ヘッジファンドとは、少数の投資家から資金を集め、株式・債券・事業投資など幅広い対象と運用手法で収益を目指す私募形式のファンドです。
投資信託より運用の自由度が高く、相場の下落局面でも利益を狙える一方、最低投資額や手数料、解約条件、情報開示の範囲はファンドごとに異なります。
本記事では、実績・収益源・透明性・運用者の4軸で、日本国内のヘッジファンド18社を比較し、ランキング形式で紹介します。
\まずはランキング上位2社の実績を比較/
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |

日本大学教授/三井秀俊
日本大学経済学部・大学院経済学研究科教授。博士(経済学)。東京都立大学助手、日本大学経済学部専任講師・助教授・准教授を経て現職。専門は株式市場・デリバティブ市場・外国為替市場の計量分析。著書に『オプション価格の計量分析』『ARCH型モデルによる金融資産分析』など。
日本大学教授/三井秀俊のHP
日本国内ヘッジファンドランキング!おすすめ会社一覧【2026年8月最新】
ここでは、実績・収益源・透明性・運用者の4軸で選定した、日本国内のヘッジファンド18社をランキング形式で紹介します。
- 実績:どの程度の成果を、何年間続けているか
- 収益源:投資対象と利益の仕組みが明確か
- 透明性:運用報告や面談で状況を確認できるか
- 運用者:経歴と運用経験を確認できるか
| 順位 | 運用会社・ファンド | 実績・特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | ハイクア インターナショナル | 年利12%の固定利率型 |
| 2位 | アクション | 2024年度運用実績17.35% |
| 3位 | GFマネジメント | ※J-Prime戦略: 開始来277% / 年平均29% |
| 4位 | ストラテジック キャピタル | 2012年12月から運用 2026年は15社で議決権行使 |
| 5位 | ヘッジファンド証券 | 投資先ファンドは 設定来+187% (2011年〜2022年3月末) |
| 6位 | アキトファンド | 2009年7月運用開始 設立2年で運用資産10倍 |
| 7位 | アズカル・アセット マネジメント | 運用資産約870億円 (2025年6月末) |
| 8位 | エピック・ パートナーズ | 私募投信の運用歴約20年 (2006年〜) R&Iファンド大賞2022 |
| 9位 | アリシオン・キャピタル・マネジメント | 運用歴18年 (2008年〜) Best Singapore Hedge Fund 2012受賞 |
| 10位 | GCIアセット マネジメント | グループ運用資産1,993億円 (2025年12月末) |
| 11位 | サムライキャピタル | 2021年 ESG不動産投資開始 2022年 第一生命・住友林業とファンド組成 |
| 12位 | キャピタルアセット マネジメント | LSEGリッパー最優秀ファンド賞を2年連続受賞 (2025/2026年) |
| 13位 | ハヤテ インベストメント | CVC運営10年 20億円規模のCVCを設立 |
| 14位 | ベイビュー・アセット・マネジメント | 契約資産残高1兆4,219億円 (2026年3月末) |
| 15位 | ホリコ・キャピタル・マネジメント | 関連投信の基準価額61,940円 純資産138.91億円 (2026年8月19日) |
| 16位 | ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン | 会社設立22年 運用担当者の平均経験年数20年 |
| 17位 | シンプレクス・アセット・マネジメント | 運用資産1兆3,292億円 (2026年3月末) |
| 18位 | アーカス インベストメント | Arcus Japan Fundは 設定来+406.5% 規模3,108億円(2025年9月末) |
※GFマネジメントの実績には、同社設立前のファンドマネージャーの運用実績を含みます。運用実績・受賞歴・運用資産残高は、各社が公表した基準時点の情報です。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。最低投資額、募集状況、手数料、解約条件は各社の最新資料でご確認ください。
ランキング1位:ハイクアインターナショナル

ハイクア・インターナショナルは、ベトナムで事業を展開する「SAKUKO Vietnam」への融資を通じて、年利12%固定の配当を目指す合同会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | 合同会社ハイクア・インターナショナル |
| 代表者 | 梁 秀徹(ヤン・ヒデテツ) |
| 設立 | 2022年4月 |
| 配当目標 | 年利12%固定(税引前) |
| 配当頻度 | 年4回 (1月 / 4月 / 7月 / 10月) |
| 最低出資額 | 500万円~ (一口100万円×原則5口以上) |
| 投資対象・収益源 | SAKUKO Vietnamへの事業融資・ 貸付金利息 |
| 運用手数料 | 無料 |
| 面談 | 無料 (オンラインまたは対面) |
| 公式サイト | https://hayqua-international.co.jp/ |
年利12%固定の事業融資型
ハイクアでは、合同会社の社員権を取得する形で出資します。出資金はSAKUKO Vietnam Groupへ事業融資され、その貸付金利息が配当原資となります。

配当目標は3か月ごとに3%、年間12%です。設立以来、目標年利12%を継続して達成しており、配当の遅延もありません。
ただしあくまで契約条件に基づく想定利率であり、実際の配当や元本の安全性は融資先であるSAKUKO VIETNAMの事業状況に左右されます。
最低出資額は500万円、運用手数料は無料
最低出資額は500万円で、一口100万円を原則5口以上申し込む仕組みです。
運用手数料はかからず、5年を超えると解約手数料も無料になります。5年以内に解約する場合は、払戻額の5%が手数料として差し引かれます。
代表・事業の情報を面談やレポートで確認できる
代表の梁秀徹氏は、融資先であるSAKUKO Vietnam Groupの会長も務めています。同グループはベトナムで年商約25億円を誇り、日本製品小売・ホテル・飲食・食肉加工などの事業を展開しています。

