資産7億円あれば何年暮らせる?利息生活するにはどこに預けるべき?

7億円あったら何年暮らせるのか

資産7億円で一生暮らせるの?

本記事では、資産7億円あれば何年暮らせるのか、7億円をただ切り崩して生活した場合と、資産運用をした場合に分けてシミュレーションを行い、検証していきます。

また余裕のある生活のために、年間リターン4%~20%が期待できる運用先もご紹介。

そして、おすすめのポートフォリオ例として「東京大学基金」「ハーバード大学基金」「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」のポートフォリオも参考にしています。

7億円あれば何年暮らせるのかが気になっている方は、是非最後までお見逃しなく!

目次

資産7億円あったら何年暮らせる?

早速ですが、資産7億円あれば何年暮らせるのか、検証してみます。

以下は総務省のデータを参考に、世帯主の平均年齢が40代のお仕事現役世代で、1人暮らし~4人暮らしまでの月間支出と年間支出を算出したものです。

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支出内訳1人暮らし2人暮らし3人暮らし4人暮らし
食料40,301円66,187円76,309円86,807円
住居32,314円28,025円21,810円16,250円
光熱・水道11,138円19,771円23,707円25,219円
家具・家事用品5,267円12,169円12,454円14,051円
被服及び履物6,714円9,923円11,283円13,442円
保健医療6,847円12,384円13,234円13,221円
交通・通信22,766円47,209円54,087円51,164円
教育0円1,908円17,830円31,840円
教養娯楽21,046円25,433円28,405円33,460円
その他の消費支出32,039円67,678円64,392円49,118円
非消費支出66,937円116,254円126,302円132,176円
月間実支出245,371円406,941円449,813円466,748円
年間実支出2,944,452円4,883,292円5,397,756円5,600,976円
(参考:総務省|家計調査 家計収支編 単身世帯(2022)総務省|家計調査 世帯人数別(2022)

1人暮らし、2人暮らし、3人暮らし、4人暮らしの月間支出額を年間に計算すると、それぞれ約294万円、約488万円、約539万円、約560万円です。

つまり、「資産7億円あれば何年暮らせるのか?」の答えは、1人暮らし:約238年2人暮らし:約143年3人暮らし:約129年4人暮らし:約125年となることが分かります。

ちなみに2023年の男女平均寿命は、男性81.05歳、女性87.09歳。

参考にした年間支出は世帯主の平均年齢が40代で勤労世代のものですが、たとえ0歳から同様の支出をしていたとしても7億円あれば平均寿命まで余裕で暮らせることが分かりますね。

何人暮らし?年間支出額7億円で何年暮らせる?
1人暮らし約294万円約238年
(一生)
2人暮らし約488万円約143年
(一生)
3人暮らし約539万円約129年
(一生)
4人暮らし約560万円125年
(一生)
7億円で何年暮らせる?

7億円あっても生活水準によっては一生暮らせない場合も

ただし、資産が7億円あっても生活水準によっては一生暮らすことができなくなる可能性も大いにあるという点には注意が必要です。

先ほどの章でシミュレーションを行う際に参考にしたデータは、世帯主の平均年齢40代のお仕事現役世代の「最低限の」年間支出です。

年代が異なったり、自営業なのか会社員なのか、家族が学校に通っているのかどうか、通院をしているのかどうか、都内に住んでいるのか地方に住んでいるか、賃貸なのか持家なのか、車を保有しているのかどうかなどによっても支出額には大きな差が出ます。

そして何より、大金が手元にあると贅沢をしたくなってしまうのが人間の性です。

お金に余裕があるからと、少しずつでも贅沢をし続けるとその分資産はどんどん減っていきます。

例)

  • 回転ずしを利用してたけど毎回カウンターの寿司を食べるようになった
  • 近所のスーパーで買い物していたけど毎回成城石井で買い物するようになった
  • 身に着けるものがブランド物になっていった
  • タクシーを利用する回数が増えた など

→少しずつでも贅沢を重ねるとその分資産は減っていく・・・

また、一度裕福な生活に味を占めると、そこから抜け出すのは非常に難しいです。

例)

  • 子供を有名私立学校に通わせる
  • 車を高級車に変える
  • ビジネスクラス・ファーストクラスで旅行をする
  • 一等地に家を構える など

→一度裕福な生活に味を占めると、そこから抜け出すのは非常に難しい・・・

水準の高い生活を続けていたら7億円はみるみるうちに減っていってしまうでしょう。

資産7億円を資産運用したら利息生活できる?

