「アクティブファンドはやめとけ」投資信託について調べていくと、そんな情報を目にするかと思います。
投資信託の運用スタイルはインデックスファンドとアクティブファンドの2つに分けられます。
インデックス型 | アクティブ型 | |
概要 | 日経平均株価やTOPIXなどの指標(インデックス)に連動することを目標に運用 | 日経平均株価やTOPIXなどの指標(インデックス)を上回ることを目標に運用 |
メリット | 手数料が低め | インデックスを上回る利益を期待できる |
デメリット | インデックスが下がれば運用成績もマイナスになる傾向に | 手数料が高め |
アクティブファンドは端的に言うと、手数料を支払う代わりにインデックスを上回る利益を期待できるという運用スタイルです。
では世間ではなぜ「アクティブファンドはやめとけ」と言われるのでしょうか?
今回は「アクティブファンドはやめとけ」と言われる理由をはじめ、インデックスファンドとの比較、「アクティブファンドはやめとけ」に関する質問などを解説していきます。
「アクティブファンドはやめとけ」と言われる理由は?
早速ですが、「アクティブファンドはやめとけ」と言われる理由をチェックしていきましょう。
「アクティブファンドはやめとけ」と言われる理由は大きく分けて2つあります。
やめとけ①インデックスファンドよりも勝率が低いから
先ほどアクティブファンドは端的に言うと、手数料を支払う代わりにインデックスを上回る利益を期待できるという運用スタイルであると解説しました。
しかし結論から言うと、実際のアクティブファンドはインデックスファンドよりも勝率が低いということがデータとして証明されています。
以下は、株価指数に勝てたアクティブ運用の投信の割合です。
株式指数に勝てたアクティブ運用の投信の割合(2021年12月末現在)▼
市場 | 過去1年 | 過去3年 | 過去5年 | 過去10年 |
米国 | 14.93 | 32.15 | 25.90 | 16.93 |
カナダ | 33.33 | 10.81 | 5.68 | 19.32 |
メキシコ | 2.17 | 8.51 | 16.28 | 13.89 |
ブラジル | 39.74 | 34.98 | 22.09 | 13.47 |
チリ | 35.14 | 35.00 | 12.50 | 2.22 |
欧州 | 25.21 | 37.78 | 27.39 | 16.77 |
中東・北アフリカ | 25.93 | 20.00 | 11.76 | 10.26 |
南アフリカ | 53.11 | 55.72 | 44.12 | 26.72 |
インド | 50.00 | 30.00 | 17.74 | 32.39 |
日本 | 35.30 | 36.90 | 30.70 | 18.10 |
オーストラリア | 57.76 | 37.35 | 26.55 | 20.18 |
残念ながら、どの国のどの期間も勝率は半分に満たないことがほとんどですね。
また、アクティブファンドの手数料はインデックスファンドよりも高いことも「やめとけ」と言われる理由として挙げられます。
次でアクティブファンドの手数料についてチェックしていきましょう。
やめとけ②インデックスファンドよりも手数料が高いから
まず、投資信託の手数料は大きく分けて以下の3つです。
- 購入時手数料
- 信託報酬(運用管理費用)
- 信託財産留保額
では実際に、国内の代表的なアクティブファンドとインデックスファンドの手数料率を見てみましょう。
アクティブファンド
購入時手数料 | 信託報酬 (運用管理費用) | 信託財産留保額 | |
ひふみプラス | 上限3.30% | 年1.078% | なし |
フィデリティ・日本成長株・ファンド | 上限3.30% | 年1.683% | なし |
さわかみファンド | なし | 年1.10% | なし |
インデックスファンド
購入時手数料 | 信託報酬 (運用管理費用) | 信託財産留保額 | |
eMAXIS SIim全世界株式(オール・カントリー) | なし | 年率0.05775% | なし |
eMAXIS SIim米国株式(S&P500) | なし | 年率0.09372% | なし |
年率0.05775% | なし | 年率0.7755% | なし |
ご覧の通り、インデックスファンドでは購入手数料や信託財産留保額が無いだけでなく、信託報酬が1%未満のものが多いです。
アクティブファンドは優秀なファンドマネージャーを採用し、また運用に関する情報収集・調査・分析を行うプロセスが多いため手数料が高い傾向にあります。
「アクティブファンドはやめとけ」と言われる理由まとめると・・・
まとめると、アクティブファンドはインデックスを超えるために優秀なファンドマネージャーを採用し、運用に関する情報収集・調査・分析を熟考してくれる代わりにインデックスファンドと比較して手数料が高い傾向にあります。
アクティブファンドのコストはリターンに相殺されますが、それでもインデックスを超える運用がしっかりできているのであれば問題はないのです。
しかし先ほどチェックした通り、アクティブファンドの勝率はインデックスファンドより低め。
高い手数料を払ってインデックスファンドで運用する冥利はないため「アクティブファンドはやめとけ」と言われるのです。
比較!インデックスファンドと代表的な3アクティブファンド
冒頭で「アクティブファンドはインデックスファンドよりも勝率が低い」ということをデータを通して見ていきました。
この章では、国内の代表的なインデックスファンドとアクティブファンドの運用成績を比較していきたいと思います。
ここでは、みんかぶ、SBI証券、楽天証券でインデックスファンドランキング1位の「eMAXIS SIim全世界株式(オール・カントリー)」と、国内株で純資産上位3位のアクティブファンド「ひふみプラス」「フィデリティ・日本成長株・ファンド」「さわかみファンド」を比較してみます。
「eMAXIS SIim全世界株式(オール・カントリー)」の特徴は以下の通りです。
- 「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」に連動を目指すインデックスファンド
- 購入手数料:なし
- 信託財産留保額:なし
- 運用管理費用(信託報酬):年率0.05775%
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)とは?
