「ナスダック100はおすすめしない、やめとけといわれる理由は?」
「ナスダック100の今後の見通しは?」
ナスダック100は2024年からの新NISA制度の開始に伴って注目を集めています。
ナスダック100の購入を検討しているけど、将来性への不安から買うべきか悩んでいる方も多いでしょう。
結論から言うと、ナスダック100はハイテク企業が組み入れ銘柄の多くを占めるなど業種が偏っていることから分散力が低いため、単体での購入はおすすめしない株価指数です。
本記事では、ナスダック100について次のポイントに沿って解説します。
【2025年最新】ナスダック100はやばい?おすすめしない理由
では早速ですが、ナスダック100をおすすめしない理由を見ていきます。
>>ナスダック100の基本的な特徴と主要な構成銘柄から先に確認したい方はこちら
上位銘柄に投資が集中してしまうためおすすめしない
ナスダック100は時価総額上位の銘柄に投資が集中してしまうことから分散性に欠けるため、ナスダック100のみに集中投資するのはおすすめできません。
ナスダック100とS&P500の銘柄集中リスクを比較すると、次のとおりです。
項目 | ナスダック100 | S&P500 |
---|---|---|
上位2社の 構成比率 | 17.01% (アップル、マイクロソフト) | 13.13% (アップル、エヌビディア) |
上位5社の 構成比率 | 34.70% | 25.55% |
上位10社の 構成比率 | 48.94% | 34.42% |
上位10社における テクノロジーセクターの比率 | 46.21% | 27.22% |
時価総額中央値 | 約2兆ドル | 約2兆ドル |
構成銘柄数 | 100社 | 500社 |
ナスダック100とS&P500の銘柄集中リスクを比較してわかることは、次のとおりです。
比較してわかること
- ナスダック100は上位10社で48.94%を占め、S&P500の34.42%より約1.4倍の銘柄集中度を示している
- ナスダック100はテクノロジーセクターが46.21%を占め、S&P500の27.22%に比べて約1.7倍のテクノロジー偏重となっている
- ナスダック100は上位2社(アップル、マイクロソフト)で17.01%を占め、S&P500の13.13%より高い特定銘柄への依存度がある
- ナスダック100は銘柄数が100社とS&P500の5分の1であり、セクターや個別銘柄のリスクが相対的に高い
- ナスダック100とS&P500の時価総額中央値は共に約2兆ドルだが、ナスダック100の方がより大型のテクノロジー企業で構成されている
このように、ナスダック100はS&P500に比べて銘柄集中リスクが高いといえますね。
ナスダック100やS&P500などのインデックス投資では、このような銘柄集中リスクをいかに抑制するかが常に課題です。
近年はこのリスクに対応するため、より高度なリスク管理が可能な運用手法を分散投資先として検討する投資家が増えています。
その選択肢の候補としては、配当利回りが固定されていて市場環境に左右されづらい「プライベートデットファンド」や、市場環境に応じて投資配分を機動的に調整できる「ヘッジファンド」が挙げられます。
>>プライベートデットファンドやヘッジファンドについて詳しくはこちら
テクノロジー株への依存度が高いためおすすめしない
ナスダック100はテクノロジー株への依存度が高いことからIT業界が好調な年は高いパフォーマンスとなる一方で不調な年は大きく株価が下落してしまいます。
そのため、ナスダック100のみへの集中投資はおすすめできません。
業種別の構成比率は、次のとおりです。
業種 | 構成比率 |
---|---|
情報技術 | 50.3% |
コミュニケーション・サービス | 15.9% |
一般消費財・サービス | 12.6% |
生活必需品 | 6.5% |
ヘルスケア | 6.3% |
その他 | 8.5% |
為替リスクがあるためおすすめしない
米国株式であるナスダック100は米ドル建てで取引されることから為替リスクがあるため、ナスダック100のみへの集中投資はおすすめできません。
為替リスクを具体例を交えて解説します。
例えば、1,000ドル分のナスダック100に145円/ドルで投資した場合(日本円で145万円の投資)を考えてみましょう。
1年後に株価が20%上昇し1,200ドルになったとしても、為替レートが135円/ドルに円高が進んだ場合、投資額は162万円(1,200ドル×135円)になります。
株価上昇で20万ドル(24万円)の利益が出ているにもかかわらず、為替差損により10万円程度目減りして実際の利益は17万円にとどまります。
逆に、株価が20%下落し800ドルになった場合でも、為替レートが155円/ドルに円安が進めば、投資額は124万円(800ドル×155円)になるのです。
株価下落で20万ドル(29万円)の損失が出ているにもかかわらず、為替差益により損失が21万円に抑えられます。
このように、為替変動は投資収益に大きな影響を与えるため、株価上昇による利益が為替差損で相殺されたり株価下落による損失が為替差益で軽減されたりする可能性があります。
価格変動が激しいためおすすめしない
ナスダック100の構成銘柄の多くを占めるテクノロジー株は金利変動や規制リスク、四半期決算、景気動向に敏感であることから価格変動が激しいため、ナスダック100のみへの集中投資はおすすめできません。
