2000万円あれば配当金生活はできるのかシミュレーションしてみた!【徹底検証】

2000万円あれば配当金生活はできる?

こう考えている方も多いでしょう。

結論からお伝えすると、2000万円で配当金生活を送るのは不可能です。

本記事ではその根拠についてシミュレーションも交えて徹底解説します。

また高配当株以外でも、10~20%の利回りを目指せるおすすめの運用先「ヘッジファンド」についてもご紹介していますので、是非お見逃しなく。

目次

「配当金」「配当金生活」とは?定義をおさらい

まずは、「配当金」と「配当金生活」の定義についておさらいしておきます。

>>すぐに「2000万円で配当金生活はできるのか?」を見たい方はこちら

配当金|株主に分配される現金配当

株式投資で得られる利益は「売却益(値上がり益)」「配当金」「株主優待」の3つがあります。

株式投資で得られる利益
引用:岡三証券

そのうち「配当金」とは、企業が株主に対して分配する現金配当のことを言います。

配当金生活|「配当金」だけで生活

そして「配当金生活」とは、受け取った「配当金」だけで生活をすることを指します。

お金(元本)に働いてもらってお金(配当金)を生む、いわゆる「不労所得」ですね。

近年では「配当金」と「株主優待」を組み合わせて生活する人も増えています。

「株主優待」とは、「〇株あたり××がもらえる」といったように設定されています。

受取れる商品に関しては、金券、食品、衣類、食事券、化粧品といったように、様々な商品があるため、「配当金」に加えて「株主優待」も生活費として消費をする株主は多いです。

2000万円で配当金生活はできるのか?検証

ではここで、2000万円で配当生活はできるのかどうかを検証していきます。

2000万円で配当金生活は「理論上は」可能

2000万円で配当金生活を送ることは「理論上は」可能です。

例えば1年間の生活費が500万円の方は、2000万円で年間500万円の配当金利回りが期待できる個別株を購入し、保有していれば論理上はできると言えますね。

では現実はどうでしょうか。

2000万円の配当金生活は現実には厳しい

2000万円で配当金生活を送るのは現実には難しいです。

その根拠についてこれから検証していきます。

まず「高配当株」と言えば、6%、7%もの高配当をイメージする方も多いでしょう。

「高配当株であるかどうか」ということに重きを置いたとき、週刊エコノミスト2024年6月11・18日合併号に掲載の「東証上場企業 配当利回りランキング」1位「ユナイテッド(証券コード:2497)」の配当利回りは6.09%なので、同銘柄が該当します。

しかし、ユナイテッドの決算を細かく見てみると、売上高・利益は減収減益しています。

ユナイテッド(証券コード:2497)の売上高と当期利益
ユナイテッドの損益計算書
引用:日本経済新聞

配当利回りも継続して高配当であったかと言われればそうでもなく、将来的に減配する可能性や、株価下落で損をする可能性が大いにある銘柄だと判断できるのです。

ユナイテッド(証券コード:2497)の配当利回り実績
ユナイテッドの配当利回り
引用:IR BANK

高配当株で配当金生活をしたい方は、将来的にそのようなリスクのある株を保有し続けたくは無いでしょう。

そのため、「安定的に高配当を狙える銘柄」を選択することになると思いますが、「安定的に高配当を狙える銘柄」で狙える配当金利回りは高くても4%台です。

証券コード銘柄名配当利回り
2914JT4.29%
9104商船三井3.74%
5401日本製鉄4.78%
6301コマツ3.73%
7272ヤマハ発動機3.33%
1928積水ハウス3.67%
5108ブリヂストン3.15%
7202いすゞ自動車4.48%
5334日本特殊陶業3.47%
7211三菱自動車工業3.48%
「安定的に高配当を狙える銘柄」例
引用:MINKABU

