「インベスコ世界厳選株式オープンの運用実績は?」
「Yahoo!掲示板での口コミや評判を知りたい!」
「インベスコ世界厳選株式オープンの今後の見通しは?」
投資信託ランキングで常に上位5位以内にランクインする評判の「インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)」。
しかし、投資関連サイトの掲示板などでは「インベスコ世界厳選株式オープンは投資価値なし」などの辛口な評判を見かけることも。
そこで本記事では、そんなインベスコ世界厳選株式オープンの特徴、掲示板での口コミ・評判、利回りや手数料から見た総合評価などを徹底解説します!
また本記事では、投資信託以外に検討したいヘッジファンドについても紹介。ヘッジファンドは、高度な投資手法で市場に左右されない運用を行うため、年利10%以上の高利回りが期待できるおすすめの投資先です。
「インベスコ世界厳選株式オープン (世界のベスト)」はどんな投資信託?
2024年3月末時点で運用資産残高(全6シリーズの合計)が1兆3910億円に到達し、日本の投資信託の純資産総額ランキングで上位10位内に入る「インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)」。
まずは「インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)」がどのような運用を行う投資信託なのか、概要を確認していきましょう。
ファンドの基本情報
委託会社 | インベスコ・アセット・マネジメント |
---|---|
ファンド名(愛称) | インベスコ世界厳選株式オープン (世界のベスト) |
投資対象 | 日本を含む世界株式(エマージング国を除く)から銘柄を厳選 |
投資戦略 | 独自の分析により「成長+配当+割安」の基準を満たす世界の株式銘柄へ投資 |
投資形態 | マザーファンドへ投資 |
ベンチマーク | MSCIワールド・インデックス (税引後配当込み、円換算ベース) |
運用スタイル | アクティブ運用 |
手数料 | 販売手数料 0~3.30% 信託報酬 年率1.903% 信託財産留保額 0.30% |
受賞履歴 | R&Iファンド大賞2023 投資信託20年 外国株式バリュー部門 優秀ファンド賞 |
「インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)」は、米国アトランタにグループ本社のあるインベスコ・アセット・マネジメント株式会社が運用する投資信託商品です。
実際のファンドの運用拠点は英国ヘンリーにあり、運用代表責任者の他、アナリスト、ポートフォリオ・マネジャー(運用業務とアナリスト業務を兼務)、プロダクトス・ディレクターの10名で運用されています(※2023年1月時点)。
彼らは、特定のマーケットに限らず複数の幅広い業種の企業を分析しているため、投資機会を広がるだけでなく、大局的な視線で投資判断を下せるのが強みです。
「インベスコ世界厳選株式オープン」は運用タイプによりいくつかのシリーズに分かれますが、いずれもマザーファンドを通じて、日本を含む世界の(エマージング国を除く)株式銘柄に投資を行うスタイルです。
運用方針や投資基準
「インベスコ世界厳選株式オープン」は、世界の先進国株式(日本を含む主要23か国)約1600銘柄で構成する指数「MSCIワールド・インデックス(MSCI世界株価指数)」をベンチマークとし、本指数を上回る運用を目指すアクティブ運用を行います。
「インベスコ世界厳選株式オープン」の運用方針は、
「成長」+「配当」+「割安」の3つの観点に着目して投資を行うことを、当ファンドでは「株式投資の王道」と考えています。
引用:Invesco
と、公式HPに明言されている通り、成長・配当・割安の3つのコンセプトに基づき株式銘柄を厳選して投資します。
- 成長‥健全かつ頑健な財務体質を持ち、今後の成長(価格の上昇)が見込める優良企業
- 配当‥長期的に安定して質の良い配当金を出せるポンテンシャルを持った企業
- 割安‥株式の価格が実際の企業価値よりも割安な状態で市場に放置されている(今後の値上がり幅が大きい)バリュー株
前述のインベスコ・アセット・マネジメントのポートフォリオドマネージャーが、ボトムアップアプローチとバリューアローチを掛け合わせて、今後利益の見込めると評価した銘柄でポートフォリオを構成します。
運用タイプは全6シリーズ
「インベスコ世界厳選株式オープン」は、為替ヘッジの有無と決算回数の違いにより、以下6つのファンドタイプに分かれます。
投資信託ファンド名 | 設定日 | 純資産額 |
---|---|---|
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジなし>(毎月決算型) | 1999年 | 約1兆7526億円 |
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジあり>(毎月決算型) | 1999年 | 約83億円 |
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジなし>(年1決算型) | 2018年 | 約1784億円 |
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジあり>(年1決算型) | 2018年 | 約44億円 |
