投資のソムリエはひどい?下落の理由・実績と評判・口コミから今後の見通しを解説

投資のソムリエの下落理由と評判口コミ

投資のソムリエが下落した理由は?

投資のソムリエは今後も保有すべき?

2024年時点の今後の見通しがどうなるのか知りたい

投資のソムリエ」は「コロナショックに勝ったファンド」として世間の注目を浴び、2020年にはモーニングスターが選定する「ファンド オブ ザ イヤー2020」安定資産(債券・バランス安定)型部門で最優秀賞を獲得。

名実ともに素晴らしい実績があり、投資家からの評判も良い投資信託でした。

しかし最近では、ネットで「投資のソムリエ」と検索をかけると「ひどい」「下落」「下がりすぎ」などと言った、不安になるような評判が見受けられるのが現状です。

そこで本記事では、投資のソムリエについて実際に出資をしている、またはしていた投資家の生の評判・口コミをまとめ、実際に投資のソムリエでの運用で資産は増えたのか、投資のソムリエは今後も期待できるのかなどを徹底的に調査しました。

またこれら評判・口コミを通して投資のソムリエの今後の見通しなども解説しますので、最後までお見逃しなく。

目次

投資のソムリエの評判・口コミをさかのぼって紹介

早速ですが、投資のソムリエの評判・口コミを見てみましょう。

ここでは投資のソムリエの概要についてのおさらいから見ていきますが、もう既にご存知の方は「投資のソムリエの評判【資金流出入額】」からご覧ください。

まずは投資のソムリエの概要を簡単におさらい

投資のソムリエは、アセットマネジメントOneが運用をするアクティブファンドです。変動リスクを4%程度に抑え、積極的に資産を増やしていく運用よりも「減らさない」「大損をしない」ことを目標としています。

スクロールできます
設定日    2012年10月26日
純資産3,869億円(2024/05/21 時点)
決算日1月11日・7月11日
商品分類単位型・追加型:追加型
投資対象地域:内外
投資対象資産(収益の源泉):資産複合
属性区分     投資対象資産:その他資産(投資信託証券)
決算頻度:年2回
投資対象地域:グローバル(日本を含む)
投資形態:ファミリーファンド
為替ヘッジ:あり(一部ヘッジ)
ファンドの特色1. 投資環境の変化を速やかに察知し、中長期的に安定的なリターンをめざします。
2. 基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えながら、安定的な基準価額の上昇をめざします。
3. 年2回決算を行います。
投資対象複数のマザーファンドを通じて国内債券と為替ヘッジ先進国債券の安定資産に加え、新興国債券、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内リート、先進国リートをリスク性資産を投資対象としています。
分散投資の詳細画像はこちら
ポートフォリオ基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えることを目指し、月次および日次で資産分配比率を機動的に調整しています。
月次ポートフォリオの詳細画像はこちら
日次ポートフォリオの詳細画像はこちら

【投資対象】

【月次ポートフォリオ】

【日次ポートフォリオ】

投資のソムリエの概要をチェックしたところで当ファンドの評判・口コミを見ていきましょう。

投資のソムリエの評判・口コミ【資金流出入額の推移】

まず投資信託の評判を見る上で一番参考になるのが「月次資金流出入額」の推移グラフです。

月次資金流出入額とは、投資家がファンドを購入した額(流入額)から投資家がファンドを売却した額(流出額)を差し引いた額のことを指し、投資信託がどのくらい買われているのか、または売られているかの指標となります。

投資のソムリエに関しては、2022年3月までは流入額が流出額を上回っていたものの、4月以降はこれが逆転しており、人気が下落していることがわかりますね。

投資のソムリエの流入額と流出額が逆転してしまった理由としては、以下の可能性などが挙げられます。

  • 2021年末以降投資のソムリエの運用実績は右肩下がりであるため
  • ファンドマネージャーが判断ミスをしている可能性があるため など

詳しくは次の章「投資のソムリエの評判がよくない理由」で解説します。

投資のソムリエの評判・口コミ【YAHOOファイナンス掲示板への投稿】

では、実際に投資のソムリエに出資をしている投資家の評判・口コミを見ていきましょう。

まずはYAHOOファイナンス掲示板に掲載されていた評判・口コミを2019年から時系列順に見てみます。

2019年の評判・口コミ

3月4日:
銀行が買うようにお願いする事態、金融庁が土地とかの融資より投信を進めている感じですね。株価が下がれば大不景気になるのは間違いない!今はいいがオリンピックが終わったら?恐ろしい。

10月16日:
買いましたが、3年前からどんどん上がています。初めて投信で成功しました。

10月29日:
相場に関係なく上がる!5星で4評価!

2019年はコメントの数が3件と少ないものの、3件中2件のコメントで高評価です。

2020年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
アセットマネジメントOneのチャートを編集)

6月19日:
コロナからの復活、速っ。

11月28日:
安定感すごいですね。ひふみ関連よりも安定感はあると思います。
不穏なマーケットの時に資金を逃す場所としては良いと思います。
もちろんそのまま積立しても良さそう。総じていいですね。

12月2日:
ちょっと地味すぎて面白みないけど、投資してる事を忘れさせてくれるくらい、精神的にはいいですね笑

2020年のコメント数も5件と少ないものの、やはり「コロナショックに勝った」とされるだけあってコメントでも高評価が多く見られます

12月2日にコメントをした方に関しては、投資のソムリエがセールスポイントとしている「減らさない・大損しない代わりに増えにくい」をまさに体感されていたのでしょう。

2021年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
アセットマネジメントOneのチャートを編集)