出資後は四半期レポートと年2回の事業報告会を通じて、事業や運用の状況を確認できます。出資前の無料面談では、資金の使い道や配当原資、解約条件、想定されるリスクについて質問できます。
公式サイト掲載の出資者の口コミにも、ヤン社長本人の説明に納得して出資を決めたという声や、現地の店舗やホテルを訪れ、事業の実態を確認できたという声が寄せられています。
Y.K様
「退職後の資産運用としてベトナム関連の投資先を探していました。ヤン社長がオンラインで直接説明してくださり企業の透明性を感じて出資を決めました。」
A.W様
「実際にベトナムに行って店舗やホテルを自分の目で確認しました。実在する事業だと分かったので安心して出資できました。配当も一度も遅れたことがありません。」
ハイクアインターナショナルが気になる方は、資料や無料面談で、事業内容と配当の仕組み、投資・解約条件を確認してみてください。

ランキング2位:アクション

アクションは、株式市場以外の4つの事業領域へ分散投資し、安定性と高リターンの両立を目指す合同会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | Action合同会社 |
| 代表者 | 古橋 弘光 |
| 設立 | 2023年7月 |
| 運用実績 | 2024年度17.35%(税引前) |
| 投資対象 | 事業投資・暗号資産マイニング(Web3)・再生可能エネルギー・プロジェクトファイナンス |
| 最低出資額 | 500万円~ |
| 契約期間 | 原則1年間(事業年度:7月〜翌年6月) |
| 中途解約 | 原則不可(やむを得ない場合は個別相談) |
| 配当 | 年1回(事業利益に応じて決定) |
| 資料請求・面談 | 無料(オンラインまたは対面) |
| 公式サイト | https://action-goudou.co.jp/ |
株式市場以外の4領域へ分散し、2024年度17.35%
アクションは、株式市場以外の4つの事業領域へ分散投資を行っており、2024年度(2024年7月~2025年6月)には、税引前17.35%の運用実績を残しました。
| 投資領域 | 主な内容 |
|---|---|
| 事業投資 | 企業や事業の成長・収益を目的とした投資 |
| 暗号資産マイニング (Web3) | BTCやETHなどの暗号資産を生成する事業 |
| 再生可能エネルギー | 太陽光発電などのエネルギー関連事業 |
| プロジェクト ファイナンス | 特定の事業やプロジェクトに対する資金提供 |
値動きや収益源が異なる4領域へ分散することで、特定の市場や事業に運用が偏るリスクを抑えながら、高い収益の獲得を目指しています。
3か月ごとの運用報告書で状況を確認できる
出資後は3か月ごとに運用報告書が送付され、運用実績やポートフォリオの内訳、投資戦略などを確認できます。
運用を担当する代表社員の古橋弘光氏は、金融業界で30年以上のキャリアを持ち、トレイダーズホールディングスの取締役やトレイダーズインベストメントの代表取締役などを歴任しています。

最低出資額は500万円、契約期間は原則1年間
アクションでは、合同会社の社員権を取得する形で出資します。最低出資額は500万円で、契約期間は7月から翌年6月までの原則1年間です。
契約期間中の中途解約は原則できませんが、やむを得ない事情がある場合は個別相談となります。配当は年1回、事業利益に応じて決定されるため、元本や利回りが保証される仕組みではありません。
運用の仕組みや4つの投資領域、リスク対策などについて詳しく知りたい方は、資料や無料面談で確認してみてください。

ランキング3位:GFマネジメント

GFマネジメントは、日本の大型株を中心に厳選して投資する「J-Prime戦略」を採用しています。株価指数全体ではなく、成長性や収益力、競争優位性を備えた企業へ投資する点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | GF Management合同会社 |
| 代表者 | 椎名 光太朗 |
| 設立 | 2023年 |
| 運用戦略 | 日本株を対象とするJ-Prime戦略 |
| 運用実績※ | 年平均成長率29%・開始来+277% |
| 最低出資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
| 資料請求・面談 | 無料(オンラインまたは対面) |
| 公式サイト | https://gfmgmt-llc.com/ |
J-Prime戦略では、日経平均やTOPIXを構成する銘柄へ幅広く投資するのではなく、持続的な成長とキャッシュフローの創出が期待できる日本企業を選別します。
銘柄を選ぶ主な基準は、以下の3点です。
| 選定基準 | 確認するポイント |
|---|---|
| 成長産業 | 市場規模が大きく、今後の成長が期待できるか |
| 収益力 | 継続的に利益やキャッシュフローを生み出せるか |
| 競争優位性 | 技術力やビジネスモデルに他社との差があるか |
J-Prime戦略は、約5年間で+277%、年平均成長率29%の運用実績を上げています。

年間収益率は2018年と2022年にマイナスとなったものの、2018年を除く各年では日経平均とS&P500を上回るパフォーマンスを記録しています。
2022年もJ-Primeは−8%でしたが、日経平均の−9%、S&P500の−20%より下落幅を抑えました。上昇相場で高い収益を狙うだけでなく、下落相場で損失を抑える運用も意識されていることが分かります。
最低投資額は1,000万円が目安ですが、1,000万円以下の場合も個別に相談できます。具体的な投資先や最新の運用状況、手数料、解約条件については、出資前の面談で確認が必要です。
J-Prime戦略による日本株運用を検討したい方は、最新の運用実績と投資条件を確認してみてください。