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジなし>(奇数月決算型) | 2023年 | 約43億円 |
インベスコ世界厳選株式オープン <為替ヘッジあり>(奇数月決算型) | 2023年 | 約5200万円 |
為替ヘッジとは、為替取引や先物取引等を利用して、為替変動による基準価額への影響(為替変動による損失)を回避する取引のこと。それぞれ以下のような特徴と違いがあります。
- 為替ヘッジありの場合、為替変動リスクを抑えられる代わりに為替差益の恩恵を受けにくい。
- 為替ヘッジなしの場合、為替変動リスクを負う代わりに為替差益を得られる可能性がある。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし | |
為替変動による 基準価額への影響 | 限定的 | 影響を受ける ※円高→基準価額が減少 ※円安→基準価額が増加 |
為替差益 | 限定的 | 為替変動に合わせて発生 |
ヘッジコスト | 費用が発生 ※ドル円では年0.5~5%程 | 費用は発生しない |
次に決算回数ですが、分配金ありの投資信託では、決算により運用成果を確定し、元本や運用利益から投資家に分配金を支払います。
つまり決算回数の多い投資信託は、分配金を払い出す回数も多いということになります。
毎月分配など頻繁に分配金が支払われる投資信託は、定期的に収入を得たい方などにはメリットではありますが、分配金の支払いや決算ごとに発生する税金により運用資金が減少するため、投資効率の面では良いとは言えません。
ポートフォリオ
2024年9月20日時点での「インベスコ世界厳選株式オープン」銘柄構成は以下のようになっています。
※ここでは「インベス世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」を例に挙げますが、上記6種類のいずれのファンドも運用スタイルや戦略、投資先には違いはありません。
御覧の通り、世界の先進国株式のうち、投資対象国は欧米中心、業種は金融分野が4分の1を占めています。
インベスコ世界厳選株式オープンの運用実績 (利回りと分配金)
上の表で示した各シリーズの純資産額から分かる通り、6種類の運用プランのうち一番人気の代表的な商品は「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」です。
設定時期が早いから純資産額が多いのではと思うかもしれませんが、同ファンドの純資産総額が急激に膨れ上がったのは2022年以降です。
「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」がなぜこんなに人気なのかも含め、以下では上記6種類の商品の特徴や違い、運用状況を掘り下げて見ていきましょう。
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」はその名の通り、為替ヘッジなしで運用を行い、毎月決算を行う投資信託です。
ファンドの規模を表す純資産総額は現在1.2兆円を超えていて、平均的なアクティブファンドの約100倍。2023年の純資金流入ランキングでも1位に輝いています。
純資産額 | 約1兆7526億円 (※2024年12月16日時点) |
---|---|
基準価額 | 9,573円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 毎月配当 直近の分配金は一口あたり150円 |
決算 | 毎月決算型(毎月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:26.49% 3年利回り(年利):21.56% 5年利回り(年利):16.82% ※2024年11月末時点 |
本ファンドは1999年設立の運用25年目で、設立当時「年2回決算」としていた約款を、2016年9月に「毎月決算」に変更しています。
また2017年から毎月分配金を出し始めたことや、国内投資家の期待が国内株式から海外株式に向いたことなどが要因となって、純資産総額が徐々に増加しました。
【利回りとリスク度】
※当該ファンドは赤字 / 比較ファンドは青字で表示しています。
(毎月決算型) 為替ヘッジなし | MSCI World Index (日本円ベース) | S&P 先進国総合指数 (日本円ベース) | (日本円ベース) FTSE 先進国指数(Developed) | ||
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利回り | 過去3年 | 年率21.56% | 年率21.6% | 年率22% | 年率21.3% |
過去5年 | 年率16.82% | 年率19.7% | 年率18.5% | 年率15% | |
リスク (標準偏差) | 過去3年 | 13.65% | 15.4% | 18.7% | 16.5% |
過去5年 | 18.75% | 17.3% | 20.4% | 18.7% | |
シャープ レシオ | 過去3年 | 1.51 | 1.4 | 1.2 | 1.3 |
過去5年 | 0.86 | 1.1 | 0.9 | 0.8 |
参考:マイインデックス
肝心の利回り(分配金受取ベースの年率リターン)は悪くはないものの、ベンチマークである「MSCI World Index」やその他の同ジャンルの指数と比べると、利回りは同水準であり、アクティブ運用の成果が出ているとはいえないことが分かります。