2月17日:
ここ1ヶ月以上足踏みって言うか後退の途を辿ってる感じ。
なんか、マイナス嵩んで沈むわ~。日経平均、フィンテック、グローバル…羨ましすぎる。

2月19日:
手数料が高くて1年やそこらでは元はとれないし、長期でほんの少しだけリターンがある程度。余裕資産を入れておいて忘れておく感じかな。

3月8日:
最近は全然伸び代ないね。
もっとお金が働いてくれるとこに変えようかなーって思ってます。

6月30日:
私が昨年9月に買ってからずっとマイナスのままと言う珍しいファンドです

9月2日:
ようやくプラスになりました。この投信、大きな変動のないことが魅力なんだと思います。
すこーしずつで結構です。地味に上がってほしいです。

12月15日:
テレビでさんざんとコロナで下落しなかったとほめちぎられたけど、
為替ヘッジありだから下落しなかっただけで、信託報酬はたかいし、ヘッジコストはかかるし、こんなのダメファンドでしょ

2021年はコメント数が約40件に増えましたが、マイナスな評価が目立ち始めます

一般的に投資は長期運用が基本だと言われますが、コメントの中には「一時的にマイナスになることはあるだろうけど、投資は長期運用が基本だから長い目で見よう」といった声もあり、不安だけど投資のソムリエを信じたいといったような葛藤が見られるコメントがいくつかありました。

2022年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
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2月8日:
米10年国債利回りは2019年8月以来の2%に近づいているが、今後はさらに2%を突破しそうだ。
インフレ抑制のために、FRBの利上げは今後も断続的に続くから、債券価格も下落が続く。
ということは、債券の割合が7割弱を占める投資のソムリエの評価損益も、今後も果てしなく下落を続けるということ?

2月15日:
ソムリエを名乗る以上、資産残高増えているので信託手数料減を反映してください。
また債券に投資しているので金利上昇見合いで分配金増やしてください。

2月16日:
信託報酬は運用成績に応じて増減させるべきだと思うわ

3月11日:
本日付けで20万円近くの元本割れ。
みずほの営業マンの口車に乗せられて購入した自分がバカだった。
さらに、昨年末時点でも損切しなかったのはさらに大バカ。
これ以上、金融資産が減るのは耐えられん。9750万円を切ってしまう。

3月23日:
コロナの下落をたまたま抑えこめたので、テレビ等でもてはやされただけのファンド。
モーニングスターの朝倉智也が朝の経済ニュースで持ち上げていたのでSBI証券のニーサ枠で100万買ってしまいました。
先ほど全額売却しました。損失額約8万。
もともと(信託報酬)が高いだけのぼったくりファンド。
売却金額は楽天全米株式インデックスファンドと農林中金おおぶねの積立投資に充てます。
リスク回避資産は銀行預金の配分を考えて自己管理すればいいと思います。
このファンドがリスク回避になるなんて妄想でした。信託報酬高過ぎ。

12月20日:
思いたくないのですが、詐欺にあったような気がしています。
安定投資信託が売りでしたよね。
退職金の1千万円はプラマイ0で良いと預けたら、100万円ぐらい損してます。
4%損得レンジは嘘ですよね。10%の損ですから。

2022年は米国の金融引き締めによる影響を示唆する声や、成績に見合わない信託報酬率を下げてほしいといった要望、そして出資を後悔する声が多く見られ、中には「騙された」「詐欺に遭ったようだ」といった衝撃的なコメントまで見受けられました。

投資のソムリエの信託報酬率は年率1.54%で、アクティブファンドの信託報酬率の平均よりはやや低いものの、「手数料に見合った運用」ができているとは言い難く、実際に出資する投資家にとっては「高い」と評価されています。

信託報酬率については後ほど詳しく解説します。

2023年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
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1月31日:
欲張らず安定を求めただけなんだけどね。その心理を読まれたとはね。
ニーズより利益優先なんだろうね。
契約まではコミュニケーション図って、その後放置するのは良くないよね。

3月25日:
右肩上がりの昔のチャートのパンフレットを見せられ、±4%を目指す安定したファンドと銀行員に勧められて購入したのが22年4月。今更ながらチャートを見ると急降下の真っ最中。
結局、私も-10%で損切りして高い授業料を納めたクチです。
無知なまま購入した自己責任は十分承知してますが、銀行員のやり口には人として醜いものを感じます

7月8日:
もしこの掲示板をみたホルダーさんがいたら、すぐ売ることを検討ください。
信託報酬が高すぎます。何もしなくても年に2%近くもとられます。20年で4割近く減ります。そしてここのファンドにはそれを上回るポテンシャルはありません。
YouTubeでもネットでも検索してはやく逃げてください。

7月10日:
信託報酬代かからないだけでも、目減りしない普通預金の方がましだわ。
普通預金に負ける投資信託って?ナニこれ!

7月12日:
下げた時は現金にして、上げた時に割高な株を買うプログラムです。
そして少し上がればすぐ手放して、高値づかみを繰り返します。
性質上債券を上回るポテンシャルはなく、成長は見込めません。
保有比率を見れば一目瞭然です。
資産流出をみても、死にゆくファンドです。今手放すのが1番得なので一刻もはやく売却を。
老後の資金を減らす人が1人でも減れば。
逃げてください。どんどん減ります。

7月21日:
そうそう。この商品を買う人はローリスクに惹かれてハイリターンは期待してなかったと思う。その気持ちを踏みにじられたのが悲しい。

9月13日:
コロナ急落後に、YouTubeで鼻高々にソムリエを推奨してたやつ、すっかり姿消したね。

9月22日:
うん、また暴落。ダメだこりゃ。もう10,500円なんて夢のまた夢か…。

9月30日:
見てると2年前に買った方が結構いそうですね。ピークですよね、でもこういう時に素人は飛びつきやすいので銀行さんは勧めてきます。
為替にしても金にしてもピークの時に勧めてきますよね。
1年で見切りをつけたのは凄く上手いと思いますよ!

10月9日:
ファンドが解消されて、残金を口数で比例分配して手じまいじゃない?