ランキング4位:ストラテジックキャピタル

ストラテジックキャピタルは、割安に評価されている日本の上場企業へ集中投資し、経営陣との対話や株主提案、議決権行使を通じて企業価値の向上を目指すアクティビストファンドです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | 株式会社ストラテジックキャピタル |
| 代表者 | 丸木 強 |
| 設立 | 2012年9月 |
| 運用開始 | 2012年12月 |
| 運用方針 | 日本上場企業へのアクティビスト投資 |
| 活動実績 | 2026年は15社で議決権を行使 |
| 最低投資額 | 10万米ドル~ |
| 投資条件 | 金融資産5,000万円以上が目安 |
| 情報開示 | 投資銘柄・株主提案・議決権行使結果を公開 |
| 公式サイト | https://stracap.jp/ |
市場で割安に評価されている原因を分析し、資本政策や株主還元、コーポレートガバナンスなどの改善を投資先企業へ働きかけるのが特徴です。
代表の丸木強氏は、M&Aコンサルティングの創業メンバーとしてアクティビストファンドの運用に携わった後、2012年にストラテジックキャピタルを設立。同年12月からアクティビスト戦略のファンド運用を続けています。
2026年には15社の株主総会で議決権を行使しました。現在の投資銘柄だけでなく、投資先への提案内容や議決権行使結果まで公開しており、具体的な活動内容を確認できます。
同社へは、金融資産5,000万円以上を目安とする条件を満たす個人投資家も、Teneo Partnersを通じて購入を申し込めます。最低投資額は10万米ドルです。
特定の日本株へ集中投資するため、株価下落や企業側の対応によって運用成果が変動する可能性があります。最低投資額や募集状況などの最新情報は、販売会社のTeneo Partnersへ確認してください。

ランキング5位:ヘッジファンド証券

ヘッジファンド証券は、自社で資産を運用する会社ではなく、ヘッジファンドの販売・仲介に特化した証券会社です。主に、日本株のマーケット・ニュートラル戦略を採用するファンドを取り扱っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ヘッジファンド証券株式会社 |
| 代表者 | 植頭 隆道 |
| 設立 | 2010年6月 |
| 事業内容 | ヘッジファンドの販売・仲介 |
| 主な運用戦略 | 日本株のマーケット・ニュートラル戦略 |
| 公開実績 | 投資先ファンドが2011年の設定来+187%(2022年3月末時点)※ |
| 最低投資額 | 1,000万円~ |
| 公式サイト | https://hedgefund-sec.com/ |
成功報酬控除後の実績です。
マーケット・ニュートラル戦略では、割安と判断した日本株を買う一方、割高と判断した銘柄をほぼ同額空売りします。株式市場全体の値動きによる影響を抑え、割高・割安が解消する過程から収益を狙う運用方法です。
投資先ファンドは、2011年の運用開始から2022年3月末までに+187%のリターンを上げています。ただし、公開されている実績は2022年3月末までのため、その後の運用成績や現在の商品構成は問い合わせ時に確認が必要です。
最低投資額は1,000万円で、個人投資家と法人のどちらも相談できます。

ランキング6位:アキトファンド

アキトファンドは、暁翔キャピタルが投資助言を行う日本株型ヘッジファンドです。暁翔キャピタルはファンドを直接販売する会社ではなく、銘柄選定や売買判断に関する助言を提供しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資助言会社 | 暁翔キャピタル株式会社 |
| 代表者 | 山口 功一郎 |
| 設立 | 2009年3月 |
| 投資対象 | 日本の上場株式 |
| 投資方針 | ファンダメンタルズ分析・企業取材を重視 |
| 過去の実績 | 2009年7月の運用開始後、約2年で運用資産14億円から141億円へ拡大※ |
| 最低投資額 | 非公開 |
| 個人投資 | 募集条件・申込方法は非公開 |
| 公式サイト | https://akitocapital-group.com/ |
暁翔キャピタルは、証券会社の調査対象になりにくい日本株を発掘し、業績や財務、成長要因などを分析します。企業への取材に加え、需給や市場心理も確認しながら投資判断を行う方針です。
アキトファンドでは、日本株の買いと空売りを組み合わせるロング・ショート戦略を採用してきました。市場全体の値動きによる影響を抑えながら、個別銘柄の価格差から収益を狙う運用方法です。
2009年7月の運用開始後、約2年で運用資産を14億円から141億円まで拡大した実績があります。ただし、これは運用成績ではなく、投資家から集まった資金を含む運用資産残高の増加です。
現在の運用成績や最低投資額、個人投資家の募集条件は公開されていません。一般の個人投資家が公式サイトから直接申し込めるファンドではないため、投資を検討する場合は募集状況を個別に確認する必要があります。
実績・運用状況を確認して選びたい方へ
私募ファンドは、最新の運用実績や投資条件が一般公開されていない場合があります。
実績に加えて、収益の仕組みや運用状況まで確認して選びたい方には、情報開示の機会が設けられている上位2社が検討しやすいでしょう。
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |
ランキング7位:アズカル・アセットマネジメント

アズカル・アセットマネージメントは、米国債券を中心に、インドやベンチャー企業にも投資する独立系の運用会社です。運用資産残高は、2025年6月末時点で約870億円に達しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | アズカルアセットマネージメント株式会社 |
| 代表者 | 稲葉 真行・山内 玲子 |
| 設立 | 2005年9月 |
| 主な投資対象 | 米国債券・インド・ベンチャー企業 |
| 運用資産残高 | 約870億円(2025年6月末) |
| 主な顧客 | 上場企業オーナー・学校法人・公益法人など |
| 募集条件 | 募集条件・最低投資額は非公開 |
| 公式サイト | https://www.azucar-am.com/ |
米国債券戦略では、ローン債権を担保とする証券化債券を分析し、担保の健全性に対して利回りが高いと判断した局面で投資します。2008年には+22%、2009年には+60%のリターンを上げています。
このほか、インドのデジタルローンやオフィス開発、IoT・AI・自動運転・ロボットなどのベンチャー企業も投資対象です。現在の運用成績や個人向けの募集条件は公開されていないため、投資可否や最低投資額は個別に確認する必要があります。
ランキング8位:エピック・パートナーズ