では、資産7億円を運用して資産を増やしながら生活をする場合は何年暮らせるのか、検証してみます。

7億円を年間利回り1%、3%、5%、7%、10%が期待できる運用先で資産運用をした場合、1年間で以下のリターンを得ることが可能です。

年間利回りリターン
1%700万円
3%2100万円
5%3500万円
7%4900万円
10%7000万円
7億円を年間利回り1%、3%、5%、7%、10%が期待できる運用先で資産運用をした場合の1年間のリターン

年間利回りが1%期待できる資産運用先で運用を行った場合は700万円のリターンを、10%の場合は7000万円を得ることができるということですね。

では、7億円を運用して1年間で得られた利息だけで何年暮らせるのかシミュレーションしてみましょう。

生活費のデータについては、先ほども掲示した世帯主の平均年齢が40代のお仕事現役世代で、1人暮らし~4人暮らしまでの年間支出を算出したデータを使用します。

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1年で得られる
リターン
1人暮らし
年間支出約294万円
2人暮らし
年間支出約488万円
3人暮らし
年間支出約539万円
4人暮らし
年間支出約560万円
1%:700万円約2.3年約1.4年約1.2年約1.2年
3%:2100万円約7.1年約4.3年約3.8年約3.7年
5%:3500万円約11.9年約7.1年約6.4年約6.2年
7%:4900万円約16.6年約10年約9年約8.7年
10%:7000万円約23.8年約14.3年約12.9年12.5年

その結果、年間1%のリターンが期待できる資産運用先で運用をした場合は、1年の運用で得られた利息700万円で4人暮らしでも約1年分の生活費を補うことができることがわかりますね。

年間10%のリターンが期待できる運用先だった場合は、7000万円の利息で4人暮らしでもなんと約12.5年分の生活費を補えることも分かります。

今回は1年間の運用のみでシミュレーションしましたが、7億円を毎年運用してその利息を生活費に充てることで、ただ7億円を切り崩していくだけの生活より使うたびに減っていくストレスを感じず、精神的にもより安定した生活を送ることが可能になるでしょう。

資産が7億円あれば期待リターンの高い運用先で運用した場合、利息生活を送るのも夢ではありませんね。

利息生活をして残った資産は相続することも可能。

ヨーロッパ諸国ではすでに利息生活をして2代目・3代目の家系もありますから、これを叶えることもそう難しくはないでしょう。

ちなみにですが、投資のリターンとリスクは比例するとされており、一般的には期待利回りが低い運用先=リスクが低め期待利回りが大きい運用先=リスクが高めとされています。

しかし、リスクは低いかもしれませんが1%程度のリターンではなかなか資産が増えていかないため、「資産を守りたい」という高齢世代の方には向いているかもしれませんが、「資産を増やしていきたい」「今ある資産で利息生活を送りたい」という方には向いていません。

低リスク・低リターンな運用先の例)

  • 銀行普通預金
  • 銀行定期預金
  • 債券 など

一方で、短期間で20%・30%もの爆発的なリターンを期待できる運用先は、元本毀損のリスクも非常に高く、「リスク度外視でリターン獲得を目指したい」というややギャンブル気質の方には向いているかもしれませんが、「ある程度のリスクは許容できるが、その代わりリターンも着実に増やしたい」「資産を守りながら増やしたい」と言う方には向いていません。

高リスク・高リターンな運用先の例)

  • FX
  • 仮想通貨

(投機であれば・・・↓)

  • パチンコ
  • 競馬
  • 競艇
  • オートレース など

総括すると、

  • 資産を増やしていきたい
  • 今ある資産で利息生活を送りたい
  • ある程度のリスクは許容できるが、その代わりリターンも着実に増やしたい
  • 資産を守りながら増やしたい