10月18日:
今が最後の逃げ時だぞ
年内には1万割れるよ
純資産の減りもやばい

2022年に引き続き、2023年も信託報酬率が高いとの意見が多く、マイナスになる運用に対して信託報酬を払うくらいなら普通預金の方がマシだと言った声も見られます。

投資のソムリエの「減らさない・大損しないけど増えにくい」方針に魅力を感じていた投資家からは、「その気持ちを逆手に取って利益を優先している」「その気持ちを踏みにじられた」といった諦めの混じったような声も多く見られました。

また2023年は投資のソムリエからすでに損切りをした投資家や投資のソムリエを良く思っていない投資家とみられる人からの「早く損切りを」「早く逃げろ」といったような声も目立ちました。

※コメントの引用:
2023年8月22日まで
YAHOOファイナンス掲示板|4731312A – 投資のソムリエ 〜2023/08/22
2023年8月23日から
YAHOOファイナンス掲示板|4731312A – 投資のソムリエ 2023/08/23〜

投資のソムリエの評判・口コミ【みんかぶ掲示板への投稿】

次に、みんかぶ掲示板に掲載の評判・口コミを見てみましょう。

2020年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
アセットマネジメントOneのチャートを編集)

7月4日:
バランスファンド選ぶなら、このファンド。 配分比率の見直しタイミング絶妙‼️

2023年の評判・口コミ
投資のソムリエの時系列ごとの評判
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4月29日:
3年持ってても全くプラスになったためしなく、今マイナス15%!

9月23日:
なんと言っていい分かりませんが、ダメなファンドですな。

10月16日
銀行に度々勧められて購入し、安定資産として、ほったらかし。
下がり始めに銀行員からもう少し我慢と言われ、保有していたら大損です。馬鹿らしいので、解約し、その銀行との取引はもうやめました。
銀行員は、高い時に売り付け、手数料を取っておさらば。銀行経由の投資ファンドはだめだめでした。高い授業料でした。

10月19日:
損失のほとんどは為替ヘッジ先進国債券価格の下落分と為替ヘッジコストの割合が大きいです。
運用方針なのか、何が何でも安定資産(債券)は40%程度保有したいようなので米国の長期金利が高止まりしていて、円安が続く間、おそらく2024年後半くらいまでは基準価格は下がり続けるでしょう。
且つ、これから日本の長期金利も上昇(価格が下落)していきます。その後も良くなっても基準価格の上昇は年1~2%でしょうかね。
ここを保有するなら勇気を出して損切して他の商品に当てた方がましだと思います。
-10数%程度なら他で取り戻せますよ。それとNISA枠で持ってる人は年内に売らないと枠が勿体ないですよ。

みんかぶには2020年に1件、2023年に4件の合計5件のコメントしかありませんでしたが、その内4件が低評価コメントでした。

※コメントの引用:みんかぶ

投資のソムリエの評判・口コミを総括

投資のソムリエはコロナショックにも耐えた実績があることから、2020年後半ごろに「コロナショックに勝ったファンド」として様々なメディアに取り上げられるようになりました。

その時期に投資のソムリエを購入した投資家も増えたようで、実際に資金流出入額の推移を見ても2021年3月に流入額がピークに達していることがわかりますね。

しかし、2022年2月にロシアにがウクライナへの軍事侵攻に踏み切ったことで、コロナウイルスによる混乱で回復に向かっていた世界経済は再び打撃を受けます。

物価の上昇によりアメリカや欧州を中心に金融引き締めを実施。投資のソムリエが安定資産とする債券のみならず、リスク性資産である株式までもが下落をしたことで投資のソムリエの成績も悪化しました。

YAHOOファイナンスやみんかぶの掲示板を見ても、2020年初めごろまでは投資のソムリエに対して好印象なコメントがあるものの、2020後半ごろからは批判のコメントが目立つようになり、2023年には早めの損切りを促すようなコメントも見受けられるようになります。

実際に資金流出入額の推移を見ても、2022年4月以降の流入額は流出額を上回り続け、2023年10月の流出額は過去最高額に達していることもわかりますね。

ここまでの内容で、投資のソムリエの評判・口コミは現状よくないことが分かりましたが、実際になぜこんなにも評判・口コミが悪くなってしまったのか、その理由を次の章で詳しく解説していきます。

投資のソムリエがひどいと言われる理由

それでは、投資のソムリエの評判・口コミはなぜこんなにも悪くなってしまったのか、その理由について解説していきます。

投資のソムリエの評判がよくない理由1|2021年末以降運用実績は右肩下がりで下落

投資のソムリエは2021年末以降、右肩下がりに下落を続け、ファンド設定から11年経過しているにも関わらず基準価額は2024年3月26日時点で10,540円ほぼ元本まで戻っています

投資のソムリエの実績は以下の通り。

スクロールできます
1年3年5年10年
リターン-4.73%-5.02%-0.97%0.47%
シャープレシオ-1.16-1.2-0.230.14
リスク(標準偏差)3.764.23.863.58
(参考:日本経済新聞

リスク(標準偏差)は目論見書通りに4%台で抑えられているものの、直近1年、3年、5年の年率平均リターンはそれぞれ-4.73%-5.02%-0.97%とマイナスです。

かろうじてマイナスではなかった10年の金利も、ネット銀行の定期預金と大差ありません。

銀行の普通預金・定期預金の金利

普通預金0.001%
定期預金0.002~0.2%

補足までに、投資のソムリエの運用会社であるアセットマネジメントOneによると、2023年7~9月までの下落の理由は以下のような外的要因によるものと説明しています。

