野村インド株投資の評判・口コミは?おすすめしない理由や見通し・運用チャートを解説

「野村インド株投資の評判や口コミは?」
「今後の成長が期待できる銘柄に投資したい…」
「年利10%のポートフォリオを組みたい…」

野村インド株投資は、経済成長が著しいインド株を対象とした投資信託です。

インド株の成長性は投資家から大きな注目を集めており、2024年に始まった新NISAで成長投資枠に採用されたことも追い風となり、野村インド株投資を検討する人が急増しています。

しかし、2024年9月以降にインド株が調整局面へ移行したことで、2024年から同ファンドに投資を始めた投資家の中には「損をした」という声も見られます

本記事では、野村インド株投資の口コミ評判、チャート推移や運用成績、投資メリット・デメリット、今後の見通しについて解説します。

なお、インド株のような高成長国投資に関心がある方は、ベトナムの日系企業への事業融資で高配当が期待できる「ハイクアインターナショナル(プライベートデット)」への投資もおすすめです。

野村インド株投資のような成長性に期待のできる新興国への投資でありながら、なんと年間12%の固定配当を実現

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目次

野村インド株投資の掲示板での評判・口コミ(更新版|2025年8月時点)

では早速、野村インド株投資に投資している人は、どのような評価をしているのでしょうか?

ここでは、SNSやYahoo!ファイナンス掲示板に掲載されている野村インド株投資の口コミ評判を紹介します。

好意的な口コミ評判

  • 長く長く待ちましょうよ 10年経てばきっと爆益 (2025年6月26日)

否定的な口コミ評判

  • トランプがインド向け関税を大幅に上げると表明。ロシアから多量の原油を輸入し、暴利を得ていたことが気に入らなかったらしい。ここ当分冷や飯だな😢(2025年8月5日)
  • 私は野村の担当者に騙されて(そう思っている)買わされた事を無茶苦茶後悔しています。プラマイ0になったら速攻でSBIに切り替えようと思っていますが、いつになるやら、、、取り敢えず私の周りにはこのファンドだけは絶対に買うな、野村に騙されるなということを伝えていますよ (2025年8月1日)
  • 信託報酬が高い… (2025年5月14日)
  • インドは人口14億超えの大国で、大化けする可能性を持ったとても魅力的な国なんですが、まだいまひとつ安定感に欠けてるかなと感じています。なのでこの商品も小口で少しだけ保有していますが、大きく膨らませようとは今のところ考えてません。 (2025年5月13日)
  • 他を調べたらSBIインドインデックスは販売手数料0円、信託報酬0.06でした リターンはほとんど互角 このファンドの存在価値ってなんやろ (2025年3月1日)

今後の見通しに関する口コミ評判

  • インドのインフレ収まってきたようですね 利下げになれば、株価が楽しみです (2025年3月13日)
  • 新NISAの成長枠で野村インド株投資が追加!成長は期待できますが、インドの経済成長に伴い、インフレが進んでいくので、過去の傾向を見ると為替で調整されてしまいます。この点は注意したいですね。また、分配型の投資信託も追加されましたが、できれば再投資型を選んだ方が賢明かと! (2023年7月11日)

以上のような評判・口コミがありました。

野村インド株投資に対する口コミ評判では、長期的な成長を期待して保有を続ける声はあるものの、信託報酬の高さや他社インデックスファンドとの比較劣位、為替リスクなどに対する不満が多く見られました。

また、米国の関税政策や国際環境の影響を懸念するコメントもあり、総じてインド経済の将来性に期待しつつも、コストや外部リスクを重視する否定的な意見が目立つ結果となっています。

