インベスコ世界厳選株式オープンは、「世界のベスト」の愛称で知られる投資信託です。高い分配金が注目される一方、掲示板や口コミでは「危ない」「やめとけ」といった声も見られます。
では、世界のベストは本当に避けるべき投資信託なのでしょうか。
本記事では、掲示板で見られる口コミ評判をもとに、分配金や基準価額、運用実績などの実際のデータと照らし合わせながら検証します。8シリーズの運用状況や今後の見通し、どんな人に向いているのかもあわせて解説します。
インベスコ世界厳選株式オープン (世界のベスト) 掲示板の評判・口コミを検証
インベスコ世界厳選株式オープン (世界のベスト) について、実際の掲示板ではどのような口コミ・評判が見られるのでしょうか。直近の投稿をもとに、良い評判・悪い評判の両面から見ていきます。
掲示板上の良い口コミ・評判
世界のベストの掲示板では、分配金を定期収入として活用している保有者を中心に、肯定的な声が見られます。
年金生活のなか、毎月の分配金がお小遣いとして助かっているため、当面は保有を続けたい。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板 〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)No.60327(2026年8月27日)
予想分配金提示型で、初めて200円の分配金が出たことがうれしい。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板〈為替ヘッジなし〉(予想分配金提示型)No.17(2026年7月22日)
年1回決算型の無分配を、ファンド内で運用を続けて資産成長を目指せる点として評価している。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板〈為替ヘッジなし〉(年1回決算型)No.204(2026年8月7日)
世界のベスト8シリーズの中でも、「為替ヘッジなし・毎月決算型」は純資産総額が突出して大きく、掲示板の口コミ・評判もこのタイプに集中しています。
「為替ヘッジなし・毎月決算型」は2026年8月に1万口あたり150円、「為替ヘッジなし・予想分配金提示型」は同年7月に200円を分配しており、分配金を重視する保有者から肯定的な声が見られました。
一方、分配金を受け取るのではなく、資産成長を重視する声もあります。「為替ヘッジなし・年1回決算型」は毎月決算型に次いで純資産総額が大きく、分配を抑えてファンド内で運用を続けられる点を評価する投稿が見られました。
掲示板上の悪い口コミ・評判
世界のベストの掲示板では、為替や分配金、コストを理由に今後の保有を不安視する声が見られます。
利上げに伴って円高が進めば、世界のベストも盤石ではないと考えている。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)No.60406(2026年8月30日)
決算日の前営業日の基準価額が11,000円に届かず、期待していた200円分配にならなかった事を残念がっている。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板〈為替ヘッジなし〉(予想分配金提示型)No.24(2026年8月24日)
信託報酬の高さを理由に、投資元本に相当する分を売却した。
出典:Yahoo!ファイナンス掲示板〈為替ヘッジなし〉(年1回決算型)No.193(2026年7月9日)
悪い口コミでは、円高によるリターン低下への不安、期待した分配金が出ないことへの不満、信託報酬の高さが主な懸念として挙がっています。
掲示板・口コミから分かる総合評価
| 評価項目 | 掲示板の傾向 |
|---|---|
| 良い評判 | 分配金の活用や、無分配での資産成長を評価 |
| 悪い評判 | 円高・分配条件・高い信託報酬への不満 |
| 実際の状況 | 〈ヘッジなし・毎月〉は月150円分配、10年健全度68.35%(約3割が元本払戻金) 信託報酬は年1.903%でインデックスの約19倍 |
| 総合評価 | 分配重視層には支持される一方、為替・コスト・分配条件で評価が分かれる |
掲示板では、分配金を評価する声がある一方、円高や分配条件、信託報酬への不満も見られ、投資目的によって評価が分かれています。
悪い口コミで挙がった円高・信託報酬・分配金への懸念は、実際に「危ない」「やめとけ」と言われる理由にもつながっています。
分配金は欲しい!でも円高・コストに
振り回されたくない方へ