本ファンドはアクティブファンドであるがゆえに、信託報酬が年1.903%と高いわけですから、指標を超える運用が出来なければ魅力的とは言えません。
投資リスクに対していかに効率よくリターンを出せたかを表す「シャープレシオ(1を超えると優秀と言われる)」も、飛び抜けて良いとはいえませんね。
【分配金】
本ファンドの毎月分配金が払い出しされており、毎月分配が開始された2017年からほとんどの月で一口当たり150円が分配されています。
安定して分配金が出されているのは良いのですが、分配金の健全度を見ると、過去5年間では分配金の約半分が運用利益からではなく、元本から捻出されています(=投資家の投資下した元本を切り崩している)。
簡単にいえば、投資家が受け取る配当は運用益からではなく、新規投資家からの投資金から出ているということ。今後、新規投資家が減るに伴って配当金は下がり、いずれ配当を出せなくなってしまうということです。
元本から分配金を捻出すると、前述の通り運用に回すお金が少なくなってしまうため、いくら分配金利回り年19%前後と高いとは言え、投資効率の面では適切ではありません。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)
次にご紹介するのは、毎月決算で為替ヘッジを行うファンドタイプです。
純資産額 | 約83億円(※2024年12月16日時点) |
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基準価額 | 13,705円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 毎月配当 / 直近の分配金は120円 |
決算 | 毎月決算型(毎月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:18.26% 3年利回り(年利):7.25% 5年利回り(年利):7.17% ※2024年11月末時点 |
【利回りとリスク度】
※当該ファンドは赤字 / 比較ファンドは青字で表示しています。
(毎月決算型) 為替ヘッジあり | (毎月決算型) 為替ヘッジなし | ||
利回り | 過去3年 | 年率7.25% | 年率21.56% |
過去5年 | 年率7.17% | 年率16.82% | |
リスク (標準偏差) | 過去3年 | 14.40% | 13.65% |
過去5年 | 18.13% | 18.75% | |
シャープ レシオ | 過去3年 | 0.56 | 1.51 |
過去5年 | 0.47 | 0.86 |
「為替ヘッジあり(毎月決算型)」の運用利回り(分配金受取ベースの年率リターン)は、為替ヘッジなしと比較すると半分以下となっています。
これは2022年春ごろから急激に円安が進み、対米ドルでの為替ヘッジコストが上がったことに加え、円安による基準価額の増加という恩恵を受けられなかったことが理由です。
ちなみにドル円では、過去3年で約14%ほど円安が進みました。逆に言うと、最初に紹介した「為替へっじなし(毎月決算型)」の高利回りは円安による恩恵も大きいと言うことですね。
【分配金】
本ファンドの分配金は毎月払い出しされており、毎月分配が開始された2017年から一部の月を除き一口当たり40円が分配されています。
分配金の健全度は、過去10年の運用中、9割弱が運用利益から分配金を捻出する普通分配金で払い出しされています。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)
続けて見ていくのは、2018年に設定された為替ヘッジなし、年一回決済で運用されている投資信託です。
純資産額 | 約1784億円 (※2024年12月16日時点) |
---|---|
基準価額 | 22,558円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 直近の分配金は0円 |
決算 | 年1回決算 (12月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:26.68% 3年利回り(年利):21.61% 5年利回り(年利):17.13% ※2024年11月末時点 |
【利回りとリスク度】
※当該ファンドは赤字 / 比較ファンドは青字で表示しています。
(年1回決算型) 為替ヘッジなし | (毎月決算型) 為替ヘッジなし | MSCI World Index (日本円ベース) | ||
---|---|---|---|---|
利回り | 過去3年 | 年率21.61% | 年率21.94% | 年率21.6% |
過去5年 | 年率17.13% | 年率15.71% | 年率19.7% | |
リスク (標準偏差) | 過去3年 | 13.69% | 13.83% | 15.4% |
過去5年 | 18.70% | 19.39% | 17.3% | |
シャープレシオ | 過去3年 | 1.50 | 1.51 | 1.4 |
過去5年 | 0.94 | 0.86 | 1.1 |
参考:マイインデックス
「為替ヘッジなし(年1回決算型)」と「為替ヘッジなし(毎月決算型)」の利回りを比較すると、過去5年間ではあまり違いはありません。
しかし、既出の通り「為替ヘッジなし(毎月決算型)」の利回りには分配金が含まれており、その分配金の約半数(過去5年間で見た場合)が元本を崩す形で支払われています。