2023年7~9月の安定資産の下落理由

7月:
FRB米連邦準備理事会による利上げの長期化観測などによる米国や欧州の先進国の債券価格の下落・日銀の長短金利操作の運用柔軟化のよる国内債券価格の下落

8月:
米国の金融引き締めの長期化観測などによる日米債券価格の下落 

9月:
米国の金融引き締めの長期化観測などで米ドルの対円相場が一段と上昇したことを背景に、米国や欧州の先進国の債券価格および国内債券価格は下落

2023年7~9月のリスク性資産の下落理由

7月:
FRBやECB(欧州中央銀行)が利上げを決定したものの、追加利上げを強く示唆しなかったことや中国が景気支援に前向きな姿勢を示したことから多くのリスク性資産は上昇した。

8月:
米国や欧州の長期金利の上昇や為替相場が米ドル高となったことに加え、中国の景気をめぐる懸念から多くのリスク性資産は下落したものの、米欧景況感低下を受けて金利が低下に転じたことから月末にかけて多くのリスク性資産は上昇した。

9月:
米国の長期金利や米ドルの対円相場が一段と上昇するなか、リスク回避の動きが強まり、多くのリスク性資産は下落した。

上記の直近3ヵ月の下落理由でだいたい想像がつくかとは思いますが、投資のソムリエが2021年から下落が続いている理由は、ざっくりとお伝えするとインフレが加速した影響でアメリカ・欧州が金融引き締めを行い「株安」「債券安」となったことが原因であるとしています。

つまり、「株安」「債券安」の影響で投資のソムリエが安全資産としていた債券に加えて株式までもが下落してしまい、八方ふさがりのような状態になってしまったことが下落の原因としているのです。

しかし、投資のソムリエが下落を続けている理由には、これら外的要因に対応できなかったファンドマネージャーの腕のせいだとする声も上がっています。

次に続きます。

投資のソムリエの評判がよくない理由2|ファンドマネージャーの判断ミス?

2021年からの下落理由を「株安」「債券安」としている投資のソムリエですが、投資家の中にはこれら外的要因に対応できなかったファンドマネージャーの腕が要因だとする声も挙がっています。

安定資産もリスク性資産も下がっている局面では、資産を現金化してしまうのが最善策であるのが一般論でしょう。

「減らさない・大損しにくい」ことを売りにしている投資のソムリエであれば既に現金化をしているはずと多くの投資家は思っていたようですが、2022年7月、そんな投資家のもとに「機動的配分戦略(日次戦略)の一部変更ついて」というお知らせが入ります。

投資のソムリエのお知らせ
(引用:百五銀行
変更前
  • リスク性資産の価格下落局面
    • リスク性資産の比率を下げ、安定資産の比率を上げる
  • 安定資産の価格下落局面
    • 安定資産の比率を下げ、現金等の比率を上げる
  • 安定資産・リスク性資産の価格下落局面
    • 安定資産の比率を下げ、現金等の比率を上げる
    • リスク性資産をすべて売却し、安定資産、現金等の比率を上げる
変更後
  • リスク性資産の価格下落局面
    • リスク性資産をすべて売却し、現金等の比率を上げる
  • 安定資産の価格下落局面
    • 安定資産をすべて売却し、現金等の比率を上げる
  • 安定資産・リスク性資産の価格下落局面
    • 安定資産をすべて売却し、現金等の比率を上げる
    • リスク性資産をすべて売却し、現金等の比率を上げる
投資のソムリエ変更前
(引用:百五銀行
投資のソムリエの変更後
(引用:百五銀行

そのお知らせには、これまでにも現金化という選択肢があったにも関わらず、2021年に入ってからの下落局面の際には静観を続けていたともとらえられるような発表があったのです。

投資のソムリエの評判がよくない理由3|現金化をしたことが裏目となる可能性

2022年7月に届いた「機動的配分戦略(日次戦略)の一部変更ついて」というお知らせ通り、2022年の10月以降のポートフォリオでは積極的に現金を取り入れるようになりました。

投資のソムリエの最新のポートフォリオを見ても、現金の比率は36.1%と高めです。

資産組入比率
安全資産国内債券29.6%42.5%
為替ヘッジ
先進国債券
12.9%
リスク性
資産
新興国債券3.8%21.4%
国内株式3.0%
先進国株式9.4%
新興国株式1.3%
国内リート2.0%
先進国リート1.7%
現金等36.1%
(参考:投資のソムリエ 月次レポート(2023年10月31日基準)

最近の経済状況としては、2024年以降はインフレの鎮静化に伴って米国の金利上昇がストップし、いずれは利下げが発生するのではないかとの見方が強まっています。

一般的に、金利が下がると債券価格は上昇すると言われていますが、まさに債券価格が上がると予想されるタイミングで、投資のソムリエでは現金を多く確保するポートフォリオを採用したのです。

また近年の投資のソムリエは、現金を多く持っていることに対しての信託報酬率が高いとも言われています。

投資のソムリエでは最大3.3%の購入手数料(販売会社によって異なる)と年率1.54%の信託報酬が徴収されます。つまり、初年度では最大で約5%、次の年からは毎年1.54%の手数料が徴収されるのです。

アクティブファンドの信託報酬率の平均は1.56%なので、投資のソムリエの信託報酬率はこれよりも低くはあるものの、成績に見合っているとは言い難いのが現状でしょう。

それを証明するために、投資のソムリエと同じように8つの資産に分散投資をする「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」と比較してみます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はインデックス型バランスファンドで、信託報酬は年率0.143%です。

投資のソムリエと8均等資産の比較
(引用:YAHOOファイナンス

投資のソムリエ

スクロールできます
1年3年5年10年
リターン-4.73%-5.02%-0.97%0.47%
シャープレシオ-1.16-1.2-0.230.14
リスク(標準偏差)3.764.23.863.58
(参考:日本経済新聞

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

スクロールできます
1年3年5年10年
リターン5.12%9.84%6.8%–%
シャープレシオ0.75%1.11%0.68%–%
リスク(標準偏差)9.27%8.8%10.59%–%
(参考:日本経済新聞