これらに当てはまる方は、中リスク中リターンである4%~20%程度の利回りが期待できる運用先での運用がおすすめです。

次の章では、4%~20%程度の年間利回りが期待できる運用先をご紹介します。

年間利回り4%~20%程度が期待できる資産運用先

ではここで、年間4%以上の利回りが期待できる資産運用先をご紹介します。

年利10%~20%|ヘッジファンド

ヘッジファンドとは
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概要投資家から集めた資金をもとにファンドマネージャーが投資を実施。
投資で得られた利益が投資家に還元されるという仕組み。
期待年利10%~20%
最低投資額500~1000万円
メリット投資先は国内外の株式・債券・外貨預金・不動産・コモディティなど制限なし
→「効果的な分散投資」が可能

金融庁への登録が不要なので「空売り(ショート)戦略」を実施することが可能
→下落にも耐えられる

→中・低リスクであるにも関わらず年間10%~20%もの高い利回りを目指せる
デメリットNISA・iDeCoなどの非課税制度が適応されない
金融庁の登録が無くファンドとしての信頼度は運用歴でしか証明できない
最低投資額は500万円~1000万円
ヘッジファンドの概要

「効果的な分散投資」でリスクに備えられることに加えて、「空売り(ショート)戦略」を駆使できるため、中・低リスクであるにも関わらず年間10~20%もの高い利回りを目指すことできるのがヘッジファンドの強みです。

一方でデメリットとしては、投資信託のようにNISAやiDeCoなどの非課税措置が適応されないという点が挙げられます。

しかし次でもご紹介しますが、投資信託の期待年利は3~8%程度です。

例えば投資信託で7億円を運用して+8%の利益となった場合、非課税措置を利用すると5600万円がそのまま利益として手元に残ります。

同じくヘッジファンドで7億円を運用して+10%の利益となった場合、非課税措置は適応されませんから、投資の利益に対して約20%の税金がかかり、「7000万円 – 20% = 5600万円」が利益として手元に残ることになります。

「それなら信頼度の高い投資信託の方が良いのでは?」と思われがちですが、実は投資信託で年利8%のファンドを探すのは至難の業。

一方のヘッジファンドは基本的に年利10%が最低ライン。

つまり、15%、20%とより大きなリターンを得られる可能性の方が高く、非課税措置が適応されなくてもヘッジファンドの方が得をする可能性が高いということなのです。

また、金融庁の登録が無いことでファンドとしての信頼度は運用歴でしか証明できないという点もデメリットではありますが、それなら運用歴で信頼のできるヘッジファンドを探せばいいのです。

また最低投資額が500~1000万円とハードルが高めのヘッジファンドではありますが、資産が7億円ある方にとってはヘッジファンドで運用を開始する難易度は一般の方と比べると低いでしょう。

ヘッジファンドの中で特におすすめの4社は、次のとおりです。

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期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクアInt’l12%(固定)500万面談または
資料請求
新興国企業融資
アクション31%〜500万面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GF29%〜1000万
*500万~
相談可
面談大型日本株
おすすめヘッジファンド4選

BMキャピタル

BMキャピタル
運用会社ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
代表者森山武利(たけとし)
本社所在地東京都港区六本木7-18-1
運用歴10年以上
平均利回り年利10%
最低投資額1,000万円
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法・バリュー株投資
・アクティビスト投資
・イベントドリブン戦略
主な投資先日本株
ロックアップ期間3ヶ月
公式サイトBMキャピタル
BMキャピタルの概要

BMキャピタルは、2013年に設立された日本の代表的なヘッジファンドで、10年以上の運営実績を持ちます。東京大学卒業後にバークレイズ証券に入社して実績を積んだファンドマネージャーを中心に、外資系投資銀行など出身者のプロフェッショナルチームが運用を担当しています。

最大の特徴は、設立以来一度もマイナスの年がない安定した運用実績です。年間平均利回り10%以上を継続しており、2020年のコロナショック時でさえプラスのリターンを確保するなど、極めて高いリスク管理能力を持っています。

投資戦略の中心は「バリュー株投資」です。これは本来の価値より株価が低い企業に投資し、適正価格まで上昇した時点で売却する手法です。バリュー株投資は値下がりリスクが低く、かつ大きな値上がり益が期待できる特徴があります。

実際に出資している投資家向けのサービス面でも、3ヶ月ごとに初心者でも分かりやすい運用報告書が提供されるため運用内容を理解しやすいだけでなく投資の勉強にもなるでしょう。