世界のベストは毎月分配が魅力ですが、分配金の一部が元本払戻金になる可能性があり、円高や年1.903%の信託報酬も収益を左右します。
一方、ハイクアは株価・為替に直接連動せず、年12%固定配当・運用手数料無料。相場変動の影響を受けにくい仕組みで、安定性と高リターンの両立を目指せます。
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世界のベストは危ない?やめとけと言われる理由を検証
掲示板で挙がっていた分配金・為替・コストへの懸念には、実際どの程度のリスクがあるのでしょうか。
ここからは、世界のベストが「危ない」「やめとけ」と言われる理由を、実際のデータから検証します。
分配金の仕組みと元本払戻金の可能性
世界のベストの中でも人気が高い「為替ヘッジなし・毎月決算型」は、毎月分配金を受け取れる点が特徴です。
ただし、分配金はファンドの純資産から支払われるため、支払われた分だけ基準価額が下がるほか、運用益だけでは分配金を賄えず、元本の一部を払い戻す「元本払戻金(特別分配金)」になる場合もあります。
| 分配金の種類 | 仕組み |
|---|---|
| 普通分配金 | 個別元本を上回る部分から支払われる |
| 元本払戻金 (特別分配金) | 個別元本を下回る部分から支払われ、受け取った分だけ個別元本が減少する |
実際、日本経済新聞のデータでは、「為替ヘッジなし・毎月決算型」の過去10年の分配金健全度は68.35%で、約3割が元本払戻金となっています。
つまり、高い分配金の一部は利益ではなく、自分の投資資金が戻ってきているということです。元本払戻金が続けば、分配金を受け取りながら元本を取り崩す「タコ足分配」につながります。
こうした高分配の裏で元本が取り崩される可能性があることが、「危ない」「やめとけ」と言われる理由のひとつです。
基準価額・為替変動によるリスク
世界のベストは、長期では大きく上昇した実績がある一方、下落局面では資産が半分近くまで減る可能性があります。

出典:インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
「為替ヘッジなし・毎月決算型」の過去の最大下落率は、1年間で-54.65%、3年間では-56.49%。一方、最大上昇率は5年間で+220.32%、10年間で+303.48%と、上下の値動きが大きいファンドです。
| 期間 | 最大下落率 | 最大上昇率 |
|---|---|---|
| 1年 | -54.65% | +69.72% |
| 3年 | -56.49% | +149.48% |
| 5年 | -51.33% | +220.32% |
| 10年 | -31.13% | +303.48% |
また「為替ヘッジなし」シリーズの好成績には、ここ数年の大幅な円安も追い風となっています。ドル円は2021年1月末の104.55円から2026年7月末には160.21円まで上昇しており、約53%円安方向に動きました。
一方、日銀の利上げなどで日米金利差が縮小し円高へ転じれば、これまでの為替による押し上げが、逆にファンドのリターンを押し下げる要因にもなり得ます。
表内の最大下落率-56.49%は、500万円を運用していた場合、単純計算で約218万円まで減る値動きです。
市場変動による資産の減少を抑えながら、安定性と高リターンの両立を目指したい場合は、投資信託以外の選択肢も比較しておきましょう。
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信託報酬などのコスト負担が大きい
世界のベストはアクティブファンドのため、低コストのインデックスファンドと比べて信託報酬が高い点も「やめとけ」と言われる理由のひとつです。
| 費用 | 世界のベスト |
|---|---|
| 購入時手数料 | 最大3.30% |
| 信託報酬 | 年率1.903% |
| 信託財産留保額 | 0.30% |
世界のベストの信託報酬は年率1.903%。一方、日本を含む先進国株式に投資するインデックスファンドには年率0.0982%程度の商品もあり、単純比較では約19倍のコスト差があります。
1,000万円を保有した場合、年率1.903%は単純計算で年間約19万円に相当します。保有しているだけで継続的にかかるコストとしては、決して小さくありません。
ベンチマークとのパフォーマンス比較
世界のベストは信託報酬が年率1.903%と高いため、低コスト商品を上回る成果を出せているかも要チェックポイントです。
ここでは、投資対象が近い「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」と比較してみましょう。