エピック・パートナーズ・インベストメンツは、国内株式のマーケット・ニュートラル運用を得意とする独立系の運用会社です。2006年10月に第1号の外国籍私募投資信託を運用開始しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | エピック・パートナーズ・インベストメンツ株式会社 |
| 代表者 | 武 英松 |
| 設立 | 2005年4月 |
| 運用開始 | 2006年10月 |
| 運用戦略 | 国内株式マーケット・ニュートラル |
| 受賞歴 | Best Japan Hedge Fund 2009・2010/R&Iファンド大賞2022 |
| 募集条件 | 募集条件は非公開 |
| 公式サイト | https://www.epic-partners.jp/ |
企業の業績や取材内容から株価の適正価値を分析し、割安な銘柄を買う一方で、割高な銘柄を空売りします。市場全体の上昇・下落による影響を抑えながら、銘柄間の価格差から収益を狙う戦略です。
代表の武英松氏は、日興證券とUBS証券でペアトレーディングを中心とした運用に約10年間携わりました。2018年には、外部企業と共同でAIによる株価騰落予想システムの実証実験にも取り組んでいます。
第1号外国籍私募投資信託は、2009年と2010年に「Best Japan Hedge Fund」を受賞。運用戦略は、R&Iファンド大賞2022の株式マーケットニュートラル部門も受賞しています。なお、現在は一般投資家との契約を行っていません。
ランキング9位:アリシオン・キャピタル・マネジメント

アリシオン・キャピタル・マネジメントは、シンガポールを拠点に、国内外の機関投資家から資産運用を受託する運用会社です。2008年にシンガポール金融管理局(MAS)のライセンスを取得しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | Alithion Capital Management Pte. Ltd. |
| 設立 | 2007年 |
| 運用開始 | 2008年 |
| 主な顧客 | 海外の地方政府系基金・国内外の企業年金など |
| 主なファンド | Alithion Japan Fund |
| 受賞歴 | Best Singapore Hedge Fund 2012 |
| 募集条件 | 一般向けの募集条件は非公開 |
| 公式サイト | https://alithion.com/ |
海外の地方政府系基金や米国企業の年金、日本の上場企業系年金などから資産を受託してきました。
同社が運用するAlithion Japan Fundは、2012年に「Best Singapore Hedge Fund」を受賞し、2014年にも同賞へノミネートされています。
現在はファンド運用に加え、プライベートバンク口座を活用したファミリーオフィスやEAMも手掛けています。現在の運用成績や最低投資額、一般の個人投資家向けの募集条件は公開されていません。
※ヘッジファンドの仕組みや特徴を先に知りたい方は、以下の解説をご覧ください。
ヘッジファンド投資のメリット・デメリットを確認する
ランキング10位:GCIアセットマネジメント

GCIアセット・マネジメントは、国内外の株式やヘッジファンドなどを組み合わせた分散運用を行う運用会社です。グループ全体の運用資産残高は、2025年12月末時点で1,993億円に達しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | 株式会社GCIアセット・マネジメント |
| 代表者 | 山内 英貴 |
| 設立 | 2000年4月 |
| 主なファンド | GCIエンダウメントファンド (成長型・安定型) |
| 主な投資対象 | 国内外の株式・REIT・ ヘッジファンドなど |
| グループ運用資産残高 | 1,993億円(2025年12月末) |
| 成長型の純資産総額 | 16.6億円(2026年8月20日時点) |
| 個人投資 | 楽天証券・SBI証券などで購入可能 |
| 最低購入額 | 販売会社により異なる |
| 公式サイト | https://www.gci.jp/ |
GCIエンダウメントファンドは、米国の大学基金が実践する運用手法を参考に、株式やREITなどの伝統的資産へヘッジファンドを組み合わせて運用します。
値上がり益を積極的に狙う「GCIエンダウメントファンド(成長型)」と、リスクを抑えた「GCIエンダウメントファンド(安定型)」の2種類があります。
一般の個人投資家も複数の証券会社や銀行から購入でき、基準価額や純資産総額、月次レポートも公開されています。購入単位や手数料は販売会社によって異なります。
ランキング11位:サムライキャピタル

サムライ・キャピタルは、不動産ファンドの組成や運用支援を手掛けるアセットマネジメント会社です。オフィス・住宅・商業施設・ヘルスケア施設など、幅広い不動産を投資対象としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | サムライ・キャピタル株式会社 |
| 代表者 | 青山 健 |
| 設立 | 2009年4月 |
| 主な投資対象 | オフィス・住宅・商業施設・ヘルスケア施設など |
| 主な事業 | 不動産ファンドの組成・運用、投資助言 |
| ESG投資 | 2021年から不動産ESGファンドを展開 |
| 募集条件 | 一般向けの募集条件は非公開 |
| 公式サイト | https://www.samurai-cap.com/ |
2021年に第一生命を投資家とする不動産ESGファンドを立ち上げ、2022年には第一生命・住友林業と約40億円規模のヘルスケア施設ファンドを組成しました。
既存ビルを取得して省エネ工事を行うグリーンビルファンドも継続的に組成しており、2025年には4号ファンドまで展開しています。個人向けのファンドではないため、最低投資額や募集条件は公開されていません。
ランキング12位:キャピタルアセットマネジメント

キャピタルアセットマネジメントは、ベトナム株やフィリピン株、世界の旅行関連株などを対象とした公募投資信託を運用しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | キャピタル アセットマネジメント株式会社 |
| 代表者 | 岡 栄一 |
| 設立 | 2004年1月 |
| 主な商品 | 世界ツーリズム株式ファンド、ベトナム成長株インカムファンド、フィリピン株ファンド |
| 受賞歴 | 世界ツーリズム株式ファンドがLSEGリッパー最優秀ファンド賞を2年連続受賞(2025・2026年) |
| 個人投資 | 証券会社を通じて購入可能 |
| 情報開示 | 月次レポート・運用報告書 |
| 公式サイト | https://www.capital-am.co.jp/ |
「世界ツーリズム株式ファンド」は、世界各国の旅行関連企業へ分散投資する公募投資信託です。
マクロ経済や政治情勢を確認するトップダウン分析と、企業の利益成長率や配当利回りを調べるボトムアップ分析を組み合わせて銘柄を選定します。
同ファンドは、LSEGリッパー・ファンド・アワードで2025年に評価期間3年、2026年に評価期間3年と5年の最優秀ファンド賞を受賞しました。
私募ファンドとは異なり、楽天証券やSBI証券などを通じて個人でも購入できますが、外国株式の価格変動や為替変動によって元本割れするリスクに注意が必要です。
ランキング13位:ハヤテインベストメント