一般的には配当の頻度が低い方が複利効果は高まるため、今後運用が長期に渡るにつれて少しずつ差が出てくるかもしれません。
純粋且かつ健全な利回りという点では今までのところ分配金のない「為替ヘッジなし(年1回決算型)」を見るのが適切でしょう。
【分配金】
本ファンドの2018年設定の運用6年目ですが、過去に分配金が出た履歴はありません。
「インベスコ 世界厳選株式オープン」シリーズの中でも、本ファンドは長期的な成長性を重視した運用を行っているため、現時点では分配金の支払いよりも資産の成長を優先したいという事なのでしょう。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)
純資産額 | 約44億円 (※2024年12月16日時点) |
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基準価額 | 14,573円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 直近の分配金は0円 |
決算 | 年1回決算 (12月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:18.47% 3年利回り(年利):7.29% 5年利回り(年利):7.34% ※2024年11月末時点 |
【利回りとリスク度】
※当該ファンドは赤字 / 比較ファンドは青字で表示しています。
(年1回決算型) 為替ヘッジあり | (年1回決算型) 為替ヘッジなし | ||
---|---|---|---|
利回り | 過去3年 | 年率7.29% | 年率21.91% |
過去5年 | 年率7.34% | 年率16.05% | |
リスク (標準偏差) | 過去3年 | 14.44% | 13.88% |
過去5年 | 18.25% | 19.35% | |
シャープレシオ | 過去3年 | 0.56 | 1.51 |
過去5年 | 0.48 | 0.87 |
毎月決算型の為替ヘッジあり・なしの場合と同様に、年1回決算型の為替ヘッジありも、対米ドルでの為替ヘッジコストの増加と、円安の恩恵を受けられなかったことが理由で、年間利回りは振るわずとなっています。
【分配金】
本ファンドの2018年設定以降、分配金が出ていません。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)
純資産額 | 約43億円 (※2024年12月16日時点) |
---|---|
基準価額 | 12,973円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 直近の分配金は60円 |
決算 | 奇数月決算 (奇数月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:25.57% ※2024年11月末時点 |
【利回りとリスク度】
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)は、2023年9月設定の運用期間が半年ほどのファンドです。6か月間のリターンは+17.66%程で、想定年利は+38.43%です。
※当該ファンドは赤字 / 比較ファンドは青字で表示しています。
為替ヘッジなし (奇数月決算型) | 為替ヘッジなし (毎月決算型) | ||
---|---|---|---|
利回り | 過去1年 | 年率25.57% | 年率37.00% |
リスク (標準偏差) | 過去1年 | 13.48% | 12.53% |
シャープ レシオ | 過去1年 | 1.68 | 2.58 |
【分配金】
運用開始後3回目の決算時に一口当たり60円の分配金が払い出されています。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)
11純資産額 | 約5200万円 (※2024年12月16日時点) |
---|---|
基準価額 | 11,866円 (2024年12月16日時点) |
分配金 | 直近の分配金は30円 |
決算 | 奇数月決算 (奇数月23日) |
運用成績 (リターン) | 1年利回り:18.48% ※2024年11月末時点 |
【利回りとリスク度】
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)も、2023年9月設定の運用期間が半年ほどのファンドです。6か月間のリターンは+12.54%程で、想定年利は+26.65%です。
為替ヘッジあり (奇数月決算型) | 為替ヘッジなし (奇数月決算型) | |
過去1年利回り | 年率18.48% | 年率25.57% |
過去1年リスク(標準偏差) | 10.53% | 13.48% |
過去1年シャープレシオ | 1.59 | 1.68 |
【分配金】
運用開始後3回目の決算時に一口当たり30円の分配金が払い出されています。
奇数月決算型は、分配金を定期的に取り組みたいというニーズと、複利効果を生かして効率よく運用したいという二つのニーズを取り込みたいというファンド側の思惑が反映されたファンド設定と言えます。
まだ設立から間もないため、もう少し運用動向を見守る必要がありますね。
インベスコ世界厳選株式オープンの評判や掲示板での口コミは?
さて、ここまでインベスコ世界厳選株式オープンの運用概要や利回り等を解説してきましたが、世間の投資家の方たちは同ファンドをどう評価しているのでしょうか?