また、3ヶ月ごとの解約が可能で、比較的資産を動かしやすいメリットもあります。

BMキャピタルへの投資を検討する場合は、面談が必要になります。面談で運用実績の詳細や投資手法について、具体的な説明を受けることができるので、気になる方は公式サイトから申し込んでみてください。

ハイクアインターナショナル

運用会社ハイクアインターナショナル合同会社
代表社員梁秀徹
本社所在地〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44
運用歴1年
利回り年間12%(固定)
最低投資額500万円
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法SAKUKO VIETNAMへの事業融資
公式サイトハイクアインターナショナル
ハイクアインターナショナルの概要

ハイクア・インターナショナル(以下、ハイクア)では、関連会社「サクコベトナム(以下、サクコ)」への事業融資を行うことで収益獲得を目指します。

詳しいスキームは以下の通りです。

投資家はハイクアへ社員権を購入する形でハイクアへ出資をします。

ハイクアは関連会社でベトナム企業であるサクコに事業融資を実施。

融資を受けているサクコはハイクアに対して貸付金利息を支払いますが、その貸付金利息の一部が配当金として投資家に配当される仕組みです。

配当は1年に4回3%ずつ、合計12%(固定)となります。

一般的に株式の配当利回りは3~4%程度と言われていますから、毎年固定で12%のリターンが確約されているのは投資家としては非常にうれしいところです。

ここで気になってくるのはサクコの企業情報と業績でしょう。業績が良くないと融資は貸付金利息を支払えませんからね。

サクコの代表はハイクアの代表 梁 秀徹(ヤンスチョル)氏が兼任しています。

ハイクアの公式サイトによると、サクコはベトナムで2011年に設立され、日系ホテル、日本製品を販売するショップ、日本でも人気のスイーツ店を合計56店舗保有。

今後も様々な事業展開を予定しており、規模としては「大企業」と言っても過言ではなさそうです。

また、Googleなどで「サクコベトナム」「Sakuko Vietnam」と調べてみても、同社の製品などを評価するブログや代表ヤン氏のインタビューなども見られますし、同氏が運営するYouTubeでは企業としての成長やベトナム市場の変化などをチェックすることが可能。

引用:海外ビジネスのヤン会長

わざわざベトナムまで行かなくても、インターネット上で現地在住や旅行に来た日本人だけでなくベトナム人からも愛されている様子が見れて、企業としての信頼度も担保できるでしょう。

ハイクアへの最低投資額は500万円~と低額からの投資が可能な点もうれしいところ。

「安定的にリターンを獲得したい」「新興国にも分散投資をしたい」と言う方は、是非ハイクア・インターナショナルをご検討下さい。

ハイクアでは資料請求のみの問い合わせも受け付けているとのことですから、まずは資料でハイクアやサクコのことを知りたい!という方も、お気軽にお問い合わせしてみてくださいね!

アクション合同会社

アクション合同会社
運用会社アクション合同会社
代表者古橋弘光
本社所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階
運用歴1年
平均利回り過去4年平均31%
最低投資額500万円
運用手法・アクティビスト投資
・バリュー株投資
主な投資先日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトアクション
アクション合同会社の概要

アクション合同会社は、2023設立の新興ヘッジファンド。

トレイダーズインベストメント株式会社の元代表取締役である古橋 弘光氏が代表を務めます。

アクション合同会社の特徴
  • 平均年利31%の実績(直近4年)
  • 2023年は50.68%
  • 株式や債券に留まらないポートフォリオ戦略
  • 最低投資額は500万円~

ファンドマネージャーの過去4年の運用パフォーマンスは平均31%2023年は50.68%という驚異的な実績を残しており、今後の運用にも期待が高まります。

アクションは株式や債券だけでなく、Web3事業や事業投資、ファクタリングやESGファンドへの投資など、さまざまな対象に分散投資することでこのパフォーマンスを上げてきました。

