謎のファンド「ハイクアインターナショナル」。
筆者がこのファンドを見つけた時、率直に「怪しい」「詐欺かもしれない」と感じました。
しかし、今現在ハイクアインターナショナルに投資しています。
なぜ投資しているのか、それは同社のことを徹底的に調査した結果、怪しいと感じた点が解決できたためです。
ハイクアインターナショナルは、500万円から投資可能で年利12%を安定して配当してくれる、控えめに言っても素晴らしい投資先です。
このページでは、私と同じようにハイクアインターナショナルに対して「怪しい」「詐欺かもしれない」と思ってる方に向けて、実際に投資している筆者が徹底的に解説していきます。
まずは実態について見ていきましょう。
ハイクアインターナショナルの実態は?
まずハイクアインターナショナルの会社概要や運営形態について解説します。
ハイクアインターナショナルの会社概要

運用会社 | ハイクアインターナショナル 合同会社 |
---|---|
代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
設立 | 2023年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
ハイクアインターナショナルは、2023年に設立されたファンドです。
国産のファンドの中では新興のためまだまだこれから実績を積んでいく段階と言えるでしょう。
しかし、年利は12%で実質固定で受け取ることができる安定性に優れた運用先です。
また、融資先のサクコベトナムは2011年に設立されていて10年以上の運営歴があります。
なぜサクコベトナムに事業融資をしているかと言うと、ハイクアインターナショナルの代表がオーナーを務めているためです。
サクコベトナムのオーナーがハイクアインターナショナルの代表を務める
ハイクアインターナショナルの代表は梁 秀徹(ヤンヒデテツ)氏です。同氏は、サクコベトナムの会長も兼任しています。

サクコベトナムは現在グループ総年商で25億円ありますが、その事業をさらに伸ばすための資金調達手段としてハイクアインターナショナルを始めたとのこと。
ハイクアインターナショナルで投資家から資金を募り、サクコベトナムへ事業融資。
サクコベトナムが資金を元にビジネスでお金を稼ぎ、ハイクアインターナショナルに利息と共に返済をすることで投資家に配当を還元する仕組みです。
梁 秀徹氏がやり手の経営者であり、サクコベトナムとハイクアインターナショナルの代表であるからこそ成せる技ですね。
また、同氏はメディア露出にも積極的です。
下記はご本人が運営しているYouTubeチャンネルで、事業の実態やこれからの展望など現地の映像とともに赤裸々に語ってくれています。

上記の他にも「梁 秀徹」と検索すると対談の記事など、ご本人の活動を見ることができますよ。
このように様々な情報が展開されているハイクアインターナショナルですが、「怪しい」という声もあります。
その理由を解説していきます。
ハイクアインターナショナルが怪しいと言われる理由
ハイクアインターナショナルが怪しいと言われているのは以下の理由からです。
合同会社の社員権募集だから怪しい
ハイクアインターナショナルの会社としての形態が「合同会社」であることから、怪しいといわれることがあります。
端的に言えば、「合同会社がよくわからない」、「そもそもネット上で直接募集していること自体が怪しい」「社員権募集が怪しい」といったところでしょうか。
それでは、まず合同会社である理由について順を追って解説していきます。
合同会社の社員権
「社員権」と聞くと会社に勤める従業員を連想しますが、そうではありません。
合同会社の社員権とは株主に近いものと言えます。
元来、不特定多数から資金調達する際は金融商品取引業の登録が必要ですが、合同会社の場合は社員権を自ら販売する行為に登録の必要がありません。
銀行や証券会社がこぞって販売する投資信託が「公募」であるのに対し、ハイクアインターナショナルのように自ら集める行為を「私募」と言います。
では「私募型」の投資と「公募型」の投資では、一体何が違うのでしょうか?
私募型と公募型の違い
以下の表は、公募形式と私募形式の違いについて簡単にまとめたものです。
私募形式 | 公募形式 | |
---|---|---|
募集人数 | 50人未満 | 決まりはない |
応募資格 | 適格機関投資家 | 誰でも |
ちなみに、金融商品取引業の登録がなくとも、少人数私募債での資金調達は認められています。
ただし、声がけできる人数は49名までと限りがあり、不特定多数を対象に資金調達することはできません。
一方、合同会社の社員権を私募で募る場合は、勧誘する人数に制限なし。
実際、出資者を499人までに抑えれば、有価証券届出書の提出などの開示義務もありません。
このように不特定多数の投資家を相手に、大規模な資金調達が法的制約なく実施できるため、ハイクアインターナショナルは合同会社で資金調達をしているのです。
また私募型と公募型は投資を運用する際、ルールにも違いがあります。
公募型の投資は、金融庁の厳しいルールのもと投資が行われている一方で、私募型の投資は厳しいルールに縛られず自由に資金の運用を行うことが可能です。