ここではYahoo掲示板、みんかぶの掲示板から一部を抜粋してご紹介します。
Yahoo!掲示板での口コミ・評判
H無(毎月決算型)掲示板 | ・インベスコの信託報酬が高いという書き込みをたまに見かけますが、私はそれ以上に安定したリターンを得られる優秀なファンドだと思います。余剰資金ができれば更に増やし、長く付き合って恩恵を得たいです。 ・ここは信託報酬高過ぎ ・気持ちはわかる。しかし、安定した配当&過去の実績&純資産額が兆越えここまでそろった銘柄なかなかないぞ。 ・早速分配金30日入金予定の通知 まだ特別分配金ですがここの安定ぶりは素晴らしいと思って継続していきます ・分配金、本日入金されました。ベスコ毎月ありがとうm(_ _)m ・特別分配金って元本削ってるだけですよ |
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H有(毎月決算型)掲示板 | 口コミ・評判なし |
H無(年1回決算型)掲示板 | ・ここ、最近評価が上がってますね。 ・世界のベストでヘッジなし、新NISA対応となれば人気も出るわな!さてさて、年一回の配分はいくらか? |
H有(年1回決算型)掲示板 | ・シンNISAで買い始めました。掲示少ないねー ・ダウが上がってるのに、これが下がるのは何で?何を組み込んでるんだ? |
H無(奇数月決算型)掲示板 | ・世界のベストに奇数月決算型が登場。(おそらく新NISA対策だと思われる。)毎月決算型は年間1800円の分配金だけどこっちはどれくらいになるか様子見ですな。 ・多少は基準価格の安定が期待できるかもしれませんね。 ・さて、いよいよ決算が迫ってきました。純資産1300万でまともな投資が出来てるのかな?分配金が出るかどうかも疑問?と同時に販売会社早く増えてくれ~ ・やはり分配金は0円でした。販売会社と純資産が増えないと話にならない。 |
H有(奇数月決算型)掲示板 | ・さてさて分配金がどうなりますかね ・配当ありの銘柄が個人的に好きで、新NISAでつぎこんでしまいましたが、分配金はでるのか不安になってきました |
みんかぶの掲示板での口コミ・評判
みんかぶの掲示板では、毎月決算型ファンドしか口コミの書き込みはありませんでした。
H無(毎月決算型)口コミ | ・グローバルXのカバードコールの世界版と認知し、あくまで運用の補助として コストは高いし毎月配当は見た目以上にリスクはある。将来標準価格5千円台3千円台はあるだろうしそれに伴って減配(75円50円など)十分想定できる。 引くか追加か。他のETF追加予算と相談しながら ・配当金を出しすぎな気がする、特に8000円台の時配当が下がると予想していたのに、下がる事も無く150円をだして、21年秋から購入してまだ純資産もそんなに増えて無かったけどこの一年で凄い上り坂、基準価格が下がったタイミングで購入しているけど、 またまだ買い増ししていくつもり。 ・安定した分配金 継続性 それが魅力 |
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H有(毎月決算型)口コミ | ・コストがもうちょっと安ければな… |
Yahoo掲示板とみんかぶの掲示板ともに、多くの口コミは「インベスコ世界厳選株式オープン」の代表ファンドである「為替ヘッジなし(毎月決算型)」についてでした。
特別配当により分配金の払い出しを心配する声が一部上がる一方、多くの方は毎月安定して払われる分配金に満足されているようですね。
総合評価:インベスコ世界厳選株式オープンは投資価値あり?
これまでの内容を踏まえて、「インベスコ世界厳選株式オープン」は投資価値のあるファンドなのでしょうか?