MSCI ACWIは、米国の金融サービス企業「MSCI Inc.(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社)」が算出する株価指数です。MSCI ACWIは先進国23カ国及び新興国24カ国の大型株と中型株のうち、最も時価総額が大きい計2,919銘柄※2で構成されており、組入上位銘柄は以下の通りです。
※2(出所)MSCI、2024年2月末時点
引用:野村アセットマネジメント
「eMAXIS SIim全世界株式(オール・カントリー)」は2018年設立のインデックスファンドですが、国内代表のアクティブファンドは3ファンドとも勝てていません。
これでは「アクティブファンドはやめとけ」といわれても仕方がないですね。
本当にやめとけ?アクティブファンドのメリットをチェック
ここまでは「アクティブファンドはやめとけ」と言われてしまう理由について解説してきましたが、悪い点だけを見てファンドの良し悪しを判断するのは良くありません。
ここではアクティブファンドのメリットもチェックしていきます。
メリット①インデックス(指数)を超える大きなリターンが狙えるから
ここでは、日本の代表的な株式指数である「日経平均株価」と、既出の国内株で純資産上位3位のアクティブファンドのとあるごく短期間の運用成績をピックアップしてみます。
上記画像のように、アクティブファンドでは日経平均株価などの指数が下落した局面で上昇できる・または大きく超えるような運用を目指します。
インデックスを超える大きなリターンを期待することが可能である点はアクティブファンドのメリットと言うことができるでしょう。
ただし、短期間でインデックスを超える大きなリターンを得ることができても、長期間で負けていては意味がありません。
例え短期間でインデックスに勝ったとしても、負けていた時期のマイナスを取り戻すことは果たして可能なのでしょうか?
長期運用でインデックスを超える運用をできている「優秀な」アクティブファンドを探すのは困難と言われています。
メリット②流行りの「テーマ型ファンド」が多いから
投資信託には「テーマ型ファンド」と言われるファンドが存在し、そのほとんどがアクティブファンドと言われています。
「テーマ型ファンド」とは、今話題のテーマに注目してそのテーマに関連した銘柄に集中投資するファンドのことを指し、最近ですと「AI(人工知能)」「次世代通信5G」「ヘルスケア」「自動運転」などのテーマが注目されています。
そんな「テーマ型ファンド」は世間や投資家からの注目度に連動して株価が上昇するという特徴があり、短期間で大きな利益を期待することができるでしょう。
ただし、「テーマ型ファンド」は「今話題のテーマに注目して集中投資するファンド」です
つまり、流行りが過ぎてしまうと後は値下がるのみ。
また今話題になっているからと運用を開始するころには「高掴み」になってしまう可能性もあるのです。
資産運用の基本は「分散投資」「長期運用」です。
テーマを絞ってしまうことで「分散投資」が叶わないことに加え、流行りの経過とともに値下がりを避けられず「長期運用」もできないという点には注意が必要でしょう。
メリット③インデックスファンドと組み合わせることでいいとこ取りができるから
アクティブファンドは、日経平均株価やTOPIX、S&P500などの指数を上回る運用成果を目指しています。
これら指数が下落しているときにも指数を上回る運用をするとしているのです。
つまり論理上では、インデックスファンドと組み合わせて運用をすることで、インデックスファンドがマイナスの時期でもアクティブファンドでプラスを狙うことが可能になるのです。
ただしここまで解説してきたように、実際には長期運用でインデックスを超える運用をできている「優秀な」アクティブファンドを探すのは困難で、インデックスファンドの方が運用としては優秀です。
組み合わせて運用をすることで利益が相殺されてしまうどころか、むしろマイナスになってしまうことも考えられます。
分散投資を検討しているのであればアクティブファンドは避け、インデックスファンドとヘッジファンド・株式インデックスファンドと債券インデックスファンドなどの、運用方針や値動きの異なる金融資産との組み合わせで運用するのがベターでしょう。
アクティブファンドのメリットまとめると・・・
ここではアクティブファンドのメリットについてチェックしました。
アクティブファンドのメリットは以下の通りでしたが、ひとつひとつ紐解いていくと反対にデメリットにもなり得るものばかりでしたね。
- インデックス(指数)を超える大きなリターンが狙える
- 流行りの「テーマ型ファンド」が多い
- インデックスファンドと組み合わせると良いとこ取りができる
「アクティブファンドはやめとけ」と言われてしまうのも仕方ないですね。
【結論】アクティブファンドはやめとけ!