過去10年間のナスダック100の主要指数との価格変動率比較は、次のとおりです。
NASDAQ100 | S&P500 | 日経平均 | |
---|---|---|---|
2024年 | 24.88% | 23.31% | 19.22% |
2023年 | 53.81% | 24.23% | 28.24% |
2022年 | -32.97% | -19.44% | -9.37% |
2021年 | 26.63% | 26.89% | 4.91% |
2020年 | 47.58% | 16.26% | 16.01% |
2019年 | 37.96% | 28.88% | 18.2% |
2018年 | -1.04% | -6.24% | -12.08% |
2017年 | 31.52% | 19.42% | 19.1% |
2016年 | 5.89% | 9.54% | 0.42% |
2015年 | 8.43% | -0.73% | 9.07% |
2014年 | 17.94% | 15.5% | 7.12% |
年平均リターン | 20.06% | 12.42% | 9.17% |
年間リターンの標準偏差 | 23.38% | 14.61% | 12.01% |
年次最大下落率 | -32.97%(2022年) | -19.44%(2022年) | -12.08%(2018年) |
年次最大上昇率 | 53.81%(2023年) | 28.88%(2019年) | 28.24%(2023年) |
上の表からわかるナスダック100の価格変動の特徴は、次のとおりです。
- ナスダック100は最もボラティリティが高い
- ナスダック100はリターンも最も高いがリスクも大きい
- ナスダック100は2022年の下落幅が3指数中最大
配当利回りが低いためおすすめしない
ナスダック100の主要なハイテク企業は利益を新しい技術開発や事業拡大に使ってさらなる成長を目指すことが多いことから配当利回りが低いため、配当で利益を得たい人にはおすすめできません。
次のとおり、ナスダック100の平均配当利回りは0.90%と他の主要な株式指数に比べて低いといえるでしょう。
指数名 | 平均配当利回り |
---|---|
プライム全銘柄 | 2.27% |
JPX日経400 | 2.03% |
日経300 | 1.88% |
日経平均 | 1.84% |
NASDAQ100 | 0.90% |
NASDAQ100以外:日本経済新聞 ※前期基準
NASDAQ100:Slickcharts ※現在の実績値(2025年3月中旬時点)
ナスダック100の主要銘柄を見ると、低利回りまたは配当なしのハイテク企業が目立ちます。
企業名 | 配当利回り |
---|---|
アップル | 0.46% |
マイクロソフト | 0.85% |
エヌビディア | 0.03% |
アマゾン・ドット・コム | なし |
ブロードコム | 1.23% |
メタプラットフォームズ | 0.35% |
ネットフリックス | なし |
コストコホールセール | 0.51% |
アルファベット(GOOGL) | 0.48% |
アルファベット(GOOG) | 0.48% |
参考:ナスダック100の主要構成銘柄と配当利回り
後ほど紹介しますが、ナスダック100に連動する主な投資信託とETFをチェックしてみると、投資信託については分配金の支払いを実施していないことが分かります。
全体的に分配金よりも値上がり益を重視する傾向があるようです。
一方のETFでは分配金の支払いを実施しています。
ETFは上場商品として流動性を重視し、原資産から得られる配当などを定期的に分配する設計が多いことなどが要因として挙げられるでしょう。
手数料が高い傾向にあるためおすすめしない
ナスダック100の投資手数料はS&P500やオルカンなどの手数料に比べて高い傾向にあるため、おすすめできません。
主要なインデックスファンドの手数料比較は、次のとおりです。
主要なインデックスファンドの手数料比較
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim ナスダック100 | 0.2035% |
eMAXIS Slim S&P500 | 0.0937% |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.0577% |
ナスダック100はおすすめしない?今後の見通し
結論から言うと、直近のナスダック100の今後の見通しは悪いといえるでしょう。
ナスダック100の今後の見通しが悪いといえる理由は、次のとおりです。
見通しが悪いといえる理由
- 景気不安があらたなリスク要因として米国市場で意識され始めている
- 直近の高値から下落傾向にある(直近の高値から8%下落)
- ISM製造業景況感指数が50.3と前月から低下し、景気判断の分かれ目である「50」をわずかに上回る程度にとどまっている
- トランプ関税政策への懸念の高まり
- スタグフレーション(景気減速とインフレ再燃の同時発生)への懸念が高まっている
参考:【米国株の見通し】景気不安が新たなテーマに 調整入り目前のナスダック100 大手小売り決算を警戒|2025年3月初旬
投資には慎重な判断が必要です。
ナスダック100(NASDAQ100)とは?基本をおさらい
ここでは改めて、ナスダック100(NASDAQ100)の基本的な特徴と主要な構成銘柄についてチェックしていきます。

