設立の運用会社で、在ベトナムの日系企業「SAKUKO VIETNAM Co., Ltd.」への事業融資型ファンドを運営しています。
同社の最大の魅力は、年利12%の固定配当を年4回(3・6・9・12月)に分けて受け取れる仕組みで、仮に500万円を投資した場合、3カ月ごとに15万円、年間で合計60万円 (税引前) の配当を受け取ることができます。

| 運用会社 | ハイクアイインターナショナル合同会社 |
|---|---|
| 代表社員 | 梁榮徹 |
| 設立 | 2023年 |
| 投資対象 | ベトナム企業「SAKUO VIETNAM」への事業投資 |
| 利回り | 年間目標利回り12% |
| 配当 | 3ヶ月ごとに4%ずつ受け取り、または再投資も選択可能 |
| 最低投資額 | 500万円 |
| 投資方法 | 以下、公式HPより問い合わせののち、オンラインまたは対面で相談 (無料) |
| 公式サイト | ハイクアインターナショナル公式サイト |
同社の投資スキームは比較的シンプルです。
- 投資家がハイクア社に出資する
- ハイクア社がサクコ社に融資する
- サクコ社が事業収益から利息をハイクア社に返済
- ハイクア社が投資家に配当金を支払う
融資先であるSAKUO社は、ベトナム国内で日本製品専門店35店舗、スイーツ店11店舗、ビジネスホテル2棟を展開し、年商は約25億円に達します。(2025年にはベトナムのUPCOM市場への上場を予定)
ベトナムでは、若年層を中心とした人口増加と旺盛な消費活動により、国内経済が年5〜7%前後の成長を続ける中、銀行融資の金利は年10〜14%と高く、企業の直接融資ニーズが拡大しています。
同社への投資は、最低投資額が500万円からと個人でも始めやすく、ロックアップ期間が設けられていないため、いつでも解約が可能です。
個人向け社債のように安定収入を確保しながら、年12%のリターンを狙いたい投資家にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
\ フォーム入力1分で無料個別相談を予約 /


ヘッジファンド
次に、ヘッジファンドとは、投資家から集めた資金をもとに国内外の金融市場へ投資し、運用で得た利益を投資家に還元する仕組みの運用方法です。

相場の上昇・下落を問わず利益を狙える柔軟な戦略が特徴で、株式や債券、不動産、為替に加え、デリバティブ(先物・オプション)や未公開株・事業ファンドなど、多様な資産や戦略を組み合わせて分散投資を行います。
近年では、年率10~15%超のリターンを目指すヘッジファンドも登場しており、安定運用の次のステップとして注目を集めています。
ここでは、高いリターンと運用力で急成長を遂げている注目のヘッジファンド2社をご紹介します。
アクション合同会社は、トレイダーズインベストメント元代表取締役の古橋弘光氏が運用を手がける国内ヘッジファンドです。

| 運用会社 | アクション合同会社 |
|---|---|
| 代表社員 | 古橋弘光 |
| 設立 | 2023年 |
| 投資対象 | ・事業への直接投資 ・バリュー株投資 |
| 利回り | 年間利回り25.07% (2024年度) |
| 利益の受取り | 決算時に配当として受領、または再投資 |
| 最低投資額 | 500万円 |
| 投資方法 | 以下、公式HPより問い合わせののち、オンラインまたは対面で相談 (無料) |
| 公式サイト | アクション合同会社公式サイト |
アクションは、株式や債券だけでなく、成長性の高い分野への事業投資、ファクタリング、暗号資産関連事業への投資など、多角的な投資戦略を採っています。
複数の資産クラスや事業分野に投資を行うことで、景気変動リスクを分散し、中長期的に安定したパフォーマンスを維持しやすい構造となっています。
こうした分散型の運用体制が功を奏し、2024年度には年率25.07%のパフォーマンスを記録。
運用実績を毎月公開するなど透明性の高い情報開示も行っており、初心者でもファンド運営状況を把握しやすい点も魅力です。