| 世界のベスト | SBI・先進国株式 | |
|---|---|---|
| 信託報酬 | 1.903% | 0.0982% |
| 1年リターン | 23.79% | 38.74% |
| 3年リターン | 21.48% | 24.17% |
| 5年リターン | 21.04% | 19.58% |
結果を見ると、世界のベストは過去5年の年率リターンではSBIを上回る一方、過去1年・3年では下回っています。
アクティブファンドは銘柄選定によって市場平均を上回る成果を目指しますが、市場全体や指数を構成する大型株が大きく上昇する局面では、インデックスファンドもその恩恵を受けやすく、銘柄選定による優位性が出ないことがあります。
つまり、約19倍の信託報酬を負担しても、その差が安定してリターンに表れるわけではなく、低コストのインデックスファンドに負ける場合があるという点が、「高いコストを払う価値があるのか」と疑問視される理由です。
世界のベストの運用実績 (リターン・分配金・基準価額・純資産)

世界のベストは、MSCIワールド・インデックスをベンチマークとしつつ、日本を含む世界各国の株式から「成長・配当・割安」の3つの観点で銘柄を厳選するアクティブファンドです。
41銘柄に投資し、国別では米国42.7%、英国17.4%、オランダ10.2%。業種別では資本財・サービス29.6%、金融23.6%、情報技術17.1%が中心となっており、米国大型テックへの偏りが強い一般的な世界株インデックスとは、やや異なる構成です。
世界のベストには、為替ヘッジと分配方法が異なる8シリーズがあり、信託報酬はいずれも年率1.903%です。
| シリーズ | NISA | 1年リターン | 直近分配金 | 純資産総額 |
|---|---|---|---|---|
| 為替ヘッジなし 毎月決算型 | ✖ | +23.59% | 150円 | 4兆3,134億円 |
| 為替ヘッジあり 毎月決算型 | ✖ | +11.22% | 40円 | 95.16億円 |
| 為替ヘッジなし 年1回決算型 | 〇 | +23.79% | 0円 | 6,191.93億円 |
| 為替ヘッジあり 年1回決算型 | 〇 | +11.09% | 0円 | 59.84億円 |
| 為替ヘッジなし 奇数月決算型 | 〇 | +23.58% | 60円 | 118.52億円 |
| 為替ヘッジあり 奇数月決算型 | 〇 | +10.99% | 30円 | 1.52億円 |
| 為替ヘッジなし 予想分配金提示型 | ✖ | ― | 0円※ | 0.50億円 |
| 為替ヘッジあり 予想分配金提示型 | ✖ | ― | 0円 | 0.01億円 |
※為替ヘッジなし・予想分配金提示型は、2026年7月に200円、8月に0円を分配。
※純資産総額は2026年8月31日時点、1年リターンは2026年7月末時点 (分配金再投資ベース /信託報酬差引後)
表示リターンは分配金再投資ベースのため、同じ為替区分では毎月・年1回・奇数月決算型に大差がない一方、ヘッジなし約23%・あり約11%と、為替ヘッジの有無で大きな差が出ています。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジなし・毎月決算型
- 基準価額:9,061円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):
1年+23.59% / 3年+21.31% / 5年+20.96% - 直近分配金:150円/月
- NISA:対象外
純資産総額は4兆円を超え、8シリーズの中で資金が圧倒的に集中している主力ファンドです。基準価額は9,061円と1万円を下回る一方、毎月150円の分配を続けながら、1年リターン(分配金込み)は+23.59%となっています。
過去1年間の年間分配金は1万口あたり1,800円で、現在の基準価額9,061円で100万円分を保有していたと仮定すると、年間約19.9万円(税引前)の分配金に相当します。
近年は世界株高に加え、大幅な円安もリターンを押し上げてきました。定期的に分配金を受け取りながら海外株の上昇を狙いたい人には選びやすい一方、NISAは対象外で、円高に転じれば為替がリターンの逆風になります。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジあり・毎月決算型
- 基準価額:15,146円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):
