目次
先週1週間の市況概況(2025/10/13–10/19, JST)
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| 日付 | 出来事 | 主な影響 | 
|---|---|---|
| 2025/10/15 | 米CPI(9月)公表を10/24へ延期(BLS) | 指標空白が拡大し、ドル材料は金利とヘッドラインに偏重 | 
| 2025/10/16 | 米小売売上高(9月)公的統計は延期、CARTS推計は除自動車+0.5% | 消費の粘りを示唆し米金利下支え、USDの下値は限定 | 
| 2025/10/16 | 米PPIなど一部統計の停止継続(政府閉鎖の影響) | インフレ把握の不確実性が増し、イベントドリブン化 | 
| 2025/10/17 | ユーロ圏HICP確報(9月)2.2% | ECB据え置き観測は維持、EURの下値を支える材料 | 
| 2025/10/17 | ドルは週後半に軟化(貿易リスク・地銀不安) | リスク回避で円買いが優勢となる場面、USD/JPYの上値追いが鈍化 | 
先週は米政府閉鎖で公的統計の多くが停止し、CPIは10/24へ延期、データ空白のなか相場は米金利とニュースヘッドラインへの感応度を高める展開となった。
一方で民間推計のCARTSは9月小売売上高(除自動車)+0.5%を示し、消費の粘りが意識され米長期金利の下支え要因となった。
ユーロ圏ではHICP確報が2.2%へ小幅加速し、ECBの年内据え置き観測を補強してEUR/USDの下値を支える材料となった。
総じてドルは週後半に軟化し、USD/JPYは当局警戒感と米金利の綱引きのなか方向感に乏しく、短期はポジションを軽く保ちイベントに備える姿勢が妥当となる。

(2025/10/20)

(2025/10/20)
今週1週間のポイント(2025/10/20–10/26, JST)
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| 日付 | 出来事 | 注目点 | 
|---|---|---|
| 2025/10/23 | 欧・米フラッシュPMI(10月) | 欧製造業の底入れ有無と米サービスの減速度合い | 
| 2025/10/23 | 米中古住宅販売(9月) | 金利高止まりの需要圧迫度合いと長期金利への波及 | 
| 2025/10/24 | 米CPI(9月) | コア・住居・サービスの粘着度、 shutdown起因の歪みリスク | 
| 2025/10/24 | 日本全国CPI(9月) | コアコアの鈍化/粘着と賃金動向の整合性 | 
| 2025/10/20–10/26 | 米政府閉鎖の帰趨 | データ再開時期と市場心理の改善/悪化 | 
USD/JPYは10/24の米CPIに最大感応、コアが強めなら150の大台を明確に上抜けるシナリオ、弱ければ148台後半〜147台方向への反落を想定。
EUR/USDは10/23の欧州フラッシュPMIが持ち直せば1.17方向の戻り、悪化なら1.15台の底固めを探る展開が主筋。
日本の全国CPIが鈍化すれば日銀正常化ペース観測が和らぎ円安圧力、粘着なら円買い戻しで週末のボラ上振れに留意。
米中古住宅販売と政府閉鎖の動向は金利とリスク許容度を通じてドルに波及し、木金にイベント集中でスプレッド拡大とスリッページへの備えが必要。
出典元
- BLS「September 2025 CPI Release Rescheduled」
- Reuters「米政府閉鎖が主要統計に与える影響」
- Eurostat「Euro area annual inflation 2.2%(Sep 2025)」
- S&P Global「PMI Release Calendar」
- NAR「Existing-Home Sales: Release Schedule」
- 総務省統計局「消費者物価指数 発表予定」
- Reuters「ドルは週後半に軟化」
- Reuters「CARTS推計:小売売上高(除自動車)+0.5%」
本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			