結論、アクティブファンドは指標を上回るための運用に対して高い手数料を支払いますが、一方でインデックスファンドより良い成績を収めているアクティブファンドはなかなか無いというのが現在の状況です。
実際に国内の代表3アクティブファンドと国内1位のインデックスファンドを比較してみても、アクティブファンドのメリットを確認してみても、アクティブファンドで投資をする妙味はありませんでしたよね。
これはアクティブファンド・インデックスファンドどちらにも当てはまる話ですが、委託会社・販売会社・受託会社はどれだけ負けても「信託報酬」という収入減が確保されているので、痛くも痒くもありません。
アクティブファンドで運用をする・しないは個人の自由ですが、損をするのは投資家だけです。
それであれば、できるだけ損をしない運用先を選ぶのが賢い選択と言えるのではないでしょうか。
損をしない運用をしたい人は「ヘッジファンド」がおすすめ
ここで、できるだけ損をしない運用をしたい人向けに「ヘッジファンド」をご紹介します。
ヘッジファンドも投資信託と同様に、投資家から資金を集めて金融資産へ投資を実施。投資で得られた利益を投資家に還元をするという仕組みです。
ヘッジファンドが投資信託と大きく異なる特徴は以下の3つです。
- ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がなく「効果的な分散投資」が可能
- 投資信託のように金融庁からの制限が少なく、下落にも耐えられて利益も出せる「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能
- ヘッジファンドの手数料体系は投資家のとの利害が一致する
①ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がなく「効果的な分散投資」が可能
投資信託の投資先は、主に以下に分類されます。
例えば、国内株式ファンドであれば国内株式に関連する銘柄、国内債券であれば国内債券に関する銘柄を組み合わせて運用されます。
一見、資産運用の基本「分散投資」ができているように見えるのですが、投資信託は「効果的な分散投資」ができているとは言えません。
「効果的な分散投資」とは、値動きの異なる金融資産・地域・そして時間の分散ができていることを指します。
投資信託はそのテーマに関連する銘柄でしか分散投資ができないので、「効果的な分散投資」ができているとは言えないのです。
一方、ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がありません。
ヘッジファンド1本に投資をするだけでファンドマネージャーがその時々の金融市場を見てポートフォリオを修正してくれるので、高い確率でマイナスを防ぐことができるのです。
②投資信託のように金融庁からの制限が少なく、下落にも耐えられて利益も出せる「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能
投資信託は金融庁の認可を受けて運用を行う一方、ヘッジファンドでは金融庁の認可なしで運用を行います。
金融庁の認可 | メリット | デメリット | |
投資信託 | あり | 金融庁からのお墨付きがある =信用度が上がる | 金融庁からの監視が厳しく「空売り」ができない =下落に弱い |
ヘッジファンド | なし | 金融庁からの監視が緩い =「空売り」を含む高度な投資戦略の駆使が可能。 下落に強い運用ができる | 金融庁からのお墨付きがない =信用度が付きにくい (運用歴でしか証明できない) |
金融庁の認可なしで運用をできるため「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能。
コロナショックの時のような世界的に大暴落が起こる中でもヘッジファンドではプラスの利益を目指すことができるのです。
③ヘッジファンドは投資家と利害が一致する手数料体系
ヘッジファンドが投資家から徴収する手数料は主に以下の3つです。
- 申し込み手数料:出資額に対して5%程度
- 管理報酬:運用残高に対して5%程度
- 成功報酬:運用益に対して30~50%程度
まず申し込み手数料と管理報酬ですが、投資信託と比べるとかなり高いです。
これは簡単に言うと、投資信託は不特定多数の投資家から資金を集められるのに対し、ヘッジファンドでは投資家の数に制限があることに起因します。
しかし先ほどもご説明した通り、ヘッジファンドは効果的に分散投資できることに加え、「空売り」などの投資戦略で下落相場でも積極的に利益を狙いに行きます。
プラスの利益になりやすいヘッジファンドですから、そう考えると「手数料が高い」とも言えないのです。
またヘッジファンドの成功報酬は30~50%と非常に高いことに目が行きがちですが、成功報酬に関してはプラスとなった運用益に対してかかるもの。
例えば1000万円を運用し、30万円がプラスになったとします。
成功報酬が50%のヘッジファンドの場合、15万円がファンドに徴収され、15万円が投資家の利益となるのです。
もちろん、運用益がプラスにならなかった場合は成功報酬はありません。成功報酬はファンドマネージャーの主な収入源となるため、利益を上げるための努力を惜しまないのです。