1年+11.22% / 3年+11.03% / 5年+8.51% - 直近分配金:40円/月
- NISA:対象外
為替変動の影響を抑えながら、毎月分配を受け取るタイプです。直近分配金は40円で、為替ヘッジなしの150円より少なく、1年リターンも+11.22%と、「為替ヘッジなし・毎月決算型」の+23.59%を大きく下回ります。
為替ヘッジによって円高時の下落を抑えられる可能性がある一方、直近の円安による押し上げ効果を受けられず、ヘッジコストも負担するため、為替ヘッジなしとの実績差が広がっています。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジなし・年1回決算型
- 基準価額:30,484円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):
1年+23.79% / 3年+21.48% / 5年+21.04% - 直近分配金:0円/月
- NISA:成長投資枠対象
分配金を出さず、運用成果をファンド内に残して資産成長を目指すシリーズです。基準価額は30,484円、純資産総額は6,191.93億円で、いずれも8シリーズの中で為替ヘッジなし・毎月決算型に次ぐ規模となっています。
分配金込みの1年リターンは+23.79%で、同じ為替ヘッジなしの毎月・奇数月決算型とほぼ同水準です。ただし、年1回型は分配を出さず運用益をそのまま再投資するため、複利を効かせやすく、長期の資産形成では有利になりやすいです。
分配金より長期の資産成長を重視したい人や、NISAで世界のベストに投資したい人に向くシリーズです。
※一方、低コストの「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」と比べると、1年・3年ではリターンが劣後しており、コストに見合う優位性が常に出ているわけではありません。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジあり・年1回決算型
- 基準価額:17,298円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):
1年+11.09% / 3年+11.08% / 5年+8.55% - 直近分配金:0円/月
- NISA:成長投資枠対象
分配を抑えて資産成長を目指しつつ、為替変動の影響も抑える年1回決算型です。純資産総額は59.84億円で、同じ年1回型でも〈為替ヘッジなし〉の6,191.93億円とは大きな差があります。
1年リターンは+11.09%で、為替ヘッジありの毎月・奇数月決算型と大きな差はありません。一方「為替ヘッジなし・年1回決算型」の+23.79%と比べると、近年の円安局面では為替ヘッジがリターンの伸びを抑える形となりました。
一方、円高に転じた場合はヘッジなしより為替の影響を受けにくい点が特徴です。NISAで長期の資産成長を目指しつつ、為替リスクは抑えたい人向けのシリーズです。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジなし・奇数月決算型
- 基準価額:16,740円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):1年+23.58%
- 直近分配金:60円/奇数月
- NISA:成長投資枠対象
毎月決算型と年1回決算型の中間にあたり、奇数月の年6回分配を受け取りながらNISAも利用できるシリーズです。
2024年3月以降は1万口あたり60円の分配を継続しており、直近1年間では計360円を分配しています。
1年リターンは+23.58%で、「為替ヘッジなし」の各シリーズとほぼ同水準です。毎月分配ほど頻繁な受け取りは不要でも、定期的な分配金とNISAの両方を重視したい人に向くタイプです。
なお、為替ヘッジなしのため円高時には為替がリターンの逆風になります。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジあり・奇数月決算型
- 基準価額:13,741円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン (2026年7月末時点):1年+10.99%
- 直近分配金:30円/奇数月
- NISA:成長投資枠対象
奇数月に年6回分配しながら、為替変動の影響を抑えるタイプです。直近1年間の分配金は1万口あたり180円で、2024年3月以降は30円の分配を継続しています。