ナスダック100(NASDAQ100)は、米国NASDAQ(ナスダック)市場の代表的な企業の株式で構成される株価指数です。
ナスダック100の主な銘柄はアップルやマイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、メタ(旧フェイスブック)、テスラ、エヌビディア(NVIDIA)などです。
このようにナスダック100には、世界的なテクノロジー企業が多く含まれています。
ここでは次の項目を詳しく解説します。
NASDAQ市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成される株価指数
ナスダック100は、NASDAQ市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成される株価指数です。
ナスダック100は、構成銘柄が定期的に入れ替わります。
ナスダック100の特徴は、次のとおりです。
- 金融セクターを除く、NASDAQ上場企業から構成される
- 四半期ごとに銘柄の見直しが実施される
- 時価総額による加重平均方式を採用している
- 新興企業の成長性に注目した指数である
主要な株式銘柄の時価総額一覧
2025年3月時点でのナスダック100の主要構成銘柄と時価総額は、次のとおりです。
順位 | 企業名(シンボル) | 時価総額 | 構成比率 |
---|---|---|---|
1 | アップル(AAPL) | 3.28兆ドル | 9.01% |
2 | マイクロソフト(MSFT) | 2.91兆ドル | 8.00% |
3 | エヌビディア(NVDA) | 2.88兆ドル | 7.89% |
4 | アマゾン・ドット・コム(AMZN) | 2.60兆ドル | 5.72% |
5 | ブロードコム(AVGO) | 8983.78億ドル | 4.08% |
6 | メタプラットフォームズ(META) | 1.51兆ドル | 3.59% |
7 | ネットフリックス(NFLX) | 4107.71億ドル | 2.78% |
8 | コストコホールセール(COST) | 4036.19億ドル | 2.73% |
9 | アルファベット(GOOGL) | 2.02兆ドル | 2.63% |
10 | アルファベット(GOOG) | 2.02兆ドル | 2.51% |
ナスダック100の主要構成銘柄からわかることは、次のとおりです。
- 上位10銘柄だけで指数全体の約50%を占める
- 時価総額上位の大手テクノロジー企業への集中度が高い
- コストコを除く9企業がテクノロジー企業で構成比46.21%を占めていることから指数の動きに大きな影響力を持つ (アマゾンは一般消費財・サービス流通ではあるが、クラウドサービスAWSなどのテクノロジー事業も大きい)
特に、世界的なテクノロジー企業へ投資していることに加えて特定の銘柄への集中度が高い点が特徴といえるでしょう。
ナスダック100に投資する際の注意点
ナスダック100に投資する際の注意点は、次のとおりです。
長期的な積立投資を心掛ける
価格変動が激しいナスダック100への投資には、長期的な積立投資によるリスク分散がおすすめです。
定期的に買い付けることでドルコスト平均法によって平均取得単価が抑えられ、短期的な市場変動に左右されにくくなります。
毎月一定額を継続的に投資する手法で、投資コストを平準化できる運用方法。高値で少なく、安値で多く購入することで、平均取得単価を抑える効果がある。
他の銘柄にも分散投資する
ナスダック100は、ハイテク企業が多くを占めるなど業種が偏っていることから分散力が低いため、ほかの業種の銘柄にも分散投資することをおすすめします。
分散投資のポートフォリオ例を、積極運用したい場合や安定運用したい場合、高利回りを目指したい場合に分けて解説します。
積極運用したい場合のポートフォリオ例は、次のとおりです。