ではここで、2000万円を4%の配当利回りが期待できる銘柄に投資をした場合、配当金生活ができるのかどうかシミュレーションしてみます。

以下は日本のお仕事現役世代の平均的な月間・年間支出額です。

スクロールできます
支出内訳1人暮らし2人暮らし3人暮らし4人暮らし
食料40,301円66,187円76,309円86,807円
住居32,314円28,025円21,810円16,250円
光熱・水道11,138円19,771円23,707円25,219円
家具・家事用品5,267円12,169円12,454円14,051円
被服及び履物6,714円9,923円11,283円13,442円
保健医療6,847円12,384円13,234円13,221円
交通・通信22,766円47,209円54,087円51,164円
教育0円1,908円17,830円31,840円
教養娯楽21,046円25,433円28,405円33,460円
その他の消費支出32,039円67,678円64,392円49,118円
非消費支出66,937円116,254円126,302円132,176円
月間実支出245,371円406,941円449,813円466,748円
年間実支出2,944,452円4,883,292円5,397,756円5,600,976円
(参考:総務省|家計調査 家計収支編 単身世帯(2022)総務省|家計調査 世帯人数別(2022)

1人暮らし、2人暮らし、3人暮らし、4人暮らしの月間支出額を年間に計算すると、それぞれ約294万円、約488万円、約539万円、約560万円になります。

配当利回り4%が期待できる銘柄を2000万円分購入した場合、配当金額は80万円ですので、一人暮らしの生活費も補えないと言ことが分かりますね。

つまり、2000万円で配当金生活を送るのは非常に難しいと言えるのです。

【結論】2000万円で配当生活を送るのは不可能

結論ですが、「安定的に高配当を狙える銘柄」と言うのは高くても配当利回り4%台程度で、2000万円でその銘柄を購入したとしても受け取れる配当金は80万円程度。

お仕事現役世代の平均的なの年間の生活費は1人暮らし世帯でも約294万円ですので、「2000万円で配当生活を送るのは不可能」と言うことができるでしょう。

それでも、2000万円を配当利回り4%が狙える銘柄に投資をすることで年間80万円を受け取ることができるのです。

それを「配当金生活はできない」からと無駄遣いをするのではなく、

  • 複利運用で元本を増やす
  • 毎月発生する電気・ガス・光熱費・交通費などの生活費にあてる

と言ったように、いきなり生活費の全てを賄えなくても、将来配当金生活をするために元本額を増やしたり、生活費の負担を少しでも減らしたりという工夫はできるはずです。

また「配当金生活」とは少し異なるかもしれませんが、株式の配当金獲得以外にも2000万円の運用で10~20%の利益を得る運用先もありますので、次の章で紹介したいと思います。

年間10~20%の収益獲得を狙える「ヘッジファンド」もおすすめ

2000万円の資金があれば、年間10~20%の利回りを期待できるヘッジファンドもおすすめです。

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドとは、投資家から資金を集めて金融資産へ投資を実施。投資で得られた利益を投資家に還元をするという仕組みです。

ヘッジファンドの最大の特徴は以下の2点。

  • ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がなく「効果的な分散投資」が可能
  • 金融庁からの制限が少なく、下落にも耐えられて利益も出せる「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能

効果的な分散投資」とは、株式と債券、先進国と新興国、円とドルなどの、異なる値動きをする金融資産、そして時間の分散(積立投資など)を組み合わせて投資をすることを指し、リスクを相殺し合って安定的なリターンを狙うことを言います。

分散投資
引用:りそな銀行

例えば個別株投資の場合、業種の違うA社銘柄、B社銘柄、C社銘柄といったようにそれぞれ分散投資をすることは可能ですが、あくまでも株式投資は株式投資です。

「効果的な分散投資」が叶っているわけではありません。

しかしヘッジファンドの場合は、投資先が国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限が無いため、その時々の相場に合わせてファンドマネージャーがポートフォリオを操作することが可能。

また株式投資では「空売り」を行うことは可能ではあるものの、リスクが高くなるため一般的には推奨されていません。

そもそも「配当金生活」を目指している場合は株式を売買して得る売却益よりも、保有をすることで得られる「配当金」や「株主優待」の獲得を目指していますからね。

しかし、ヘッジファンドでは相場に詳しい優秀なファンドマネージャーが「空売り」を実行します。

ヘッジファンドでは「効果的な分散投資」が叶うだけでなく、「空売り」の実施ができることで下落にも強いため、年間10~20%もの利益獲得を目指すことが可能となるのです。

ヘッジファンドの魅力についてお分かりいただけたところで、日本のおすすめヘッジファンド会社についてもご紹介していきます。

以下おすすめヘッジファンド会社は4社ともお問い合わせ・資料請求・面談は無料ですので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

スクロールできます
期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクアInt’l12%(固定)500万面談または
資料請求
新興国企業融資
アクション31%〜500万面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GF29%〜1000万
*500万~
相談可
面談大型日本株
おすすめヘッジファンド4選