1年リターンは+10.99%で、「為替ヘッジなし・奇数月決算型」の+23.58%を大きく下回ります。近年の円安局面では不利だった一方、円高リスクを抑えながら定期分配とNISAの両方を重視したい人向けです。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジなし・予想分配金提示型
- 基準価額:11,142円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン:設定1年未満のため未算出
- 直近分配金:0円
- NISA:対象外
2025年12月に追加された新シリーズで、為替ヘッジを行わず、基準価額の水準に応じて毎月の分配額が変わる点が特徴です。
毎月決算型のように一定額を継続して分配するのではなく、基準価額が11,000円以上12,000円未満なら200円、12,000円以上13,000円未満なら300円など、基準価額が高いほど分配額も増える仕組みです。
実際、2026年7月には1万口あたり200円を分配しましたが、8月は0円でした。相場や為替の影響で基準価額が下がれば、分配金が出ない月もある点は毎月決算型との大きな違いです。
設定からまだ1年未満ですが、円安の恩恵を受けながら、基準価額が上昇した局面でまとまった分配金を狙いたい人向けのシリーズです。
インベスコ世界厳選株式オープン 為替ヘッジあり・予想分配金提示型
- 基準価額:11,102円 (2026年8月31日時点)
- 年間リターン:設定1年未満のため未算出
- 直近分配金:0円
- NISA:対象外
「為替ヘッジなし・予想分配金提示型」と同じ予想分配金提示型ですが、為替変動の影響を抑える点が違いです。
2026年1~8月の分配金はすべて0円で、純資産総額もまだ小規模です。円高リスクを抑えながら分配金を狙いたい人向けですが、現時点では運用・分配実績ともに少なく、評価にはもう少し時間が必要なシリーズです。

世界のベストの今後の見通し
世界のベストは中長期では成長余地が期待できる一方、短期的には株価・為替ともに振れやすい状況が続きそうです。
| 注目点 | 最新の状況 | 世界のベスト への影響 |
|---|---|---|
| 世界経済 | IMFは2026年+3.0%、2027年+3.4%成長を予測 | 世界株には プラス材料 |
| AI・企業業績 | AI投資・企業業績は引き続き堅調 | 成長企業の 株価上昇に期待 |
| 金融政策・為替 | 米政策金利3.50~3.75%、日銀1.0% | 金利差の変化で 円高・円安どちら にも振れやすい |
| 地政学リスク | 中東情勢の緊迫などで原油・株価が変動 | 短期的には株価の 下押し要因 |
世界経済は今後も緩やかに成長する見通しで、IMFは2026年+3.0%、2027年+3.4%と予測しています。
ただし、紛争や金融市場の再評価による下振れリスクも残っており、楽観一辺倒では見にくい状況です。
実際、中東情勢の緊迫化から9月1日時点で原油価格が1バレル91ドルを超え、米10年債利回りも4.78%と2025年初め以来の高水準まで上昇しました。金利上昇は株式、とくに高い成長期待を織り込んだ銘柄には逆風になります。
世界のベスト「為替ヘッジなし・毎月決算型」も、2026年1~3月は-4.97%、4~6月は+17.29%となっており、AI期待の中でも、地政学リスクや金利次第で大きく上下していることが分かります。
もうひとつは為替です。FRBの政策金利は3.50~3.75%、日銀は1.0%で、足元のドル円は160円前後です。円安はこれまで〈為替ヘッジなし〉の大きな追い風でしたが、日米の金融政策が動けば流れが変わる可能性があります。
つまり、世界のベストには上昇余地がある一方、「株高+円安」というこれまでの追い風が今後も続くとは限りません。
株価・為替の先行きが読みづらい今は、値動きの要因が異なる運用先も比較しておきたいところです。
世界のベストが世界株と為替の影響を受けるのに対し、ハイクアは事業融資、Actionは4領域への分散投資と収益源が異なります。株式だけに偏らない選択肢として比較できます。
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |
※元本保証はありません。最低投資額や解約条件を確認したうえで検討してください。
世界のベストが向いている人・向いていない人
ここまで見てきたように、世界のベストは「高い分配金があるから良い」「信託報酬が高いから悪い」と単純には判断できません。何を重視して運用するかで、向き・不向きがかなり分かれるファンドです。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 定期的に分配金を 受け取りたい | 分配金は不要で 資産成長を優先したい |