参入障壁も比較的低く、500万円からの投資で始められるため、個人投資家にとってアクセスしやすいファンドとなっています。相談は無料で、オンライン対応も可能です。

GFマネジメントは、日本株を中心に高いリターンを実現している国内ヘッジファンドです。
運用の舵を取るファンドマネージャーは、過去5年間で年平均29%の成長を実現し、累計で277%を超えるリターンを上げています。

| 運用会社 | GF Management合同会社 |
|---|---|
| 代表社員 | 椎名光太朗 |
| 設立 | 2023年 |
| 投資対象 | 日本大型株(J-Prime戦略) |
| 利回り | 過去平均29% ※設立前のファンドマネージャーの運用成績 |
| 最低投資額 | 1000万 (500万~相談可) |
| 投資方法 | 以下、公式HPより問い合わせののち、オンラインまたは対面で相談 (無料) |
| 公式サイト | GFマネジメント合同会社公式サイト |
同社の採用する「J-Prime戦略」では、「ビジネスの収益力と成長性」「競合優位性」「市場の成長性」など企業の本質的な価値を見極める長期投資を軸とし、日本の大型株や指数連動型ETFなどから20〜30銘柄程度を厳選して投資を行います。

企業の持続的な成長性や市場拡大の波を見極めながら、企業価値の向上に伴うリターンの最大化を目指す戦略です。
運用期間中には一時的にマイナスとなる年もあり、直近5年間では2度の下落局面を経験しているものの、トータルでは5年間で累計+277%(年利29%)という優れた実績を残しており、長期投資先としての信頼性の高さがうかがえます。

投資は500万円から相談可能で、初心者でも無理なく始められる設定です。また、運用レポートは毎月1回発行され、投資家は運用状況を定期的に確認することができます。
長期的に資産形成を考える方は、まずは無料の資料請求や個別面談を通じて、自分の投資方針と合致するかを確かめてみると良いでしょう。