こうした評価や不満は、実際に野村インド株投資が抱える具体的なデメリットとも重なっており、次に挙げるデメリットとして明確に表れています。

野村インド株投資の悪い評判・デメリット

先の章では、野村インド株投資の実際の評判について見ましたが、ここでは同ファンドが悪い評判を受けてしまう理由(デメリット)について見てみたいと思います。

悪い評判①信託報酬が高い

野村インド株投資は信託報酬が2.2%に設定されており、インド株の投資信託の中でも高い部類です。

信託報酬とはファンドの運用や管理にかかるコストで、投資家のリターンから毎日差し引かれるため、信託報酬が高いと、その分利益が圧迫されてしまいます。

例えば、年10%のリターンを上げても、信託報酬が2.2%かかれば実質的な利回りは7.8%に低下します。

インデックスファンドであれば、信託報酬が1%以下に設定されている銘柄もあるので「野村インド株投資は信託報酬が高い」という悪い評判につながっています。

野村インド株投資の購入を検討する際は、期待できるリターンと実際のコストをシミュレーションし、納得できる水準かどうかを確認しましょう。

悪い評判②先進国に比べて変動が激しい

野村インド株投資のもう一つの注意点は、価格変動の激しさです。

インド株は成長余地が大きい(=大きく稼げる可能性がある)一方で、政治・経済情勢や為替の影響を強く受けるため、先進国株に比べてボラティリティ(変動幅)が大きくなります。

ここでは、過去の運用実績を四半期ごとのトータルリターンで確認してみましょう。

野村インド株投資の過去トータルリターン
引用:ウェルスアドバイザー|野村インド株投資 トータルリターン四半期履歴
2025年07月31日時点
  • 2025年1-3月期:-11.41%(大きな損失)
  • 2021年7-9月期:+34.91%(大幅な利益)

と、短期間でプラスとマイナスが交互に発生しています。投資のタイミング次第では数か月で大きく損をする可能性があるのです。

また、以下は過去5年間(2020年2月末〜2025年1月末)の野村インド株投資とその他の資産クラスとの騰落率を比較下グラフです。

過去5年間の騰落率を比較すると、野村インド株投資は他の資産クラスに比べ値動きの振れ幅が圧倒的に大きいことが分かります。

一方で、平均値は先進国株や日本株と近い水準に収まっており、「高リターンを狙えるが、同時に大きな損失リスクも抱える」という典型的なハイリスク・ハイリターン型ファンドであることがわかります。

そのため「インド株の投資信託はおすすめしない」という否定的な意見も少なくありません。長期で保有するにしても、自身のリスク許容度を十分に見極めることが重要です。

悪い評判③情報が入手しにくい

新興国の情報インフラはまだ発展途上であるため、リアルタイムで正確な情報を入手することが難しい点がデメリットです。

正確な最新情報を入手するには、自分から積極的に情報収集することが求められます。

株価のマイナス材料となる情報を見逃すと価格の急落に対応できず、損するリスクがあるので注意が必要です。

以上が野村インド株投資が悪い評判を受けてしまう理由(デメリット)でした。

なお、新興国ベトナムの関連企業への事業融資で年間12%もの高利回りを実現しているプライベートデットの「ハイクアインターナショナル」であれば、野村インド株投資のようなデメリット無しでの運用も可能です。

  • 信託報酬などの手数料なし
    ハイクアインターナショナルは購入手数料・信託報酬(管理手数料)なし。
    また5年以上の運用で解約手数料もなし。
  • 価格変動の影響を受けない
    ベトナムの企業への事業融資という形での投資となるため、配当は市場の価格変動に左右されない。
    よって固定で年間12%の配当を実現している。
  • 情報を入手しやすい
    事業融資先企業についての情報は、年1回の事業報告会にて代表自ら報告される。
    また代表が運営するYouTubeチャンネル、各媒体のインタビュー記事や新聞記事などでもチェックが可能。

野村インド株投資について、手数料に伴っていない運用に不満を持っていた・激しい価格変動で常に不安感を持っていた・投資先について言語が分からないなどの理由で情報が入手しづらかった…などといった悩みのあった方は、「ハイクアインターナショナル」を是非検討してみて下さいね。