以上のように合同会社の社員権募集は、圧倒的に効率が良い資金調達が可能になっています。
過去に合同会社の社員件募集を使って詐欺を働いていたは例あるかもしれませんが、仕組み自体に罪はありません。
筆者は、大切なのは事業の中身だと考えます。
続いて、ハイクアインターナショナルの代表梁 秀徹氏がサクコベトナムでどんなビジネスをしているのか解説していきます。
サクコベトナムの事業が本当なのか怪しい
ハイクアインターナショナルが怪しいと言われる理由に、サクコベトナムの事業が本当なのか疑わしいというものもあります。
そのような疑問を持っているのであれば、梁 秀徹氏が運営するYouTubeチャンネルの下記の2本の動画をぜひ見てください。
ご本人が、現地のホテルやお店、工場を巡りながら展開しているビジネスについて語っています。
下記は、日本製品を販売しているサクコストアに訪問している映像です。
また、AIを使ってベトナム語でサクコベトナムのビジネスや売上についての情報を探したところ下記のページが見つかりました。
Năm tất bật mở rộng của bán lẻ Nhật ở Việt Nam(訳:日本の小売業、ベトナムで目覚ましい5年間の事業拡大)
こちらの記事は2023年のものですが、イオンやユニクロ、良品計画と同じようにサクコベトナムの小売事業ついても記載されています。
また、2021年の下記記事でもサクコベトナムが紹介されています。
こちらは「VNMedia」というWEBサイト。
このサイトが現地でどのような立ち位置なのか調べてみたところ、ベトナム国営の大手通信事業者である VNPT (Vietnam Posts and Telecommunications Group) の傘下にあるメディア企業とのことです。
情報源の信頼性として申し分ないと言えるのではないでしょうか。
以上の通り、サクコベトナムのビジネスが本当に行われているのは疑いようがありません。
ただ、それでもなんで12%という高利回りが実現できるのか気になる方もいるでしょう。
ハイクアインターナショナルの利回りについて解説していきます。
利回りが高くて怪しい
ハイクアインターナショナルの利回りは年率12%と非常に高いです。
なぜこのような利回りが実現できるのでしょうか。
答えはハイクアインターナショナル公式サイトの「私が投資を募る理由」に書いてあります。
今回皆様からの大切なご資金を年利12%で借り受け、四半期ごとに払い出しをさせていただきます。また、配当を再投資に回していただくことも可能です。
12%というと非常に高い金利と思われがちですが、現在ベトナムでは銀行融資でも10%の金利を払います。それくらい成長が著しく経済が伸びております。
ハイクアインターナショナル公式:https://hayqua-international.co.jp/vietnam/
そもそも銀行から借り入れをしても10%の金利がかかること、そしてベトナム経済が成長期にあるため、企業も12%以上の成長を実現することは可能であるということです。
サクコベトナムも12%以上の成長をしているため、配当を投資家に還元することができるのでしょう。
また、ベトナム経済について筆者も少し調べてみました。
まず一人あたり名目GDPは堅調に推移しています。