ハヤテインベストメントは、日本の中小型成長株への投資と、上場企業のCVC設立・運営支援を手がける独立系運用会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | ハヤテインベストメント株式会社 |
| 代表者 | 杉原 行洋 |
| グループ設立 | 2005年8月 |
| 投資対象 | 日本の中小型成長株 |
| 投資手法 | 経営陣への取材や現場調査を重視した銘柄選定 |
| CVC実績 | 上場企業とのCVC設立・運営 |
| 個人投資 | 2026年4月時点では新規募集を停止 |
| 公式サイト | https://hayate.co.jp/ |
ハヤテインベストメントは、証券会社の調査が行き届きにくい中小型株を対象に、経営陣への取材や現場調査を重ねて成長企業を発掘します。
代表の杉原行洋氏は東京大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券で株式トレーディングに携わり、これまで延べ1万件以上の企業訪問や経営陣との対話を経験しています。
上場企業のCVC設立・運営にも実績があり、ユナイテッドとのCVCを10年間運営したほか、2021年にはMS-Japanと20億円規模のCVCを設立。2022年にはイノベーションとも共同でCVCを設立しています。
現在の運用成績や最低投資額などは公開されておらず、2026年4月時点では新規募集も停止しています。
※ヘッジファンドの仕組みや特徴を先に知りたい方は、以下の解説をご覧ください。
ヘッジファンドとは?運用の仕組みや投資方針・投資信託との違い
ランキング14位:ベイビュー・アセット・マネジメント

ベイビュー・アセット・マネジメントは、日本株のロング・ショートや海外運用会社との提携戦略、プライベート・アセットなどを扱う独立系運用会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社 |
| 代表者 | 八木 健 |
| 設立 | 1998年1月 |
| 契約資産残高 | 1兆4,219億円(2026年3月末) |
| 主な運用 | 日本株、海外株式、債券、プライベート・アセット |
| 個人投資 | オンライン直販サービス「ベイビュー投信」から可能 |
| 最低購入額 | 100万円 |
| 公式サイト | https://www.bayview.co.jp/ |
自社で日本株のロング・ショート戦略などを運用するほか、Victory CapitalやFasanara Capitalなどの海外運用会社と提携し、複数の運用戦略を提供しています。契約資産残高は2026年3月末時点で1兆4,219億円です。
2025年には個人向けオンライン直販サービス「ベイビュー投信」を開始しました。第一弾の「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」は、世界的企業との貿易取引で発生する短期の売掛債権へ投資する公募投資信託です。
個人は毎月100万円から購入でき、1万円から換金を申し込めます。ただし、換金まで約2カ月半かかるほか、元本が保証される商品ではありません。また、同社が扱うすべてのヘッジファンドや私募運用へ個人が投資できるわけではありません。

ランキング15位:ホリコ・キャピタル・マネジメント

ホリコ・キャピタル・マネジメントは、ニューヨークを拠点に米国株を中心とした運用を行う、SEC登録の投資顧問会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | Horiko Capital Management LLC |
| 代表者 | 堀古 英司 |
| 設立 | 2000年4月 |
| 主な投資対象 | 米国株式 |
| 個人投資 | 「新ホリコ・フォーカス・ファンド」を通じて可能 |
| 運用実績 | 5年年率19.97%(2026年8月14日時点) |
| 最低購入額 | 100円(楽天証券) |
| 公式サイト | https://horikocapital.com/ |
代表の堀古英司氏は、東京銀行で為替ディーラーを務めた後、ニューヨークでヘッジファンド運用に携わり、2000年に同社を設立しました。企業分析をもとに米国株を選別し、中長期的な資産成長を目指します。
同社の私募ファンドは適格性などの条件を満たす投資家を対象としており、最低投資額や運用成績は一般公開されていません。一方、日本居住者は「新ホリコ・フォーカス・ファンド(愛称:新自由の女神)」を通じて運用戦略へ投資できます。
同ファンドは楽天証券で100円から購入できます。ただし、米国株へ集中投資し、原則として為替ヘッジを行わないため、株価と為替の変動によって元本割れする可能性があります。
ランキング16位:ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン

ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパンは、複数の運用者や投資戦略を一つの基盤に集め、日本株のロング・ショートを中心に運用する会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン株式会社 |
| 代表者 | 小柴 正浩 |
| 設立 | 2004年12月 |
| 主な戦略 | 日本株ロング・ショート、マルチストラテジー |
| 主なファンド | コトシロファンド、Oukaファンド、スーパー・サイクルファンド |
| 運用実績 | 非公開 |
| 最低投資額 | 非公開 |
| 個人投資 | 公式サイトからの直接購入は不可 |
| 公式サイト | https://www.umj-jp.com/ |
同社は2004年、日本初のヘッジファンド・インキュベーション・プラットフォームとして設立されました。日本株全般を対象とする戦略のほか、中小型株、テクノロジー・製造業、内需・消費関連など、対象を絞った複数のロング・ショート戦略を運用しています。
2024年には、複数の運用戦略を組み合わせるプラットフォーム型マルチストラテジーファンドの運用も開始しました。
同社はファンドを投資家へ直接販売していません。運用実績や最低投資額も公開されておらず、投資するには投資一任契約や販売会社などを通じて条件を確認する必要があります。
ランキング17位:シンプレクス・アセット・マネジメント