BMキャピタル|期待利回り10%以上

BMキャピタル
運用会社ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
代表者森山武利(たけとし)
本社所在地東京都港区六本木7-18-1
運用歴10年以上
平均利回り年利10%
最低投資額1,000万円
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法・バリュー株投資
・アクティビスト投資
・イベントドリブン戦略
主な投資先日本株
ロックアップ期間3ヶ月
公式サイトBMキャピタル
BMキャピタルの概要

BMキャピタルは、リスクを抑えた運用が特徴的なヘッジファンドです。

BMキャピタルの特徴
  • 過去マイナス年ゼロ
  • 年間利回り10%以上の成績
  • 2013年設立のファンド
  • 自社運用で透明性がある

BMキャピタルは設立以来マイナスを出した年がなく年間平均利回り10%以上の成績を出しているヘッジファンドです。

一般的な投資信託と比較してより高度な運用戦略を用いているため、安定したリターンが期待できます。

リスクを抑えながら長期的に資産を積み上げていきたい方に合った投資先といえるでしょう。

決算は四半期に一回で、配当を受け取るか、配当を再投資するか選ぶことができます。

面談は無料で、過去の運用実績などの詳しい情報を聞くことができます。

ハイクア・インターナショナル|期待利回り12%(固定)

ハイクアインターナショナル
運用会社ハイクアインターナショナル合同会社
代表社員梁秀徹
本社所在地〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44
運用歴1年
利回り年間12%(固定)
最低投資額500万円
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
運用手法SAKUKO VIETNAMへの事業融資
公式サイトハイクアインターナショナル
ハイクアインターナショナルの概要

ハイクアインターナショナル(以下「ハイクア社」)は、梁秀徹氏が会長を務めるベトナムの日系企業SAKUKO VIETNAM(以下「SAKUKO社」)に事業融資を行い、その利息収入から投資家へ高利回りの配当を実現するファンドです。

SAKUKO社は年商30億円を売り上げ、ベトナムのUPCOM市場に上場を予定していますが、更なる成長を目指し事業投資を加速させています。また、ベトナムは金利が高い状況があるため、金融機関の貸付金利も日本よりかなり高額です。

そんなSAKUKO社のビジネス基盤と成長性、そしてベトナムの経済状況があるからこそ、年利12%という高い配当利回りを実現しているのです。

年利12%という利回りは、約6年で投資した資産が2倍になる計算となります。他のファンドと違いSAKUKO社の事業収益から直接利息が支払われるため、株価変動や売却タイミングを考慮する必要がなく、リターンの確実性が高いのも魅力です。

透明性の面でも、SAKUKO社の会長であり、ハイクアインターナショナル代表の梁秀徹氏の活動はYouTubeやメディアを通じて公開されており、事業の実態を確認しやすい環境が整っています。さらに、投資家向けには年1回の事業報告会が開催され、無料面談や資料請求を通じて詳細な情報を得ることも可能。

資産を安定的に増やしたいのであれば、まずはハイクア社に無料資料請求か無料の投資面談を申し込んでみてはいかがでしょうか。

アクション合同会社|革新的ポートフォリオで年利31%~

アクション合同会社
引用:アクション
運用会社アクション合同会社
代表者古橋弘光
本社所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階
運用歴1年
平均利回り過去4年平均31%
最低投資額500万円
運用手法・アクティビスト投資
・バリュー株投資
主な投資先日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトアクション
アクション合同会社の概要