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野村インド株投資の良い評判・メリット

一方で、野村インド株投資に対して良い評判があるのはなぜか、そのメリットを見ていきましょう。

良い評判①高いリターンが狙える

野村インド株投資の最大の魅力は、経済成長が著しいインド株に集中投資することで高いリターンを狙える点です。実際の運用実績をデータで確認してみましょう。

引用:日本経済新聞|野村インド株投資
2025年7月末時点

過去1年は-10.5%のマイナスでしたが、5年で見ると年率17%超のリターンを記録しています。さらに設定来では累計+575%と、長期的に見れば大きな成長を実現してきました。これはインド株市場の高い成長力を裏付ける数字といえます。

特に、2023年にインドが人口で中国を上回り世界最大の市場となったことは象徴的で、今後も経済成長の加速が予想されています。こうした背景が、中長期的に「ハイリターンが狙える」という良い評判につながっています。

良い評判②長期的な経済成長が期待できる

インド経済の成長性が注目される理由の一つは、人口構造にあります。

下の人口ピラミッドを見ると、インドは単に人口が多いだけでなく、20~40代の若年層が厚い層を形成していることがわかります。

インドの人口ピラミッド
2024年時点のインドの人口分布
引用:PopulationPyramid.net

労働力人口が今後も増加し続けることは、生産性の拡大と消費市場の拡大につながり、長期的な経済成長を支える土台となります。

実際、インドの代表的な株価指数であるNiftyは、過去10年間で年率約10.9%のリターンを達成しており、背景には人口増加や若年層を中心とした人口動態の強さがあると考えられています。

また、インドはすでに人口規模で中国を上回り世界最大の市場となっており、今後も国内需要と労働供給の拡大が続く見込みです。

こうした点から、多くの専門家が「インド経済は長期的に成長し続ける」と予測しており、これが投資信託の良い評判につながっています。

良い評判③少額から購入できる

野村インド株投資は、少額から投資を始められる点もメリットの一つです。

例えば、野村證券を通じて月1,000円から積立投資が可能であり、「いきなり大きな資金を投入するのは不安」という人でも無理なく始められます。

インド株はハイリスク・ハイリターン型の商品であるため、まずは少額で投資を体験し、自分のリスク許容度を確認してから金額を増やしていくのが現実的な方法です。

ちなみに、これらメリットを享受しつつ、野村インド株投資よりも安定して高いリターンを期待できるプライベートデットの「ハイクアインターナショナル」もおすすめです。

ハイクアインターナショナルの特長
  • 高いリターンが狙える
    野村インド株投資では高いリターンを期待できますが、マイナスとなった年もあり安定的ではありません。
    一方のハイクアインターナショナルでは、毎年固定で12%の配当を実現。
    反対に12%以上の配当を期待することはできないものの、マイナスになることも無いので安定した運用が可能に。
  • 長期的な経済成長が期待できる
    ハイクアインターナショナルの投資先(事業融資先)企業は、ベトナム企業です。
    ベトナムもインド同様、長期的な経済成長が期待できる新興国。
    その恩恵を受けて事業融資先企業は日々成長中です。
  • 少額から購入できる
    プライベートデットは従来、最低投資額が1,000万円~数億円と高額で、機関投資家や富裕層向けの商品でした。
    しかし近年、成長企業への融資ニーズと安定配当を求める投資家の需要が拡大したことで、個人でも参加できるプライベートデットファンドが増えてきました。中でもハイクアインターナショナルは最低500万円から投資可能で、従来の機関投資家や富裕層中心の市場に比べて、はるかに参入しやすい仕組みとなっています。

野村インド株投資よりも安定して高いリターンを目指したいという方は、ハイクアインターナショナルも是非検討してみて下さいね。

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野村インド株投資はこんな人におすすめ

野村インド株投資は次のようなタイプの人におすすめです。

おすすめ①高い利回りを求める人

野村インド株投資は、成長国のリターンを積極的に取り込みたい人に適しています。

以下は2023年8月末時点の主要国株式市場のリターンデータ(現地通貨ベース)です。

引用:ブルームバーグ ASK IMリサーチ 現地通貨ベース 2023年8月31日付

このデータからも分かるように、インド株は直近1年(2023年8月末時点)では年率8.9%と控えめなリターンにとどまっていますが、過去10年間の平均リターンも年率10.9%と、世界の主要市場をアウトパフォームしています。