シンプレクス・アセット・マネジメントは、株式や債券のアクティブ運用、ETFなどを手がける独立系の運用会社です。2026年3月末時点の運用資産残高は約1兆3,292億円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社 |
| 代表者 | 水嶋 浩雅 |
| 設立 | 1999年11月 |
| 運用資産残高 | 約1兆3,292億円(2026年3月末) |
| 主な運用商品 | 国内外の株式・債券、ETF |
| 特徴 | 日本初上場のアクティブETFのうち3銘柄を運用 |
| 個人投資 | 証券会社を通じてETFを購入可能 |
| 最低投資額 | 対象ETFは1口から。必要金額は市場価格により変動 |
| 公式サイト | https://www.simplexasset.com/sam/ |
2023年9月、同社が運用する「PBR1倍割れ解消推進ETF」「政策保有解消推進ETF」「投資家経営者一心同体ETF」が上場しました。いずれも、日本で初めて上場したアクティブETFの一つです。
3銘柄は全国の証券会社で取り扱われ、1口から売買できます。個人投資家も証券口座から購入できますが、株価や市場環境によって価格が変動するため、元本が保証される商品ではありません。
ランキング18位:アーカスインベストメント

アーカスインベストメントは、割安な日本株への投資に特化した英国の運用会社です。1998年の設立以来、日本株のロングオンリー戦略とロング・ショート戦略を運用しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社 | Arcus Investment Limited |
| 設立 | 1998年6月 |
| 主な拠点 | ロンドン・東京・クアラルンプール |
| 投資対象 | 日本株 |
| 運用手法 | バリュー投資、ロングオンリー、ロング・ショート |
| 運用歴 | 25年以上 |
| 規制 | 英国金融行動監視機構(FCA)の認可・規制下 |
| 個人投資 | 投資家区分や居住国によって異なる |
| 最低投資額 | 非公開 |
| 公式サイト | https://arcusinvest.com/ |
大型株から中小型株までを対象に、本来の企業価値より割安と判断した日本株へ投資します。買いを中心とするロングオンリーのほか、買いと空売りを組み合わせるロング・ショート戦略も扱っています。
日本の個人投資家向けの購入方法や最低投資額は公開されていません。投資できるファンドは居住国や投資家区分によって異なるため、検討する場合は同社へ確認が必要です。
以上、日本のヘッジファンドランキングを一挙にご紹介しました。
そもそもヘッジファンドとは?わかりやすく解説
ヘッジファンドとは、投資家から集めた資金を、専門の運用者が複数の資産や戦略を組み合わせて運用するファンドです。