アクションは2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンドです。

代表 兼 運用責任者はトレイダーズホールディングス株式会社の元 取締役・古橋 弘光氏

FXをされている方の中には知っているという方も多いかもしれませんね。

30年以上も金融業界に携わってきた古橋氏が開設したファンドということもあり、期待が高まります。

そんなアクションの投資先は日本のバリュー株、海外の投資ファンド、不動産、債券事業投資、ファクタリング、Web3事業など多岐におよびます。

アクションが公式サイトで公表している年度ごとのポートフォリオによると、分散投資を行いつつも2025年からはESGファンドの比率を高めていることがわかりますよね。

Web3事業
事業投資
ファクタリング
ESGファンド
余剰資金

アクション「過去の成績と今後の想定について」
過去の成績と今後の想定について
引用:アクション合同会社

公式サイトにも記載がありますが、代表の古橋氏はアクティビティストになることが最終目標であるとしています。

まだ新しいファンドですから、初めのうちは資金の確保と言う意味でも様々な事業に分散投資をしているということもあるのでしょう。

今後の想定としても、高いリターンを見積もっていることが分かりますね。

アクション「過去の成績と今後の想定について」
過去の成績と今後の想定について
引用:アクション合同会社

本格的なヘッジファンドの最低投資額は1000万円~がほとんどですが、アクションの最低投資額は500万円~受け付けています。

恐らくですが、設立されたばかりと言うことで「投資家・資金を集める」と言う意味で最初の内は500万円~なのでしょう。今後はアクションも1000万円~になる可能性もあるかもしれません。

同社は今後アクティビティストになることを目標としていていますから、今のうちに本格的なアクティビティストファンドへ500万円で投資できるのはチャンスとなるでしょう。

詳しいポートフォリオ詳細や今後の見通しなどは、直接面談にて説明をしてくれます。

当然、その場で契約を迫ったりをすることはありませんので、是非お気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?

GFマネジメント|大型日本株で年利29%~

GFマネジメント
運用会社GF Management合同会社
代表者田尻 光太朗
本社所在地東京都千代田区麹町4丁目5-20
運用歴1年
平均利回り年平均29%
※ファンドマネージャーの運用成績
最低投資額1,000万円
※500万円から相談可能
運用手法大型日本株でポートフォリオを形成
主な投資先大型日本株
資料請求・相談無料
面談の形式オンラインまたは対面
公式サイトGFマネジメント
GFマネジメントの概要

GFマネジメントは2023年設立の日本の新興ヘッジファンドです。

敏腕営業マンの田尻光太朗氏が設立、モルガンスタンレー出身のエリート金融マンがファンドマネージャーを務めています。

GFマネジメントの特徴
  • 平均年利29%の実績
  • 直近5年の成長率は277%
  • 500万円~投資相談可能
  • 運用レポートは月1回発行

GFマネジメントの投資家募集は2023年からですが、ファンドマネージャーによる運用はそれ以前から始まっており、平均年利29%、5年で277%という驚異的なパフォーマンスを発揮しています。単純計算で1,000万円が3,770万円になる成長率です。

GFマネジメントは日本の大型株に注目したJ-Prime戦略を採用し、上記のような実績を残してきました。

具体的な投資事例や詳しい戦略、今後の方針は無料の面談で聞くことができますので、まずは問い合わせてみてください。

2000万円から配当金生活を目指す【ポートフォリオ例公開】

ではここで、2000万円から配当金生活を目指すポートフォリオ例をご紹介し、運用シミュレーションまで行いたいと思います。

また運用をする上で知っておきたいこと2点も解説しますので、是非ご確認ください。

2000万円から配当金生活を目指すポートフォリオ例5つ

2000万円から配当金生活を目指すポートフォリオ例としては、以下の5つが挙げられます。

ポートフォリオ例①
運用先割合
BMキャピタル100%
ポートフォリオ例②
運用先割合
ハイクア・インターナショナル100%
ポートフォリオ例③
運用先割合
BMキャピタル50%
ハイクア・インターナショナル50%
ポートフォリオ例④
運用先割合
BMキャピタル50%
ハイクア・インターナショナル25%
高配当株25%
ポートフォリオ例⑤
運用先割合
高配当株100%

2000万円から配当金生活を目指すシミュレーション

それでは、上記ポートフォリオ例で複利運用をした場合、1年後、5年後、10年後の元利合計の推移をシミュレーションしてみましょう。

利回りは10年間継続して以下であったと仮定します。

  • BMキャピタル:15%
  • ハイクアITN:12%
  • 高配当株の配当利回り:4%
スクロールできます
ポートフォリオ例配分年間総合利回り1年5年10年
BMキャピタル 100%(2000万円)15%2,300万円約4,022万円約8,091万円
ハイクアITN 100%(2000万円)12%2,240万円約3,524万円約6,211万円
BMキャピタル 50%(1000万円)
ハイクアITN 50%(1000万円)
13.5%2,270万円約3,767万円約7,095万円
BMキャピタル 50%(1000万円)
ハイクアITN 25%(500万円)
高配当株 25%(500万円)
11.5%2,230万円約3,446万円約5,939万円
高配当株 100%(2000万円)4%2,080万円約2,433万円約2,964万円
計算:ke!san

