目次
先週1週間の市況概況(2025/09/22–09/28)
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日付 | 出来事 | 主な影響 |
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09/22 | EU消費者信頼感・速報(9月) | 低迷ながら持ち直しでEURの下値不安やや後退 |
09/25 | 東京都区部CPI(9月) | コア2.5%付近で粘着、日銀のタカ派論点を後押し |
09/25 | 米Q2実質GDP改定 +3.8% | ドル高・長期金利上昇、USD/JPYを150手前まで牽引 |
09/26 | 米PCE・8月(コアの粘着確認) | 利下げペース観測が修正、ドル高基調を補強 |
09/26 | ECB消費者期待調査(8月) | インフレ期待の上振れで、追加緩和観測は後退 |
週後半は米GDP改定の強さとPCE指標の粘着でドル買いが優勢となり、USD/JPYは149円台に乗せ心理的節目の150円を試す展開。
東京CPIが目標上振れを維持したことで、日銀内のタカ派的見解が意識され円売りはやや縮小も、米金利主導のドル高が勝った。
ユーロは欧州の景況持ち直しサインとインフレ期待上振れが下支えとなる一方、米金利高との相対で戻りは限定的。
FX投資への示唆は、ドル金利の再評価と150円手前の介入観測のせめぎ合いを前提に、USD/JPYは押し目待ち上昇バイアス、EUR/USDは戻り売り優勢のレンジ想定。

(2025/09/29)

(2025/09/29)
今週1週間のポイント(2025/09/29–10/05)
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日付 | 出来事 | 注目点 |
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09/29 | 日銀・主な意見(9月会合) | タカ派寄りの論点・票割れの度合い |
09/30 | ユーロ圏HICP速報(9月) | コア動向とECB据え置き長期化の妥当性 |
09/30 | 日本・鉱工業生産/小売(8月) | 国内循環の底堅さと円要因への波及 |
10/01 | 米ISM製造業(9月) | 新規受注・価格指数のインフレ示唆 |
10/03 | 米雇用統計(9月) | NFP/賃金の減速幅と利下げ経路の再評価 |
USD/JPYは149台中心に、150円突破と当局警戒の綱引きが続くシナリオ。
重要水準はUSD/JPYで150.00(介入警戒)/148.20(直近押し目)、EUR/USDで1.0800(上値抵抗)/1.0700(下値支持)。
欧州はHICP次第で金利低下観測が揺らぐ余地があり、サプライズ上振れならEURの短期反発リスク。
総じてイベント密集でボラティリティは上昇方向、ポジションは米指標の上振れリスクに備えたドルロング寄りで機動的に。
出典元
- BOJ board’s hawkish flex lowers bar for an October rate hike(Reuters, 2025/09/29)
- Dollar gains after stronger US GDP revision(Reuters, 2025/09/25)
- US Personal Income and Outlays: August 2025(BEA, 2025/09/26)
- Euro zone consumers lift inflation expectations(Reuters, 2025/09/26)
- EU Flash Consumer Confidence, Sep 2025(European Commission, 2025/09/22)
- U.S. Employment Situation Release Schedule(BLS, 2025/10/03予定)
- USD/JPY リアルタイム(Reuters, 2025/09/29時点)
- Core inflation in Tokyo holds steady(Reuters, 2025/09/25)
本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。