運用方法や投資条件はファンドごとに異なるため、比較する際は利回りだけでなく、収益を生み出す仕組みやリスク、最低投資額、解約条件まで確認する必要があります。
ヘッジファンドの運用方針と代表的な戦略
ヘッジファンドの多くは、市場平均への連動ではなく、相場の上昇・下落にかかわらず収益を目指す「絶対収益」を運用目標としています。
投資対象は株式や債券だけでなく、為替、コモディティ、不動産、未公開株式、企業への融資など、一般的な投資信託では組み入れにくい資産も投資対象とします。
ヘッジファンドの主な投資対象は以下のとおりです。
| 投資対象 | 具体例 |
|---|---|
| 株式 | 国内株式・海外株式 |
| 債券 | 国債・社債・ハイイールド債など |
| 為替・コモディティ | 通貨、金、原油など |
| 不動産 | 不動産、REIT、インフラなど |
| 未公開資産 | 未公開企業への出資など |
| プライベートデット | 企業への融資など |
さらに、こうした資産を単純に保有するだけでなく、さまざまな運用戦略を組み合わせて収益機会を狙うのもヘッジファンドの特徴です。
| 戦略・手法 | 収益を狙う仕組み |
|---|---|
| ロング・ショート | 割安と判断した銘柄を買い、割高と判断した銘柄を空売りする |
| グローバル・マクロ | 金利・為替・株価指数・商品など、世界経済の変化を捉えて投資する |
| イベント・ドリブン | M&Aや企業再編など、企業価値に影響する出来事に着目して投資する |
| アービトラージ | 同一・類似資産に生じる価格差を利用して収益を狙う |
| プライベート市場への投資 | 未公開企業への出資や融資などを通じて収益を得る |
| マルチストラテジー | 複数の資産や運用戦略を組み合わせて収益機会を分散する |
\異なる運用方法から選べる上位2社/
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |
私募形式の仕組みと投資条件
ヘッジファンドの多くは、広く一般へ募集する公募ではなく、限られた投資家へ案内する私募形式を採用しています。
私募は投資家が限定されるため、運用方針や契約条件をファンドごとに設定しやすい一方、最低投資額が高く、解約時期が制限される場合があります。
投資前に確認したい主な条件は以下のとおりです。
- 個人投資家も申し込めるか
- 最低投資額はいくらか
- 契約期間中に解約できるか
- 管理手数料や成功報酬が発生するか
- 運用実績や投資先をどのように確認できるか
私募の募集対象や開示方法は商品によって異なります。資料や面談を通じて、資金の使い道、手数料、解約条件、想定されるリスクを確認してから判断しましょう。
ヘッジファンドと投資信託の違い
ヘッジファンドと投資信託は、どちらも投資家から集めた資金を専門家が運用しますが、募集方法や運用の自由度、投資条件が異なります。
| 項目 | ヘッジファンド | 投資信託 |
|---|---|---|
| 募集方式 | 私募 (限られた投資家のみ) | 公募 (誰でも購入可) |
| 購入方法 | 運用会社や指定された販売会社へ申し込み | 証券会社や 銀行などで購入 |
| 最低出資額 | 高め (500〜1000万円以上が一般的) | 数百〜数万円程度から |
| 規制 | 比較的少なく 自由度が高い | 法規制が多く 自由度は低い |
| 運用方法 | 空売りやデリバティブを含む柔軟な戦略 | 主に株式や債券の 長期保有 |
| 運用目標 | 市場環境にかかわらず収益を目指す | 市場平均並みの 相対収益 |
| 情報開示 | 面談や個別資料、運用報告書などで確認 | 目論見書や月次 レポートなどを公開 |
| 解約 | 解約時期の制限がある場合も | 原則として販売会社を通じて換金できる |
| 手数料 | 成功報酬型が多い (成果と連動) | 信託報酬中心で 固定費型 |
投資信託は、少額から始めやすく売買もしやすい一方、運用の自由度が低く、下落相場では基準価額も下がりやすい傾向があります。
私募ファンドは、最低投資額や解約条件など投資のハードルが高めですが、幅広い運用戦略を活用でき、収益機会の拡大やリスク軽減を狙える点が特徴です。
ただし、すべてのファンドの条件が厳しいわけではありません。ランキング1位のハイクアのように、運用手数料なし・解約時期の制限なし・年12%固定と、比較的検討しやすいファンドもあります。
ヘッジファンドのメリット
ヘッジファンドのメリットは、一般的な投資信託よりも投資対象や運用手法の自由度が高く、さまざまな市場環境で収益機会を狙える点です。
相場の上昇・下落にかかわらず収益機会を狙える
上昇局面では値上がりが期待できる資産へ投資し、下落局面では空売りや保有比率の調整などを活用できます。相場が上昇しなければ利益を得にくい運用とは異なり、複数の局面で収益を狙える点が特徴です。
幅広い資産や戦略を活用して高いリターンを目指せる
株式や債券だけでなく、為替・不動産・コモディティ・事業投資なども運用対象にできます。値動きや収益構造の異なる資産を組み合わせることで、収益機会の分散と高いリターンの両立を目指せます。
専門家に運用判断を任せられる
市場や企業の分析、投資先の選定、売買時期の判断、リスク管理などを運用者が行います。投資家自身が日々の相場を確認し、細かく売買判断を行う負担を抑えられます。
実際、2位で紹介したアクションは、事業投資やWeb3、再生可能エネルギー、プロジェクトファイナンスなどの複数の投資領域に分散することによって、2024年度 (2024年7月~2025年6月) に+17.35%の運用実績を残しました。
同期間の日経平均株価は-2.7%と下落しており、株式市場が伸び悩む中でもしっかりと収益を残しています。
アクション合同会社公式サイト
ヘッジファンドのデメリット
ヘッジファンドは運用の自由度が高い一方、最低投資額や解約条件、情報開示の方法などが一般的な投資信託とは異なります。
最低投資額が高い
まとまった資金が必要なファンドが多く、複数の商品へ分散しにくい場合があります。最低投資額と追加出資の単位を確認し、生活資金を除いた余裕資金で投資できるか判断しましょう。
解約時期が限られる
一定期間解約できないロックアップや、解約を申請できる時期が設けられている場合があります。解約可能な時期、事前通知の期限、払戻しまでの日数を確認する必要があります。
手数料が高い場合がある
管理報酬や成功報酬のほか、購入時・解約時に手数料が発生する場合があります。手数料の種類、計算方法、発生条件を確認し、費用を差し引いた後の収益で比較することが重要です。
公開情報が限られる
私募形式では、投資信託のように運用情報が広く公開されていない場合があります。運用報告の頻度や内容、投資先や運用実績を資料・面談でどこまで確認できるかを確かめましょう。
日本大学教授/三井秀俊プロの高度な投資手法や専門性の高い運用を行うので手数料体系は高額になります。また、解約の際も解約を希望する場合、30日〜45日以上前に通知する必要があるなどの制約があります。
一方、ランキング1位のハイクア・インターナショナルは、最低投資額500万円からと私募ファンドのなかでは比較的抑えられており、運用手数料もかかりません。
解約時期に制限はなく、5年以上の運用なら解約手数料も無料です(5年未満は5%)。また、代表者によるYouTubeでの情報発信に加え、無料の資料請求や面談でも事業内容・投資条件を確認できます。
ハイクア・インターナショナル公式サイト
ヘッジファンドはどんな人におすすめ?向き不向きを整理
ヘッジファンドが適しているかは、期待するリターンだけでなく、投資できる金額や運用期間、契約内容を確認できるかによっても変わります。
ヘッジファンドがおすすめの人
- 500万円以上の余裕資金を用意できる人
- プロに任せて手間をかけずに運用したい人
- 中長期で運用できる人
- 市場に左右されにくい運用を求める人
- 資料や契約条件を確認して判断できる人
まとまった資金を中長期で運用し、株式や投資信託とは異なる収益機会を取り入れたい人に向いています。
運用を専門家に任せながら、幅広い資産・戦略へ投資できるため、ポートフォリオの選択肢を広げられる点も魅力です。
ただし、最低投資額や解約条件、手数料、投資先などはファンドごとに異なるため、自身の資金計画に合う条件か確認して選びましょう。
ヘッジファンドをおすすめしない人
- 少額から投資を始めたい人
- 必要なときにすぐ資金を引き出したい人
- 手数料をできるだけ抑えたい人
- 投資先や運用状況を常に公開情報で確認したい人
ヘッジファンドは最低投資額が高く、ファンドによってはロックアップ期間や解約時期の制限、管理報酬・成功報酬などが設けられています。
また、私募形式のため公開情報が限られる場合もあります。少額投資や換金のしやすさ、低コスト、情報の確認しやすさを重視する人は、投資信託やETFなどの方が検討しやすいでしょう。