| 少額から世界株の 成長を取り込みたい | 元本の安定性を 最優先したい |
| 株価・為替の大きな 変動を許容できる | 円高・株価下落による 値動きを抑えたい |
| アクティブ運用による 上振れを期待する | 低コストで市場 平均を狙いたい |
世界のベストが向いている人
特に相性がよいのは、世界株へ投資しながら、定期的に分配金も受け取りたい人です。
人気の低コストインデックスファンドは、分配を抑えて運用益をファンド内で再投資するタイプが多く、定期収入を目的とした商品はそれほど多くありません。
一方、世界のベストは主力の「為替ヘッジなし・毎月決算型」で毎月150円を分配しています。さらに、年6回分配+NISAの「奇数月決算型」、分配せず資産成長を狙う「年1回決算型」など、受け取り方まで選べるのは世界のベストならではの強みです。
ただし、分配金だけを見るのではなく、株価や為替が大きく動いても保有を続けられるかは考えておきたいところです。
世界のベストが向いていない人
反対に、分配金を必要とせず、低コストで長期的に資産を増やしたい人なら、インデックスファンドの方が目的に合う場合があります。
世界のベストの信託報酬は年1.903%で、低コストの先進国株式インデックスと比べると約19倍です。実際、短中期では低コストのインデックスファンドに劣後する場面もあり、コストの高さがそのまま運用成果につながるわけではありません。
また、株価や為替による大きな値動きを避けたい人にも向いていません。〈為替ヘッジなし・毎月決算型〉では、過去に3年間で-56.49%となった局面もあり、500万円なら単純計算で約218万円まで減る値動きです。
そのため、資産の損失リスクをできるだけ抑えたい人は、株価や為替とは異なる仕組みで収益を狙う運用先にも目を向ける余地があります。
世界のベストの弱点が気になる方へ|安定性×高リターンを目指す代替投資先
世界のベストは高いリターンを狙える一方、過去には3年間の最大下落率が-56.49%に達するなど、相場や為替の流れが変わると運用成績も大きく振れます。
「ここまで大きな値動きは避けたい。でも、預金のような低いリターンでは物足りない」という方は、株式市場とは異なる仕組みで収益を狙う運用先も比較してみる価値があります。
そこで候補となるのが、年12%の固定配当を掲げるハイクアと、2024年度+17.35%の運用実績を持つアクションです。
世界のベストとは利益を生み出す仕組みが異なるため、安定性とリターンの両方を重視したい方は、ぜひ違いを見ておきましょう。
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安定性重視|年12%固定配当 (年4回配当)
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リターン重視|2024年度+17.35%
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日本株に依存せず高リターンを目指す
ハイクア・インターナショナル (年12%固定・手数料無料)

| 運用会社 | 合同会社ハイクア・インターナショナル |
|---|---|
| 設立 | 2022年 |
| 利回り | 年間12% (固定) |
| 最低投資額 | 500万円〜 (1口100万円×原則5口以上) |
| 配当頻度 | 年4回 (1月・4月・7月・10月) |
| 運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 |
| 手数料 | 無料 |
| 解約条件 | 5年以内は解約手数料5% 5年超で無料 |
| 資料請求・相談 | 無料 |
| 公式サイト | https://hayqua-international.co.jp/ |
ハイクア・インターナショナルは、ベトナムで実業を展開するSAKUKO Vietnamへの事業融資を通じて、固定年利12%の配当を目指す事業融資型の運用会社です。
融資先のSAKUKO Vietnamグループは、ベトナムで15年間事業を展開し、年商は約25億円。小売・ホテル・食品関連事業を手掛けています。
配当原資は、株価の値上がりではなく、融資先であるSAKUKO Vietnamの事業収益から支払われる貸付金利息です。
市場の値動きに連動してリターンが変動する投資信託とは異なり、相場の上げ下げに左右されにくい仕組みで、年間12%の固定配当を目指せる点が大きな特徴です。

