目次
先週1週間の市況概況(2025/09/15–09/21)
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日付 | 出来事 | 主な影響 |
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2025/09/17 | 米FOMCが0.25%利下げ(4.00–4.25%)・SEP公表 | ドルは急落後に持ち直し、米金利の低下は限定 |
2025/09/19 | 日銀が0.5%据え置き・ETF/REIT売却開始を決定 | 円買い優勢・日本株は反落しリスク選好が後退 |
2025/09/17 | ユーロ圏8月HICP確報2.0% | ECB据え置き観測が継続しユーロは底堅い |
2025/09/16 | 米8月製造業生産が予想外の増加 | 成長の底堅さがドルの下支えに |
2025/09/18 | 英中銀が金利据え置き・QT減速 | 欧州金利の波乱抑制でユーロのボラ縮小 |
米FOMCは9/17に政策金利を0.25%引き下げ、誘導目標は4.00–4.25%となった。
SEPは年内の小幅追加利下げをにじませつつ、雇用への下振れリスクを強調。
ドルは決定直後に軟化もタカ派寄りのトーンで持ち直し、米金利の低下は限定的。
9/19の日銀は据え置きに加えETF・REIT売却開始を決定し、政策正常化へ一歩。
ユーロ圏インフレは2.0%で安定、英中銀はQT減速を示し欧州長期金利の過度な上振れを抑制。
FX投資への示唆は、ドル安趨勢にいったん一服感が出る一方で、円は日銀のバランスシート縮小観測が下支え。
短期はレンジ回帰が本線で、USD/JPYは146–149、EUR/USDは1.17–1.19を意識した回転が有効。

(2025/09/22)

(2025/09/22)
今週1週間のポイント(2025/09/22–09/28)
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日付 | 出来事 | 注目点 |
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2025/09/23 | 米・ユーロ圏PMI速報(9月) | 景気分岐点50前後の攻防、需要の強弱 |
2025/09/24 | 米新築住宅販売(8月) | 金利低下の需要下支えを検証 |
2025/09/25 | 米耐久財受注(8月) | コア資本財の先行サインと投資循環 |
2025/09/26 | 米PCE・コアPCE(8月) | 2.9%近辺の粘着なら利下げペース観測を後ずれ |
2025/09/26 | 東京都区部CPI速報(9月中旬) | エネルギー寄与で再加速なら円高リスク |
今週はPMI→住宅→耐久財→PCEと米景気・物価の連鎖確認に加え、東京CPIで国内インフレの再加速有無を点検。
コアPCEが2.9%前後で粘るなら利下げペース期待は後ずれし、ドルの押し目買いが入りやすい。
一方でPMIが弱ければ景気減速警戒でドル安・円高のボラ拡大に備える必要。
USD/JPYは145.0の下抜けで144.0、上抜けは148.5–150.0が節目。
EUR/USDは1.17–1.19のレンジ想定で、強いPMIなら1.19台定着、弱ければ1.17割れを警戒。
出典元
- Federal Reserve:FOMC声明(2025/09/17)
- Federal Reserve:SEP(ドットプロット、2025/09)
- Reuters:日銀、ETF/REIT売却開始・据え置き(2025/09/19)
- Eurostat:ユーロ圏HICP確報(2025年8月)
- Reuters:米8月製造業生産(2025/09/16)
- Reuters:英中銀、QT減速(2025/09/18)
- BEA:PCEリリース情報(次回 2025/09/26)
- S&P Global:PMIリリースカレンダー
- U.S. Census:耐久財受注リリース日程
- e-Stat:東京都区部CPI(2025/09/26 08:30)
本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。