野村インド株投資を通してインド株に投資するのであれば、為替の影響も考慮しなければなりませんが、直近の5年間(2019年9月30日~2024年9月30日)円ベースのリターンを見ても、インド株式は日本や中国の市場を大きく超える成長を見せています。

このように、インド株は短期的には損失を出す年もあるものの、長期では高成長を反映した強いパフォーマンスを実現しており、先進国株や中国株との比較でも優位性が見られます。

おすすめ②全世界株式に投資している人

世界経済の成長と幅広い分散を取り込もうと、すでに全世界株式に投資している人も多いと思います。

しかし、下図のように、オルカンに占めるインド株比率はわずか2%程度(2024年9月末時点)と、オルカンへの投資でインド株の成長性を十分に享受することは難しいのが現状です。

インド株とオルカンの相関係数は、現地通貨ベースで0.72、日本円ベースで0.75と低くはないですが、すでに全世界株式インデックスに投資している人が、ポートフォリオの一部にインド株を加えてリターンの底上げを狙うケースでは有効です。

野村インド株投資はこんな人にはおすすめしない

野村インド株投資は高い利回りが期待できますが、次のような人にはおすすめしません。

おすすめしない①リスクを極力抑えたい人

野村インド株投資は新興国株に集中投資するため、価格変動が大きく短期間で損失が出る可能性があります。

「元本割れのリスクをできるだけ避けたい」「安定した収益を重視したい」という人には不向きです。

リスクをできるだけ抑えながらもまとまった収益を実現したいという人には、毎年固定で年12%の配当を行うプライベートデット型ファンド「ハイクアインターナショナル」のような投資先が適しています。

ハイクアインターナショナルは、2011年設立のベトナム企業に対して事業融資を実施。企業から支払われる貸付金利子が配当原資となる仕組みのプライベートデットファンドです。

市場環境に左右されずに年間合計12%(固定)の高配当を実現しています。

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おすすめしない②低コストで運用したい人

野村インド株投資は信託報酬が年2.2%と、他の投資信託と比べても高い水準です。

そのため、「できるだけコストを抑えて長期で資産形成したい」という人にはおすすめできません。

コストを重視する投資家には、例えば「iFreeNEXT インド株インデックス(信託報酬:0.473%)」のように信託報酬が抑えられたインデックスファンドの方が適しています。

野村インド株投資とは?運用スタイルと投資先の特徴

ここまで野村インド株投資の評判やメリット・デメリットを中心に見てきましたが、実際に投資を検討するにあたっては「そもそもどのような商品なのか」を理解しておくことも重要です。

続けては、野村インド株投資の基本情報や基準価額、利回りの推移について整理し、商品の全体像を解説します。

野村インド株投資の運用スタイルと投資先の特徴

「野村インド株投資」は、野村アセットマネジメント株式会社が運用するインド株式に特化したアクティブファンドです。

ベンチマークは、インドの大型・中型株を広くカバーする代表的な株価指数である、MSCIインド・インデックス(税引後配当込み・円換算ベース)で、ファンダメンタルを重視した独自の銘柄選択により、これを上回る成果を目指しています。

2005年の設定以来、約20年にわたり運用が続いており、その実績と信頼性から新NISAの成長投資枠にも採用されています。

銘柄名野村インド株投資
基準価額45,595円(2025年8月22日時点)
運用会社野村アセットマネジメント株式会社
ベンチマークMSCIインド・インデックス 
投資形態ファミリーファンド方式
決算頻度年1回(毎年7月11日)
直近分配金500円(分配金利回り:年1.10%)
 購入時手数料3.3%
 信託報酬年2.2%
 設定来利回り+575.36%(年率+9.98%)
 新NISA対象(成長投資枠)
参考:野村アセットマネジメント「野村インド株投資」
2025年8月22日時点