資産配分 | 比率 |
---|---|
ナスダック100 | 40% |
S&P500 | 30% |
日経平均 | 15% |
新興国株式 | 10% |
現金等 | 5% |
- 想定リスク:高
- 期待リターン:年8-12%
安定運用したい場合のポートフォリオ例は、次のとおりです。

資産配分 | 比率 |
---|---|
ナスダック100 | 20% |
S&P500 | 25% |
日経平均 | 15% |
債券(米国) | 25% |
債券(日本) | 10% |
現金等 | 5% |
- 想定リスク:中
- 期待リターン:年4-6%
安定運用かつ高利回りを目指したい場合のポートフォリオ例は、次のとおりです。

資産配分 | 比率 |
---|---|
ナスダック100 | 45% |
オルタナティブ投資 | 25% |
S&P500 | 15% |
新興国株式 | 10% |
現金等 | 5% |
- 想定リスク:中
- 期待リターン:年12-15%
- ハイクアインターナショナル(プライベートデット)
- アクション(ヘッジファンド)
- GFマネジメント(ヘッジファンド)
損失に備えた投資配分を考える
投資はリスクが伴うことから、損失に備えて資産の何割を投資にまわすのか配分を適切に決めてからナスダック100に投資することをおすすめします。
リスク許容度に応じた投資配分例は、次のとおりです。
資産配分 | 比率 | 用途・内容 |
---|---|---|
貯金 | 45-50% | 生活防衛資金(2-3年分) |
投資可能資産 | 20-30% | 長期運用資産 |
安全資産 | 25-30% | 国債・社債等 |
ナスダック100は、長期運用資産として資産の20-30%以内で投資することをおすすめします。
ナスダック100との併用で高い分散効果を発揮する「オルタナティブ投資」
ナスダック100はテクノロジー業種への依存度が高く、テクノロジー業種が不調である場合は軒並み株価が下落しナスダック100も打撃を受けてしまうことから、同指数のみへの集中投資はおすすめできません。
そこでおすすめなのが、ナスダック100との併用で高い分散力を発揮できる「オルタナティブ投資」です。

オルタナティブ投資とは、株式や債券といった「伝統資産」以外の「プライベートデット」「ヘッジファンド」「不動産」「保険」「仮想通貨」などの資産を指します。
伝統資産とは価格変動・リスク・リターンなどが低い相関性にあり、伝統資産・オルタナティブ資産を組み合わせることで高い分散性と効率性を発揮するとして注目されています。
世界最大の機関投資家として知られる日本の「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」も2013年よりオルタナティブ資産への投資を開始。
2024年3月末時点のオルタナティブ資産が年金積立金全体に占める割合は1.46%となっています。

先ほど挙げた通り、オルタナティブ資産の種類は多様化しています。
そこで本章では、その中でも特にナスダック100との併用におすすめのオルタナティブ資産「プライベートデット」と「ヘッジファンド」について、具体的な運用先例も挙げてご紹介したいと思います。
プライベートデット|ハイクアインターナショナル

プライベートデットは、通常の銀行融資とは異なり、特定の投資家や投資会社が直接企業にお金を貸し出す仕組みです。
企業側にとっては、銀行融資でクリアするべき条件や規制よりも柔軟な条件で資金調達をすることが可能となります。
また投資家にとっては銀行預金よりも高い、そして株式投資や債券投資などの変動性の高い資産クラスよりも安定した利回りを期待することが可能。
近年では双方のニーズが高まっており、個人投資家向けに500万円程度からでも融資可能なプライベートデットファンドも増加傾向にあります。
ではここで、ナスダック100との併用におすすめな個人投資家向けのプライベートデットファンド「ハイクアインターナショナル」を紹介します。

運用会社 | ハイクアインターナショナル 合同会社 |
---|---|
代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
設立 | 2023年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 ※設立:2011年 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
ハイクアインターナショナルは、グループ会社への事業融資で年利12%の配当を実現する新興国企業融資ファンドです。

