FXマーケットレポート(2025/07/28)

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先週1週間の市況概況(2025/07/21–07/27)

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日付出来事主な影響
07/24米7月フラッシュPMI:製造業49.5ドル軟化・株先高感持続
07/24ユーロ圏7月製造業PMI 49.8ECB追加利下げ観測後退
07/25東京7月CPIコア +2.9%USD/JPY 147円台へ上昇
07/25米GDPNow Q2成長率 2.4%ドル底堅さ維持
07/27Brent原油 68.55$/bblインフレ期待再燃

米7月フラッシュPMIは製造業が景気分岐点を割り込み、ドル指数は週央に一時軟化したが、サービス業の底堅さがリスク回避ムードを抑えた。

ユーロ圏PMIは49台へ小幅改善し、追加緩和観測が後退してEUR/USDは1.10手前で下げ渋った。

東京CPIが依然2%超の粘着性を示し、日米金利差を意識したUSD/JPYは147円後半まで続伸した。

原油高と米GDPNowの2%台見通しがインフレ懸念を再燃させ、イベントドリブンの逆張りが奏功しやすい複雑な地合いとなった。

USDJPY 1時間足チャート
(2025/07/28)
USDJPY 1時間足チャート
(2025/07/28)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/07/28)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/07/28)

今週1週間のポイント(2025/07/28–08/03)

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日付出来事注目点
07/30日銀金融政策決定会合インフレ見通し上方修正有無
07/31FOMC政策金利発表ドットプロットの利下げ回数
08/01ユーロ圏7月HICP速報値2%維持か下振れか
08/01米ISM製造業景況指数50割れ継続か反発か
08/02米7月雇用統計NFPと平均時給

日銀会合で債券買い入れ縮小や物価見通し上方修正が示されれば、USD/JPYは介入警戒域の160円台を試す可能性がある。

FOMCではインフレ粘着性と設備投資減速の綱引きが続き、年内1回の利下げがドットに示されるかがドルの方向性を左右する。

ユーロ圏HICPが2%を割り込めばECB追加緩和観測が再燃し、米ISMと雇用統計が軟化すればドル全面安のシナリオも残る。

政策イベント集中でオプションインプライドが急拡大する見込みのため、レバレッジを抑えつつ逆張りストップ設定でリスク管理を徹底したい。

出典元

本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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