本ファンドでは、マザーファンドを通して主にインドの大型株に投資しており、IT分野ではインフォシスやタタ・コンサルタンシー、金融分野ではHDFC銀行、さらにエネルギーや消費財分野ではリライアンスといった成長期待の高い企業を中心に分散投資を行っています。

上図から分かるように、「金融+IT+インフラ・不動産」が運用の柱となっており、インド経済の高成長をけん引するセクターに集中的に投資していることが分かります。上位10銘柄で資産の約46%を占め、集中度はやや高めです。

基準価額チャートの推移とベンチマークとの比較

下のチャートは、野村インド株投資の基準価額と分配金を再投資した場合の基準価額(トータルリターン)の推移を示しています。分配金を含めた場合の方が高い水準で推移しているのは、複利効果によるものです。

インド株式市場は外国人投資家の資金流入に強く依存しているため、インド国内の政治経済以外にも、米国の金融政策や金利環境の変化に敏感に反応するのが特徴です。

たとえば、直近では2022年以降の米国の急速な利上げ局面で外国人投資家の売りが強まり、インド株は大きな調整を経験しています。

さらに、野村インド株投資の基準価額は円建てで表示されるため、インド株のパフォーマンスだけでなく、為替(円/ルピー)の変動も基準価額に大きく影響します。

総括としては、短期的な上下動は大きいものの、インド株式市場の成長と連動して長期的には上昇傾向を示しています。

では、ベンチマークとする「MSCIインド・インデックス(税引後配当込み・円換算ベース)」と比較するとどうでしょうか。

運用実績をベンチマークと比較すると、野村インド株投資は2020年のコロナショック後のV字回復局面以降、ベンチマークに劣後する形が続いています。

市場平均を上回ることを目指すアクティブファンドとして2.2%の高い信託報酬を取っているにもかかわらず、この結果は残念ですね。

過去の運用実績 (利回り)と他社ファンドとの比較

インド株に投資する投資信託は、野村インド株投資以外にも複数あり、特にここ数年で増加しています。

ここでは「野村インド株投資」と、その他のインド株ファンドの信託報酬差引後の年率リターンを比較してみましょう。

※長期運用実績を持つインド株インデックス型投資信託が存在しないため、ETFを比較対象に含めています。

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野村インド株投資 (投信)ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド (投信)NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 (ETF)
運用形態アクティブ型アクティブ型インデックス型
信託報酬年2.2%年1.848%年1.045%
過去1年-10.50%-8.68%-7.89%
過去3年+11.86%+15.91%+11.96%
過去5年+17.71%+22.59%+20.70%
過去10年+8.36%+9.00%+8.95%
年率リターン 2025年7月末時点

上の表を見ると、短期・長期ともに他ファンドと比較しての優位性は見受けられません。

次に、投資信託の中でも特に人気があるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)およびeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と比較をしてみます。

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野村インド株投資eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー)eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
運用形態アクティブ型インデックス型インデックス型
信託報酬年2.2%年0.05775%年0.0814%
過去1年-10.50%+15.79%+15.94%
過去3年+11.86%+20.03%+21.62%
過去5年+17.71%+21.31%+24.38%
過去10年+8.36%
年率リターン 2025年7月末時点

オルカンは世界中の株式に分散しているとはいえ、米国株との相関性が非常に高いため、リターンの動きも米国市場に近いものとなります。

一方で、野村インド株投資は高成長が期待できる投資信託として知られていますが、実際の成績を見ると、eMAXIS SlimのオルカンやS&P500を大きく下回っています。

これは純粋な運用パフォーマンスの差が大きかったというよりも、為替要因の影響が大きいです。米ドル/円は2021年以降の円安で恩恵を受けたのに対し、インドルピー/円は2008年以降長期的に下落傾向が続いたため、円建てでのリターンが大きく抑えられました。

インドルピー/円、USD/円の推移
インドルピー/円、USD/円のレート推移
引用:Google Finance

さらに、年2.2%という高水準の信託報酬も重くのしかかっています。これは、オルカンの信託報酬(年0.05775%)のおよそ38倍にあたり、長期運用においてリターンを削る大きな要因となります。

総じて、野村インド株投資は他の分散型ファンドと比べて高いリスクを伴う一方で、同じインド株を対象とするインデックスファンドに対してはパフォーマンスで劣後しているため、コストに見合うリターンを得られるかは慎重に見極める必要があります。

野村インド株投資の見通しは?評価は下がる?