同じ2000万円を預けるにしても、ポートフォリオ例①で運用するのとポートフォリオ例⑤で運用するのではかなりの差が開くことが分かります。

どのポートフォリオで運用するかどうかは、ご自身のリスクの許容範囲をしっかりとチェックしてから検討すると良いでしょう。

以下では運用の際に知っておきたいこと2点をチェックしていきます。

知っておきたい1. 「リスクとリターンは比例する」

まず知っておきたいこと1つ目は、資産運用において「リスクとリターンは比例する」と言うことです。

例えば銀行の預貯金ですが、元本保証がされていてリスクはほぼありません。

その代わりに金利は1%以下と非常に低く、「資産を守る」という目的には向いていますが、「資産を形成する」という目的には向いていません。

一方のFXや仮想通貨は、短期売買によって大きな利益を獲得できる可能性がありますが、売買を誤ると元本毀損を起こす可能性もあるハイリスクな運用先となっています。

リスクとリターンは比例する
引用:投資の時間

今回シミュレーションしたポートフォリオ例①~⑤については、以下のようなリスクの度合いとなっています。






高配当株100%
BMキャピタル 100%
ハイクアITN 100%
BMキャピタル 50%
ハイクアITN 50%
BMキャピタル 50%
ハイクアITN 25%
高配当株 100%

ただしここで「リスクが高い」としている「①BMキャピタル100%」や「②ハイクアITN100%」ですが、リスク対策は両ヘッジファンド共にしっかりと対策をしており、金融商品全体で見ると10%以上の高利回りが狙えるにも関わらずリスクは低~中と低い度合いであることはご理解いただく必要があります。

むしろ「⑤高配当株式100%」は分散投資が叶わず、また投資家自身での運用となってしまい、リターンは低いのにも関わらずリスクが高いため、おすすめできません。

ポートフォリオ①~④に関しては、ご自身のリスクの許容範囲が高い方はポートフォリオ①や②のように集中投資をするスタイル、許容範囲が低い方はポートフォリオ③や④といったように分散投資をするスタイルを選択すると良いでしょう。

知っておきたい2. 配当金生活では「安定的に高配当を狙える銘柄」を買う

世の中には、様々な「ランキング」が存在しますが、当然「高配当株投資ランキング」と言ったものも存在します。

既出のように、1位には配当利回り6.09%の銘柄がランクインされているランキングがある一方、配当利回りが4.32%の銘柄が1位にランクインされているランキングもあります。

これは筆者の予測も含まれるのですが、単に「高配当株」ということだけに特化しているのか、「将来性もありなおかつ配当金も安定している」ということも考慮しているのかしていないかの違いも大いにあると考えられます。

2000万円から高配当株で配当金生活を目指すのであれば、様々なランキングを参考にし、後者の「安定的に高配当を狙える銘柄」を購入できると良いですね。

関連してよくある質問

最後に、「2000万円あれば配当金生活はできる?」に関連してよくある質問をチェックしていきたいと思います。

配当金120万円達成するには「配当利回り」が何%の株式を買うべき?

500万円~5000万円の資金別に、配当金120万円達成するには配当利回りが何%の株式を買うべきなのか見てみましょう。

資金額配当利回り
500万円24%
1000万円12%
2000万円6%
3000万円4%
4000万円3%
5000万円2.4%

ご覧の通り、資金が少なければ少ないほど120万円の配当金を得るためには高配当株を探さないといけませんが、「高配当株」と言われる銘柄の配当利回りは高くても4~6%程度が限界です。

資金が500万円だからと配当利回り24%の銘柄を探すのは無理に等しいのです。

資金が少ない方の場合は、まずは配当金生活をしようとは思わず、将来的に配当金生活をするための元本を増やす運用をするべきでしょう。

また、資金が多ければ多いほど利回りが低くても120万円の配当金は得られますから、できるだけ「安定的に高配当を狙える銘柄」を探していきたいですね。

配当金生活のリアルを発信している方を教えてください

ここでは、配当金生活のリアルを発信しているお三方をご紹介したいと思います。

ちなみに皆さん配当金+株主優待で生活をされていますが、株式投資をする上で彼らの手法や秘訣は非常に参考になります。

是非チェックしてみてください。

かんち氏

プロフィール
資産8億円の元消防士。49歳で早期退職後、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。配当金の総額は2000万円越え。