過去の投資実績 - Action合同会社

詳しい投資事例や今後の方針については無料の面談で聞くことができますので、まずは公式サイトから問い合わせてみてください。

GFマネジメント

GFマネジメント
運用会社GF Management合同会社
代表者田尻 光太朗
本社所在地東京都千代田区麹町4丁目5-20
運用歴1年
平均利回り年平均29%
※ファンドマネージャーの運用成績
最低投資額1,000万円
※500万円から相談可能
運用手法大型日本株でポートフォリオを形成
主な投資先大型日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトGFマネジメント
GFマネジメントの概要

GFマネジメントは、2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンド。社名のGFは「Greed(貪欲)」と「Fear(恐怖)」の頭文字で、ウォーレン・バフェットの投資哲学に基づいています。

運用を担当するファンドマネージャーは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得後、UBS証券やモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門で経験を積んだ実力者です。モルガン・スタンレー時代にはテクノロジーやヘルスケア領域のM&A案件等を担当し、その経験を活かした独自の投資戦略を展開しています。

同社が採用するJ-Prime戦略は、日本の大型株や指数ETFを20~30銘柄組み込んだポートフォリオ運用です。銘柄選定では、市場成長性、持続的な収益力、競争優位性という3つの基準を重視。この戦略により、運用開始から277%(資産約3.8倍)という驚異的なリターンを実現しています。

リスク管理面では、1銘柄あたりの投資配分を10%以下に制限するなど、慎重な運用姿勢も特徴です。ただし、運用期間中に一時的なマイナスを記録することもあるため、3〜5年の中長期での投資が推奨されます。投資開始額は500万円からで、月次での運用レポート提供など、情報開示にも積極的です。

GFマネジメントは日本株の優良企業ポートフォリオで中長期で大きなリターンを狙いたい方におすすめです。

その他のヘッジファンドは以下の記事で紹介しています。

年利3~8%|投資信託

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概要投資家から集めた資金をもとにファンドマネージャーが投資を実施。
投資で得られた利益が投資家に還元されるという仕組み。
期待年利3%~8%
最低投資額100円
メリット少額資金で投資できる
金融庁の登録があり信頼度が高い
NISA・iDeCoなどの非課税制度が適応される
デメリット「効果的な分散投資」はできない
金融庁の登録があり信頼度がある代わりに「空売り(ショート)戦略」は原則禁止なので下落局面に弱い
投資信託の概要

投資信託もヘッジファンドと同様に、投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用。

運用で得た利益が投資家に還元されるという仕組みです。

投資信託では国内株式ファンドであれば国内株式に関連する銘柄、国内債券であれば国内債券に関する銘柄を組み合わせて運用されます。

一見分散投資ができているように見えますが、ヘッジファンドのような「効果的な分散投資」は叶いません。

また金融庁への登録があり信頼度が高い反面、「空売り(ショート)戦略」の実施は原則として禁止されており、下落局面では利益を狙うことができないという短所があります。

ただし、最近は100円程度の少額資金からでも投資ができることに加え、NISAやiDeCoなどの非課税措置が適応されるというメリットもあります。

7億円の資金のある方には、ヘッジファンドだけでも十分ですが、より効果的な分散投資で資産形成を行うためにも、ヘッジファンドと投資信託を組み合わせての運用もおすすめですよ。

年利3~5%|株式(配当金狙い)

株式投資とは
概要企業が発行する株式を証券会社を通して売買を行う。
期待年利3%~5%
最低投資額10万円
メリット「売却益」「配当金」「株主優待」で利益を期待できる
手数料が抑えられる
デメリット「効果的な分散投資」はできない
自分で運用をしなくてはいけない
株式(配当金狙い)の概要

株式投資の利益は「売却益」「配当金」「株主優待」の3つあります。

その中でも、株式を保有しているだけで受取れる「配当金」狙いの株式投資がおすすめです。

配当金を受け取れる銘柄の中でも、企業成績や配当実績が安定している企業であれば、高くて年間4%程度の配当金を受け取ることが可能です。

ヘッジファンドや投資信託とは異なり、投資家自身で運用を行う必要がありますが、配当金狙いの株式投資であれば一度銘柄を決めてしまえばあとは保有をしているだけで配当金を得ることが可能。

企業の業績が悪く一時的に株価が下がったとしても2~3割程度配当金額が値下がりするだけで、それでも保有していれば配当金は支払われますから、株式を売却して得られる「売却益」狙いの運用よりはるかに簡単で、かつ安定期な利益獲得が叶うのです。

