FXマーケットレポート(2025/12/08)

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先週1週間の市況概況(2025/12/01–12/07)

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日付出来事主な影響
12/2米ISM製造業指数が市場予想を下回るUSD売り先行、USD/JPYは上値重い展開
12/3ユーロ圏11月CPI速報値が鈍化EUR/USDは一時売り優勢だが下値は限定的
12/5米11月雇用統計が堅調ドル買い戻しが入りUSD/JPYは反発
12/6ECBメンバーの追加緩和に慎重な発言ユーロは下げ渋り、EUR/USDは下値を固める
12/7中東情勢の不透明感再燃リスク回避で円買いが散発的に発生

先週の為替市場は米指標と欧州インフレ指標の分岐がテーマとなり、USD/JPYは短期的な弱含みから統計後の持ち直しへと反転した。

EUR/USDはCPI鈍化を受けた軟調さが目立ったものの、ECBの慎重姿勢が下値を支え、方向感に乏しい推移が続いた。

地政学リスクが局所的に円買いを誘発し、主要通貨間でボラティリティが一時的に上昇した点も特徴的だった。

総じて、ファンダメンタルズの優劣が通貨間の相対評価を左右しやすい地合いが続いており、FX投資では短期イベント後の反応速度と水準管理が鍵となる。

USDJPY 1時間足チャート (2025/12/08)
USDJPY 1時間足チャート
(2025/12/08)
EURUSD 1時間足チャート (2025/12/08)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/12/08)

今週1週間のポイント(2025/12/08–12/14)

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日付出来事注目点
12/10米PPIインフレ再加速の有無
12/11米CPI利下げ観測の強弱に直結
12/12ECB理事会次回利下げ時期の示唆
12/13米ミシガン期待インフレ市場センチメント改善の度合い
12/14地政学リスク報道リスク回避フローの強弱

今週のUSD/JPYは米CPIの方向性が決定打となり、152円台の戻り売り圧力と150円後半の押し目需要の攻防が焦点となる。

インフレが強ければ米金利の再上昇を背景にドル高が優勢となる一方、弱い場合は年内利下げ観測が再燃し下押しが強まりやすい。

EUR/USDはECB理事会が鍵で、ハト派寄りの印象が強まれば1.08割れを試す局面が生じるが、タカ派的な据え置き示唆なら1.09台回復余地も残る。

イベント集中週であり短期ボラティリティ拡大が想定されるため、FX投資では水準管理と逆指値の精度がパフォーマンスを左右する。

出典元

本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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