まず、上でご紹介した6種類の全シリーズの運用状況を表にまとめると以下の通りです。
※奇数月決済型は運用期間が1年未満のため、想定年利を記載
毎月決済 | Hなし毎月決済 | HありHなし 年1回決算 | 年1回決算 | Hあり奇数月決算 | Hなし奇数月決算 | HありWorld Index 日本円ベース | MSCI ||
利回り | 過去1年 | 年37.99% | 年15.69% | 年37.02% | 年15.80% | 年26.65% | 年38.43% | 年42.7% |
過去3年 | 年21.94% | 年7.93% | 年21.91% | 年8.04% | – | – | 年21.6% | |
過去5年 | 年15.71% | 年7.10% | 年16.05% | 年7.61% | – | – | 年19.7% | |
リスク (標準偏差) | 過去1年 | 12.53% | 10.70% | 12.54% | 10.74% | 10.38% | 12.56% | |
過去3年 | 13.83% | 14.71% | 13.88% | 14.76% | – | – | 15.4% | |
過去5年 | 19.39% | 18.57% | 19.35% | 18.65% | – | – | 17.3% | |
シャープレシオ | 過去5年 | 2.58 | 1.42 | 2.58 | 1.42 | 2.42 | 2.76 | |
過去3年 | 1.51 | 0.59 | 1.51 | 0.60 | – | – | 1.4 | |
過去5年 | 0.86 | 0.54 | 0.87 | 0.49 | – | – | 1.1 |
前述の通り、インベスコ世界厳選株式オープンの配当利回りには投資元本が含まれているため、純粋なファンド運用成果を見るなら「年1回決算型」を見るのが適切です。
「年1回決算型」の運用成績をベンチマークであるMSCI World Indexと比べてみると、過去1年、過去5年でベンチマークを下回っていることが分かります。
つまり純粋な運用パフォーマンスから見れば、1.903%という高い信託報酬を払ってまでアクティブファンドである「インベスコ世界厳選株式オープン」に投資する妙味はないと言えるでしょう。
アクティブファンドの信託報酬の平均は年1.055%程、インデックスファンドは0.374%程です。
1000万円を運用する場合、信託報酬率が1,903%だと、1年間に支払う信託報酬は約19万円にもなります。
一方、信託報酬率が0.374%の場合、1年間に支払う信託報酬は3万7000円程で済みます。
「信託報酬が低い投資信託を選べ」と言われる理由が分かりますね。
にもかかわらず、「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」が1兆円を超える人気ファンドとなっているのは、長期的な資産増加よりも毎月配当を出してくれるファンドを重要視する人が多いからでしょう。
もちろん投資家の年齢や投資目的によっては毎月配当が適している方もいます。
しかし、一般的には毎月配当を行うと複利効果の恩恵を得ずらいため非効率な運用と言われています。実際金融リテラシーが浸透している海外には分配金を出すファンドは少なく、出したとしても年1回~2回程度です。
特に「インベスコ世界厳選株式オープン」の場合は分配金の一部が特別分配金(元本から捻出する分配金)で賄われているため、長期的な目線で資産増加を狙うのであれば分配金のないファンドを選ぶの方が合理的でしょう。
相場の影響を受けずに安定運用するならヘッジファンド
投資ファンドには、ベンチマークに沿う運用を行うインデックスファンド、「インベスコ世界厳選株式オープン」のようなベンチマークを上回る運用を目指すアクティブファンド、そして市場環境に関わらず常に利益獲得を狙う絶対収益型のヘッジファンドがあります。
ヘッジファンドは特定のベンチマークを持たず、株式・債券・不動産・金・デリバティブ・オプションなど多様な資産に投資するオルタナティブ投資で、幅広く投資チャンスを狙います。
また投資信託では原則使用が認められていない「空売り(下落相場などで売りから入る取引手法)」や「レバレッジ」を利用して、投資信託ファンドがマイナスを出すような下落相場でも利益の獲得に動きます。
このように、ヘッジファンドは下落相場での耐性が強く、利益獲得の機会が多いため、資産を長期的に安定して増やしていきたい人に人気の投資先となっています。
ヘッジファンドの本場はアメリカですが、日本国内にも安定して年利10%以上を出し続けているヘッジファンドがあります。今後想定される不安定な市場環境の中でも安定性の高い運用を目指していきたい方は、ぜひヘッジファンドも検討してみてください。
筆者おすすめのヘッジファンドは次の4社です。
期待年利 | 最低投資額 | 問い合わせ | 投資手法・対象 | |
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BMキャピタル | 10%~ | 1000万 | 面談 | ・バリュー株 ・アクティビスト |
ハイクアInt’l | 12%(固定) | 500万 | 面談または 資料請求 | 新興国企業融資 |
アクション | 31%〜 | 500万 | 面談 | ・バリュー株 ・事業投資 ・ファクタリング ・Web3事業 |
GF | 29%〜 | 1000万 *500万~ 相談可 | 面談 | 大型日本株 |
BMキャピタル
運用会社 | ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC) |
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代表者 | 森山武利(たけとし) |
本社所在地 | 東京都港区六本木7-18-1 |
運用歴 | 10年以上 |
平均利回り | 年利10%〜 |
最低投資額 | 1,000万円 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | ・バリュー株投資 ・アクティビスト投資 ・イベントドリブン戦略 |
主な投資先 | 日本株 |
ロックアップ期間 | 3ヶ月 |
公式サイト | BMキャピタル |
BMキャピタルは「損失を出さない」安心の資産運用がモットーの日本のヘッジファンドです。
- 平均年利10%超を継続中
- 設立以来マイナス運用の年ゼロ
- 10年以上の運営実績
BMキャピタルは設立以来、平均年利10%以上の安定した運用を継続しています。四半期では下振れたり、上振れたりすることもありますが、年間を通せば10%超の成績を出せているということです。
そして、年利10%を平均で出せているため、当然ながらマイナス運用の年はありません。コロナショックを含む、さまざまな経済危機をプラスで乗り切った実績を誇ります。