つまり、「運用に成功した時に運用益から手数料が支払われるので損はしない」投資家と、「利益を上げる努力をして成功報酬を受取れば受け取るほど収入が増える」ファンドマネージャーの利害は一致します。
そのため、できるだけ損をしない運用がしたい人には「ヘッジファンド」がおすすめなのです。
以下の記事ではおすすめのヘッジファンドをランキング形式で紹介していますが、ここでは1位~4位までのファンドを簡単にご紹介したいと思います。
期待年利 | 最低投資額 | 問い合わせ | 投資手法・対象 | |
---|---|---|---|---|
BMキャピタル | 10%~ | 1000万 | 面談 | ・バリュー株 ・アクティビスト |
ハイクアInt’l | 12%(固定) | 500万 | 面談または 資料請求 | 新興国企業融資 |
アクション | 31%〜 | 500万 | 面談 | ・バリュー株 ・事業投資 ・ファクタリング ・Web3事業 |
GF | 29%〜 | 1000万 *500万~ 相談可 | 面談 | 大型日本株 |
BMキャピタル
運用会社 | ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC) |
---|---|
代表者 | 森山武利(たけとし) |
本社所在地 | 東京都港区六本木7-18-1 |
運用歴 | 10年以上 |
平均利回り | 年利10%〜 |
最低投資額 | 1,000万円 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | ・バリュー株投資 ・アクティビスト投資 ・イベントドリブン戦略 |
主な投資先 | 日本株 |
ロックアップ期間 | 3ヶ月 |
公式サイト | BMキャピタル |
BMキャピタルは「損失を出さない」安心の資産運用がモットーの日本のヘッジファンドです。
- 平均年利10%超を継続中
- 設立以来マイナス運用の年ゼロ
- 10年以上の運営実績
BMキャピタルは設立以来、平均年利10%以上の安定した運用を継続しています。四半期では下振れたり、上振れたりすることもありますが、年間を通せば10%超の成績を出せているということです。
そして、年利10%を平均で出せているため、当然ながらマイナス運用の年はありません。コロナショックを含む、さまざまな経済危機をプラスで乗り切った実績を誇ります。
10年以上の運営実績があることも、投資家にとっては安心材料となるでしょう。詳しい情報は、無料の面談で聞くことができますので、まずは問い合わせてみてください。
ハイクア・インターナショナル
運用会社 | ハイクアインターナショナル合同会社 |
---|---|
代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
運用歴 | 1年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
合同会社ハイクア・インターナショナル(以下、ハイクア社)は、2023年に設立された日本の運用会社です。
会長の梁 秀徹(ヤンスチョル)氏が会長を兼任しているベトナム企業「SAKUKO Vietnam co ltd」(以下、サクコ社)への事業融資から利益を得るという、新しいスタイルの投資手法を採用しています。
利回りは年12%固定で3月、6月、9月、12月の年4回、3%の分配金が投資家へ配当されます。
- 3カ月ごと3%、年利12%の配当を受け取れる
- 最低投資額は500万円~
- 成長市場の成長企業への融資なので確実性が高い
- 資料請求のみも可能で、問い合わせハードルが低い
運用の仕組みは、以下の図の通りです。
- 投資家がハイクア社に出資する
- ハイクア社がサクコ社に融資する
- サクコ社が利益をハイクア社に還元する
- ハイクア社が投資家に配当を支払う
リターンは年間12%が固定されており、以下のような特徴に当てはまる方におすすめの資産運用先です。
- 年に4回の分配金を得たい人
- 目標額達成までの期間を明確に把握して運用をしたい人
- 確実性の高い資産運用をしたい人
- ポートフォリオに新興国地域を取り入れたい人
- ファンドの透明性を重視する人
- 500万円以上の余裕資金がある人
最低投資額は500万円からと、他のヘッジファンドと比較しても投資しやすい金額設定になっています。
また資料請求のみの問い合わせもできることから、いきなり面談をすることに抵抗がある方も、一歩を踏み出しやすいでしょう。
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アクション
運用会社 | アクション合同会社 |
---|---|
代表者 | 古橋弘光 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 過去4年平均31% |
最低投資額 | 500万円 |
運用手法 | ・アクティビスト投資 ・バリュー株投資 |
主な投資先 | 日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | アクション |
アクションは2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンドです。