年12%の配当は、1月・4月・7月・10月の年4回に分けて、各3%ずつ受け取れます。
配当遅延は設立以来なく、500万円を出資した場合の配当目安(税引前)は3カ月ごとに15万円、年間60万円です。
| 出資額 | 四半期ごと(税引前) | 年間リターン(税引前) |
|---|---|---|
| 500万円 | 15万円 | 60万円 |
| 1,000万円 | 30万円 | 120万円 |
| 3,000万円 | 90万円 | 360万円 |
※融資先の経営状況等により、配当が変動・停止するリスクがあります。投資成果を保証するものではありません。
また、運用手数料は無料です。配当から運用手数料が差し引かれないため、受取額や目標額までの運用計画を立てやすいのもメリットです。
相場の値動きに振り回されず、定期的に配当を受け取りたい方や、安定性と高リターンの両立を目指したい方に向いています。
一方、最低投資額は500万円で、元本保証はありません。無料の個別面談では代表と直接話し、配当の仕組みやリスク、解約条件まで確認できます。まずは資料請求や面談で詳しい条件を確認してみるとよいでしょう。

アクション (2024年度実績17.35%・複数事業に分散)

| 運用会社 | Action合同会社(CEO:古橋弘光) |
|---|---|
| 設立 | 2023年 |
| 想定利回り | 2025年度想定12〜17% |
| 前年度実績 | 2024年度+17.35% (税引前) |
| 最低投資額 | 500万円〜 |
| 契約期間 | 原則1年契約(事業年度:7月〜翌年6月) 中途解約原則不可 |
| 運用領域 | 事業投資/暗号資産マイニング(Web3)/再生可能エネルギー/プロジェクトファイナンス |
| 出資前面談 | 無料(オンライン) |
| 公式サイト | https://action-goudou.co.jp/ |
Action合同会社は、金融業界で30年以上の経験を持ち、トレイダーズインベストメント代表取締役やトレイダーズホールディングス取締役などを歴任した古橋弘光氏が代表を務める運用会社です。
事業投資・暗号資産マイニング・再生可能エネルギー・プロジェクトファイナンスなど、性質の異なる複数の事業領域に分散して運用しています。
こうした運用により、2024年度(2024年7月〜2025年6月)は+17.35%の運用実績を残しました。500万円を同じ利回りで1年間運用した場合、税引前の増加額は86万7,500円です。
一方、同期間の成績を世界のベスト (為替ヘッジなし・年1回決算型) と比較すると、以下の通りです。
| 2024年度 | 運用実績 |
|---|---|
| 世界のベスト (Hなし・年1回) | +9.85% |
| アクション合同会社 | +17.35% |
この期間の世界のベストは、途中で下落局面を挟みながら+9.85%上昇しましたが、同期間のActionの+17.35%には届きませんでした。
基準価額は下落しても戻ればいいというものではなく、下落から元の水準へ戻るまでの期間も運用期間の一部です。大きなマイナスを避けることも、効率よく資産を増やすうえで重要です。
Actionは株式市場に直接連動しにくい複数の事業へ分散しているため、株式とは異なる収益源を持ちながら高いリターンを狙いたい方には比較候補になります。
Actionの詳しいポートフォリオや今後の見通しは、直接面談で説明を受けられます。最低投資額は500万円、契約期間は原則1年間で中途解約は原則できないため、面談で運用内容やリスクを確認したうえで、当面使う予定のない資金で検討しましょう。

世界のベストに関するよくある質問
最後に、世界のベストに関するよくある質問に解答します。
世界のベストはNISAで投資できる?
世界のベストは、年1回決算型と奇数月決算型がNISAの成長投資枠対象です。一方、毎月決算型と予想分配金提示型は対象外なので、NISAで投資したい場合はシリーズ選びに注意しましょう。
- 為替ヘッジなし(年1回決算型)
- 為替ヘッジあり(年1回決算型)
- 為替ヘッジなし(奇数月決算型)
- 為替ヘッジあり(奇数月決算型)
世界のベストの買い方・最低投資額は?
世界のベストは、証券会社や銀行などの販売会社から購入できます。
購入する場合は、口座を開設→「インベスコ世界厳選株式オープン」を検索→8シリーズから購入したいタイプを選択→金額を指定して注文という流れです。
最低投資額は販売会社によって異なりますが、ネット証券では100円程度から購入できる場合もあります。
世界のベストはどこで買うのがお得?手数料はいくら?