ただし、7億円を個別株式だけの運用に費やしてしまうのはおすすめしません。

理由はやはり、「効率的な分散投資」ができないからです。

株式投資はヘッジファンドや投資信託とは異なり、投資家自身で銘柄の選定・売買を行う必要があり、株式だけでの分散投資はプロでも至難の業と言われています。

7億円の資金のある方は、資金の一部で配当金狙いの株式投資を行い、ヘッジファンドや投資信託などの運用先と組み合わせることでより「効果的な分散投資」を目指すと良いでしょう。

個別株で高配当銘柄を探すのが難しそう・不安と言う方は、「高配当株ETF」なども検討すると良いですね。

資産7億円の運用におすすめのポートフォリオ例

ではここで、資産7億円の運用におすすめのポートフォリオ例をご紹介します。

7億円という巨額の資産を運用する場合は、同様に高額資産を運用している「東京大学基金」「ハーバード大学基金」「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の3機関のポートフォリオを参考にすると良いでしょう。

教育施設の充実化や、優秀な教員の招待などを目的に運用される東京大学基金とハーバード大学基金、日本の将来の年金資金の確保を目的に運用されるGPIF。

3機関とも資産を増やすことは許されても、減らすことは許されないため、優秀な運用マネージャーたちが積極的でありながら安定的な運用ができるポートフォリオを選定しています。

そんな3機関の現在のポートフォリオが以下のとおりです。

東京大学基金

東京大学基金では期待リターン5%を目指し、2023年1月からオルタナティブ60%、グローバル株式20%、円ベース債券20%の配分で運用を行っています。

東京大学基金の運用資金額は280億円。

2021年度の運用リターンは4.27%でした。

ハーバード大学基金

ハーバード大学基金は3機関の中でも積極運用型で、ヘッジファンドの割合が30%以上を占めるのが特徴的です。

ヘッジファンドの下落局面での強さを買っていることが分かりますね。

引用:Harvard University

ハーバード大学基金の運用資金額は532億ドル(約6.1兆円※1ドル=113円で計算)。

2021年度の運用リターンは34%でした。

GPIF

GPIFでは賃金上昇率+1.7%のリターンを目指し、国内債券・国内株式・海外債券・海外株式にほぼ均等に配分するポートフォリオを採用しています。

ポートフォリオを見ても分かりますが、3機関の中でも「安定性・安全性重視」の運用を行っています。

引用:GPIF

GPIFの運用資金額は約200兆円。

世界的に見てもここまでの規模の資産を運用する機関は珍しいです。

2022年度の運用リターンは-0.25%でした。

「資産を守りながら、かつ積極的に増やす」これらポートフォリオは、7億円という大金を運用するのにも非常に参考になるでしょう。

以下は3機関のポートフォリオを参考に7億円を運用した場合のポートフォリオ例です。

スクロールできます
参考東京大学基金ハーバード大学基金GPIF
ポートフォリオ例ヘッジファンド50%
株式(配当金狙い)20%
債券20%
現金10%
株式(配当狙い)14%
投資信託(非公開株式ファンド)34%
ヘッジファンド33%
不動産(現物投資が難しい場合はREITなど)6%
投資信託(コモディティファンド)1%
債券4%
現金8%
ヘッジファンド20%
国内債券20%
外国債券20%
国内株式20%
外国株式20%
ポイント現金を追加ヘッジファンドを追加
7億円を運用した場合のポートフォリオ例

是非ご参考ください。

「資産7億円あれば何年暮らせる?」に関連してよくある質問

最後に、「資産7億円あれば何年暮らせる?」に関連してよくある質問を確認していきます。

何億あれば一生暮らせるようになりますか?

冒頭で検証した、7億円あれば、資産運用をしなくてもほぼ一生暮らすことができました。

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何人暮らし?年間支出額7億円で何年暮らせる?
1人暮らし約294万円約238年(一生)
2人暮らし約488万円約143年(一生)
3人暮らし約539万円約129年(一生)
4人暮らし約560万円約125年(一生)
7億円で何年暮らせる?