運用の仕組みは以下の通り。
- 投資家がハイクア社に出資する
- ハイクア社がサクコ社に融資する
- サクコ社が利益をハイクア社に還元する
- ハイクア社が投資家に配当を支払う
融資先のサクコ社はベトナムで日本製品販売店やビジネスホテル、飲食店などを展開する成長企業です。
2011年に進出し、現在は年間25億円を売り上げています。
「SAKUKO Vietnam」で検索するといろいろな情報が得られる上、ハイクア社の社長兼サクコ社の会長がYouTubeで発信するなど実体性や透明性も抜群です。
- 3カ月ごと3%、年利12%の配当を受け取れる
- 最低投資額は500万円~
- 成長市場の成長企業への融資なので確実性が高い
- 資料請求のみも可能で、問い合わせハードルが低い
ハイクアインターナショナルの最低投資額は500万円からと、他のヘッジファンドと比較しても投資しやすい金額設定になっています。
またナスダック100との併用でおすすめしたいポイントは以下の通りです。
- 新興国ベトナムへの投資である
ナスダック100は米国株が投資対象となる。分散投資の基本の一つ「地域の分散」が叶う - 分配金の支払いがある
特にナスダック100に連動する投資信託の場合、分配金の支払いを実施していないファンドが多い。ハイクアで運用することで配当を受け取りながら、ナスダック100での運用で資産の形成が叶う - 配当額は市場相場に影響されない
株式投資や債券投資と異なり、配当額が市場相場の影響を受けづらい構造となっている。その代わりどれだけ市場が好調でも12%の配当しか狙えないが、ナスダック100と併せることで米国市場が好調な時はナスダック100で高い成長性を期待でき、反対に不調な時でも12%の配当は確実に受け取れる。
ハイクアインターナショナルについて詳しくは以下の公式サイトから無料の資料請求・問い合わせをどうぞ。
\ フォーム入力1分で無料面談を予約 /

ヘッジファンド|アクション・GFマネジメント

ヘッジファンドとは、ナスダック100に連動する投資信託と同様、投資家から資金を集めて運用し、得られた利益を投資家に還元する投資ファンドです。
投資信託と異なるのは、投資先が株式や債券だけにとどまらず、不動産、商品先物などあらゆる資産に投資できるという点。
また空売りやレバレッジの活用といった高度な戦略を駆使し、下落相場でも利益を狙いに行けるというのが最大の特徴となるでしょう。
ナスダック100との併用でおすすめのヘッジファンドは以下の通りです。

運用会社 | アクション合同会社 |
---|---|
代表者 | 古橋弘光 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
設立 | 2023年 |
利回り | 25.07% ※2024年4月〜2025年3月 |
最低投資額 | 500万円 |
運用手法・対象 | ・事業への直接投資 ・バリュー株投資 |
相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | アクション |


運用会社 | GF Management合同会社 |
---|---|
代表者 | 田尻 光太朗 |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5-20 |
設立 | 2023年 |
平均利回り | 年平均29% ※ファンドマネージャーの運用成績 |
最低投資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
運用手法 | 大型日本株でポートフォリオを形成 |
主な投資先 | 大型日本株 |
相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | GFマネジメント |