簡単に言うと、国民の平均的な所得水準がどんどん伸びているということです。
人口動態も働き盛りの世代や子供が多く、消費が活発であることが伺えます。

このような経済発展の裏側には、世界各国のグローバル企業がベトナムに製造拠点を置いていることが挙げられます。
具体的には、Nike・Adidas・ユニクロ・ZARAなどのアパレルメーカー、Intel・Samsung・Foxconnのような半導体やスマホメーカー、そしてPanasonic・ソニー・canon・三菱電機などの日本の電気機器メーカーも進出。
ベトナムを世界最大の製造拠点としている場合もあり、多くの雇用を生み出しています。
このように経済が発展している中でサクコベトナムが展開している事業は、スーパーマーケット、ビジネスホテル、ドラッグストア、レストランなど市民生活を支える業態です。
そもそも人口や経済の成長によって伸びやすい業界であるだけでなく、日本のノウハウとサクコベトナムを今まで運営してきた現地のノウハウを持っているため着実にビジネスを伸ばしていけるのでしょう。
ハイクアインターナショナル公式:https://hayqua-international.co.jp/vietnam/
ハイクアインターナショナルが詐欺・ポンジスキームである可能性は?
ここまでハイクアインターナショナルの実態について解説してきました。
この時点で、信頼性については理解していただけたと思います。
あまりいないとは思いますが、「それでもポンジスキームの可能性があるのでは?」という方に向けて、その点も解説していきます。
ポンジスキームとは?
ポンジスキームとは、アメリカの天才詐欺師「チャールズ・ポンジ」が名前の由来です。
ポンジスキームはいたってシンプルな投資詐欺で、現在も横行している投資詐欺です。