ここでは、1億円~10億円の資産がある場合、資産運用を行わずに何年暮らせるのか検証してみます。

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何人暮らし?年間支出額1億円3億円5億円7億円9億円10億円
1人暮らし約294万円約34年約102年
(ほぼ一生)
約170年
(一生)
約238年
(一生)
約306年
(一生)
約340年
(一生)
2人暮らし約488万円約20年約61年約102年
(ほぼ一生)
約143年
(一生)
約184年
(一生)
約204年
(一生)
3人暮らし約539万円約18年約55年約92年
(ほぼ一生)
約129年
(一生)
約166年
(一生)
約185年
(一生)
4人暮らし約560万円約17年約53年約89年
(ほぼ一生)
125年
(一生)
約160年
(一生)
約178年
(一生)
1~10億円で何年暮らせる?

検証では、1~4人暮らしすべての世帯で「7億円以上あれば一生暮らせるようになる」と言えるようになることが分かりますね。

しかし、10億円あってもお金を切り崩していくだけではお金が底をつくのはあっという間。

例え何億・何兆という資産があったとしても、資産運用をして生活費の足しにするという考え方はこれからの時代を生きていく上で重要となるでしょう。

宝くじで7億円当たった人はどんな人ですか?

宝くじ公式サイトに掲載の、7億円が当たった人のエピソードをここでご紹介します。

2018年度 年末ジャンボ宝くじ

京都府在住 男性 Bさん 40代(1等 7億円)
当せんを知った状況:実家に帰ってきた妹たちと確認して・・・
スマホに当せん番号のメール配信を登録しており、12月31日の抽せん日にメールが来たので、実家に来ていた妹たちと一緒に確認しました。組がまずあたっており、まさかと思い番号を確認すると、なんと1等の番号と一致しており驚きました!
自分のメールの番号が違う可能性もあると思い、妹に他のサイトでも1等の番号を確認させて、やはり当せんしていることを確認しました。
宝くじを買う際のポイント:根気よく買い続ける!
ロト(ロト7、ロト6、ミニロト)は、毎週連続購入で一週間分を買っております。ジャンボは、毎回同じ売り場でバラを30枚程度購入しております。購入暦は、20年以上になります。
今回、初めて高額があたりました。少ない金額でも、毎回継続して購入することが大事なのかなと思います。今後もロトやジャンボは買おうと思います。
宝くじ券の保管場所:気が気でなくて毎日確認
購入した宝くじは、縁起物の龍の置物の上にいつも置いております。当せんが分かってから銀行に行くまでは、金庫に保管しておりました。しかし、気が気でなくて毎日、金庫を開けては、宝くじがあるかを確認しておりました(笑)
当せん金の使い道:家族思いのお兄さん
7億円の一部で実家を新しくしようと思います。妹たちも、頻繁に集えるような家を建てようと思います。
宝くじには夢がありますね。購入して抽せん日まで、あたったらどうしようとか、ワクワクするのも楽しみです。今後もジャンボやロトは継続して購入していきたいと思います。

2018年度 サマージャンボ宝くじ

神奈川県在住 女性 Bさん 50代(1等+前後賞 7億円)
「外出中に息子が抽せん結果をネットで調べてくれて、最初は『1等の前後賞があたってる!』と連絡があったのですが、“3連バラ”を買っていたので『1等も当せんしているはず』と返答したところ、息子が、1等もあたっていることを確認してくれました。」
平成30年のサマージャンボ宝くじから始まった、ジャンボ宝くじの新しい買い方“3連バラ”で高額当せんを果たしたというBさん。最初から、“3連バラ”を買うつもりだったのでしょうか?
「宝くじはいつも比較的大きな売場で買うのですが、その売場は人気があって、列ができていました。その列に並んでいるとき、売場に貼ってあった『3連バラ』の説明文が目に入り、これはバラの楽しみと1等・前後賞も狙える買い方だなと思って、買ってみました。」
そんなBさんの宝くじを買うポイントやゲン担ぎとは・・・
「基本的に、高額当せんが出た売場で買いたいと思っています。あとは、家族が集まるテーブルの上に置いておくことが“決め事”です。ゲン担ぎなどは特にしていませんが、いつも思っていたのは『買わなきゃあたらない』ということです。『あたったら嬉しいな。じゃあ買わねば!』というかんじです。」
宝くじファンにメッセージをお願いすると、
「宝くじは買わなきゃあたりません。あたってもはずれても、ジャンボ宝くじを30年間毎年買い続けてきた結果が、今回の結果だと思います。皆さんにもとにかく、ジャンボ宝くじを買っていただきたいです!」と語るBさん。皆さんも、「3連バラ」など新しい買い方に挑戦しながら、継続して購入してみてはいかがでしょうか。