ナスダック100との併用でおすすめしたいポイントとしてはまず、アクション・GFマネジメント両者ともに、日本株への投資をメインとしている点です。
ナスダック100は米国株への投資となりますので、分散投資の基本の一つ「地域の分散」が叶います。
特にアクションについては、投資先に事業投資・ファクタリング・Web3事業を含むなど、GFマネジメントとの併用の場合よりも多様性が広がり、効果的な分散投資を目指すことが可能となるでしょう。
ただし、両ヘッジファンドともに現時点では配当の支払いは行っていないため、ナスダック100に連動する投資信託と併用した場合は将来的な資産の拡大にしか焦点が当たらないという点には留意する必要があります。
もしヘッジファンドとの併用で分配金も受け取りたい場合は、ナスダック100に連動するETFと併用すると良いでしょう。
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「ナスダック100はおすすめしない」に関するよくある質問
最後に次のよくある質問に回答します。
ナスダック100の投資信託・ETFは何円から買える?
ナスダック100連動の投資信託・ETFの最低投資額は次の通りです。
商品名 | 運用会社 | 最低投資金額 (一括) | 最低投資金額 (積立) | 分配の有無 |
---|---|---|---|---|
NASDAQ100 | たわらノーロードアセットマネジメントOne | 100円 | 100円 | なし |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 三菱UFJ国際投信 | 100円 | 100円 | なし |
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問 | 100円 | 100円 | なし |
<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | ニッセイアセットマネジメント | 100円 | 100円 | なし |
※ETF | NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信野村アセット マネジメント | 1口 現在約3万円前後 | 証券会社によって異なる | あり |
※ETF | 上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし日興アセット マネジメント | 1口 現在約5,300円前後 | 証券会社によって異なる | あり |
ちなみに、主要な投資信託の最低投資金額は次のとおりとなります。
商品名 | 運用会社 | 最低投資金額 (一括) | 最低投資金額 (積立) | 投資対象 |
---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式 | 三菱UFJ国際投信 | 100円 | 100円 | 世界株式 |
ニッセイ外国株式 | ニッセイアセット | 100円 | 100円 | 海外株式 |
eMAXIS Slim 米国株式 | 三菱UFJ国際投信 | 100円 | 100円 | S&P500 |
ひふみプラス | レオス・キャピタル | 100円 | 100円 | 日本株中心 |
つみたてS&P500 | 三菱UFJ国際投信 | 100円 | 100円 | S&P500 |
SBI・V・全世界株式 | SBIアセット | 100円 | 100円 | 世界株式 |
楽天・全米株式 | 楽天投信 | 100円 | 100円 | 米国株式 |
セゾン資産形成の達人F | セゾン投信 | 100円 | 100円 | 世界株式 |
ニッセイ・インデックス バランスファンド (4資産均等型) | ニッセイアセットマネジメント | 100円 | 100円 | 複合資産 |
S&P500とナスダック100はどっちが良い?
S&P500とナスダック100のどちらかへの投資を検討している場合、次の理由からS&P500への投資をおすすめします。
- S&P500の銘柄数はナスダック100の5倍であることから銘柄の分散によるリスクヘッジが可能なため
- S&P500は全11業種にわたって幅広く構成されていることから業種の分散によるリスクヘッジが可能なため
- S&P500は銘柄数が多いことから変動を抑えられるため
ナスダック100とS&P500を比較すると、次のとおりです。
項目 | ナスダック100 | S&P500 |
---|---|---|
構成銘柄数 | 100社 | 500社 |
時価総額基準 | 明確な基準なし | 約180億ドル以上 |
平均配当利回り | 0.84% | 1.40% |
年平均リターン (過去10年) | 16.7% | 12.6% |
情報技術業界の比率 | 50.30% | 30% |
上位5社集中度 | 34.70% | 25.55% |
投資方針 | 成長重視型 (成長株・ハイテク中心) | 安定性重視型 (総合型・バランス重視) |
リスクとリターン | 高リスク・高リターン | 中リスク・中リターン |
分散度 | 低い | 高い |
地域分散 | 米国中心 | 米国中心 |
初心者向け | △ | ○ |
分散性 | 低い | 高い |
S&P500への投資を検討している方には、次の記事がおすすめです。

ナスダック100は新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠で買える?
ナスダック100は、新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠で買えます。
新NISA制度での取り扱い状況は、次のとおりです。
商品名 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
eMAXIS Slim NASDAQ100 | ○ | ○ |
iFreeNEXT NASDAQ100 | ○ | ○ |
QQQ(ETF) | × | ○ |
全世界株式とナスダック100の両方に投資するメリットは?
全世界株式とナスダック100の両方に投資するメリットは、次のとおりです。
- 地域・業種の分散効果が高まる
- リスク分散しながら成長性も確保した投資ができる
- 全世界株式とナスダック100比率を調整することによってリスクを抑えた投資と積極的な投資を調整できる
まとめ:ナスダック100のみは危険だからおすすめしない
ナスダック100は、ハイテク企業が組み入れ銘柄の多くを占めるなど業種が偏っていることからナスダック100のみの集中投資は危険であるためおすすめしません。
ナスダック100は、次の理由でおすすめしない株式指数です。
- 上位銘柄に投資が集中してしまうため
- テクノロジー株への依存度が高いため
- 為替リスクがあるため
- 価格変動が激しいため
- 配当利回りが低いため
- 手数料が高い傾向にあるため
ナスダック100への投資を検討する場合は、プライベートデットやヘッジファンドといったオルタナティブ資産と組み合わせた分散投資を心がけましょう。
以下では本記事でご紹介したプライベートデットの「ハイクアインターナショナル」やヘッジファンドの「アクション」「GFマネジメント」の他にもおすすめのオルタナティブ投資をランキング形式でご紹介していますので、是非ご参考ください。