「手間をかけずに運用したい」という点では同じでも、ファンドラップとヘッジファンドでは戦略もリターンも大きく異なります。目的に応じて最適な手段を選びましょう。
ファンドラップに関するよくある質問(FAQ)
では、最後にファンドラップに関してよくある質問と回答を紹介します。
ファンドラップと投資信託の仕組みの違いは?
ファンドラップは、複数の投資信託を組み合わせて資産配分を決め、専門家が自動的に運用してくれるサービスです。
投資信託は、運用自体は運用会社の専門家が行いますが、どのファンドを選び・保有するかの判断は投資家自身に委ねられます。
| ファンドラップ | 投資信託 | |
|---|---|---|
| 運用方法 | 専門家が複数の投資信託を 組み合わせて自動運用 | 運用会社が、投資家から集めた資金を 複数の銘柄に分散投資して運用 |
| 投資判断 | 運用を専門家に一任 | 投資家がどの投資信託を 購入するかを選ぶ |
| 手数料体系 | 年率約1%程度 (投資一任手数料+信託報酬など) | 年0.05~2.0% (信託報酬など) |
| 最低投資額 | 対人型:300万円程度〜 ロボアド型:1万円程度〜 | 少額から投資可能 (100円〜1万円程度) |
| サポート | 専門家による提案・資産配分・ 見直しサポートあり | 基本的に自己判断 |
ファンドラップとロボアドバイザーの違いは?
ロボアドバイザーも、投資を一任するという点ではファンドラップの一種といえます。
従来のファンドラップは、証券会社や信託銀行の窓口で専門家が資産配分を提案・運用し、対面相談や相続・贈与などのサポートも受けられるのが特徴です。
一方、ロボアドバイザーはAIが自動で資産配分を行う仕組みで、手数料が比較的低く、少額から始められる反面、対面での相談サービスはありません。
ファンドラップの始め方と解約方法は?
銀行や証券会社などの取扱機関で口座を開設し、資産状況やリスク許容度のヒアリングを受けたうえで、提案された運用方針に同意すればスタートできます。
解約は、窓口やオンライン上で手続き可能ですが、手続きから資金の払い戻しまで数日〜1週間程度かかる点に注意が必要です。また、解約時の評価損や信託財産留保額などの費用が発生する場合もあります。
なお、ロボアドバイザー型サービスは、口座開設から運用・解約までがすべてオンラインで完結し、手続きもシンプルです。
ファンドラップにNISAは利用できる?
ファンドラップはNISA(少額投資非課税制度)の対象外です。
ただし、ファンドラップで運用される投資信託の中には、NISAに対応しているものもあり、それらを活用するロボアドバイザーなど一部のファンドラップ型サービスでは、NISAを利用できる場合があります。
ファンドラップの評判がひどい理由は?
主な理由は手数料の高さとリターンの低さです。
市場平均を下回る成績が多く「手数料に見合わない」と感じる投資家が少なくありません。
金融庁のファンドラップランキングとは何ですか?
金融庁が委託して公表する「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)」のファンドラップ関連データのことです。
各社の運用成績や手数料水準を比較できる公的資料で、ファンドラップの透明性向上を目的に作成されています。
ファンドラップの評判【まとめ】
ファンドラップには「手数料が高い」「増えにくい」といった評判がある一方で、資産運用を専門家に任せたい人や、時間をかけずに長期安定運用を目指す人には適したサービスです。
ファンドラップを利用する際は、手数料とリターンのバランスを理解し、自身の運用目的に合わせてプランを選ぶことが大切です。長期視点で利用すれば、分散効果による安定的な成果が期待できます。
(おさらい) ファンドラップの運用実績比較ランキング
| 商品名 | 過去5年 リターン | 過去3年 リターン | 年間コスト | 最低投資額 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | WealthNavi (コース番号:3) ウェルスナビ ※ロボアドバイザー | 6.70% | 8.50% | 1.1% | 1万円 |
| 2位 | ON COMPASS (Eコース) マネックス証券 ※ロボアドバイザー | 4.50% | 6.00% | 0.9775% | 1000円 |
| 3位 | THEO (コース番号:115) おかねのデザイン ※ロボアドバイザー | 3.70% | 4.80% | 1.1% | 10万円 |
| 4位 | 東海東京ファンドラップ 東海東京証券 | 2.80% | 3.90% | 1.65% | 300万円 |
| 5位 | 楽ラップ(やや積極型) 楽天証券 ※ロボアドバイザー | 2.80% | 2.80% | 0.715% | 1万円 |
| 6位 | ダイワファンドラップ 大和証券 | 1.80% | 2.40% | 1.54% | 300万円 |
| 7位 | 三井住友信託ファンドラップ 三井住友信託銀行 | 1.60% | 2.10% | 1.1~1.54% | 500万円 |
| 8位 | いちよしファンドラップ ドリーム・コレクション いちよし証券 | 1.50% | 2.10% | 1.408% | 300万円 |
| 9位 | 水戸ファンドラップ 水戸証券 | 1.20% | 2.50% | 2.2% | 300万円 |
| 10位 | 日興ファンドラップ エドモンドロスチャイルド SMBC日興証券 × エドモンド・ロスチャイルド・アセットマネジメント | 1.10% | 2.30% | 1.32% | 300万円 |
| 11位 | アイザワファンドラップ アイザワ証券 | 1.10% | 1.40% | 1.65% | 300万円 |
| 12位 | SMBCファンドラップ 三井住友銀行 | 1.00% | 1.70% | 1.485% | 300万円 |
| 13位 | 野村ファンドラップ 野村証券 | 0.90% | 1.10% | 1.1605% | 500~1000万円 |
| 14位 | Mizuho Fund Wrap みずほ証券 | 0.90% | 0.60% | 0.77% | 1000万円 |
| 15位 | ウエルス・スクエア ファンドラップ ウエルス・スクエア | 0.50% | 0.40% | 0.66~1.32% | 300~1000万円 |
| 16位 | りそなファンドラップ りそな銀行 | ▲0.9% | ▲2.2% | 1.1385% | 300~500万円 |
| 17位 | MUFGファンドラップ 三菱UFJ信託銀行 | ▲2.3% | ▲3.3% | 1.309% | 100万円 |
| 番外編 | ゆうちょファンドラップ ゆうちょ銀行 | – | – | 1.54% | 300万円 |
(エクセルファイル)※データは2022年末時点
また、自分で投資を管理したい人やコストを抑えたい人には、ファンドラップよりも低コストのバランス型投資信託を自分で選んで運用する方法もおすすめです。
少額からでも複数資産に分散投資でき、仕組みとしてはファンドラップと近い部分もあります。
一方で、より高いリターンや市場環境に左右されにくい安定運用を求める人には、プロの裁量で柔軟に戦略をとるヘッジファンドやプライベートファンドといった上位運用サービスが適しています。
ファンドラップよりも自由度の高い運用で、資産成長の可能性をさらに広げられるでしょう。