ご覧の通り、投資のソムリエはインデックス型バランスファンドであるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に負けています

投資のソムリエに出資をした投資家の多くは「増やすこと」は期待しておらず、リスクを年率4%程度に抑えることに対して高い信託報酬を払っているはず。それなのに、ポートフォリオがほぼ動かず、実質ハイリスク資産に75%も投資しているためリスクもやや高めなeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に敗北。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の方が信託報酬が安いこともあり、投資家にとってはわざわざ高い信託報酬を払って資産が減っていく投資のソムリエで運用をする妙味はもはや無いと言っても過言ではないのでしょう。

投資成績を上げたいのであれば、投資信託と同じくプロに運用を任せられるヘッジファンドもおすすめです。

ヘッジファンドは投資信託と違い、運用に関する制限がほとんどありません。そのため、ヘッジファンドの中には10年以上連続でマイナスなし、平均年利10%という圧倒的安定力の運用成績を出しているファンドも存在します。

最低投資額が500~1000万円と高額ではあるものの、投資リターンにこだわるのであればお勧めできます。

ヘッジファンドについてはこちらの章で詳しく解説しています。参考にしてみてください。

投資のソムリエの評判がよくない理由4|分配金が支払われる

そもそも論ではありますが、毎月2回も分配金が支払われる点についても、投資のソムリエの評判がよくない理由の1つとして挙げられるでしょう。

投資信託には分配金が支払われるファンドと分配金が再投資されるファンドがありますが、資産運用においては分配金を再投資する方が「複利効果」で効率良く資産が大きくなるとされています。

一方投資のソムリエでは、過去の分配金実績を見てもお分かりの通り、2015年から半年に1回のペースで分配金を出し続けているのです。

決算日分配金額(税引前)
2013年1月11日0円
2013年4月11日0円
2013年7月11日0円
2014年1月14日0円
2014年7月11日0円
2015年1月13日30円
2015年7月13日30円
2016年1月12日30円
2016年7月11日30円
2017年1月11日30円
2017年7月11日30円
2018年1月11日30円
2018年7月11日30円
2019年1月11日30円
2019年7月11日30円
2020年1月14日30円
2020年7月13日80円
2021年1月12日80円
2021年7月12日80円
2022年1月11日80円
2022年7月11日80円
2023年1月11日80円
2023年7月11日80円
累積分配金(税引前)890円
(参考:投資のソムリエ|アセットマネジメントOne
※ 分配金は1万口当たり

配当金は信託財産から捻出されますが、分配金が支払われる=ファンドの「純資産総額」が減少し「基準価額」が下落することを意味します。

最近では分配金が支払われるファンドはおすすめしない風潮もあり、9年連続で分配金を捻出し続ける投資のソムリエもそれに該当するファンドとなるのです。

投資のソムリエは保有すべきか?今後の見通しを解説

ではここまでの解説を踏まえ、投資のソムリエは今後、どうするべきなのかを見ていきましょう。

基本的には既に投資のソムリエに出資をしている方向けの解説となりますが、今後投資のソムリエに出資を考えていた方も是非お読みください。

投資のソムリエの強みはもはや無いに等しい

改めて、投資のソムリエの特徴を改めて見てみましょう。

投資のソムリエの特徴

  • 変動リスクを年率4%程度に抑える運用をしているため大損はしにくい
  • 大損はしにくいが、代わりに資産は増えにくい
  • 年2回の分配金が支払われる

確かに投資のソムリエでは変動リスクを4%台に抑えられてはいるものの、投資家の資産は増えていかないどころか減り続けているのが現状です。

スクロールできます
1年3年5年10年
リターン-4.73%-5.02%-0.97%0.47%
シャープレシオ-1.16-1.2-0.230.14
リスク(標準偏差)3.764.23.863.58
(参考:日本経済新聞

一般的に投資初心者でも目指せる年間利回りは4%程度と言われていますが、いくら資産が増えにくいファンドとはいえせめて年間4%くらいのリターンは欲しいところ。

しかし、投資のソムリエでは2021年以降これすらも達成できていないのです。

投資のソムリエの現状をまとめると以下の通り。

リスクは4%以内に抑えられている

その一方で、

  • 年率平均リターンは直近1年で-4.73%、3年で-5.02%、5年で-0.97%。
    10年ではかろうじて+0.47%だが、ネット証券の定期預金の年利0.2%と大差なく、それならリスクのほぼない銀行の定期預金の方が安全ではないかとの見方もある。
  • 低リターンの割に信託報酬が高く、「手数料に見合った運用」をしているとは言い難い
  • そもそも論ではあるが、分配金が2015年から途切れることなく支払われているものの純資産額が減り、基準価額が下落すると運用原資が減るため運用効率が悪くなる分配型の投資信託はおすすめではない。

つまり、今や投資のソムリエの強みはもはや無いに等しいとも言えるのです。

投資で損を出してしまっているのであれば、ヘッジファンドを検討してみてはいかがでしょうか?

ヘッジファンドは投資信託と同じくプロに運用を任せられる投資先ですが、投資信託と違ってファンドマネージャーに課せられる取引制限はほとんどありません。

優秀なファンドマネージャーが自分の裁量で投資できるので、ヘッジファンドに投資すれば初心者でも利益を出すことができます。

「お金はあるが、時間はない」という富裕層に人気のヘッジファンドは、日本国内なら500~1000万円から投資ができます。

おすすめのヘッジファンドはこちらで紹介しているので、良かったら検討してみてください。

2024年の世界経済と投資のソムリエの見通し

今後の見通しとしては、投資のソムリエには緩やかな後押しになる経済状況になっています。

米国では、インフレが沈静化し労働市場の悪化を防ぐために政策金利の利下げに踏み切りました。

利下げ期になると、投資のソムリエのポートフォリオに組み込まれている株式やREITの値上がり益が期待できるため今後の見通しは悪くはありません。

しかし、投資のソムリエはポートフォリオにおけるリスク資産の割合が低いため、その恩恵を十分に受けることはできないでしょう。

投資のソムリエは損切り or ホールド?

