FXマーケットレポート(2025/09/01)

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先週1週間の市況概況(2025/08/25–08/31)

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日付出来事主な影響
2025/08/26米CB消費者信頼感(8月)97.4景気減速観測でドルの上値抑制
2025/08/26米耐久財受注(7月)▲2.8%、輸送除き+1.1%ヘッドライン弱含みも基調は底堅い
2025/08/28米GDP 2Q(二次速報)+3.3%成長上方修正でドル下支え
2025/08/29米PCE(7月)総合+2.6%、コア+2.9%インフレ粘着で利下げ期待に揺さぶり
2025/08/29東京都区部CPI(8月)コア+2.5%国内インフレ鈍化で円金利上昇圧力後退

週前半はドルが反発し、USD/JPYは146後半〜147前半、EUR/USDは1.16台後半を中心に推移するレンジ色が強まった。

米耐久財はヘッドラインが弱い一方で輸送除きが堅調、消費者信頼感は97.4と小幅低下にとどまり、成長減速サインと底堅さが交錯した。

2Q GDPは+3.3%へ上方改定、29日のPCEは総合+2.6%・コア+2.9%と目標超が続き、9月FOMCの利下げ観測は維持されつつもペース観測にブレーキがかかった。

東京コアCPIの鈍化で円金利上昇圧力は和らぎ、USD/JPYは147前後の居心地が良い水準を確認し、短期は米金利とデータに連動しやすい相場が続く。

USDJPY 1時間足チャート
(2025/09/01)
USDJPY 1時間足チャート
(2025/09/01)
EURUSD 1時間足チャート (2025/09/01)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/09/01)

今週1週間のポイント(2025/09/01–09/07)

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日付出来事注目点
2025/09/02ユーロ圏HICP速報(8月、19:00)サービス価格とコアの粘着性、ECB 9/11判断材料
2025/09/02米ISM製造業(8月、23:00)新規受注・雇用の方向性、景気減速確認の有無
2025/09/03米JOLTS求人(7月、23:00)求人トレンドの減速度合い、賃金圧力の先行指標
2025/09/04米ADP(8月、21:15)NFPの先行手掛かり、業種別の偏り
2025/09/05米雇用統計(8月、21:30)非農業雇用・失業率・平均時給、9月FOMCの核心データ

最大の焦点は週末の米雇用統計で、雇用増鈍化と賃金落ち着きなら米金利低下を通じてUSD/JPYは145台テスト、EUR/USDは1.17台回復が視野に入る。

逆に雇用・賃金が粘れば米金利は再上昇し、USD/JPYは148台上抜けトライ、EUR/USDは1.16割れ方向のストレスが強まる。

前半はユーロ圏HICP速報とISM・JOLTS・ADPが分散して出るため、単一ヘッドラインに飛び付くとノイズに振らされやすく合成的な景気認識が重要。

重要水準はUSD/JPYが145.50–148.50、EUR/USDが1.1600–1.1750で、ブレイク後のフォロースルーの有無と失速確認を軸にボラティリティ拡大局面へ備える。

出典元

本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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