ヘッジファンドは利回りで選ぶ人も多いと思いますが、そもそもそのファンドに資金を預けるということです。運用方針や運用者の姿勢に共感できるかどうかも大切なポイントになります。
日本のヘッジファンドを選ぶ3つのポイント
日本のヘッジファンドは、運用方針や情報開示の範囲、投資条件がファンドごとに異なります。利回りの高さだけで判断せず、以下の3点を比較しましょう。
運用実績と収益源を確認する
運用実績は、直近1年の利回りだけでなく、対象期間や複数年の推移、損失が発生した時期も確認します。一時的な相場上昇による成果なのか、異なる市場環境でも実績を残しているのかを見極めることが重要です。
あわせて、何に投資し、どのような仕組みで収益を得ているのかも確認しましょう。収益源が分からなければ、好成績が続く可能性や想定されるリスクを判断できません。実績や投資先が公開されていない場合は、資料や面談で確認する必要があります。
運用者と情報開示の透明性を確認する
運用者については、金融業界での経験や過去に担当した業務、現在の運用体制を確認します。経歴の長さだけでなく、採用している投資戦略に関する経験があるかも重要な判断材料です。
情報開示では、運用報告の頻度や内容、投資先や損失リスクについて具体的な説明を受けられるかを確認します。公開情報が限られる場合は、資料請求や面談を通じて、質問に明確に回答してもらえるかも確かめましょう。
最低投資額・手数料・解約条件が合うか確認する
最低投資額や追加出資の単位を確認し、生活資金を除いた余裕資金で投資できるかを判断します。管理報酬や成功報酬、解約手数料が設定されている場合は、費用を差し引いた後の収益で比較することが大切です。
ロックアップ期間、解約を申請できる時期、払戻しまでの日数も確認しましょう。条件が公開されていない場合は契約前に問い合わせ、自分の投資期間や資金計画に合っているかを確かめる必要があります。
運用実績だけでなく、収益の仕組みや運用者、情報開示、投資条件まで確認すると、ファンドごとの違いを判断しやすくなります。
世界のヘッジファンドランキング(海外の主要運用会社)
ここまでは、日本国内のヘッジファンドを中心に紹介してきました。
一方、ヘッジファンドは米国を中心に発展してきた金融商品で、海外には数百億〜数千億ドル規模の資産を運用する大手ファンドも存在します。
参考として、世界の主要なヘッジファンド運用会社を年間利益とAUM(運用資産残高)で紹介します。
世界のヘッジファンド運用成績ランキング
以下は、LCH Investmentsが集計した2025年の年間利益ランキングです。年間利益と累計利益は、各社が投資家にもたらした手数料控除後の利益額を表しています。
| 順位 | 運用会社 | 2025年の年間利益 | 設立以来の累計利益 |
|---|---|---|---|
| 1位 | TCI Fund Management | 189億ドル | 684億ドル |
| 2位 | Bridgewater Associates | 156億ドル | 791億ドル |
| 3位 | D.E. Shaw | 127億ドル | 799億ドル |
| 4位 | Millennium Management | 79億ドル | 734億ドル |
| 5位 | Citadel | 74億ドル | 904億ドル |
出典:LCH Investmentsの調査結果(Institutional Investor)
2025年はTCI Fund Managementが年間189億ドルの利益を生み、年間利益額で首位となりました。一方、設立以来の累計利益ではCitadelが904億ドルで首位です。
上位にはそれぞれ異なる運用スタイルを持つ大手が並びます。TCI Fund Managementは長期・集中型の株式投資、Bridgewater Associatesはグローバル・マクロ、D.E. Shawはクオンツ運用で知られています。
年間利益だけでなく、どのような戦略で世界最大級の利益を生み出しているのかを見るのも、世界ランキングの面白いポイントです。

世界のAUM(運用資産残高)ランキング
AUMは、運用会社が投資家から預かって運用している資産の総額です。以下は、ヘッジファンド戦略で運用する資産に限定したランキングです。
※運用会社全体ではなく、ヘッジファンド戦略の運用資産を集計
| 順位 | 運用会社 | AUM |
|---|---|---|
| 1位 | Bridgewater Associates | 780億ドル |
| 2位 | Millennium Management | 775億ドル |
| 3位 | Elliott Management | 761億ドル |
| 4位 | Citadel | 676億ドル |
| 5位 | Man Group | 665億ドル |
出典:InvestmentNews(Pensions & Investments調べ)
AUM1位はBridgewater Associatesの780億ドル、2位はMillennium Managementの775億ドルで、上位はいずれも700億ドル前後の資産を運用する巨大ファンドです。
先ほどの年間利益ランキングとは顔ぶれや順位も異なり、「その年にどれだけ稼いだか」と「どれだけ大きな資産を運用しているか」では、世界のトップファンドの見え方も変わります。
なお、海外の大手ヘッジファンドは、機関投資家や一定の資産要件を満たす投資家を主な対象としており、日本の個人投資家が直接投資するハードルは高い傾向があります。
そのため、実際の投資先を探している場合は、本記事で紹介した「日本国内ヘッジファンドランキング」から投資できるファンドと投資条件や運用方法を比較するとよいでしょう。
ヘッジファンドに関するよくある質問
ここでは、ヘッジファンドを検討する際によくある疑問に回答します。
日本のヘッジファンドランキングまとめ
本記事では、日本国内のヘッジファンド18社を、実績・収益源・透明性・運用者の4軸で比較しました。
ヘッジファンドは、運用方法や投資対象、最低投資額、解約条件まで会社ごとの差が大きいため、単純に利回りだけで順位を判断するのは適切ではありません。
どのような仕組みで利益を狙うのか、投資後も運用状況を確認できるかまで含めて比較することが重要です。
そのなかで、今回の評価基準において上位となったハイクアとアクションの違いを整理します。
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |
ハイクアは貸付金利息を原資に固定利率の配当を目指す運用、アクションは複数の事業へ投資して収益を狙う運用です。
運用方法や収益源、投資条件はファンドごとに異なるため、自身の運用目的や資金計画に合うかを比較して選ぶことが大切です。
気になるファンドがあれば、公式サイトや資料で詳しい運用内容・契約条件を確認してみてください。