ここまでを踏まえ、投資のソムリエは損切りをするべきか、ホールドをするべきかを整理してみます。

投資のソムリエでは本来、債券を安定資産とし、ポートフォリオに多く取り入れてきました。

今後の世界経済では、金利の引き下げに伴って債券価格は上昇するとの見方がされていますが、その局面で投資のソムリエがポートフォリオで債券を多く採用していた場合には巻き返せる可能性も残っています。

さらにリスク資産である株式やREITも上昇する可能性があり、投資のソムリエを取り巻く市場環境はそこまで悪くはありません。

しかし、投資のソムリエは、国内債券や国内株式もかなり多くポートフォリオに組み込まれています。

国内では、利下げではなく利上げをしている段階であり、債券価格は下落する見込み。さらに株式もそれに伴い円高で下落する可能性高くなっています。

つまり、投資のソムリエに投資しているだけでは、今までの下落分を取り返せないどころか、これから来るであろう大相場に乗り遅れる可能性さえあります。

そのため、損失を取り返したいと思うのであれば早期に売却して乗り換えるのがおすすめ。

損失を取り戻せる乗り換え先はヘッジファンドです。

ヘッジファンドは、運用のプロであるファンドマネージャーがほぼ自由に取引ができるため、調子の良い年の利益は青天井。

それでいて、プロなのでリスクヘッジもしっかり徹底しています。

年利10%以上を10年間にも渡って継続しているファンドもあるので、ぜひ検討してみてください。

おすすめのヘッジファンドはこちら >>

投資のソムリエの購入・解約方法と手数料

前の章では投資のソムリエは損切りをするべきだと考える方が多いとお伝えしましたが、ここでは投資のソムリエの解約方法についてもお伝えしておきます。

投資のソムリエの解約方法

投資のソムリエを解約する際には、ファンドを購入した金融機関で手続きを行います。

ここではイーデスに掲載のネット証券を利用した場合の解約方法をご紹介します。.

STEP
ネット証券のログイン画面でIDとPWを入力し、ログイン
STEP
マイページから、保有商品一覧に進む
STEP
「投資のソムリエ」の「売却」「解除」等をタップし、注文画面に進む
STEP
注文画面で「金額」「口数」などの必要事項を入力し、売却

投資のソムリエの購入方法

せっかくなので投資のソムリエの購入方法も紹介しておきましょう。同じくイーデスに掲載のネット証券を利用した場合の購入方法をご紹介します。

投資のソムリエはSBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券などのネット証券や、みずほ銀行イオン銀行などの銀行にて購入が可能です。

ネット証券の多くは購入手数料を0円としているので、購入の際にはネット証券を利用しましょう。

投資のソムリエの購入方法は以下の5つのステップです。

STEP
ネット証券のログイン画面でIDとPWを入力し、ログイン
STEP
投資信託検索画面で「投資のソムリエ」を入力し、検索
STEP
購入したい投資信託を選択
STEP
商品詳細画面で最新情報を確認後、注文画面に進む
STEP
注文画面で「金額」「頻度」「口数」などの必要事項を入力し、発注

投資のソムリエの手数料

最後に、投資のソムリエにかかる手数料についても解説しておきます。

スクロールできます
手数料名手数料率参考
購入手数料最大3.3%    販売会社により異なるため、購入前に販売会社にて必ず確認をしてください。ネット証券での購入は購入手数料が無料の場合が多いです。
信託報酬年率1.54%     アクティブファンドの信託報酬平均は1.56%なのでやや低めですが、近年の運用成績を考慮すると高すぎます。「運用に見合った手数料率」とは言い難いです。
信託財産留保額(解約手数料)なし     

低リスク高リターンを狙うなら投資のソムリエよりヘッジファンドがおすすめ

ヘッジファンドとは

投資のソムリエに出資をした方の多くは、「増えにくいけど減らさない」という運用方針に魅力を感じて購入したはずです。

しかし、投資のソムリエの2021年末以降の運用成績は右肩下がり。

中にはマイナスを取り返すために損切りをして、別のファンドや運用先に乗り換える方も多く存在します。

そこで、投資のソムリエから乗り換えをする運用先の候補としておすすめしたいのが「ヘッジファンド」です。

ヘッジファンドは投資信託と同様に、ファンドマネージャーに運用を任せ、運用で得られた利益が投資家に還元されるという仕組みです。

一般的な投資信託と大きく異なる点としては、以下の3点が挙げられます。

  • 国内外の様々な投資先に分散投資ができ、リスクの分散が可能
  • 高度な投資戦略の駆使が可能なので、積極的に利益獲得を狙える
    中・低リスクであるにも関わらず10%以上もの利回りが期待できる
  • 募集できる投資家の人数に制限があり、最低投資額も500~1000万円からと高額である


投資のソムリエでは、国内債券、為替ヘッジ先進国債券、新興国債券、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内リート、先進国リートの8つの投資対象の中から世界の経済状況に応じてポートフォリオの組み換えを行っていましたね。

ヘッジファンドでもファンドマネージャーが状況に応じて国内外の様々な投資先の中からポートフォリオの組み換えを行います。投資先の種類や数に制限はありませんが、投資のソムリエでもヘッジファンドでも、投資先を分散させることでリスクの軽減を図ろうとしている点は共通していると言えるでしょう。

しかしヘッジファンドでは、「空売り」と言われる投資戦略を駆使することが可能。「空売り」とは投資信託では制限のある投資手法で、下落局面でも利益の獲得を狙える高度な投資戦略ですが、ヘッジファンドは投資先の分散によるリスクの軽減を図れることに加えて下落局面でも利益を狙えるため、高利回りが期待できる運用先なのです。