野村インド株投資については、短期的に不確実な局面が続いていますが、中期的には依然として成長期待が根強いとの見方が一般的です。

ここでは、2025年8月25日時点での「マイナス要因」と「プラス要因」の両面から見直してみましょう。

マイナス要因

【インド政治経済情勢関連】

  • NIFTY50のPERは依然21倍前後と新興国株としては割高水準(短期的に利益確定売りが出やすい)
  • 一部企業(銀行・ITなど)で業績の伸び悩みや予想下振れが継続
  • 州選挙での与野党対立やパキスタン・中国との国境問題などが突発的リスク要因

【世界の政治経済情勢関連】

  • 米景気減速懸念は依然存在し、新興国リスクオフ要因となり得る
  • 米金利動向や、米印関税交渉の不透明感により外国人投資家の資金流出リスクが残存
  • インドの原油輸入依存度85%超で、原油高騰時には経常赤字拡大・ルピー安圧力に
  • 世界的景気減速やインフレ再燃、地政学リスク、国内インフレ高止まりは今後の下押し要因となり得る

【野村インド株投資関連】

  • 野村インド株投投資の運用実績がベンチマーク指標に劣後している(ファンド自体の問題)
  • ここ数年でインドの主要株価指数に連動する低コストなインデックス型投信が増加(競合ファンドの増加)
プラス要因

【インド政治経済情勢関連】

  • インド準備銀行(RBI)の金融政策は成長支援的スタンスが維持される見通し
  • 製造業PMI、サービス業PMIは関税の影響が懸念される中でも底堅さを維持
  • FY2025のGDP成長率は6.5%前後、FY2026も6.5〜6.8%成長見通しと堅調
  • Morgan Stanleyは今後5年間で企業利益が年20%成長する可能性を指摘
  • 内需拡大・インフラ投資・デジタル化が企業収益を押し上げる構造要因
  • 対米輸出はGDP比で小さく、相互関税の影響は限定的
  • アナリストの多くは調整局面を「押し目買いの好機」と評価

【世界の政治経済情勢関連】

  • 米FRBの利下げ示唆によりリスク資産への資金流入期待が高まる

野村インド株投資に長期間取り組んでいる方で、すでに含み益が出ている場合は、利益を確定させたうえで再度の買い直しを検討するのも一つの戦略です。

インド市場は短期的には調整局面が続いているものの、中長期では成長が見込まれるため、タイミングを見て再エントリーする判断も合理的でしょう。

一方で、1年程度の短期投資をしている方で含み損を抱えている場合には、これ以上の下落を避けるために早めの売却を選ぶのか、それとも今後の上昇局面に備えてしばらく保有を続けるのか、慎重な判断が求められます。

これから新たに購入を検討している方にとっては、現在の調整局面はむしろ好機とも捉えられます。中長期的な成長期待に変化はなく、分散投資の一環として段階的な買い増しを検討するのもよいでしょう。

いずれにしても、インド経済の動向や世界的な景気の影響を受けやすい点を踏まえ、情報収集を怠らないことが重要です。

経済の動向や世界的な景気の影響を受けにくい投資先をお探しの方は、プライベートデットの「ハイクアインターナショナル」がおすすめです。

ハイクアインターナショナルについては次の章で詳しく解説します。

年間12%(固定)の配当を実現する「ハイクアインターナショナル」とは?