ポンジスキームでは、投資家から集めた資金を運用せず、集めた資金を配当金としてお金を返します。
投資家は、配当金がもらえるため「自分は詐欺に引っかかってない」と安心して投資金をさらに追加。
ポンジスキーム詐欺をはたらく運用会社は投資家に配当金を配ることができなくなると、全額を持って逃げていきます。
詐欺だと分かるまでに時間がかかり、投資家がポンジスキームだと分かった時には詐欺師たちの所在は消え探すのが難しくなるのです。
では、ポンジスキームの詐欺に引っかからないためには、どうしたらよいのでしょうか?
続けて見ていきます。
ポンジスキーム詐欺の特徴
ポンジスキームの詐欺には、3つの特徴があります。
- 運営実態がない
- 元本保証や配当金が必ずもらえると謳う
- 友人紹介キャンペーンが豪華
前提として、投資には損失の可能性があるということを覚えておく必要があります。
もちろん、ハイクアインターナショナルも元本保証ではないですし、どんな状況でも配当金が必ずもらえるわけではありません。
例えば、サクコベトナムがとんでもない業績不振に陥った場合は、配当金が減配する可能性はあります。
さらに本当の最悪のケースとして、倒産してしまった場合は債権回収の優先順にお金が返却されていきます。
元本全てが返ってこない可能性もゼロではないのです。
投資について言うと、かの有名な大投資家ウォーレン・バフェットでもマイナス(損失)を出します。
つまり、投資の世界には「絶対に」「必ず」はありません。
「利益を必ず出せます」と謳うことは、ポンジスキームの可能性を疑うとよいでしょう。
また、友人紹介キャンペーンが豪華な投資先も、詐欺を疑う必要があります。
なぜなら資金を渡してくれる投資家が増えれば増えるほど、詐欺だとばれる時間を伸ばすことができるからです。
「友人を紹介すると〇〇がもらえる」や「配当金がアップする」と言った耳心地が良い謳い文句には気を付けましょう。
では、ハイクアインターナショナルはポンジスキームではないのでしょうか?
続けて解説していきます。
ハイクアインターナショナルはポンジスキームなのか?
ハイクアインターナショナルは「サクコベトナムの事業が本当なのか怪しい」こちらの章で解説している通り、明確な事業実態があります。
架空の運用をしているわけではありません。
また、元本保証もなければ、どんな状況でも配当金が確実にもらえる訳でもありません。
ベトナムのUPCOM市場に上場を予定している会社ですから可能性は低いものの、減配や万が一の倒産が絶対にないとは言い切れないのです。
さらに、友人紹介キャンペーンも行っていません。
客観的に見て、ハイクアインターナショナルはポンジスキームではないと言えるでしょう。
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ハイクアインターナショナルのメリット
ここまでは、ハイクアインターナショナルが怪しいといわれる理由やその真相について解説してきましたが、ここからは運用するメリットを解説していきます。
運営元の情報にアクセスしやすく信頼性が高い
通常、投資ファンドは,競合に運用方法が漏洩することを防ぐために実態が見辛くなっています。
一方でハイクアインターナショナルの運用方法はサクコベトナムへの事業融資。
つまりサクコベトナムの事業自体が投資した資金の運用です。
現在も代表のYouTubeチャンネルやネット上の検索から事業の情報を入手することができます。
さらに、サクコベトナムはベトナムのUPCOM市場に株式上場予定です。
株式が上場されると、市場で売買されることから四半期に一度決算情報を公開しなければなりません。
そうなれば今よりはるかに事業実態を把握しやすくなるでしょう。
また、ハイクアインターナショナルに投資した人限定ではありますが、1年に1度代表による事業報告会が開催されていてビジネス進捗が確認できます。
情報開示に積極的で信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
金融市場の不確実性がなく年利12%が狙える
おそらく皆さんは「ファンド」というと株式や債券などの金融商品に投資して利益を上げる組織を想像するのではないでしょうか?
金融商品は、市場で常に売買され日々値動きがあります。
そのようなファンドに在籍する機関投資家は、リスクヘッジをしていますが、それでも相場の急変動などに対応できずに破綻してしまうこともあるのです。
近年あった「ゲームストップ事件」では大手ヘッジファンドが運用資産額の半分以上(約66億ドル)を失ったり、それ以外でもリーマンショックや最近のトランプ関税ショックなどで損失を出している例もあります。
ハイクアインターナショナルはサクコベトナムへの融資で利息を得る仕組みなので、このようないつ何が起こるか分からない金融相場の不確実性にさらされるリスクがありません。
むしろ運営しているサクコストアなどが現地に根付いていることから、安定して年利12%が狙える投資先です。
運用の性質的に損失が出にくい
ハイクアインターナショナルは融資によって利息を得る運用形態です。
そのため、損失が出にくい性質を持っています。
損失が出るパターンとして考えられるのは、倒産のみ。
現金を貸し付ける訳なので、業績悪化があったとしても投資家に対しては減配することで対応が可能です。
とんでもない業績悪化があったとしても、融資であれば現金をそのまま返せば済む話なのです。
このような性質上、損失の可能性は非常に低いと考えられます。
ハイクアインターナショナルに投資するなら面談 or 資料請求から
ハイクアインターナショナルに投資するには、直接問い合わせる必要があります。
したがって投資信託のように証券会社経由で購入することはできません。
具体的な投資する手順はシンプルで、下記の通りです。
- 公式サイトから直接問い合わせる
- 面談で投資の説明を受ける
- 納得ができたら指定の口座に入金する
問い合わせでは、資料請求も可能です。
ただし投資するには面談が必要。面談の内容は、ハイクアインターナショナルへの投資に関する説明や、逆にこちらからの質問などです。
実際の面談では、ハイクアインターナショナルの担当者や代表の梁 秀徹氏が対応してくれます。
筆者が面談した時は、梁 秀徹氏が対応してくれました。
色々と気になることも聞けるので、手っ取り早く説明を直接聞きたいのであれば、面談をしてしまう方がおすすめです。
自分も資料請求はせずにいきなり面談を申し込みましたが、YouTubeで見てるまんまの代表だったので安心して挑むことができましたよ。
気になる方はぜひ公式サイトから問い合わせてみてください。
ハイクアインターナショナル公式:https://hayqua-international.co.jp/vietnam/
まとめ
今回は筆者も投資しているハイクアインターナショナルについて、「怪しい」や「詐欺なのでは?」と思っている方向けにその実態について解説してきました。
改めて結論ですが、ハイクアインターナショナルは詐欺ではありません。
理由は単純。
梁 秀徹氏が会長を務めるサクコベトナムの運営実態が明確に存在している、そしてハイクアインターナショナルへ投資する面談の際に梁 秀徹氏が対応してくれたためです。
サクコベトナムの会長がしっかりハイクアインターナショナルを運営していることがこの目で確認できたことが何よりの証拠と言えます。
梁 秀徹氏は明るく話しやすい方だったので、もし投資を迷っているのであれば、面談してみることをおすすめします。