先週1週間の市況概況(2025/10/27–11/02)
| 日付 | 出来事 | 主な影響 |
|---|---|---|
| 2025/10/30 | FOMCが0.25%利下げ、FF金利を3.75–4.00%に引き下げ。12/1にQT終了へ | 米短期金利は低下も、12月追加利下げを示唆せずでドルの下げ渋り |
| 2025/10/30 | 日銀が政策据え置き、展望レポート公表 | タカ派期待後退で円安優位、当局の介入警戒感が上値を抑制 |
| 2025/10/30 | ECBが主要金利据え置き | フォワードガイダンス中立でユーロ小反落、利下げ観測の前倒しは後退 |
| 2025/10/31 | ユーロ圏HICP速報(10月)2.1% | インフレは目標近傍で安定、欧州金利は小幅低下 |
| 2025/10/30–11/01 | USD/JPYが154円台後半へ上伸 | 米利下げでもパウエル発言がドル下支え、日銀据え置きが円売り誘発 |
先週は米・欧・日が相次いで会合を通過し、全体像は「米ややハト・欧中立・日据え置き」で収斂した。
FOMCは0.25%利下げと12/1のバランスシート縮小停止を同時決定し、景気下振れリスクを意識しつつも先行きはデータ次第とした。
米短期金利は低下したが、12月追加利下げを確約しない姿勢がターミナル観測の不確実性を残しドルの下値を限定した。
日銀は政策据え置きとともに展望レポートで物価・成長見通しを概ね据え置き、対外リスクと為替の波及に注記した。
確信を与えないスタンスが円売りを誘発し、USD/JPYは154円台後半に達する場面があった。
ECBは金利据え置きと「見通しは概ね不変」を確認し、ユーロは材料難のなか小反落で着地した。
ユーロ圏HICP速報が2.1%と目標近傍で落ち着き、早期追加利下げの期待は後退した。
総じてドル高・円安・ユーロ軟調の流れが優勢だが、米金利の振れと当局の円買い介入警戒がボラティリティを高止まりさせた。
FX投資への示唆はイベント通過後のトレンド追随よりも水準管理とヘッジ重視で、短期逆張りはリスク管理を厳格化する。
USD/JPYは155前後のレジスタンスと152前後の押し目メドを念頭にレンジ戦略を軸とし、EUR/USDは1.15近辺の下値堅さを確認しつつ戻り売り優位を意識する。

(2025/11/03)

(2025/11/03)
今週1週間のポイント(2025/11/03–11/09)
| 日付 | 出来事 | 注目点 |
|---|---|---|
| 2025/11/06 | 米ISM非製造業PMI(10月) | 需要・雇用の拡張/収縮境界、ドルと米長期金利の方向感 |
| 2025/11/08 | 米雇用統計(10月) | NFPと平均時給の鈍化/加速、12月利下げ観測の修正幅 |
| 2025/11/06 | 日銀「主な意見」(10/29–30会合) | 賃金・物価評価と利上げ時期の含意、円金利期待 |
| 2025/11/05 | 独・製造業新規受注(9月) | 欧州景気底入れの手掛かり、EUR金利感応度 |
| 2025/11/06 | ユーロ圏小売売上高(9月) | 家計需要の弱さ/強さの確認、ECB据え置き長期化観測 |
USD/JPYは155.00前後の厚い上値と152.00–151.50のサポート帯を軸に、米指標次第で往来拡大を想定する。
米ISMと雇用統計が弱ければ米金利低下とドル軟化で151円台への調整、強ければ156円方向のストップ狩りリスクに留意する。
EUR/USDは1.1540と1.1500の支持を試しやすく、反発局面では1.1650近辺が戻り売りの目安となる。
ECBは「良い場所」にあるとの評価継続で材料は限定的だが、独受注と域内小売が弱ければユーロ上値は重い。
今週のボラティリティは米雇用統計前後に最大化しやすく、オプションで値幅取りとダウンサイドのテールヘッジを併用する選好が高い。
出典元
- Federal Reserve:FOMC声明(2025/10/29)
- Federal Reserve:実施要領・QT終了に関する指示(2025/10/29)
- ECB:金融政策決定(2025/10/30)
- 日本銀行:展望レポート「総括判断」(2025/10/30)
- Eurostat:ユーロ圏HICP速報(2025/10/31)
- Reuters:日銀据え置き後の円安報道(2025/10/30)
- ISM:PMIリリース日程(11月の非製造業は5日)
- FRED:米雇用統計(次回発表予定 2025/11/07, US)
- 日本銀行:公表予定(「主な意見」11/6)
本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