2017年度 年末ジャンボ宝くじ

大阪府在住 女性 Tさん 20代(1等 7億円)
宝くじファン歴は2年ほど、というTさん。
「私の父がかれこれ40年ほど宝くじを買い続けている大ファンでして、その影響もあって、ここ2年ほど前から宝くじを買い始めました。」
歯医者のついでなど出かけた際に宝くじを購入していて、今回は連番とバラを10枚ずつ購入したというTさんは、この高額当せんをどのように知ったのでしょうか。
「正直、宝くじを買ったことをすっかり忘れてしまっていて、宝くじ券もリュックの中に入れっぱなしでした(笑)。友人から、年末ジャンボ買ったけど300円しかあたらなかったという連絡がきて、それで買ったことを思い出したんです。当せんが分かった時はとにかくビックリ!で、まず頭に浮かんだのは、これからはセール品じゃなくてもお買い物ができる!ということでした。あとは結婚資金にでも使いたいと思います(笑)」
宝くじの魅力を、「当たったらどうしようかと想像している時が楽しい」と語るTさん。
当せんした時を想像しながら購入して、ワクワクを楽しむのも魅力ですね!

人生何があるかわかりません。

夢が広がりますね。

宝くじで7億円が当たる確率は?

ダイヤモンドオンラインによると、宝くじ年末ジャンボの1等賞で金7億円が当たる確率は2000万分の1だそうです。

ちなみに宝くじ公式サイトでは宝くじの当選確率が高い性別・血液型・年代・職業・イニシャル・星座を公開していました。

これらデータは、令和4年度の1年間に宝くじで1,000万円以上の当せん金を受け取った高額当せん者(数字選択式宝くじでの当せん者を除く)を対象にアンケートを行い、そのうち回答をした309人の結果をまとめたものだそうですが、その中でも宝くじが当たりやすい人の特徴を男女に分けてまとめてみました。

男女ともに、年代は60歳以上で会社員、いて座のA型に当選者が多いというのが不思議ですね。

資産運用で得られた利益に対する税金は何%ですか?

資産運用などで得られた利益に対する税金は、一般的に20.315%がかかります。

投資利益にかかる税金

20.315%=
所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%

本記事では税金を一切考慮せずにシミュレーションを行いましたので、実際にご自身の生活スタイルに当てはめてシミュレーションを行う方は税金の考慮もお忘れなく。

まとめ

本記事では、「資産7億円あったら何年暮らせる?」についてシミュレーションを行いました。

答えは、資産運用を行わずに7億円を切り崩して生活する場合、1人暮らし:約238年2人暮らし:約143年3人暮らし:約129年4人暮らし:約125年なのでほぼ一生暮らせると言えますね。

それでも、ただ7億円を切り崩していくだけの生活より使うたびに減っていくストレスを感じず、精神的にもより安定した生活を送るためには、7億円という資産があっても資産運用はしておくべきです。

以下に当てはまる方は、年間4%~20%のリターンを期待できる資産運用先で運用を行うと良いでしょう。

  • 資産を増やしていきたい
  • 今ある資産で利息生活を送りたい
  • ある程度のリスクは許容できるが、その代わりリターンも着実に増やしたい
  • 資産を守りながら増やしたい

年間4%~20%のリターンを期待できる資産運用先としては、「ヘッジファンド」「投資信託」「株式(配当金狙い)」へ分配投資をするのがおすすめで、ポートフォリオは「東京大学基金」「ハーバード大学基金」「GPIF」を参考すると良いでしょう。

本サイトにはヘッジファンドについての詳しい解説や、日本国内のおすすめヘッジファンド会社をランキング形式で紹介している記事もありますので、是非ご参考ください。

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それぞれ期待リターンや投資対象、最低投資額が異なるため、迷うかもしれません。

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