ハイクアインターナショナル
引用:ハイクアインターナショナル
運用会社ハイクアインターナショナル
合同会社
代表社員梁秀徹
本社所在地〒581-0016
大阪府八尾市八尾木北1-44
設立2023年
利回り年間12%(固定)
最低投資額500万円
実際の利益500万円投資した場合
・3ヶ月に1度15万円の配当
・年間で60万円の配当
利益の受取方法・3ヶ月に1回配当金として受け取る
・配当金を再投資して元本を増やす
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法SAKUKO VIETNAMへの事業融資
※設立:2011年
公式サイトハイクアインターナショナル
ハイクアインターナショナルの概要

ハイクアインターナショナルは、2023年に梁秀徹(ヤンヒデテツ)氏によって設立されたプライベートデットファンドです。

プライベートデットとは

プライベートデットファンドとは、投資家から集めた資金をもとに、成長企業や新規企業に事業融資を実施し、企業から支払われる貸付金利子の一部または全てを配当金として投資家に還元するファンドを指します。

ハイクアインターナショナルの事業融資先は2011年設立のベトナム企業「SAKUKO VIETNAM(以下、サクコ社)」。

サクコ社はベトナムで日本製品販売店40店舗、日本人向けビジネスホテル2店舗、スイーツ店(ビアードパパ)11店舗の他、牛肉加工工場やパーソナルトレーニングジムなど幅広い事業を展開している企業です。

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日本製品販売店ビジネスホテルスイーツ店
SAKUKO STORESAKURA HOTELBEARD PAPA

サクコ社の代表はハイクアインターナショナルの代表と同じヤン氏。

今後のサクコ社の展開を計画していく上で、銀行融資だけでは拡大資金として不十分と判断したヤン代表が、2023年にハイクアインターナショナルを設立したという経緯があります。

ハイクアインターナショナルの運用の仕組みは以下の通りです。

ハイクア
引用:ハイクアインターナショナル
  • 投資家が社員権を購入する形でハイクア社に出資する
  • ハイクア社がサクコ社に事業融資を実施
  • サクコ社が利益をハイクア社に貸付金利子を支払う
  • ハイクア社が投資家に配当を支払う

ハイクアインターナショナル含むプライベートデットファンドでは、投資対象(手法)が「事業融資」となります。

事業融資先企業からの貸付金利子が配当原資となるため、野村インド株投資などのようにリターンが市場環境に左右される一般の資産クラスとは異なり、固定で年間12%の配当が期待できるのです。

ハイクアは年4回合計12%の分配金を支払い
引用:ハイクアインターナショナル

また、ハイクアインターナショナルの年間12%という高配当が実現する理由としては、新興国ベトナムの底堅い成長力が理由として挙げられます。

ベトナムは2022年に一人当たりGDP(年収)が4,000ドルを突破しました。

ベトナムのGDP
引用:Date Commons

日本34,000ドル、韓国33,000ドル、シンガポール80,000ドルに比べるとベトナムの水準はまだまだ低いですが、GDP4,000ドルを超えるというのは、国や地域によって経済発展のレベルや生活水準を示す指標の一つとして重要な意味を持ちます。

1人当たりのGDP4,000ドルを超えた国は一般的に経済成長の過程にあるため、所得水準の向上や生活水準の向上を期待できる可能性があるのです。

より良い生活スタイルを求めて、「内需の拡大」が始まります。

内需の拡大が始まると様々なビジネスが確立されていき、より豊かな国への成長に発展する可能性を秘めているのです。

またベトナムの人口ピラミッドを見ると、働き盛りの世代の人口が最も多いことが分かります。

ベトナムGDP2024
引用:PopulationPyramid.net

発展途上国ベトナムでは現在、銀行融資でも10%程度の金利を支払うとのことで、ハイクアインターナショナルが実現する年間配当12%も高すぎるということは無いのです。

ハイクアインターナショナルへの出資は500万円~となりますが、購入手数料や管理手数料はなし、解約手数料も5年以上の運用でなしとなります。

最低投資額は野村インド株投資よりも高めですが、まとまった資金があるという方は確実に毎年12%の配当が期待できて、手数料なしのハイクアインターナショナルは検討する価値が高いでしょう。