10年以上の運営実績があることも、投資家にとっては安心材料となるでしょう。詳しい情報は、無料の面談で聞くことができますので、まずは問い合わせてみてください。
ハイクアインターナショナル
運用会社 | ハイクアインターナショナル合同会社 |
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代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
運用歴 | 1年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
ハイクアインターナショナル(以下「ハイクア社」)は、梁秀徹氏が会長を務めるベトナムの日系企業SAKUKO VIETNAM(以下「SAKUKO社」)に事業融資を行い、その利息収入から投資家へ高利回りの配当を実現するファンドです。
SAKUKO社は年商30億円を売り上げ、ベトナムのUPCOM市場に上場を予定していますが、更なる成長を目指し事業投資を加速させています。また、ベトナムは金利が高い状況があるため、金融機関の貸付金利も日本よりかなり高額です。
そんなSAKUKO社のビジネス基盤と成長性、そしてベトナムの経済状況があるからこそ、年利12%という高い配当利回りを実現しているのです。
年利12%という利回りは、約6年で投資した資産が2倍になる計算となります。他のファンドと違いSAKUKO社の事業収益から直接利息が支払われるため、株価変動や売却タイミングを考慮する必要がなく、リターンの確実性が高いのも魅力です。
透明性の面でも、SAKUKO社の会長であり、ハイクアインターナショナル代表の梁秀徹氏の活動はYouTubeやメディアを通じて公開されており、事業の実態を確認しやすい環境が整っています。さらに、投資家向けには年1回の事業報告会が開催され、無料面談や資料請求を通じて詳細な情報を得ることも可能。
資産を安定的に増やしたいのであれば、まずはハイクア社に無料資料請求か無料の投資面談を申し込んでみてはいかがでしょうか。
アクション合同会社
運用会社 | アクション合同会社 |
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代表者 | 古橋弘光 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 過去4年平均31% |
最低投資額 | 500万円 |
運用手法 | ・アクティビスト投資 ・バリュー株投資 |
主な投資先 | 日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | アクション |
アクションは、バリュー株投資やアクティビスト投資戦略で利回りを追求しているヘッジファンドです。
バリュー株投資は、割安株を選定して投資する戦略。アクティビスト投資は投資先企業の株式を取得した上で、経営陣に積極的な提言を行い、株式価値の向上を図る手法です。
アクションの運用実績は極めて堅調で、直近4年間で年間利回りのマイナスを一度も記録せず、年平均31%という高い利回りを実現しています。このような高いパフォーマンスを支えているのが、豊富な資金力と専門的な投資戦略です。
透明性の面でも、役員陣の顔写真、名前、経歴をウェブサイト上で公開するなど、ヘッジファンドとしては珍しい積極的な情報開示を行っています。
投資条件としては、最低投資金額が500万円と、比較的少額から始められる点が特徴です。出資を検討する場合は、無料のオンライン面談で詳しい説明を受けることができ、その後契約するかどうかを判断できます。
透明性が高く、利回りの高いヘッジファンドに投資したい方はまずは面談でアクションの詳細を聞いてみてはいかがでしょうか。
GFマネジメント
運用会社 | GF Management合同会社 |
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代表者 | 田尻 光太朗 |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5-20 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 年平均29% ※ファンドマネージャーの運用成績 |
最低投資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
運用手法 | 大型日本株でポートフォリオを形成 |
主な投資先 | 大型日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | GFマネジメント |
GFマネジメントは、2023年に設立された新しいヘッジファンドです。
ファンドマネージャーはモルガン・スタンレー証券の投資銀行本部での経験がある方。
現在はその時の経験を活かして、日本の大型株をメインに投資戦略を組んでいます。
そんなGFマネジメントの投資戦略は「J-Prime戦略」という独自のもの。
具体的には、日本大型株のなかでも「収益力・成長力」「巨大な成長産業」「競合優位性」のどれにも当てはまるごくわずかな銘柄「J-Prime投資ユニバース」に投資を実施するというものです。
以下は運用開始前の実績も含みますが、「J-Prime戦略」のパフォーマンスは日経平均やS&P500をも上回る圧倒的なパフォーマンスを実現しています。
分かりやすく、この期間にGFマネジメント、日経平均、S&P500に500万円と1000万円を預けていた場合、元利合計は以下のようになるということですね。
リターン | 元本500万円 | 元本1000万円 |
GFマネジメント | 2383万円 | 4766万円 |
日経平均株価 | 1237.5万円 | 2475万円 |
S&P500 | 1338万円 | 2676万円 |
実際の額で見ると圧倒的な差があることが分かります。
これまでのパフォーマンスについてはもちろん、今後の方針についてや、ポートフォリオについての詳細が気になる方は、是非GFマネジメントへ直接お問い合わせください。
面談にて詳しい資料とともに丁寧に説明してくれますよ。
GFマネジメントの最低投資額は1000万円~ですが、500万円~も相談可能とのことなので、もし「資金は1000万円に達しないけどGFマネジメントで挑戦してみたい!」「ヘッジファンドに挑戦してみたい!」とお考えの方がいればチャンスです。
あわせて相談してみてくださいね。
インベスコ世界厳選株式オープンに関してよくある質問
最後に「インベスコ世界厳選株式オープン」に関するよくある質問をご紹介します。
インベスコ世界厳選株式オープンはNISA口座で投資できる?
