FXマーケットレポート(2025/07/07)

目次

先週1週間の市況概況(2025/07/01–07/06)

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日付出来事主な影響
07/01日銀短観6月調査発表製造業DIが市場予想を上回り、円買い優勢に
07/03米ISM非製造業指数(6月)予想下振れでドル売り、景気減速懸念が強まる
07/04米独立記念日で市場休場流動性低下で値動き限定的
07/05米雇用統計(6月)非農業部門雇用者数が予想を下回り、ドル軟化
07/06フランス国民議会選・第2回投票EU財政懸念が再燃し、ユーロ売りが加速

先週の為替市場は、米国経済指標の弱さと欧州の政情不安を背景にドル・ユーロともに軟調となった。

週前半は、日銀短観の好調な内容を受けて円が買われ、USD/JPYは一時159円台前半まで下落した。

一方で、米ISM非製造業指数と雇用統計がいずれも予想を下回り、FRBの利下げ観測が再燃。米金利低下を受けてドル売りが優勢となった。

また、フランス総選挙の結果が市場の安定を損ね、ユーロは対ドル・対円ともに軟調。EUR/USDは1.07台半ばまで下落した。

これらの動きから、FX投資では円高圧力の持続性とユーロ圏の不確実性に注視する必要が高まっている。

USDJPY 1時間足チャート
(2025/07/07)
USDJPY 1時間足チャート
(2025/07/07)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/07/07)
EURUSD 1時間足チャート
(2025/07/07)

今週1週間のポイント(2025/07/07–07/13)

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日付出来事注目点
07/09パウエルFRB議長 議会証言利下げ時期に関する示唆が出るかが焦点
07/10米CPI(6月)前年比+3.1%予想、インフレ減速ならドル売り圧力
07/11ECB理事会議事要旨ユーロ圏景気見通しと追加利下げの可能性を探る
07/12ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)インフレ期待の動向に市場が注目

今週は、米CPIとパウエル議長の議会証言が米ドルの方向性を左右する主な材料となる。

USD/JPYは158円台を挟んだ攻防が続いており、CPIの結果次第では157円台への下押しリスクがある。

EUR/USDは1.07台前半が下値支持となる一方、フランス政治リスクが続く中で反発には時間を要する可能性がある。

全体としてボラティリティはやや高めの展開が見込まれ、イベントドリブンの短期戦略が有効となる局面が続きそうだ。

出典元

本資料は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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