代表 兼 運用責任者はトレイダーズホールディングス株式会社の元 取締役・古橋 弘光氏。
FXをされている方の中には知っているという方も多いかもしれませんね。
30年以上も金融業界に携わってきた古橋氏が開設したファンドということもあり、期待が高まります。
そんなアクションの投資先は日本のバリュー株、海外の投資ファンド、不動産、債券事業投資、ファクタリング、Web3事業など多岐におよびます。
アクションが公式サイトで公表している年度ごとのポートフォリオによると、分散投資を行いつつも2025年からはESGファンドの比率を高めていることがわかりますよね。
■Web3事業
■事業投資
■ファクタリング
■ESGファンド
■余剰資金
公式サイトにも記載がありますが、代表の古橋氏はアクティビティストになることが最終目標であるとしています。
まだ新しいファンドですから、初めのうちは資金の確保と言う意味でも様々な事業に分散投資をしているということもあるのでしょう。
今後の想定としても、高いリターンを見積もっていることが分かりますね。
本格的なヘッジファンドの最低投資額は1000万円~がほとんどですが、アクションの最低投資額は500万円~受け付けています。
恐らくですが、設立されたばかりと言うことで「投資家・資金を集める」と言う意味で最初の内は500万円~なのでしょう。今後はアクションも1000万円~になる可能性もあるかもしれません。
同社は今後アクティビティストになることを目標としていていますから、今のうちに本格的なアクティビティストファンドへ500万円で投資できるのはチャンスとなるでしょう。
詳しいポートフォリオ詳細や今後の見通しなどは、直接面談にて説明をしてくれます。
当然、その場で契約を迫ったりをすることはありませんので、是非お気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?
GFマネジメント
運用会社 | GF Management合同会社 |
---|---|
代表者 | 田尻 光太朗 |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5-20 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 年平均29% ※ファンドマネージャーの運用成績 |
最低投資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
運用手法 | 大型日本株でポートフォリオを形成 |
主な投資先 | 大型日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | GFマネジメント |
GFマネジメント合同会社は、ハイリターンを期待できる新興ヘッジファンドです。
- 平均年利29%の実績
- 直近5年の成長率は277%
- 500万円~投資相談可能
- 運用レポートは月1回発行
所在地は日本にあり、代表者も日本人、正真正銘の日本産ヘッジファンドです。
ヘッジファンドと言うと外国籍の会社を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、GFマネジメントは日本語でやりとりができます。
GFマネジメントの魅力として、高利回りである点が挙げられます。
GFマネジメントの投資家募集は2023年からですが、ファンドマネージャーによる運用はそれ以前から始まっており、平均年利29%、5年で277%という驚異的なパフォーマンスを発揮しています。
採用している投資戦略の過去5年の平均利回りは29%になっています。
これはS&P500など利回りの良い株式指数を遥かに凌ぐ数字です。
単純計算で1,000万円が3,770万円になる成長率です。
敏腕営業マンの田尻光太朗氏が設立、モルガンスタンレー出身のエリート金融マンがファンドマネージャーを務めています。
GFマネジメントは日本の大型株に注目したJ-Prime戦略を採用し、上記のような実績を残してきました。
面談では、具体的な投資事例や詳しい戦略、今後の方針を聞くことができます。
面談は無料でできますので、まずは公式サイトの問い合わせ窓口から予約をしてみてはいかがでしょうか。
「アクティブファンドはやめとけ!」に関連してよくある質問
では最後に、「アクティブファンドはやめとけ!」に関連してよくある質問をチェックしていきます。
アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由を教えて
アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由には、「運用コストの高さ」が挙げられています。
投資信託の基準価額は運用成績からコストを引いた値となりますが、コスト控除前の成績が長い期間好調でないと、高いコストを吸収ができないのです。
かの有名な投資家ウォーレン・バフェット氏も投資家に対して以下のように話しています。
When trillions of dollars are managed by Wall Streeters charging high fees, it will usually be the managers who reap outsized profits, not the clients.