ちなみに国内ヘッジファンドの年間利回りの目安は10%程度ですが、ヘッジファンドの中にはリスクを多く許容しているファンドも存在します。そういったヘッジファンドは年間利回り15%、20%越えが期待できるでしょう。

しかし、投資のソムリエの運用方針に同意していた方はできるだけリスクを避けたい方が多いはずですから、いきなり高利回りが期待できるヘッジファンド(=リスクの許容度が高いヘッジファンド)への出資はおすすめしません。

各ヘッジファンドの運用方針やメインに採用している投資戦略によってもリスクの度合いは異なるので、ファンド探しの際には必ずチェックするようにしてくださいね。

ただしヘッジファンドは投資信託とは異なり、募集できる投資家の人数に制限があります。

そのため投資家一人ひとりが負担しなくてはいけない出資額が高額になる傾向があり、海外の有名ヘッジファンドの最低投資額は億を越えるなど個人の投資家にとって出資のハードルが高くなってしまう点はデメリットです。

しかし国内のヘッジファンドであれば、海外の有名ヘッジファンドに比べるとパフォーマンスこそ少し地味にはなるものの、最低投資額は500~1000万円からと比較的低額である点は嬉しいところ。

500~1000万円程度のまとまった資金が準備できる方は是非ヘッジファンドへの乗り換えもご検討くださいね。

ちなみに筆者おすすめのヘッジファンドは次の4社です。

スクロールできます
期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクアInt’l12%(固定)500万面談または
資料請求
新興国企業融資
アクション31%〜500万面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GF29%〜1000万
*500万~
相談可
面談大型日本株
おすすめヘッジファンド4選

以下の章で詳しく解説します。

BMキャピタル

BMキャピタル
運用会社ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
代表者森山武利(たけとし)
本社所在地東京都港区六本木7-18-1
運用歴10年以上
平均利回り年利10%
最低投資額1,000万円
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法・バリュー株投資
・アクティビスト投資
・イベントドリブン戦略
主な投資先日本株
ロックアップ期間3ヶ月
公式サイトBMキャピタル
BMキャピタルの概要

BMキャピタルは、リスクを抑えた運用が特徴的なヘッジファンドです。

BMキャピタルの特徴
  • 過去マイナス年ゼロ
  • 年間利回り10%以上の成績
  • 2013年設立のファンド
  • 自社運用で透明性がある

BMキャピタルは設立以来マイナスを出した年がなく年間平均利回り10%以上の成績を出しているヘッジファンドです。

一般的な投資信託と比較してより高度な運用戦略を用いているため、安定したリターンが期待できます。

リスクを抑えながら長期的に資産を積み上げていきたい方に合った投資先といえるでしょう。

決算は四半期に一回で、配当を受け取るか、配当を再投資するか選ぶことができます。

面談は無料で、過去の運用実績などの詳しい情報を聞くことができます。

ハイクアインターナショナル

ハイクア・インターナショナル
運用会社ハイクアインターナショナル合同会社
代表社員梁秀徹
本社所在地〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44
運用歴1年
利回り年間12%(固定)
最低投資額500万円
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法SAKUKO VIETNAMへの事業融資
公式サイトハイクアインターナショナル
ハイクアインターナショナルの概要

合同会社ハイクア・インターナショナル(以下、ハイクア社)は、2023年に設立された日本の運用会社です。

会長の梁 秀徹(ヤンスチョル)氏が会長を兼任しているベトナム企業「SAKUKO Vietnam co ltd」(以下、サクコ社)への事業融資から利益を得るという、新しいスタイルの投資手法を採用しています。

利回りは年12%固定で3月、6月、9月、12月の年4回、3%の分配金が投資家へ配当されます。

ハイクアインターナショナルの特徴
  • 3カ月ごと3%、年利12%の配当を受け取れる
  • 最低投資額は500万円~
  • 成長市場の成長企業への融資なので確実性が高い
  • 資料請求のみも可能で、問い合わせハードルが低い

運用の仕組みは、以下の図の通りです。

ハイクアインターナショナルの出資スキーム
運用の仕組み
運用の仕組み
  • 投資家がハイクア社に出資する
  • ハイクア社がサクコ社に融資する
  • サクコ社が利益をハイクア社に還元する
  • ハイクア社が投資家に配当を支払う

リターンは年間12%が固定されており、以下のような特徴に当てはまる方におすすめの資産運用先です。

ハイクア社への出資に向いている人
  • 年に4回の分配金を得たい人
  • 目標額達成までの期間を明確に把握して運用をしたい人
  • 確実性の高い資産運用をしたい人
  • ポートフォリオに新興国地域を取り入れたい人
  • ファンドの透明性を重視する人
  • 500万円以上の余裕資金がある人

最低投資額は500万円からと、他のヘッジファンドと比較しても投資しやすい金額設定になっています。

また資料請求のみの問い合わせもできることから、いきなり面談をすることに抵抗がある方も、一歩を踏み出しやすいでしょう。

\ まずは無料の資料請求 /

アクション

アクション合同会社
引用元:アクション合同会社公式サイト
運用会社アクション合同会社
代表者古橋弘光
本社所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階
運用歴1年
平均利回り過去4年平均31%
最低投資額500万円
運用手法・アクティビスト投資
・バリュー株投資
主な投資先日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトアクション
アクション合同会社の概要

アクションは、バリュー株投資やアクティビスト投資戦略で利回りを追求しているヘッジファンドです。

バリュー株投資は、割安株を選定して投資する戦略。アクティビスト投資は投資先企業の株式を取得した上で、経営陣に積極的な提言を行い、株式価値の向上を図る手法です。

アクションの運用実績は極めて堅調で、直近4年間で年間利回りのマイナスを一度も記録せず、年平均31%という高い利回りを実現しています。このような高いパフォーマンスを支えているのが、豊富な資金力と専門的な投資戦略です。