世界のベストは購入時手数料が最大3.30%かかりますが、楽天証券・SBI証券・マネックス証券・松井証券などのネット証券では購入時手数料0円で購入できます。
そのため、手数料だけで選ぶなら、購入時手数料0円のネット証券がお得です。
なお、購入先にかかわらず、世界のベストには信託報酬年1.903%、換金時に信託財産留保額0.30%がかかります。
世界のベストはいつ買うのがお得?分配落ち後に買うべき?
分配落ちとは、分配金が支払われた分だけ基準価額が下がることです。そのため、分配落ち後に基準価額が下がっていても、単純に「安くなった」「お得になった」とは言えません。
また、決算日の直前に買えば早く分配金を受け取れますが、その分だけ基準価額も下がるため、分配直前・直後のどちらが一律にお得とも言えません。
特に毎月決算型は分配の頻度が高いため、分配日前後だけを狙うより、株価や為替の水準を見ながら購入時期を分ける方が現実的です。
世界のベストの分配金は投資額ごとにいくら?
世界のベストはシリーズによって分配頻度・金額が異なります。直近の分配水準が続くと仮定した場合、100万円投資時の目安(税引前)は以下の通りです。
- 為替Hなし・毎月決算型:150円 / 月
年1800円、100万円なら年間約19.9万円 - 為替Hあり・毎月決算型:40円 / 月
年480円、100万円なら年間約3.2万円 - 為替Hなし・奇数月決算型:60円 / 年6回
年360円、100万円なら年間約2.2万円 - 為替Hあり・奇数月決算型:30円 / 年6回
年180円、100万円なら年間約1.3万円 - 為替Hなし・予想分配金提示型:基準価額に応じて変動
2026年7月は200円、8月は0円
年1回決算型は現在分配金を出していません。毎月決算型は分配額が大きい一方、分配金は将来も同額が続くとは限らない点には注意が必要です。
世界のベストのデメリットは何ですか?
分配金の一部が利益ではなく元本の払い戻しになる場合があること、株安や円高によって基準価額が大きく下がる可能性があること、年1.903%の信託報酬が継続的に差し引かれリターンを圧迫することなどのデメリットがあります。
さらに、高い信託報酬を負担しても、低コストのインデックスファンドを常に上回れるわけではありません。
詳しくは「世界のベストは危ない?やめとけと言われる理由を検証」で解説しています。
まとめ|世界のベストはやめとけ?口コミ・実績から総合評価
インベスコ世界厳選株式オープン(愛称:世界のベスト)には「やめとけ」と言われる理由はあるものの、すべての人に不向きなファンドではありません。
世界株へ投資しながら定期的に分配金を受け取りたい人には、有力な選択肢の一つとなります。
一方で、高い分配金だけを見て選ぶのはおすすめできません。分配金の一部が元本払戻金となる場合があるほか、信託報酬は年1.903%と高く、株価の下落や円高によって基準価額が大きく下がる可能性もあります。
また、低コストのインデックスファンドを下回る期間もあり、高いコストに見合う成果が常に得られるわけでもありません。
特に今後は、世界株の成長が期待できる一方で、地政学リスクや金利、為替によって短期的に大きく振れる可能性があります。世界のベストだけに絞らず、利益の生み方が異なる運用先もあわせて比較しておくと、選択肢を広げられます。
500万円以上の余裕資金があり、「大きな値動きはできるだけ避けたい。ただし、リターンも妥協したくない」という方は、ハイクア・インターナショナルやActionも比較候補です。
ハイクアインターナショナル | 【 年利12% 固定利率型 】 運用方法:事業融資 融資対象:ベトナムで事業展開する日系企業 最低出資額:500万円 500万円出資で年間配当60万円 固定利率型で配当額を把握しやすい ハイクア公式サイト |
アクション | 【 2024年度 実績 17.35% 】 運用方法:4事業領域への分散投資 投資対象:事業投資・Web3・再生可能エネルギー・ファイナンス 最低出資額:500万円 分散投資で安定×高利回りを目指す アクション公式サイト |
※元本保証はありません。最低投資額や解約条件を確認したうえで検討してください。
詳しい仕組みや投資条件、最新の運用状況は、各社の公式サイトや無料面談で確認してから判断しましょう。