著書

ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門
かんち著「ほったらかしで年間2000万円入ってくる超★高配当株 投資入門」
引用:amazon.co.jp
桐谷広人氏

プロフィール
「月曜から夜更かし」で株主優待生活を特集され話題になる。資産は総額5億円達成、配当収入は年間700万円を確保している。 

著書

一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの株入門
桐谷広人著「一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの株入門」
引用:amazon.co.jp
ペリカン氏

プロフィール
投資歴25年、50代前半の投資家。資産総額は2億円。2019年にFIREを達成し、年間約500万円の配当金で暮らしている。

配当金株式ランキングを知りたいです(高配当株投資利回りランキング)

知っておきたい2. 配当金生活では「安定的に高配当を狙える銘柄」を買うで確認した通り、ランキングの意図はランキングを掲載している媒体によって異なります。

様々なランキングを参考にするようにしましょう。

ここでは2つの高配当銘柄ランキングのTOP10までをご紹介します。

週刊エコノミスト

順位証券コード銘柄名配当利回り
1位2497ユナイテッド6.09
2位9744メイテックグループHD5.98
3位1890東洋建設5.86
4位6677エスケーエレクトロニクス5.81
5位7305新家工業5.81
6位6419マースグループHD5.78
7位3299ムゲンエステート5.70
8位5451淀川製鋼所5.57
9位8890レーサム5.52
10位2148アイティメディア5.47
東証上場企業 配当利回りランキング(時価総額200億以上)
引用:週刊エコノミスト2024年6月11・18日合併号

MINKABU

順位証券コード銘柄名配当利回り
1位2914JT4.29%
2位9104商船三井3.74%
3位5401日本製鉄4.78%
4位6301コマツ3.73%
5位7272ヤマハ発動機3.33%
6位1928積水ハウス3.67%
7位5108ブリヂストン3.15%
8位7202いすゞ自動車4.48%
9位5334日本特殊陶業3.47%
10位7211三菱自動車工業3.48%
長期的な配当が期待できる、かつ配当利回り3%以上の高配当銘柄まとめ
引用:MINKABU

2000万円から配当金生活を目指すおすすめの運用方法は?

2000万円から配当金生活を目指すおすすめの運用方法は「2000万円から配当金生活を目指す【ポートフォリオ例公開】」の章でご紹介しました。是非ご参考ください。

まとめ

本記事では、「2000万円あれば配当金生活はできるのか?」という疑問に対してシミュレーションを行って検証していきました。

「安定的に高配当を狙える銘柄」を購入した場合、配当利回りは高くても4%程度で、2000万円があっても配当利回り4%の場合は年間80万円程度の配当金しか受け取ることができません。

年間80万円程度の配当金では日本の平均的な1人暮らしの年間生活費約294万円でさえも補うことができず、すなわち2000万円あっても配当金生活は難しいと結論付けました。

一方、2000万円あれば「ヘッジファンド」で年間10~20%の利回りを期待することが可能なので、ヘッジファンドへ単体投資、もしくはいくつかの運用方法で分散投資を行うことで、将来的に配当金生活を送ることも不可能ではないとお伝えしました。

本記事ではおすすめのヘッジファンド会社を紹介しましたが、以下の記事ではヘッジファンドについての詳しい解説に加え、おすすめのヘッジファンド会社TOP14も解説していますので、是非ご参考ください。

2000万円のおすすめ運用方法は、次の記事で詳しく解説しています。

配当生活・早期退職・FIRE・老後生活に興味がある方は、次の記事をご覧ください。

低リスクで年利10%以上を狙うならヘッジファンド

ヘッジファンドとは

しっかりリスクヘッジしながら高い利回りを狙うなら、ヘッジファンドへの投資がおすすめです。

以下は500万円〜投資可能な日本国内のおすすめヘッジファンド。

スクロールできます
期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万円面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクア
インターナショナル
固定12%500万円面談または
資料請求
新興国企業への融資
アクション31%500万円面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GFマネジメント29%1000万円
*500万〜相談可
面談大型日本株
国内おすすめヘッジファンド4選

それぞれ期待リターンや投資対象、最低投資額が異なるため、迷うかもしれません。

おすすめは2社以上の気になるヘッジファンドに問い合わせて比較検討すること。

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