透明性の面でも、役員陣の顔写真、名前、経歴をウェブサイト上で公開するなど、ヘッジファンドとしては珍しい積極的な情報開示を行っています。

引用元:アクション合同会社公式サイト

投資条件としては、最低投資金額が500万円と、比較的少額から始められる点が特徴です。出資を検討する場合は、無料のオンライン面談で詳しい説明を受けることができ、その後契約するかどうかを判断できます。

透明性が高く、利回りの高いヘッジファンドに投資したい方はまずは面談でアクションの詳細を聞いてみてはいかがでしょうか。

GFマネジメント

GFマネジメント
運用会社GF Management合同会社
代表者田尻 光太朗
本社所在地東京都千代田区麹町4丁目5-20
運用歴1年
平均利回り年平均29%
※ファンドマネージャーの運用成績
最低投資額1,000万円
※500万円から相談可能
運用手法大型日本株でポートフォリオを形成
主な投資先大型日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトGFマネジメント
GFマネジメントの概要

GFマネジメントは、2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンド。社名のGFは「Greed(貪欲)」と「Fear(恐怖)」の頭文字で、ウォーレン・バフェットの投資哲学に基づいています。

運用を担当するファンドマネージャーは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得後、UBS証券やモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門で経験を積んだ実力者です。モルガン・スタンレー時代にはテクノロジーやヘルスケア領域のM&A案件等を担当し、その経験を活かした独自の投資戦略を展開しています。

同社が採用するJ-Prime戦略は、日本の大型株や指数ETFを20~30銘柄組み込んだポートフォリオ運用です。銘柄選定では、市場成長性、持続的な収益力、競争優位性という3つの基準を重視。この戦略により、運用開始から277%(資産約3.8倍)という驚異的なリターンを実現しています。

リスク管理面では、1銘柄あたりの投資配分を10%以下に制限するなど、慎重な運用姿勢も特徴です。ただし、運用期間中に一時的なマイナスを記録することもあるため、3〜5年の中長期での投資が推奨されます。投資開始額は500万円からで、月次での運用レポート提供など、情報開示にも積極的です。

GFマネジメントは日本株の優良企業ポートフォリオで中長期で大きなリターンを狙いたい方におすすめです。

ヘッジファンドへの投資には500〜1000万円以上のまとまった資金が必要になります。

大切な資金を預けるわけですからしっかりと相談し、理解してから出資したいですよね。

資料請求運用の相談は無料ですので、複数のヘッジファンドに問い合わせて比較検討することをおすすめします。

ぜひ公式サイトから問い合わせてみてください。

上記4社以外のヘッジファンドは以下の記事で紹介しています。

まとめ:投資のソムリエの評判はひどい?

近年の投資のソムリエの評判・口コミは、損切りを促すようなコメントも目立ち、投資家からの評判が良いファンドと言えるようなものではないということが分かりましたね。

「増えにくいけど減らさない」という運用をする投資のソムリエは、特にこれまで培ってきた資産を減らしたくない50・60代以降の世代が魅力に感じたファンドであったはずです。

資産を減らさないために高い手数料を払っていた方も多いはずですが、近年の運用成績を見ると「増えないどころか減っている」という状況が続いています。

経済の行方というものは、どれだけ優秀で経験豊富なファンドマネージャーでも知ることは不可能です。「投資は長期運用が基本」であるように、先ほどの解説のように投資のソムリエを保有し続けることでこれまでのマイナスを巻き返せるという可能性もゼロではないでしょう。

しかし、投資のソムリエは「増えにくいけど減らさない」運用をしている通り、これまでのマイナスを取り返すには10年程度の長い期間かかるのではとの声もあります。

損切りをするかホールドをするかの判断は投資家自身に任されますが、10%程度のマイナスであれば別のヘッジファンドなど運用先でも数年程度で取り返せる可能性もあるため、ある程度のタイミングで損切りをする勇気を持つことも大切となるでしょう。

低リスクで年利10%以上を狙うならヘッジファンド

ヘッジファンドとは

しっかりリスクヘッジしながら高い利回りを狙うなら、ヘッジファンドへの投資がおすすめです。

以下は500万円〜投資可能な日本国内のおすすめヘッジファンド。

スクロールできます
期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万円面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクア
インターナショナル
固定12%500万円面談または
資料請求
新興国企業への融資
アクション31%500万円面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GFマネジメント29%1000万円
*500万〜相談可
面談大型日本株
国内おすすめヘッジファンド4選

それぞれ期待リターンや投資対象、最低投資額が異なるため、迷うかもしれません。

おすすめは2社以上の気になるヘッジファンドに問い合わせて比較検討すること。

ハイクア社は資料請求のみの問い合わせもOKなので、まずは気軽に問い合わせてみてください。

BMキャピタル
  • 10年以上の運営歴
  • 平均年利10%以上を継続中
  • 設立以来マイナスの年ゼロ
>>BMキャピタル公式サイトはこちら
ハイクアインターナショナル
  • 固定年利12%
  • 成長著しい日系ベトナム企業への融資
  • 資料請求のみの問い合わせもOK

>>ハイクアインターナショナル公式サイトはこちら

アクション
  • 平均年利31%の圧倒的パフォーマンス
  • 2023年は50.68%の実績
  • 株や債券に留まらないポートフォリオ戦略

>>アクション公式サイトはこちら

GFマネジメント
  • 平均年利29%の実力派ヘッジファンド
  • 5年の成長率は277%
  • 日本大型株に投資するJ-Prime戦略

>>GFマネジメント公式サイトはこちら

この記事を書いた人

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