Both large or small investors should stick with low-cost index funds.
ウォール街の運用会社は数兆ドルの資金を運用しており高い運用手数料を得ているが、利益を享受しているのは主にうんようマネージャーであり、顧客ではない。
大手投資家や小口の投資家はともに低コストのインデックスファンドを活用すべきである。
当サイトでも様々なアクティブファンドについて解説しているので、参考にしてみてください。
アクティブファンドとインデックスファンドどちらを選んだら良いですか?
インデックスファンドの方が手数料も安く、勝率もインデックスファンドの方が良いため、甲乙をつけるのであればインデックスファンドの方が良いと言えるでしょう。
また、投資信託と似ている「ヘッジファンド」であれば、下落にも強く効果的に運用を行うことが可能なのでおすすめです。
優秀なアクティブファンドは存在しないんですか?
アクティブファンドの中には当然、優秀なアクティブファンドは存在します。
冒頭で紹介した「株価指数に勝てたアクティブ運用の投信の割合」のデータをもう一度見てみましょう。
株式指数に勝てたアクティブ運用の投信の割合(2021年12月末現在)▼
市場 | 過去1年 | 過去3年 | 過去5年 | 過去10年 |
米国 | 14.93 | 32.15 | 25.90 | 16.93 |
カナダ | 33.33 | 10.81 | 5.68 | 19.32 |
メキシコ | 2.17 | 8.51 | 16.28 | 13.89 |
ブラジル | 39.74 | 34.98 | 22.09 | 13.47 |
チリ | 35.14 | 35.00 | 12.50 | 2.22 |
欧州 | 25.21 | 37.78 | 27.39 | 16.77 |
中東・北アフリカ | 25.93 | 20.00 | 11.76 | 10.26 |
南アフリカ | 53.11 | 55.72 | 44.12 | 26.72 |
インド | 50.00 | 30.00 | 17.74 | 32.39 |
日本 | 35.30 | 36.90 | 30.70 | 18.10 |
オーストラリア | 57.76 | 37.35 | 26.55 | 20.18 |
勝率は非常に低いですが、例えば過去10年の場合、米国では16.93%のアクティブファンドが、日本では18.10%のアクティブファンドがインデックスファンドに勝利しています。
アクティブファンドは投資信託の約1割程度と言われ、その中でも優秀なアクティブファンドを探すのは非常に難しいですが、優秀なアクティブファンドが「存在しないことは無い」のです。
「隠れインデックスファンド」って何ですか?
隠れインデックスファンドとは、実際にはインデックスファンドと変わらないにもかかわらず表では「アクティブファンド」と名乗って高い運用コストを請求するファンドのことです。
アクティブファンドは高いコストを受取る代わりに、指標を上回る運用を目指していましたよね。
「指標を上回る運用」とは実際には労力がかかるものですが、隠れインデックスファンドは裏では指標に連動する運用をしているので労力がかからない上に高い手数料を請求できるので、運用会社にとってはラクな仕事なのです。
またインデックスファンドは指数に連動することを目指していましたよね。
つまり、劇的に大負けするということもなかなか無いため、投資家には「もう少し様子を見てください」などと言い訳がしやすいです。
そして表向きはアクティブファンドなので、こんなにラクな運用なのに高コストが受取れるので、運用会社にとっては「良いファンド」でしょうが、投資家にとっては「良くないファンド」となりますので注意が必要です。
まとめ
本記事では、アクティブファンドは高い手数料の割にインデックスファンドより勝率が低いため「やめとけ」と言われていることを解説しました。
インデックスファンドかアクティブファンドの2択であれば、コストの低さや勝率からもインデックスファンドがおすすめです。
また、できるだけ損をしない、効果的な運用を目指したい人には「ヘッジファンド」がおすすめです。
ヘッジファンドについては以下の記事も是非ご参考くださいね。