世界のベストの6種類の投資信託のうち、NISA制度が利用できるのは以下の4種類。いずれもNISA成長投資枠のみ利用可能です。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)
一番人気の「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」は、NISA非対応ですのでご注意ください。
インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)の購入におすすめの証券会社は?
「インベスコ世界厳選株式オープン」は50社近い金融機関で販売されていますが、おすすめなのは購入時手数料が無料(ノーロード)の証券会社です。
- SBI証券‥三井住友クレジットカードでの積立でVポイントが貯まる
- 楽天証券‥投資信託の残高に応じて楽天ポイントがもらえ、楽天ポイントで投資もできる
- 松井証券‥ 「投信工房」というロボアドバイザーを利用できる
- auカブコム証券‥投資信託の残高に応じて毎月Pontaポイントがもらえ、ポイントで投資信託を購入できる
インベスコ 世界厳選株式オープンの買い方は?
ネット証券を利用すれば、口座開設から投資信託の売買までご自宅で簡単に手続きできます。
1.投資信託を購入する証券会社を選び口座を開設する
2.投資資金を口座に入金する
3.(WEBサイトやアプリのある証券会社の場合)画面上で「インベスコ世界厳選株式オープン」の該当ファンドを選択
4.基準価額等の最新情報を確認した上で、金額・口数・頻度などを入力して注文する
購入注文の単位は、積立の場合100円以上1円単位、スポット購入の場合は100円以上1円単位です。
インベスコ世界厳選株式オープンの今後の運用見通しは?
インベスコ世界厳選株式オープンの投資先は、欧米が80%以上を占めているため、これらの市場動向がキーとなります。
中でも影響力の大きい米国市場は、企業の堅調な成長とFRBによる利下げ観測により、足元では価格が上昇しています。
しかし、昨今の中東情勢の悪化による再インフレ懸念や、堅調な米国経済指標を受けての利下げ延期の可能性が株価の下げ圧力となる懸念も浮上してきました。11月にはアメリカの大統領選挙も控えているため、選挙の行方による株式市場への影響も懸念されます。
こんな状況ですので、インベスコ世界厳選株式オープンの今後の見通しは、順調に上昇基調を維持してきた2023年よりも緩やかな成長に留まるのではと考えられます。
さらに、2024年4月現在の円ドルは約34年ぶりの円安水準になっています。FRBによる利下げと日本政府による追加利上げが実行されれば日米の金利差が縮小し円高に振れやすくなるため、人気の「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」の運用リターンは抑制される可能性があります。
相場に左右されず絶対収益を目指したい方は、ヘッジファンドの検討も視野に入れてみるとよいでしょう。
まとめ
本記事では「インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)」の運用方針、全6シリーズの運用状況や評判などを解説しました。
結果、「インベスコ世界厳選株式オープン」は高い手数料報酬を得ながらアクティブファンドとして運用をしていますが、実際にはベンチマークを下回っているという状況が明らかになりました。
ここ数年は株式市場が堅調であるため、同ファンドの利回りも高水準を維持していますが、今後株式市場が軟調に転換したり大暴落を起こせば、本ファンドもつられてマイナス運用になる可能性が高いでしょう。
また毎月分配の投資信託は魅力的ではありますが、長期的な目線で見ると非常に非効率な運用と言えます。特に20代~50代の現役世帯の資産運用には不向きですので、今一度本当にベストな資産運用先はどこなのか考えてみるべきでしょう。