「新興国への分散投資を考えていた」けど「高いリスクは負いたくない」という方にピッタリの運用先です。

以下の公式サイトでは、ハイクア社そしてサクコ社の情報について詳しく知ることができます。

また両社代表のヤン氏が自ら運営するYouTubeチャンネルも掲載されており、主にサクコ社の活動を実際に見ることが可能。

ハイクアインターナショナルへの出資について実際に聞いてみたい・質問してみたいという方は、無料の資料請求や、無料の相談(オンライン)も可能となりますので、是非お問い合わせをどうぞ。

\ フォーム入力1分で無料個別相談を予約 /

ちなみにオンラインでの相談については、今のところヤン代表自ら説明をしてくれています。

非常に馴染みやすいお人柄なので、安心して相談してみて下さいね。

野村インド株投資に関するよくある質問

野村インド株投資を検討するにあたって、よくある質問をまとめました。

どこで購入できますか?

野村インド株投資は下記の4社で購入できます。

  • 野村證券
  • 佐賀銀行
  • きらぼし銀行
  • きらぼしライフデザイン証券

楽天証券やSBI証券などのネット証券では購入できないので、注意しましょう。

新NISAは利用できますか?

野村インド株投資は新NISAの成長投資枠で利用できます。

成長投資枠の場合、年間で投資できる金額は240万円までです。

野村インド株投資の利回りランキングは?

みんかぶの投資信託利回り(リターン)ランキングによると、野村インド株投資の現時点でのリターン(1年)ランキングは1444位です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は470位、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は438位なので、これらのインデックスファンドに劣っていることが分かります。

為替ヘッジは設定できますか?

野村インド株投資は原則として為替ヘッジを行わない方針です。

まとめ:野村インド株投資の評判は良いがリスクも大きい

野村インド株投資は、インド市場の成長力に伴い、設定来の年間平均利回りが約10%と高い成長で注目を集めている投資信託です。

ただし、インド株はボラティリティも高く、大きなマイナスを被るリスクもあります。

安定性を求めつつ、年10%以上の安定した利回りを目指したい場合は、市場の動向に関係なく年間12%(固定)の配当を実現するプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」への投資もおすすめです。

今回ご紹介したハイクア・インターナショナルについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

またプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」とは異なりリスクは発生するものの、年間10%以上の高い収益性を狙いたいという方は、ヘッジファンドもおすすめです。

プライベートデットファンドやヘッジファンドなどの運用先について詳しく知りたい方は、以下の記事も是非ご参考ください。

低リスクで年利10%以上を狙うならヘッジファンド

ヘッジファンドとは

しっかりリスクヘッジしながら高い利回りを狙うなら、ヘッジファンドへの投資がおすすめです。

以下は500万円〜投資可能な日本国内のおすすめヘッジファンド。

スクロールできます
年利安定性・信頼性最低投資額資料請求投資手法・対象
ハイクアInt'l12%(固定)運営歴10年以上
値動きの影響なし
安定した事業基盤
透明性の高さ
500万可能新興国企業融資
アクション2023年設立500万不可・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
おすすめヘッジファンド

※アクションは運営年数が少ないため、記載なし。現時点での年利は、25.07%(運用期間2024年4月〜2025年3月)

それぞれ期待リターンや投資対象、最低投資額が異なるため、迷うかもしれません。

おすすめは2社以上の気になるヘッジファンドに問い合わせて比較検討すること。

ハイクア社は資料請求のみの問い合わせもOKなので、まずは気軽に問い合わせてみてください。

ハイクアインターナショナル
  • 固定年利12%
  • 成長著しい日系ベトナム企業への融資
  • 資料請求のみの問い合わせもOK

>>ハイクアインターナショナル公式サイトはこちら

アクション
  • 2024年度は年利25.07%(運用期間2024年4月〜2025年3月)
  • 2023年は50.68%の実績
  • 株や債券に留まらないポートフォリオ戦略

>>アクション公式サイトはこちら

この記事を書いた人

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