目次
先週1週間の市況概況(2025/08/04–08/10)
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日付 | 出来事 | 主な影響 |
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2025/08/05 | 米ISM非製造業PMI(7月)50.1 | 米金利低下でドル上値抑制 |
2025/08/06 | 英中銀が政策金利を4.00%へ25bp利下げ | 欧州金利低下、ポンド安・EURの戻り鈍化 |
2025/08/07 | 独鉱工業生産(6月)-1.9% m/m | ユーロ圏景況感の重石でEUR上値抑制 |
2025/08/08 | 米新規失業保険申請22.6万件 | 労働需給の緩みで米金利の上値抑制 |
2025/08/06 | 米貿易赤字(6月)$602億に縮小 | Q2成長押し上げでドルを下支え |
先週はBoEの25bp利下げと米ISM非製造業50.1が重なり、米金利は伸び悩み、ドルの上値も抑制された。
EUR/USDは1.16台前半で往来、独鉱工業生産-1.9%の弱さが戻り売りを誘った。
USD/JPYは147〜148円台でじり高となり、週末にかけて148円台前半まで上伸。
米新規失業保険申請は22.6万件へ増加、一方で6月の貿易赤字縮小は成長寄与でドルの下支え要因となった。
FX投資への示唆は、欧州の緩和バイアスと米景気減速サインの組み合わせから、EUR/USDは戻り売り優位、USD/JPYは押し目買いが基本だが、指標ヘッドライン主導の逆流に要警戒。

(2025/08/11)

(2025/08/11)
今週1週間のポイント(2025/08/11–08/17)
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日付 | 出来事 | 注目点 |
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2025/08/12 | 米CPI(7月) | 総合2.7%・コア3.1%で金利・ドルの反応 |
2025/08/14 | 米PPI(7月) | 上流価格の鈍化/加速でCPI見通し修正 |
2025/08/14 | ユーロ圏GDP速報(2Q・t+45) | 0.1% q/qの確認と内訳を精査 |
2025/08/15 | 日本GDP一次速報(2Q) | 個人消費・外需の寄与と円の反応 |
2025/08/15 | ミシガン大消費者信頼感(8月速報) | 期待インフレの変化に注目 |
米CPIは総合2.7%・コア3.1%で概ね横ばいとなり、USD/JPYは148円台からいったん失速。
続く米PPIが鈍化すればドル金利の上値は抑制、強ければ149円台・EUR/USDの1.16割れテストも視野。
ユーロ圏2Q GDPのt+45推計は0.1% q/qの確認が焦点で、弱ければユーロの戻りは限定、強ければ1.17台回復の余地。
日本の2Q一次速報は8/15 8:50公表予定で、個人消費・外需の寄与次第では円買いのボラティリティが一時的に上がる可能性。
戦略面ではUSD/JPYは147.50–149.50のレンジを基本に、149.00/150.00が心理的フラッグ、下値は146.80近辺の支持を意識。
EUR/USDは1.1550–1.1750のレンジ想定で、1.1600が厚い支持、1.1700–1.1730で上値の重さを確認したい。
出典元
- Bank of England「Monetary Policy Summary(Aug 2025)」
- ISM「Services ISM Report On Business: July 2025」
- Destatis「Production in June 2025: -1.9%」
- U.S. DOL「Unemployment Insurance Weekly Claims(Aug 7, 2025)」
- BEA「U.S. International Trade in Goods and Services: June 2025」
- BLS「Consumer Price Index — July 2025」
本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。