先週1週間の市況概況(2026/01/05–01/11)
| 日付 | 出来事 | 主な影響 |
|---|---|---|
| 2026/01/07 | 米JOLTS求人件数(11月) | 労働需給の強弱が利下げ観測を通じて米金利を動かし、USD/JPY・EUR/USDの短期変動要因 |
| 2026/01/08 | 米生産性・コスト(2025Q3、速報) | 単位労働コストの評価がインフレ警戒/後退を左右し、ドル金利とリスク選好に波及 |
| 2026/01/09 | 米雇用統計(12月) | 非農業部門雇用者数+50,000・失業率4.4%でドル買いが入りやすく、USD/JPY反発・EUR/USD軟化 |
先週は米JOLTS求人件数や生産性統計が金融政策見通しを揺らし、米長期金利の上下に連動してドルが振れやすい地合いが続いた。
日銀公表の17:00 JSTスポットではUSD/JPYが156.97(1/5)→157.48(1/9)と円安方向へ、EUR/USDも1.1687→1.1650とドル高が優勢で、クロス円の上値も重かった。
米雇用統計は非農業部門雇用者数+50,000、失業率4.4%と雇用の伸びは鈍い一方で悪化も限定的で、追加利下げ観測が行き過ぎた局面では修正が入りやすかった。
金利主導の局面ではUSD/JPYが値幅を作りやすく、EUR/USDは相対的に緩やかな動きになりやすいため、同じドル材料でも通貨ペアごとの反応差を前提に組み立てたい。
FX投資では指標前後のスプレッド拡大や逆指値の滑りを織り込み、指標後の初動を追い過ぎずに押し目・戻りを分割で拾い、建玉圧縮で持ち越しリスクを限定したい。

(2026/01/12)

(2026/01/12)
今週1週間のポイント(2026/01/12–01/18)
| 日付 | 出来事 | 注目点 |
|---|---|---|
| 2026/01/12 | FRB議長を巡る捜査報道・イラン情勢 | 金融政策の独立性懸念と地政学リスクで、ドル/円/金利が同時に振れやすい |
| 2026/01/13 | 米CPI(12月)・実質賃金(12月) | インフレの粘着性が確認されるかで、利下げペース見通しとドルの方向感が決まりやすい |
| 2026/01/14 | 米PPI(11月) | 川上インフレの再点検で、CPI後の金利修正が続くかを確認 |
| 2026/01/14 | ユーロ圏鉱工業生産(11月) | 景気の底打ち度合いがEUR/USDの戻り余地を左右しやすい |
| 2026/01/15 | 米輸出入物価(11月) | 輸入インフレ/交易条件の変化が、インフレ見通しとドルの下支え材料になり得る |
今週は米CPI(1/13)→PPI(1/14)→輸出入物価(1/15)が連続し、金利の再評価に政治・地政学要因が重なるとボラティリティが平常時より高まりやすい。
USD/JPYは1/9時点で157円台後半にあり、158.50–160.00は戻り売りが集まりやすい一方、156.00を明確に割れると短期筋のストップが点火しやすい水準となる。
EUR/USDは1.16台が分水嶺で、ユーロ圏鉱工業生産(1/14)が弱ければユーロ売りが重なり1.16割れ、米CPIが下振れならドル売りで1.17台回復を試す展開が想定される。
イベント通過後は金利と株価の相関が強まりやすく、レンジ継続かブレイクかを早期に見極めるため、短期トレンドフォローとレンジ回帰の使い分けが有効となる。
FRB議長を巡る報道やイラン情勢の悪化が同時に起こればドル安・円高/金高の連鎖もあり得るため、損切り幅・ロット・週末持ち越しを再点検し、指値と逆指値をセットで運用したい。
出典元
- 日本銀行「Foreign Exchange Rates (Daily) / List of Foreign Exchange Rates (Daily)」
- U.S. Bureau of Labor Statistics “The Employment Situation — December 2025”
- U.S. Bureau of Labor Statistics “Release Calendar (January 2026)”
- Reuters “Dollar reels on criminal probe into Powell…” (2026/01/12)
- Eurostat “Release calendar”
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